2016/01/11 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に寄月 秋輝さんが現れました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」にレンファさんが現れました。
寄月 秋輝 >  
「……カフェに来るのなんてどれくらいぶりだろうか……」

なんとも言えない表情で一言呟き、入店する。
後ろについてきた少女にちらりと目を向ける。

「家での食事よりこちらのほうがいいんですか?」

そうレンファに尋ねてみた。

レンファ > 秋輝の後ろを歩く少女、仏頂面、というよりは無表情のまま辺りを見回している
どうやら目の前のコイツも此処に来るのは久方ぶりのようだ
同じ服を着た連中が多くいるが……

「学生はよく利用する場所なんじゃないのか」
問うてみる
といってもコイツが変わり者なだけなのだろう、きっと

「別に、折角服を用意してもらったら有効活用するのに外に出てみたくもなるじゃないか、それだけ」

ご案内:「カフェテラス「橘」」にリビドーさんが現れました。
リビドー > 「今日もそれなりに盛況、かな。……ふむ」

 遅れて入店し、周囲を一瞥する。
 その折に見知った顔、つまるところ寄月の顔を認めれば――

「おや、キミはあっちの(研究)区の――エルピスとは元気にやってくれているかな?」

寄月 秋輝 >  
「貧乏な生活が長かったので、倹約が染み付いてしまってて……
 あまりこういう場所を活用するという思考に至れないんです」

席に着き、メニューを開く。
メニューのタイトルを見てもあまりピンと来ないのは、その貧乏さの問題だろうか。

「似合ってると思いますよ。
 というかあなたはもともとがいいんだから、何着てもそこらの男の目を引けるでしょう」

などと恥ずかしげもなく真顔で言い放ち。

ふと、声をかけられた方に目を向ける。

「あぁ、あなたは……えぇと、そう。リビドー先生。
 お元気そうで……エルピスさんとも、おかげさまで」

ぺこりと頭を下げる。
顔なじみというほどではないが、何度か顔を合わせた相手だ。よく覚えている。

レンファ > 対面するようにテーブルについて、メニューを眺める様子を見る
…別段高級な店にも見えないが、それだけ貧困に喘いでいたのだろうか
変なヤツに育ってしまったのも頷ける

そんなことを考えつつ

「注意を惹きつけるだけならむしろ服は着ないほうが効果的だ」

いまいちズレた返答をしながら、こちらに声をかけてきた男を見る
常世の女子制服を身に着けているがおそらく見る顔ではない
何よりサイズが若干キツいのかボタンを多めにあけているのと、
くすんだ金髪とこの肌によって所謂ギャルにしか映らない気がする
と、そんな印象を与えるだろうか…というのはあまり本人は気にしている様子もなく

ぴゅいん、と普通は気づかれないほどに小さな機械光が左眼に灯る
所謂生体スキャンだが、何が見えるかは個人個人で大きく違う
脳はや肉体に依存する異能力者、超能力者などは波形として見てとれるが、さて…

リビドー >  
――先にスキャンの結果から伝えよう
生体スキャン程度であれば何事も無く終わる筈だ。

まず、【異能を持っている】。
全身に巡らされた何かしらのパターンからそれが判明する。
但し、使用していない――あるいは、常に作動している。

身体状況は健康的で、マッチョではないが肉付きは良い。
但し少女のパターンと少年のパターン両方の兆候が見られる。
ベースは少女だが、部分的に置き換えられている。
【リビドー先生】が人造人間であるかどうかは、判断し辛いかもしれない。

そして、魔術師でありそうだ、と言う事も、認識できるなら出来そうだ。

リビドー >  
「ははっ、それは良かった。所で……そちらの綺麗なお方は、キミの彼女かい?」

 にんまりと笑ってみせれば、レンファで視線を写す。
 オッドアイの少年が、彼女を見つめた。

寄月 秋輝 >  
「仕事柄そうかもしれませんね」

少しもったいないな、とも思う。
確かに、彼女にするならこんな子もいいのかもしれない。
あの時の『恋人』は、黒髪で地味だったが可愛

「違います。
 居候させてる子ですよ、ただの」

この先生の言葉で妙な方向に思考がズレたのを修正し、即座に否定する。
それはあってはならないことだ、と。

「リビドー先生もお茶ですか?
 よければご一緒に」

と、自分の隣の席を引いた。

レンファ > きゅん、と左眼の機械光が消える
……普通の人間ではないことは理解る
とはいえそんなモノは此処では有り触れている
危険性を感じられなかったのか、無言のままに視線を戻した

「彼女って言っておいたほうが良かったんじゃないの。
 学生が学生を居候させるっていうのは逆に希少な事象だ。
 相手によっては逆に詮索される悪手だぞ」

淡々とそう言葉を向けて、腕を組むと席に背中を寄りかける

まぁ、顔見知りのようだから構わないのかもしれないが

リビドー >  
「おや、キミは冷静と言うか、理知的でクールじゃないか。
 少し抜けた所のある寄月と彼女なら、お似合いだと思うがね。」

 言葉を差し込むレンファと寄月を纏めて視界に入れた後、からかうように笑って見せる。

「学生が学生を居候させることは、稀有と言えば稀有だな。
 とは言え、ある傾向の人間や財の在る人間、特定の委員会なら、自分は当たり前と思ってやるだろう。
 意図在りき匿いか、善性による――と、いかん。つい変な話をしてしまった。すまないね。
 ……しかし、ふむ。良いのかい? 彼女が構わぬなら相席させて貰うとしよう。他に良い席もなさそうだ。」

寄月 秋輝 >  
「そこまで考えないでもいいでしょう。
 何かあったら保護しているとでも言えばいいですから。
 一応嘱託風紀委員ですし」

店員に紅茶を一つだけ注文し、腕を組む。
悪びれていない。

「……誰が抜けたところのある男ですか。
 別に僕も彼女も気にしませんから、どうぞこの席へ。
 ……ついでに先生、ここのメニューに詳しいのでしたら、彼女にオススメでも……」

レンファ > 「嘱託とはいえ警察機構の人間なら尚更だろ莫迦。つけいる隙を自ら晒すな」

不満気に眉を潜めて

「………」

似合いと言われれば口を閉ざす
気を悪くした、というよりはどう反応を返して良いかわからないような表情をしている

リビドー >  
「はっはっは。かかあ天下を見ているようだ。良い光景だ。
 さて、席には失礼して――メニューに関しては、そうだな。そこは男を立てるべきだぜ寄月秋輝。
 それにボクもここのメニューは対して知らんと言っておくさ。最近は足を運んでいなかったからね。さて……」

 メニューを見て注文を決める。レモネードとローストビーフのサンドイッチにしよう。

寄月 秋輝 >  
「……すみません……」

こういう状況になったときは謝るに限る。
静かにレンファに向けて頭を下げた。

「からかわないでください、先生。
 この子も戸惑っていますから」

頭を上げて、不思議そうな表情をしている少女を見つめ、そう抗議した。

「……とりあえず、何食べてもいいですよ。
 あまりたくさん食べられると支払えないかもしれませんが」

貧乏人としてのセリフをレンファに投げかけておいて、メニューを開いてそちらに見せる。
とりあえず、スイーツのページだ。

レンファ > 「抹茶ミルクサンデー」

差し出されたメニューを見る前にそう声に出していた
どうやらメニューを秋輝が見ている間、裏側から透視していたらしい

「あと、なんだか小さい子みたいな言い方はやめろ。
 多分年上だぞ、お前よりも」

ぽつりとそう言ってコップの水を口へ運ぶ

「で…かかあ天下とはどういう意味の言葉だ」

リビドー >  
「レモネードとローストビーフのサンドイッチ」

 ――呼びつけた店員に注文を通し、全ての注文を請け負って去るまで見送る。

「ははっ。興味深い子をみるとついね。からかいたくなってしまう。
 ……しかしどうにも、案外キミより此処には詳しいのかもしれないよ?
 メニューを見る前から即答するとは、なかなか出来はしない。」

 レンファのアクションに軽い口を叩いてからかいを続ける。
 わりと機嫌の好さそうな調子が伺えるだろう。

「かかあ天下――ああ、端的に言えば妻が夫よりも実権を握っている過程を指す言葉だ。
 ボクはこれを転じて、仲の良い男女の内の女性が男性をリードしている時に使っているよ。」

寄月 秋輝 >  
「実際子供みたいなものでしょう。
 世間知らず度合いでは僕よりずっと上ですよ」

割と正直に言いきって、とりあえず手元に来ている水を一口。
それだけで若干満足げである。

「だからそんな言葉を教えないでください。
 ただ居候させているだけですから、いずれはこの子も出ていきますよ。多分」

楽しそうにしているリビドーを、少々恨めし気に見つめる。
かつてほどではないが、やはり研究者には抵抗がある。
なんというか、口車に乗せられるというか、口で勝てないというか。

レンファ > 「成程、つまりお前にはそう見えたということか」
リビドーの説明に納得したようにこくんと頷く

「出て行けというのならすぐにでも出て行くぞ。
 ボクは雨風が凌げれば住処としてはそれで十分だからな。
 それに、やはりこのへんではなかなか仕事もなさそうだ」

じっ、と秋輝の顔を見てそう呟く
まぁ、言えば湯浴みができたらという程度の欲はあるものの

リビドー >  
「ああ。そう云う事だ。
 状況を把握したり、展開を予測したり、リスクを管理したりするのは得意そうだな。キミは。
 ……と、そういえば名前を聞いていなかったな。名前を聞いても良いかい。
 ボクの事なら、リビドーと読んでくれると嬉しいかな。」
 
 一度会話を区切り、尋ねる。

「そんな言葉とはどんな言葉かな?
 イヤラシイ言葉を教えたつもりもないんだが――」

  薄めにニヤついて見せてから、届いたレモネードを一口。満足そうだ。

「早速出ていこうとしているな。
 ま、居候させているのにも動機があるのだろう。そこはベッドの上ででもゆっくり話し合うといい。
 ……そして、仕事と来たか。学生証があれば大抵のしごとは受けられると思うが――」

 "そう言う事なのだろうか"と、暗に零す。
 立ち居振る舞いや口ぶりから、仕事をする事が当たり前であるような思考と、
 雨風をしのげれば問題ないと言い切るストイックさから、
 慣れていないのは理由はそういう――平和な世界に縁が無いタイプなのか、貧困か、あるいは。

 いくらかの推察と妄想を重ねつつ、二人を見る。

寄月 秋輝 >  
「いえ、家に居ていいですよ。
 女性が居ると華やかですし、邪魔だと思ったことはありませんよ」

届いた紅茶に砂糖を少しだけ入れ、一口すする。
その言葉に偽りは無いだろう。

「いやらしいとは思いませんが、子供に教える言葉でもないでしょう。
 せめてもう少し大人になってからでいいと思いますよ」

などとこちらも下世話なセリフを紡いで。

「気にしないでください。
 今の僕と似たような立場です。
 仕事を受けざるを得ないというか、仕事人間というか」

ぱたぱたと小さく手を振り、その『何か』を否定する。
否定しておこうと思った。

レンファ > 「得手か不得手かと効かれれば不得手じゃない。…ボクはレンファ、よろしく、リビドー」

そんなこんなしている店員が注文の品を運んでくる
抹茶ミルクサンデーである
特に嬉しそうな表情を見せるでもなくスプーンを突っ込んで食べ始めた

「お前はボクを子供扱いするのが好きだな、秋輝。
 挑発しているつもりなら相応の返しをさせてもらうぞ」

ビシ、と舐めとったスプーンで秋輝を指す

リビドー >  
「ははっ。賑やかとはね。ちょっとした下心はあるのかな。
 そしてもう少し大人と来た。アレかい?年上派なのか?
 お淑やかで礼節正しい、そんでときたまに甘やかしてくれるのが好みかな?寄月。」

 ……脳裏に四十万静歌が浮かんでいたことはさておき、冗句を返す。
 会話の途中に食事を挟めば、サンドイッチもレモネードも少しずつの減りを見せる。

「重畳。ま、何か困りごとがあったらキミに頼むのも良いかもしれないな。
 物や人を探して貰ったり、運んでもらったり。あるいは一つ付き合って貰ったり――
 ――と、それはそっちのお兄さんが許さない、かい?」

寄月 秋輝 >  
「……すみません。
 でもあなたの方が大分年下に見えますけど……」

はっきり年齢を聞くのは失礼だと思ったか、そう濁す。
見た目通りの年齢としか思ってないことは確かだ。

「年上派、というのは否定しませんが……
 ……すみません、そんな女性に会ったことが無いので……」

今まで深く関係を持った女性を思い出してみる。
年上が多かったのは確かだが、少々上すぎて欲求の強い女性、乱雑だが可愛げのあった女性、幼く見えたが言うと怒る女性……
ふと正面のレンファを見る。
なんとなく、今まで会ってきた女性たちの集大成……のようにも感じなくもない。

「別にそれを止めることもありませんが……
 似合いのカップルに見えるなら、そこは手出ししないというのはいかがですか?」

肩をすくめるようにして尋ねてみた。

レンファ > 「悪いけど雑多な仕事は受け付けてない。じゃあ何の、と問われても此処では口にできないけど」

リビドーの言葉にそう答え、憮然とした表情で秋輝へと向き直った、そして

「こんな場所で、見た目で年齢を推し量ること自体が浅はかだろ。
 よくお前この島で生活できてたな、無意識に敵を作るタイプだ。
 あとお前ら当人を差し置いて目の前でそういう会話をするな、莫迦どもが」

無愛想にも見えるその見た目にそぐわない、饒舌on毒舌がすらすらと出てくるのであった

リビドー >  
「残念だ。二人で、とも思ったが。……ま、相見える事もあるだろう。」

 毅然とした言葉を返せば、追求せずに。
 そして、厳しい言葉が此方へ刺さってくれば、二度頷いた。

「ふむ。ボクに忌憚なく言葉を向けてくれるのは嬉しいぜ。
 かかあてんかの前に比べると随分と"言葉が滑らかじゃないか"。
 確かに、この分じゃ寄月よりも精神的な年齢は高そうだ。
 一体幾つのを修羅場をくぐり抜けてきたのやら。
 いや、修羅場の数なら寄月も負けていない気もするのだがね、と。」

 そこまで言えば食事を平らげ、立ち上がる。

「もっとキミ達と話していたい気もするが。そろそろ広義の準備をしないといけない。そうでなくても、馬に蹴られてしまうかな。
 ……ま、そうだな。出来る事ならまた会おう。なかなかモテ期は来なくてね。縁がない。」

 ――適当にも聞こえる言葉を並べて放てば、自分の会計だけを済ませて立ち去った。

ご案内:「カフェテラス「橘」」からリビドーさんが去りました。
寄月 秋輝 >  
「……まったく、あの先生は……」

やりたい放題やって去っていった人の背を見ながら呟いた。
悪い感情ではないのだが。

「すみません、本当に……」

この島で『生活』を始めたのは1年にも満たない時間だが、そんな言葉を挟めばまた怒りを買うことだろう。
短く謝って終わりにしておいた。

「なんというかあなたには勝てそうにない。
 ……それ、気に入りましたか?」

サンデーを指さして尋ねてみた。

レンファ > 「………」
じぃ、と去っていく背中を眺める
スキャンで得たデータだけでは測れない人物だと内心感づいていた、が…
特にそれを言及する必要も今この場ではなく、視線を秋輝へと戻す

「ボクみたいなのを迎え入れるにしては少し口が緩いよ、お前。
 ボクがどういうヤツだか理解できていないわけでもないんだろ。
 ……あと、これは元々好物だ。別の店のだけど」

寄月 秋輝 >  
「そもそもあの先生には隠しても無駄ですよ。
 あの手の研究者はそういうものです」

一瞬だけ、嫌そうな顔で呟く。
苛立ちと殺意、怒りの混ざった複雑な表情。

「あぁ、別の店に行きつけがあったんですか?
 なら次からその店に行きましょうか?」

目を小さく見開いて尋ねた。
この少女の人間らしさを初めて見たような気がして。

レンファ > 「此処に来るよりも前の話だし、無理だ」
はっきりきっぱりと、店の話についてはばっさり答えた
たまたま似通ったメニューを見つけただけだったらしい

「因縁でもあったのかどうか知らないけど、
 近くに小動物でもいたら慌てて逃げるよ、お前のさっきの顔」

寄月 秋輝 >  
「あぁ、元居た世界の話、ですか。
 それは失礼しました……てっきりあっちに店があるのかと」

スラムのある方向を親指で一瞬さして、その手を下ろした。
表情を指摘されると、気まずげに顔を伏せた。

「すみません。その因縁です。
 ……払拭出来てないトラウマの話ですね。
 時々こんな顔をするかもしれませんが、気にしないでください」

難しいかもしれませんが、と付け足した。

レンファ > 「お前みたいな変な奴が脛に傷をいくつ持とうが驚かないし気にならない」

カチャ、と食べ終えたスプーンを器に戻す

「トラウマなんて言葉は誰かに言ってもらう言葉であって、自分で言うとただの甘えにしかならないけどな。
 今日は随分と秋輝の弱みを見れた、収穫アリだ。ごちそうさま」

先ほどの仕置のつもりなのか若干意地悪な言葉を向けるのだった

寄月 秋輝 >  
「……本当に、あなたには勝てそうにないですね」

苦笑しながら頭をかき、伝票を持って席を立った。

「じゃあ弱みは適度に突いてきてください。
 簡単に僕くらいは手玉にとれますから。
 それじゃあ、うちに帰りましょうか」

くす、と小さく笑った。
おそらく今日初めての笑顔で。

レンファ > 金くらいあるぞ
と口かだでかけたものの、さっさと伝票を持って行ってしまったので口を噤む

こういうところでは奢られておくもの、だった気がする

「秋輝を手玉にとってもボクに得がないだろ…。
 あ、あと、この制服のもう1サイズ上が欲しい。身長に合わせたサイズだと胸が収まらない」

秋輝にそう言葉を向けつつ、
店の入口の壁に背中を預けながら、会計を終えるのを待つレンファ

寄月 秋輝 >  
さっさと会計を済ませ、レンファの傍へ近付いて。

「……制服一着、結構するんですからね。
 当分は食事のランクが落ちますよ」

その豊満な胸に一瞬目を奪われるが、なんとか外に目を向けて。
さて、明日からの買い出し先に安いスーパーを見つけなければ、と考えた。

レンファ > 「だったら早いところ仕事にありつけるようにしてくれ。
 こっちの街に呼び込んだのは秋輝だぞ」

そう言って、すたすたと一足先に店から出て行ってしまうのだった
苦労性の男はただ残されるのみである

ご案内:「カフェテラス「橘」」からレンファさんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から寄月 秋輝さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」にリビドーさんが現れました。
リビドー >  
「さて、軽く昼食でも取るとしよう」

 配られたメニューを片手に独りごちる。
 サンドイッチで済ませても良いが、少々腹に溜まるものが欲しい――

「と、なれば。こいつだな。」

 吟味が終われば店員を呼び、注文を通す。

「ハンバーグセットひとつ。ライス。
 ドリンクはジンジャーエールで頼むよ。」

ご案内:「カフェテラス「橘」」に月見里 神女さんが現れました。
月見里 神女 > しれっと、店に入り、リビドーが注文をしているのを見て、
その正面に許可もなく座ろうとしながら、

「それと――エビフライセット、ライスつき、
 ドリンクはミルクティー。
 それと君が欲し――
 え、ダメ。ダメかー。」

勝手に注文して店員を口説こうとして失敗する女が、
一人。

リビドー >  しれっと目の前に座り込む女性。
 面識がない訳ではない。ない、が――

「ふん。相席は構わないが、随分と解放的じゃないか。
 ……いや、いつものことかい。」

 軽く睨んで言葉を吐き出し、立ち去る店員に視線を流す。
 動じずに対応していた辺り、流石と言うべきか。

月見里 神女 > 「いつもだよ!いつもの事だとも。
 リビドー先生。
 ああ。改めてあいさつをしておましょうか。
 臨時講師の月見里神女(やまなししんめ)です。
 よろしくね。
 私の事は好きに呼んでいいよ。
 特に何もなければ親しみを込めて女神先生でも!
 なーんて。」

ドヤ顔でいいながら、運ばれてきた水を一気飲みし――

「さて。私は何しに来たんだっけ。」

用件を忘れていた。

リビドー >  
「全く。おいの無い奴だ。」

 一つ鼻を鳴らし、腕と足を組む。
 思案を巡らしている様にも見えるだろうか――

「知らんよ。ボクが知る訳もない。
 歩いて帰るか、親戚の顔をでも見に行ったらどうだい。」

 運ばれたジンジャーエールを雑に飲み干し、溜息のような吐息を零した。
 "それともボクに用事があったのかよ"、と付け加えつつ。

月見里 神女 > 「老いと負いをかけたか。
 確かに縁とおいなー。
 うむ。確かに親戚の顔を見に行くのもいいけど。
 だが、そうではなくて、えーと」

と思案のポーズをとって――

「そうそう。思い出した。
 見知った顔を見かけたので冷やかしついでに、
 挨拶にきたついでに、
 お願いがあってきたんだ。
 ――聞いてくれる?」

なんてにこやかにかわいらしくおねだりのポーズでずいっと迫るだろう。

リビドー >  
「オチ無し意味ナシだ。」

 ぶっきらぼうに言葉を差し込み、気を紛らしにジンジャーエールへ口を啜る。
 残りは少ない。……その後の少々の言葉を聞き流すつもりではいたのだが
 ――お願い、と来た。

「……一応、訊くだけ訊く。」

 断ればそれこそややこしい事になるだろう。
 どこぞの電源ゲームよろしく、はいを選ぶまで無限ループだって有り得る。

 網羅すべき選択肢でもないので、素直に聞いて置くことにしよう。

月見里 神女 > 「やまなしおち無し意味なし、
 なるほど、やまなしはあるね。」

うんうん、とうなずきながら、
訊くだけ訊くというと、ぱぁぁぁぁと
嬉しそうな笑顔になり――

「よし、ならば、お願い事をいおう。
 何、シンプルで単純な話だ。
 問題ない。
 特にややこしいこともないさ。」

そこでずずいっと顔を近づけ真剣な顔で、
まっすぐに目を射貫くように見て、
のたまうのだ。

「リビドー先生モチーフのキャラを同人誌に書いてだすので、
 許可ください」

だが内容は本当にろくでもなかった。

リビドー >  
 良くも悪くもろくでもないお願いだった。
 許可を取る程とは、"何処まで似せる気だ"

「……」

 何れにせよ漫画か小説を"創作する"のだろう。
 今のところは邪推する程でもないか、と、自身を納得させる。

「好きにしろ。一応、予定している頁数だけは聞いておく。」

月見里 神女 > 「わーい。やったー。」

両手をあげて喜びながら、

「いやー、男の娘ってやっぱり需要あるし、
 書いてて楽しくてさー。
 どうせなら!
 というわけで極上の人をモチーフにしたかったのよ。
 うん。
 ちなみにページ数は30-50で、
 ちょっと希望者が多かったので、
 やまなしおちなしいみなし本。
 もとい、やおい本の発刊となるのだよ。
 あ、どもども。」

ミルクティーが来たので飲みながら一気に余計なことまでしゃべりやがった。
確信犯というよりはむしろ本気で何も考えてない。

リビドー >  
「……」

 目頭を抑え、顔を伏せ隠す。
 真正面からそうだと捉えられ評されると、流石に恥じらいは浮かぶ。

「……そうかい。8頁でなかった事を安堵しておくよ。
 然し全く、年明け早々煩悩満載じゃないか。除夜の鐘を叩きに走らなかったのかい。」

 気を紛らわしに提供されたハンバーグを食す。
 強めの塩気と脂気がライスに丁度良い。
 

月見里 神女 > 「8ページだけに薄い本ってか。
 うん。相変わらずうまいねぇ。
 あ、ちなみにそれは違うよ!」

びしっと片手で顔をおさえ、
片手で指さしながら――

「除夜の鐘は去年の煩悩を払い、
 新しくすがすがしい気持ちで新年を迎えるもの。
 そして――新年を迎えたら、
 新しい煩悩で年末まで駆け抜けるため、
 めいいっぱい取り込むのだ……!
 ゆえに――」

ばばっとポーズを変えて両手を広げ――

「余の煩悩は今108式まであるぞ?」

そういって、おとなしくえびふりゃーをたべるのである。

「うンまぁい!」

リビドー >  
「……。」

 そっとしておこう。
 食べている間は大人しいだろう。多分、きっと。
 そう思いながら食事を進める――。

月見里 神女 > 「いやー。おいしいねぇ。」

まぐまぐと白ご飯を食べつつ――

「それで、ここでの生活はどう?
 快適?
 何か面白い事あった?」

とようやく食べることで一心地ついたのか、
普通の世間話に移った。

「後、可愛い子の情報あれば教えて。」

リビドー > 「……キミはボクの母親か。」

 呆れ混じりの溜息を一つ。
 確かに縁は腐りそうな程度には長い方ではあるが――

「ぼちぼちだ。最近は退屈だが。
 で、可愛い子と来たか、そうだな――」

 最後の白米を食べ終え、ジンジャーエールで喉を潤し。

「鏡でも見たらどうだい」

月見里 神女 > 「母親か……母親になってもいいんじゃよ?」

と首をかしげつつ――

「ま、つまりは平和ということか。
 悪くはないね。
 退屈であるうちはそうそう変な事も起こらず。
 ふむ。」

それにしても、鏡ときたか、と、
こんなこともあろうかと手鏡を取り出してみて。

「なるほど。左後方45度、
 距離約100メートルにいる女性は実にそそるね。」

リビドー > 「突っ込まないぞ」

 ボケ倒しに付き合っていたらキリがない。
 故に、瞑目して告げる。

月見里 神女 > 「ん?いや、本気でいってるが。」

そういって手鏡をしまいつつ、

「ただ、私が母親になるっていう意味を
 理解した上でならというのと――
 それと、私自身は可愛いというより、
 いけてる、だろう?」

リビドー > 「……そうかい。」

 再三の溜息。
 言葉が出ない、と評するべきか。

「ま、そういう事にしておくよ。
 本気でも冗談でも、迂闊に言ってしまったら嫌な予感しかしないぜ。」

 なにせ、同人誌の題材にされる程だ。

「同人誌の参考資料にと連れ回されたりとかな。
 あるいは母だから息子の服ぐらいは、等の適当な理由を付けかねられん。」

月見里 神女 > 「いや、それ以前に――
 まぁ、お昼にいうことじゃないか。うん。」

おいしかった、と食べ終わったご飯に両手をあわせて――

「ともあれ、連れまわしたりくらいなら、
 別にそんな理由がなくても、
 まったくもって問題ない理由ならつけれるけど?」

リビドー > 「そう云う意味ではない。が。
 そう言えば、キミはそう云う奴だったな。」

 食器を横に退け、座席に身体を凭れさせる。

「左後方45度、距離約100メートルの子は良いのかい。」

月見里 神女 > 「んー。今はいいかな。まだ時間もたっぷりあるし、
 覚えたから。
 というより、いずれにせよ連れまわすのは確定なんだけどね。
 あ、デザート食べない?
 おごるよ?」

等といいつつサムズアップ。
今すぐにそちらに走らないのは何かしらの都合が悪いのだろう。
それが何なのかは多分どうでもいい理由だ

リビドー > 「……そうかい。」

 ならば彼女については置いておこう。
 デザートに関しても特に断る理由は無い。

「特に断る理由はないな。山にさえ登らなければの但し書きは付くが。
 ゲテモノをたらふく詰める腹ではなくてね。」

 そういう所には連れて行くなと釘を刺す。
 そうでなければ問題ない、と言う事でもあるのだが。
 

月見里 神女 > 「よし。じゃあ、
 好きなデザートあったら遠慮なくいってね。
 あ、すみませーん。
 私にはチョコムースケーキ。」

ウム。と一つうなずいて。

「まぁ、心配せんでも、変なところといっても、
 コスプレ店くらいじゃないかなぁ。
 基本的に町中だから大丈夫よ。
 月見里だけに山には上らないとも?
 なんてね」

と、きらっとウィンク。

リビドー > 「抹茶ミルクサンデーを一つ。」

 ため息を付いた後、注文を通す。
 この前立ち寄った時に同席した少女が食していたメニューだが、
 それが少々気になっていた。良い機会なので頼むとしよう。

「そうかい。……しかし、本当に暇そうだな、キミは。」

月見里 神女 > 「暇だとも。暇すぎて死にそうだ―ってわけじゃなくて。
 暇だから楽しいんだけどね。
 それに――」

うん、と腕を組んでうなずいて――

「臨時講師がひっきりなしに必要な状況ってやばくね?」

リビドー > 「それもそうだな。」

 言われてみれば違いない。
 そうなっとく納得してしまえば、そこで言葉を切った。

 程なくすれば、デザートが届くだろう。

月見里 神女 > 「まぁ、個人授業で忙しいなら大歓迎なんだけどね!」

なかなかガードが堅いんだよ、
とかいいながら、ケーキをつつき――

「うーん、おいしい。たまには外食もいいねぇ。」

と満足気である

リビドー > 「全く。その内風紀にしょっ引かれても知らんぞ。」

 刺々しくも制す言葉を叩きつつ、抹茶見るサンデーを食す。
 程なくすれば、食べ終えるだろうか。

「おや、店ものや外食が多いと思っていたが。
 ……ともあれ、ご馳走様だ。」

月見里 神女 > 「大丈夫よ。基本的には合意の上でないとしないし――
 基本的でない場合は大体火急の事態だもの。」

もっとも、その状況を作り出す――
そんな流れを作り出すのが罪かもしれないが、
さすがにそれを罪と罰するのは酷だろう。

「ま、愛妻料理でもない限りは、
 やっぱり自分で作るのがおいしいし上達につながるからね。
 外食も好きだけど研鑽や友人や愛しい人と楽しむ程度のものでしかないよ。
 ま、ここのなら頻繁に食べに来たくはなるけどね。
 うん。
 ご馳走様。
 支払いはこっちでやっとくよ。」

そういって領収書をひょいっと胸ポケットへ

リビドー > 「調理道具や食器は大事にしろよ、と。」

 支払いを任せる事に異存はないのか、制止する素振りはない。
 少しの間を置いて、ゆっくり立ち上がった。

「取り敢えず、店を出るか。
 気付けば大分混雑しているからな――」

月見里 神女 > 「そうだね。出ようか。」

支払いをすませて戻ってくる頃には一緒に出る事が出来るだろう。

「まぁ、調理器具も食器も壊れたら修理も自前だから、
 気にしないでダイジョブよ。うん。」

そして、そのまま店を出るだろうか

ご案内:「カフェテラス「橘」」からリビドーさんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から月見里 神女さんが去りました。