2015/09/06 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に四十万 静歌さんが現れました。
四十万 静歌 > ――コトリ、と飲んでいる激甘コーヒーをおいて、
手に持っている本のページをめくる。

真剣に、というほどではないが、
表情に切羽詰った感じがある。

読んでいる本の背表紙にはこう書かれている。

“求人情報誌”

四十万 静歌 > 「――今すぐ必要って訳でもないですが……」

こう、楽して簡単なものがあれば、
ちょっと出来ないかななんて思いつつ。

まぁ、そんな楽なものなんてないのは分かってるけど、

こう、難しかったり体力勝負なのは出来る気がしない。

かといって、これ良さそうと思ったのは、
何か妖しくて手が出ないという悪循環を繰り返し、

思わず眉間にしわをよせた

四十万 静歌 > 「ふぅ。」

パタンと閉じて、コーヒーを飲む。

「やっぱりある程度苦労する必要はありますか……
 いや、当たり前ですけど……」

うーん……と苦笑して。

「迷惑かけないビジョンが見えない。。。」

四十万 静歌 > 「――」

ぼんやりと店内を見回す。

何があるわけでもないが――

まぁ、なんというか、特にやる事もないのである。

ご案内:「カフェテラス「橘」」に嶋野陽子さんが現れました。
嶋野陽子 > 昨日の佐伯先輩のアドバイス通り、
金曜夜の戦闘の報告がてら、戦闘で全損したワンピース
について風紀委員会に相談した所、風紀委員の救助に
対する褒賞金の名目で代金が返ってきたので、ホッと
した表情でカフェテラスの扉を開ける陽子。
近所の書店で買った住宅情報誌をじっくり調べて、
陽子のサイズでも快適に暮らせる部屋または家を探す
のだ。
店内に入ると、テーブルに何か拡げて考え込んでいる
四十万先輩の姿が見えたので、同じテーブルに向かう
と、
四十万先輩、相席よろしいですか?」
と声をかける陽子。

四十万 静歌 > 「もちろん、良いですよ。」

とにっこりと微笑みを浮かべて答えながら。

「好きなものをどうぞ?
 なんて。」

ちょっとしたジョークをウィンクしながらとばしつつ、
ふっともっている二冊の本をみて、

「どうしたんです?」

と本を指差すだろう。

嶋野陽子 > 今月のドリンクという事で、
梨のジュースを注文する陽子。

『どうしたんです?』と本について聞かれると、本の
タイトルが見えるようにテーブルに置く陽子。それぞれ
《住宅情報誌・居住区編》《住宅情報誌・異邦人街編》
とある。
「私のサイズでも快適に暮らせる家を探してみようかと
思いまして」と補足する。
そして、
「先日はアドバイスをありがとうございます。お陰様で
調べ事は上手く行きました」と結果報告する陽子。

四十万 静歌 > 「ああ、なるほど――少し寮だと手狭ですもんね。」

なんて一つ頷いて。

「居住区でも探せばありそうですけど、
 異邦人街の方が大きな人用の住居は多いから、
 直ぐ見つかりそうですね。
 ――治安や移動考えると居住区の方が良さそうですけど……」

後の条件次第でしょうか?
なんて微笑みながら首をかしげて、

「ともあれ、調べごとがうまくいったようで何より、
 これで一安心……
 といえればいいですけど、
 分かったら分かったで面倒な事がありそうですね?」

なんていって苦笑するだろう。

嶋野陽子 > 寮だと少し手狭と言われると、
「二人部屋を改造して使わせてもらっているのですが、
やはりキッチンとお風呂が手狭です」と同意する陽子。

家の条件についてのコメントには、
「この身体ですから、治安や移動はともかく、異邦人街
の物件には電気やガスが無かったりするので、特に大
きな物件では気を付けないといけません。開拓村の農
家だとサイズとインフラは文句無いのですが、買い物
に不便でして」と、開拓村を対象から外した理由も説
明する。

『判ったら判ったで、面倒な事がありそうですね?』
との問いは大正解なので、
「藪をつついたら、アナコンダが出てきてしまいまし
た」と、ただならぬ物が見付かった事を示唆する陽子。

四十万先輩が読んでいた本に視線を遣ると、
「四十万先輩は、バイト探しですか?」と逆に尋ねる
陽子。

四十万 静歌 > 「キッチンは料理する人ならよくつかうから死活問題、
 お風呂は大浴場とか銭湯とかいう手もありますけど、
 自分だけのお風呂はほしいですよね。」

うんうん、と頷いて。

実際一人でゆったりつかるのは自分も好きだったりする。

「ああ、インフラの整備が異邦人街は行き届いてない、
 というか必要とすらしない人が多いからでしょうね。」

開拓村もさもありなんと頷いた所で……

「……異邦人街・居住区・歓楽街に接した辺りの物件を
 中心に探してみてはどうでしょう?」

なんて、ふといってみるだろう。
それにしても――

「やっぱり――」

余計何か大事が出ちゃいましたかと苦笑する。

「……それくらい大きなものが出てこないと狙われませんよね。」

うん、と一つ頷いて。

「実際に今すぐバイトを、 
 というわけでもありませんけど、
 こう、お金がですね。
 やっぱり余裕をもってほしいから、
 都合の良い職ないかななんて。
 中々私にはハードルが高くて困ってる所ですよ。」

嶋野陽子 > 異邦人街と居住区は判るが、何故歓楽街
とも近い所を?と思って情報誌に掲載された地図を
見ると、丁度その辺りに鉄道が通っていて、通学の
便が良いのだ。
「先輩のお勧めの地区は、鉄道沿線だから高そうです
ね」と言いつつも、当該エリアの物件を調べ始める陽
子。

四十万先輩をアガートラームの騒ぎにまで巻き込みた
くないので、この件はここまで。

都合の良い職が見つからないと嘆く先輩に、
「歓楽街や商店街で、マジシャンの仕事は無いのです
か?」と聞いてみる陽子。

四十万 静歌 > 「ええ。実際高めの値段になってしまうでしょうね。
 交通の便がいいと。
 ――まぁ、でも、ちょっと離れたくらいの場所であれば、
 そこそこ手軽な値段になるのではないでしょうか。」

利便性・インフラ・特殊な条件を満たしそうな場所は、
そんな辺りしか思いつきませんもので。
なんて笑いながら――

「まぁ、私の場合あがり症がありますので、
 人前で、が難しいんですよね。
 あ、でも、この間歓楽街でマジックショーやりましたよ。
 ちょっと友人にお願いして、
 リラックスさせてもらったお陰なので、
 友人と一緒でないとできませんけど。」

性格が一番の壁ですね?
なんて笑いながら答えるだろう。

嶋野陽子 > 『駅からちょっと離れた場所ならば』
との提案には、
「そうですね。駅近である必要は無いので、異邦人街
側か、あるいは歓楽街側の飲食店跡なども良いかも
知れませんね。業務用のキッチンなら、後で自分の
お店を開くオプションもありますし」などとアイデア
が膨らむ陽子。

四十万先輩があがり症と聞いて、
「一対一の時は、そんな素振りも見せないのに、意外
ですね」と驚く陽子。
友人と二人でマジックショーをやったと聞くと、
「ならば二人ユニットで申し込む手もありそうですね」
と言う陽子。

四十万 静歌 > 「ふふ。新しい住居になったら、
 色々持ち込んで作ってもらったりしたくなりますね。」

なんてクスリと笑う。

「陽子さんは本当に料理上手なんですね。
 もし店を開くならどんな店を開く予定ですか?」

なんていいながら――

「まぁ、1対1でも初対面の人だと緊張しますし……
 大勢に見られてると思うと、
 なんというか気恥ずかしさがはんぱないですね。
 ――普段であれば、誰も私の事なんて気に留めないから
気にならないんですけどね」

あはは、と頬をかいて笑うだろう

嶋野陽子 > どんな店を開きたいかと聞かれると、
「得意なのはカレーですので、カレーショップですか
ね?そしたら店員さんが必要になるかも」と答える
陽子。

『普段であれば、誰も私の事なんて気にも留めない』
と言う先輩に、
「そう言えば、いつも珍しい黒マント姿なのに、全然
注目されませんよね?どういうマジックを使ってい
るのですか?」と尋ねる陽子。

四十万 静歌 > 「カレー屋さんですかー。
 それは是非食べに行かないといけませんね。
 とはいっても甘口しか食べれませんけど。
 店員さん、あ、駄目です、
 私では接客が心配です。」

やはり、多人数と触れ合うというのが、
怖いというのが先にたつ。
恥ずかしいもん。

「店員さんが必要になったら制服も考えないといけませんね」

なんて、人さし指をたてて笑っていって――
黒マントをひらひらとさせつつ、

「まぁ、マジックっていうほどの事でもないですが、
 黒マントの方に意識が集中すると、
 そちらに気を取られるんですけど、
 私の顔をみるといたって平凡ですし、
 “なーんだ”
 で、勝手に済ませちゃうんですよね。
 期待した分失望が多いみたいで。」

嶋野陽子 > 甘口希望と聞いて、
「四十万先輩は辛いのが苦手ですか?ちゃんと甘口も
用意しておきますね」と答える陽子。

接客は無理という四十万先輩に、
「開業するならば、その前に店員探しからですね」と
答える。

黒マントの方に意識が集中するとの説明には、
「昔お聞きしたミスディレクションの応用技ですか。
凄いですね」と感心する陽子。

話をしながらも、梨のジュースを口にしつつ、物件
探しの手は止めない陽子。

四十万 静歌 > 「ええ。ちょっと辛いのを食べると、
 死にかけますので……」

甘いのならどれだけ甘くても大丈夫なんですけどね。
なんて苦笑しながらも、
ありがとうございますと頭を下げて

「まぁ、店員に関しては見つけるのはそう難しくなさそうですね。
 なんていうか、バイト探してる人も、
 接客に向いてる人も結構多そうですし。」

うん、と一つ頷いて。

「陽子さんの知人とかに声かけてみたら、
 良い返事来る人も多いかもしれませんし?」

ね?と首をかしげて、

「まぁ――目立つのは苦手ですからね。
 黒マントが目立つけど、
 黒マントが目立つからこそ目立たないものもあるものですよ。」

うん、と一つ頷き――

「まぁ、それ以上にトレードマークであり、
 色々種を仕込んでるからってのが実情ですけど。」

と笑うだろう。

ご案内:「カフェテラス「橘」」に嶋野陽子さんが現れました。
嶋野陽子 > 何かいつの間にかカレーショップ開店
が確定の流れになっているので、
「まあ、まずは場所を探さないと、全ては絵にかいた
餅ならぬカレーですから、まずは物件を探さないと」
と言って、物件探しの話題に戻す陽子。

黒マントがトレードマークと聞き、
「牙でも着ければ、吸血鬼に見えるかも知れませんね」
とコメントする陽子。

四十万 静歌 > 「ふふ、ですね。
 でも、こういう話夢があって私は好きですよ。
 実際になくても、
 まるでそうなるような楽しみといいますか。」

なんて、くすくすと、物件探しをするようすを笑って眺めつつ、

「これなんてどうですか?」

なんて、何か良さそうな物件があったら指差すだろう。
元中華料理店だった部屋とか。

「そうですねぇ。確かに牙があれば――」

なんていいながらもそもそとマントからつけ牙を隠し持ちつつとりだしながら、
すっと口元を手で押さえ、離すと、

「こう……」

開いた口にとがった小さな牙が二つ

嶋野陽子 > 四十万先輩が指差した、元中華料理店
の物件情報を読んでから目を上げると、目の前に
吸血鬼姿の四十万先輩が…
か、かわいい…
「随分と可愛らしい吸血鬼さんですね」
と微笑む陽子。

四十万 静歌 > 「か、カワイクナイデスヨー」

といいつつ牙を外しながら。

「まぁ、私が吸血鬼やるとこんな感じですね。
 でも、普段は、そうですねぇ。」

もそもそとマントからウィッチハットを取り出して被る

「普段以外の姿だと、
 こう、魔女風の姿になる事が多いですね。
 マジックやるのにも適してますし?」

なんてクスリと笑うだろう

嶋野陽子 > 吸血鬼の牙を外すと、今度は
ウィッチハットをかぶり、魔女の姿となる四十万先輩。
これはミステリアスで良く似合ってる!
「これは、ハロウィーンの必殺仮装になりそうですね」
と感心する陽子。

物件の方は、良く見ると現在放棄されている物件を
格安で売っているコーナーがある。自分で修理や内
装をして、住める状態にするのだ。落第街以外にも
そんな物件が結構あるのか…
「未完成や放棄された物件をリフォームして住むのは
どうでしょう?私のサイズだと、自分で内装した方
が良いかも知れませんし」と言って、反応を見る陽子。

四十万 静歌 > ごそごそと、帽子をとってしまいこみつつ――

「そうですねぇ。
 ハロウィーンの時は両方合わせ業とかも面白いかもしれませんね。」

そして、お菓子一杯ほしいです、
ときらきらした目でみながら微笑んで、

「それにしても、未完成や放棄された物件ですか、
 それなら思うとおりに作れそうですけど、
 ――完成させるために必要なコストの計上が必要そうですね。
 もっとも、そういうのを格安とかただでしてくれる友人がいたら余裕でそちらの方がいいですけど――」

といったところで、ふ、と首をかしげて、

「陽子さんまさか出来たりしますか?」

なんてちょっと期待を込めて目を見るだろう

嶋野陽子 > ハロウィーンにお菓子を欲しいと言う
四十万先輩に、
「そうですね、魔女姿で"Trick or Treat!!"と言っ
て、お菓子を貰えなかったら、吸血鬼に変身すると
面白そうです」と評価する陽子。

自分で内装工事が出来るかとの問いには、
「残念ですが、今できるのは電気工事だけですね。あ
とは私の寮のお風呂を工事してくれた業者さんにで
も見積もってもらう位しか思い付きません」と正直に
答える陽子。

四十万 静歌 > 「いいですね。
 大量のお菓子をもぎとってみせます……!
 やっぱりお菓子があると心が豊かになりますしね。」

なんて、両手を祈るようにあわせて、
ハロウィンを思い浮かべて、
思わず満面の笑顔になりつつ――

「じゃあ、とりあえず見積もってもらいつつ、
 安い物件を探す感じになりそうですね。」

と一つ頷き――うん。と一つ手をたたいて。

「ただ、物件の購入費は交渉次第で0近く所か多少+になるのではないでしょうか?」

嶋野陽子 > ふと思い付いて、
「ハロウィーンの時は、私がフランケンシュタインの
仮装をして、一緒に回れば、完璧かもですね」と提案
してみる陽子。

物件については、急いでも仕方がないので、しっかり
と調べて、まともな立地と施工の物をさがさないと、
文字通り床が抜けたりする。
「こういう物件の場合、安い物には理由があるので、
訳あり物件の『訳』が、こちらにとって問題ない物
かどうかを見極めるのが大事ですね。そこを上手く
やれば、安くて良い物件に出会えるかもです」と、
今後の物件探しの方針が見えてきた陽子。
小腹が空いてきたので、
「おやつの時間も過ぎたし、何か甘いもの食べません
か?無論、言い出しっぺの私の払いで」と提案する
陽子。

四十万 静歌 > 「いいですね。やってみましょうか?」

なんてクスリと笑いながら同意しつつ、

「そうですね。
 そして、他の物件の訳でも潰せるものは潰せたら、
 ちょっとした小遣い稼ぎになって、
 必要経費に加算できますね。」

うん、と一つ頷いて、

「折角ですから、いただきましょうか。」

甘いものについてはにっこり笑って肯定し――

「飲み物に関しては私が払いますよ。
 ミルクティーとワッフルにしようかな。」

なんてわくわくとメニューを手に取りみながらいうだろう

嶋野陽子 > 「訳あり物件の『訳』を潰すのですか…
物によりけりですね。あまり大がかりだと、委員会
案件になってしまいそうです」と、生活委員会や風紀
委員会を巻き込むレベルの物には手を出さない事が
重要という見解を示す陽子。

飲み物は先輩持つという提案に
「恐縮です」と言うと、アイスカフェラテと梨のタルトを
注文する陽子。

四十万 静歌 > 「まぁ、大掛かりのものを潰すなんて、
 それこそ一人じゃ無理でしょうし、
 一人でどうにかなるって、
 確信できるレベルならいいのではないでしょうか?」

実入りよさそうなのはさすがに残ってないでしょうけど、
と微笑みながら、

「陽子さん梨好きですよね。」

なんて、注文したものを
聞いて思わずポツリと

嶋野陽子 > 『陽子さん梨好きですよね』
と言われると、
「はい。今が季節ですし、昔から梨は好きです」
と答える陽子。

「四十万先輩は、何か好物はございますか?」と聞く。

四十万 静歌 > 「季節の果物っていいですよねぇ。」

なんて、ほんわりしつつ、

「基本的に私は甘いものならなんでも好きですけど。」

んー、一番すきなのっていったらなんだろうと首をかしげて。

あ、と一つ手をたたき。

「木苺かもしれませんね。
 ちょっと酸味と甘味のバランスが凄く好みです。」

まぁ、だだ甘なのも大好きなんですけどね。
と照れたように笑いつつ

嶋野陽子 > 先輩の一番好きな食べ物は木苺と聞き、
「木苺もこれからが季節ですね。お菓子にしたり、
ジャムを作ったり、色々できますね」と感想を述べる
陽子。

そう言えば、四十万先輩のバイトの件がまだ未解決だ。
「先輩のバイトの方は、どうしましょうか?手品以外に
得意なものありますか?」と、忘れていたもう一つの課
題を思い出す陽子。
そこに飲み物とスイーツが届くので、美味しそうに梨
のタルトに手を付ける陽子。

四十万 静歌 > 「ええ、これから楽しみだったりしますよ。
 旬以外に食べても、
 旬に食べるものは格別ですからね。」

とウィンクしてうきうきした声で答えるだろう。

「木苺ジャムをたっぷりトーストにつけたいですねー」

なんてのん気にいいつつ、
バイトの話になると、

「そうですね。とりあえず、
 あがり症があるので、
 接客や表立つものは無理ですね。
 得意なものは手品以外だと……」

うん。と一つ頷いて。

「ありません。」

自信満々にきっぱりと答えた。
実の所ないではないが――

そっちの方面で活躍する気はさらさらない。

嶋野陽子 > 接客業が❌で、他にバイトに生かせそう
な資格やスキルも無いとなると、かなり難しくなるな
と考える陽子。陽子の場合は、昔はその怪力を、今は
資格を生かして病院や薬局でバイトの口があるが、四
十万先輩は…待てよ?

「先輩は、一対一なら他人相手でも大丈夫ですか?あと
占いとかはできたりします?」と聞く陽子。

四十万 静歌 > 「まぁ、正直私が選り好みしなければ、
 もう少しくらいは広がるんですけどねー……」

正直どうしても避けたいです、と
悩んでる様子をみていいつつ――

「まぁ、占いは簡単なものならですね。
 精度とかは低いですし、
 そこまで上手でもないですけど――」

で、出来なくはないですよ。多分。
と物凄く不安になるような調子で答えるだろう。

嶋野陽子 > 不安げな四十万先輩を安心させるように、
梨のタルトを一口食べて一呼吸置くと、

「先輩は、人の悩みや心理を見抜くの
が上手ですから、占いにかこつけて悩み相談に乗れば
『学生街の母』みたいになれると思います」と、自分の
観察結果をフィードバックする陽子。

四十万 静歌 > 「それ以上に見抜かれるほうが得意な気もしますけどね。」

たはー、とお恥ずかしいというように笑いながら、

「まぁ、でも、やってみるのは面白いかもしれませんけどね。
 学生街の母、ううん。母親っていうには、
 こう欠けてるものが多そうです。
 だからまぁ、精々――」

うん。と、人さし指を顎にあてて一つ頷き――

「魔女がいいかもしれませんね。」

嶋野陽子 > 学生街の魔女というアイデアに、

「魔女のコスチュームで、水晶球を前にしたら、相当
雰囲気出ると思いますよ」と、こっちも乗り気の陽子。

梨のタルトを攻略し、アイスカフェラテを一口飲む。

四十万 静歌 > 「折角だから今度ちょっとやってみましょうか。」

とはいえ、金額は――うん。

「――当たるも八卦、当たらぬも八卦。
 御代はそちらにお任せします。
 かな。先払いでも後払いでも。
 100円から、で。」

よし、そうと決まれば――
と店員さんに飲み物と食べ物のお会計を分けてもらって、
伝票をもって。

「ちょっと水晶玉探してきます。
 善は急げといいますし、つめる部分もありますから」

確か奥のほうにしまったはず。

「――今日は楽しかったです、
 一緒にお茶してくださりありがとう。」

とふんわり笑って、
いつの間にか食べ終えていた空の皿と空のカップを残し、
支払いを済ませて去るだろう。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から四十万 静歌さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に嶋野陽子さんが現れました。
嶋野陽子 > 善は急げとばかり慌ただしく
支払いを済ませて出て行く四十万先輩を見送ると、
(今日はお役に立てたかな?)と思いながら、
スイーツの会計を済ませて出ていく陽子。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から嶋野陽子さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に片翼・茜さんが現れました。
片翼・茜 > ドサリ、と本が詰まったショルダーバッグをテーブルの空いた席に置き、その横に座った。
おしぼりを持ってきたウェイトレスに、コーヒーセットとサンドイッチを注文して、バッグからハードカバーを一冊取り出して開く。
内容は経済学、その中でも異能や魔術によって既存の経済的合理性から逸脱した部分を書いたものである。
経済は今も世界を動かしているが、その動かし方は日々変化している。だから常に知識を更新していかなければ、生徒達に間違った知識を教えることとなる。
そんなことは間違っても教師がすべきことではない。

片翼・茜 > 序章まで読み終わった辺りで注文が来た。軽く頭を下げてウェイターに礼をすると、本に栞を挟んで、コーヒーを一口。
鈍い味覚ではあまり細かい味は判別できない。熱いブラックコーヒーであることぐらいだ。
セットについてきたチーズケーキはさておいて、サンドイッチに手を付ける。具はベーコン、レタス、トマトのBLTサンドである。
噛むたびにレタスがシャクシャクと音を立てる。妙な味はしないし、微かに感じる歯ざわりも良好。きっと美味いものなのだろう。
時折コーヒーを飲みながら、サンドイッチを食べ終わった。それはまるで胃に押し込んでいるようで、あまり食事を楽しんでいるようには見えない。無表情も相まって、義務か何かのようだ。
下げやすいように皿をテーブルの端に寄せる。
次はケーキだ、フォークを取って1/5ほどで切り、口に入れる。
甘い、甘いのはわかる。だが、それ以上はわからない。砂糖の塊を食べてもきっと同じだろう。
これも無表情かつ機械的に口へと運んで、すぐに皿は空になった。

片翼・茜 > コーヒーを飲み干しながら店内を見ると、こんな時間だというのに混雑している。
相席を頼まれるかもしれない。まぁ、別に頼まれても話しかけられなければ本を読み続けるだけのことだ。

飲み干したコーヒーのおかわりを注文して、また本を開く。

片翼・茜 > あまりおかわり無料のコーヒーで居座るのも悪いので、時折カフェオレとか、レモンティーとかも注文する。
ケーキだのサンドイッチも、半分以上は場所代として注文したようなものだ。

様々な飲み物を口にしながら、本を読み進めていく。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から片翼・茜さんが去りました。