2015/08/30 のログ
椚 真 > ( 一時の暑さも少しずつではあるが和らいで来た時期。可愛い女の子のレベルは毎年変わらないが、
この時期に飲むアイスコーヒーは去年の方が美味しかったかもしれない、なんて首を傾げながら喉音を鳴らしながらコーヒーを啜る青年。
やがて此方の視線に気付いたのか店員だけでなく女生徒からも向けられる避難の視線…。 )

はは、は。……いいじゃねェかよ、そんな減るもんでもなかろうに。
ごっそさん、と。お代置いとくぞっと。

( 心なしか視線を集めている気がする…。そんな居心地の悪さに流石に耐えられなくなったか
味わいも適度にアイスコーヒーを全て飲み干してしまい、ポケットから取り出す小銭。
テーブルの上にそれを置いて、そそくさと逃げ出すかのように、その場を後にするのであった…。 )

ご案内:「カフェテラス「橘」」から椚 真さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に四十万 静歌さんが現れました。
四十万 静歌 > こういう涼やかな場所で、
暖かい飲み物と暖かい食べ物を注文するのは、
夏場の最高の贅沢。
というわけで、

ミルクティーとクレープを頼んで、
ゆったりと昼の一時を過ごそうとしているのである。

「~~♪」

注文したものがテーブルに置かれるのに
目を輝かせた。

四十万 静歌 > 両手でミルクティーのカップをもって、
ちまちまと飲み始める。

はふぅ、
なんて少し飲んでは幸せそうなため息がもれる。

ため息をつくと幸せが逃げるなんていうけれど、
知ったことではないのである。

幸せはここにあるのだから。

ご案内:「カフェテラス「橘」」に嶋野陽子さんが現れました。
嶋野陽子 > 演習場からの帰りに、何でも屋
さんからの返信メールが届く…何と骨折で入院中だと
は。病院でバイト中だったらば、一晩で治してあげら
れたが、学期が始まった今ではそうも行かず。
アガートラームを追う者の正体を、どう調べようか、
作戦を練り直すために、カフェテラスに入ると、四十
万先輩の姿を見つけたので、静かに近付くと、
「相席、よろしいでしょうか?」と声をかける陽子。

四十万 静歌 > 「あ、はい、どうぞどうぞ。」

カップから口を少しだけ離して、
上目遣いに微笑み、
かちゃりとカップをおいて、
向かい側の席をどうぞ、というように、
手を返してさすだろう。

「お疲れ様です、
 休憩ですか?」

なんてききながら。

嶋野陽子 > 『お疲れ様です、休憩ですか?』
と聞いてくる顔を見て、
「いや、当てにしていた何でも屋さんが入院中と聞いて
調べ事をどうしようかなと考えに入りました」と答え
つつ、
(あれ?四十万先輩の顔って、こんな感じだった?)
と、治療していた時の寝顔を思い出そうとする陽子。

四十万 静歌 > 「あ、ひょっとして椛さんですか?」

そういって首をかしげる。
ちょうど昨夜一緒にいたので、良く覚えている。

「それにしても調べごととは、
 大変そうですね?」

なんて首を傾げるだろう。
治療していた時の顔を思い出そうとすれば、
特徴のない整った顔立ちだったように思える。
特徴のないのは今も同じだけど……
少しぼんやりした感じが今の顔にはある。
さらに注視しようとすれば、
少し逸れていた視線が顔を捉え、
ぼやけた感じは消えて治療中の顔と同じに感じれるようになるだろう。

嶋野陽子 > 『あ、ひょっとして椛さんですか?』
と聞かれると、
「はい、先輩の病室で知り合った、紅葉先輩です」と
答える陽子。見つめているうちに顔が一致したので、
気のせいだったかと、アップルティーとアップフェル
シュトルーデルを注文する。

四十万 静歌 > 「全治一週間だそうで、
 依頼を受けずゆっくり休むらしいですよ。」

だから、なるべくお見舞いにはいこうと思ってるんですけどね。
と微笑んで、
少し考え――

「――調べごとよかったら少しお手伝いしましょうか?」

なんて首を傾げてきくだろう。
もちろん、何の力にもなれないかもしれませんけど?
とはいいつつ。

嶋野陽子 > 「見つめてしまい、済みません。
何か顔の印象が変わったかな?と思ったけど、気の
せいでした」と四十万先輩に見つめていた事を謝ると、
調べ事を手伝おうかとの申し出に、
「少なからず危ない調べ事なので、落第街に慣れて
いない人には危険だと思います。私の同期の保健委
員を、最近落第街の方で追い求めている個人または
団体がいるらしく、それが誰で、何のために求めて
いるのかを調べてもらおうかと思っていました」
と、調べ事の内容を説明する陽子。四十万先輩には
荷が重すぎる調べ事だと考えている。

四十万 静歌 > クレープをもそもそと食べつつ、
じっと上目遣いで見上げた後――

「まあ、なんていうか
 マントをつけているときとつけて無い時で、
 印象が違う感じがするとはよくいわれるので、
 さもありなん、ですよ。」

どうもマントの方が気になってしまうみたいで?
なんて笑いながら――

「落第街がらみだと、
 結構大変ですね。」

調べるのはいいけど、
かといって、静かに目を閉じ考えて――
うん、と一つ頷き。

「誰でかまではわかりませんけど、
 求めている理由なら少しは分かるかも知れませんよ?」

なんて言ってみるだろう。

嶋野陽子 > マントを付けると印象が変わるという
説明に、さもありなんと納得する陽子。
『求めている理由なら少しは分かるかも知れませんよ』
と先輩が言うのを聞き、
「それは、何のために銀の義腕を求めているかを調べて
下さるという事ですか?それとも何か理由に心当たり
がお有りなのですか?」と尋ねる陽子。

四十万 静歌 > 「そうですね。少し語弊があるかもしれませんが――」

うん、と一つ考えて。

「銀の義腕という事は瀬織さんですか。
 ともあれ、何が求められているか分かってるなら、
 まずすべきことは落第街で調べるのではなく――」

ぴっと人さし指を立てて――

「義腕について調べることでしょうね。
 作った人の品物を集めているコレクターなのか、
 それとも……
 義腕にはまだ知られていない力があるのかは分かりませんが、
 相手は少なくともその義腕の価値を知り、
 私達よりもそれについて知っている。
 だから求めているのでしょうから――」

立てた人差し指を口元まで運んで――

「必要なのは理由でも相手でもなく、
 その義腕そのものについて、だと思うのですが。」

嶋野陽子 > 銀の義腕というキーワードから、
薬師寺さんの名前が出て来た事にはもう驚かない陽子。
四十万先輩の顔の広さは、恐らくこの学園でも5本の
指に入るのではないだろうか。
「薬師寺さんの事もご存知ですか。先輩の顔の広さは、
マジックというよりミラクルですね」と感心する陽子。

最初に調べるべきは、その義腕そのものだという意見
には陽子も賛成で、
「義腕を調べれば何か解るのでは無いかというご意見
には私も賛成ですが、どこで調べれば良いでしょう
か?」と、四十万先輩に尋ねる陽子。

ここでアップルティーとアップフェルシュトルーデル
が到着する。

四十万 静歌 > 「そんな広いという程ではない、ですよ。
 あ、でも、
 いろんな人と接するようになってからは――
 少しは顔は広くなった気はしますね。」

なんて微笑むだろう。
交友範囲も近いからってのもあるかもしれませんね。
なんていいながら、

「で、調べるならば、
 まずは本人にどんなつまらない事でもいいから、
 腕について聞く事と――」

少し思い出して――

「確かあの腕にはXIIIと刻まれていましたから、
 他に少なくとも12あるはずですから、
 それについていろんな人に聞いて回るのもいいかもしれませんね。
 後は、高名な人の作品だったりした場合は、
 図書館で調べるのもいいかもしれませんね。」

うん、と一つ頷いて。

「義腕に関してはどれくらいまで聞けました?」

と、じっと目を見つめるだろう。

嶋野陽子 > 『義腕についてはどれ位聞けましたか?』
という問いには、
「XIIIの刻印は見せてもらいました。薬師寺さんが把握
している機能は、紺色の面が装甲で、内部には彼女が
異能で合成した薬を保管できる事の二つです。彼女に
聞けば、誰が作ったかを聞くこともできると思います。
」と、現時点で知っている事を答える陽子。
答えながら、アップルティーを飲み、アップフェルシ
ュトルーデルをつつく。

四十万 静歌 > 「となると、
 まだ分かってない事の方が多い可能性は強く、
 そして――、
 誰が作ったかを聞けば、
 そちらの線から追えると思いますよ。」

正体不明の相手を調べるよりも、
はるかに簡単に、
はるかに正確に事の背景、
そして、ひょっとしたらその先の狙ってる相手もわかるかもしれない。

「作った人が生きていたらそれでよし、
 死んでいても――痕跡を完全に消すのは難しいでしょうから。」

うん、と一つ頷いて。

「ひょっとしたら、
 他にも製作者が作ったものを持ってる人が襲われて、
 風紀のほうに資料があるかもしれませんね。」

そういって一口両手でカップをもってミルクティーを飲み。

「――あくまでも聞いた話からの推測と、
 私ならそうするですから、
 間違ってるところもあるかもしれませんけど。」

例えばXIIIについてもただのサインかもしれませんしね。
なんて笑って。

嶋野陽子 > 不確かな相手よりも、確かに存在する
義腕を調べた方が、はるかに正確に事の背景に迫る事
ができるというアドバイスは、非常にためになった。

気がつけば先輩の皿もカップも空に近い。
「目から鱗の助言をありがとうございます。ここは私が
持ちますから、追加で何か頼まれますか?」と先輩に
尋ねる陽子。

四十万 静歌 > 「そうですね。」

と一つ考えて。

「お言葉に甘えて、といいたいですけど、
 治療して戴いたお礼もありますし、
 こ、ここはワタシガモチマスヨ。」

財布を確認。うん。大丈夫。
まだ、問題はない。

「もし、お礼をしていただけるなら、
 解決した時に何か甘いものを奢ってください?」

と、ぱしぱしと顔をたたいてから、
にっこりと微笑むだろうか。

嶋野陽子 > 『ここはワタシガモチマスヨ』
と先輩が言うが、治療でたんまりバイト代をもらって
いる私がさらに奢って貰う訳には行かない。

「治療は仕事で、たんまりとバイト代を貰っているの
で、ここは還元という事で私に出させて下さい。」
ここは、譲れません。とばかりに主張する陽子。

伝票を押し付け合うよりは、はるかに微笑ましい光景
か。

四十万 静歌 > ムムム、と唸るが、
奢って貰うのも助かるのも確かで、
ふぅ、と一つ息を吐いて。

「うう、それじゃあ、ここは私が折れておきます。」

ありがとうございます、と
両手をあわせて軽く頭を下げるだろうか。

嶋野陽子 > 頭を下げる先輩に、
「ありがとうございます。好きなものを選んで下さい
ね」と言うと、自分もアップルティーを追加注文する
陽子。
「今度、寮の部屋で、3人で義腕を調べてみましょう
か?3人とも寮生ですし、私の部屋なら元々二人部
屋を改造したので広いですし」と提案してみる陽子。
「手品に詳しい先輩ならば、隠された機能とかも見つけ
てくれそうですし」とも言う。

四十万 静歌 > 「ううう。
 お言葉に甘えて……
 では、もう一杯だけミルクティーを。」

と、ミルクティーを注文させてもらって、

「確かにそれも悪くないかもしれませんね。
 ですが――」

うん、と一つ頷いて。

「できれば私よりも、
 そういったカラクリというか
 機工といいますか、
 そちらの関係に詳しい人の方がいいかもしれませんね。」

私だと、
機械系は詳しいことは説明されないとさっぱりですし?
と苦笑するだろう。

嶋野陽子 > 出来ればからくりに詳しい人がいい
と先輩からまた的確なアドバイスが…でも残念な
がら陽子の知り合いにはメカに詳しい人はいない。

「四十万先輩の仰る通りですが、生憎と私の知り合い
にはメカに強い人は……先輩はどなたかご存じあり
ませんか?」と、素直に知人に該当者無しを告白す
る陽子。

四十万 静歌 > 「そうですね。」

いなくはない、
が、
かといって素直に力を貸してくれるかは妖しい人物である。

「最終手段になりそうですね。」

と一つ頷いて。

「瀬織さんの方にも聞いてみてからでいいと思います。
 まぁ、該当者がなければ、
 一応居合わせはしますよ?」

と首を傾げるだろう

嶋野陽子 > 流石に四十万先輩の人脈でも
メカに詳しい人は『最後の手段』らしい。
「最終手段…ですか」とだけ返す陽子。

欲を言えば、魔術に詳しい人がいた方が良いかも知れ
ない。義腕の隠された仕掛けがメカとは限らないから
だ。封印された伝説の魔物を分割した一部が、あの義
腕に隠されている…などというファンタジー小説系の
アイデアが頭に浮かぶ陽子。
「義腕の仕掛けがメカとは限りませんね。魔術とか、
何らかの封印の可能性もありそうです」とだけ答える
陽子。

四十万 静歌 > 「寧ろ、信頼はできても信用の出来ない人ですから。」

頼んでもやってくれるとは限らないし、
頼んだからといって望む結果を出してくれるとは限らないんですよと、苦笑する。

「となると、あえて魔術に詳しい人を呼ぶのも手かもしれませんね。
 そういう意味では私はあまり役にたてるかわかりませんし?」

と首を傾げるだろう

嶋野陽子 > 魔術に詳しい人…こちらも陽子の
知り合いには殆どいない。剣術なら名人級の知り合いが
何人もいるのに…あ、一人だけいた。

「義腕を見せて役に立ちそうな人が、一人だけいます。
千里眼の持ち主だから、何か判るかも知れません。
簡単に会えないのが難点ですが…」と、ようやく思い
付いた相談相手の顔を思い浮かべる陽子。
ミウさんなら、義腕の秘密を見付けられるかも。

四十万 静歌 > なるほど、と頷いて、

「それなら是非そちらからあたってみては如何でしょうか。
 その間にも調べることもできるでしょうし、
 色々大変でしょうが。」

うん、と一つ頷いて。

「――これにて一歩前進ですね?」

と柔らかな微笑みを浮かべて目を真っ直ぐ見つめるだろう

嶋野陽子 > 『これにて一歩前進ですね?』
と言う四十万先輩の言葉に、

「そうですね。少なくとも次のステップは見えてきま
した。ありがとうございます」と先輩に一礼する陽子。

薬師寺さんを連れていくのと、ミウさんに来て貰うの
と、どちらが良いだろうか?と考えながら、

「長い間話し込んでしまい、済みませんでした。そろ
そろ失礼します」と、伝票をつかんで席を立とうとす
る陽子。

四十万 静歌 > 「ええ、それでは、また。
 頑張って下さいね。」

と見送ろうとして。

ふっ、と何か気づいたようにマントから
板チョコを取り出して、

「陽子さん」

と呼びかけて投げ渡そうとするだろうか。

「――つまらないものですが、
 せめてどうぞ?」

なんて微笑みながら。

嶋野陽子 > 手品のように出現した板チョコを
器用に片手で受けとると。

「ありがたく頂きます」と一礼して受けとると、
会計に向かう陽子だった。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から嶋野陽子さんが去りました。
四十万 静歌 > 「――」

静かにミルクティーを飲みほして、
目を閉じて、

「――どこもかしこも大変ですね。」

無事、解決すればいいのですがとひとりごち、

静かに立ち上がり、帰ってゆくのである。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から四十万 静歌さんが去りました。