2016/09/22 のログ
蒼穹 > 「……んぅ、そっか。

―――あー、いや、多分また一年だと思うよ……うん。
その時はま、今みたいにゆったり遊べたらいいよね。」

そういえば、普通であれば一年たてば進級するのだろうが、
この不良生徒、割と評価が宜しくない…何故一年をもう一周かは、御察しの通りである。

「へー、…割合チャレンジ派なんだね、こういう場面では。
っていっても、ココはあんまり地雷商品っていうのもなさそうだけど。
ま、おとちゃんが言う様に気になるなら今度頼めばいいだけよね。」

安価さと美味に結構な評判のあるお店だ。
そのものが苦手とかでもなければ、きっとおいしいはず…。

「おっけい。さぁさ、はやく話したまえよ!
何かこれあれだよ、悩みの種。答えを知らないままだと寝られなさそうだよ…そもそも寝ないけど。」

比喩でなく頭を抱える。そしてはやくはやくと話を急かした。
何も知らないままお腹が膨れた彼女を視たら、なんかもっと凄い強烈な反応をしただろう。
事がことだけに、これは致し方ないことである。

「おーけーおーけー…。はいはい。大丈夫だよー、敢えて黙ってることもないしね、
そうだよね。うん…。

ああうん、そうね、はいはい…今度は先輩と…ふーん。
―――いやいやいや?!乙女かっ!!乙女だね!!」

つまるところ、予想はもう、的中してたらしい。
いや、一年も過ぎれば人の関係は本当に変わるものである。
深いことを穿鑿はしないが、
今になって恥ずかしがる彼女にきゃいきゃいとツッコミを入れる。
とてもわざとらしい仕草の咳払いを一ついれて。

「ん、んんっ。
ま、まぁ……あれだ、
そのー…んー……

お付き合いから子供さん、結婚までおめでと!末永く爆発しろー!」

いつしかの、祝福の言葉が、ほぼほぼ変わらない形で告げられた。
以前の恋人の事について触れるのも、行き付く所まで行きついた新しい青春について触れるのも、
あまり粋ではないだろうし、ただ、純粋に得た幸せを祝うのだった。

「……あ、あー……うん。なるほどー…乙女かっての!あっはは。
まっ、お泊まりはお互い都合が合えばってとこにしときましょ。
速いうちに―ってのは了解っと。

ああ、そうそう。それならついでに愛しい先輩と同棲もおめでとう。幸せで爆発しなさい。」

んふふふ、と隠し切れない笑みがしきりに漏れる。言うまでもなく、物凄いにやけている。
茶化すのもそうだが、いつしか失っていた彼女のこうしたところが、戻って着てたからだ。
昔のことを生し返してもしょうがないから、こうして幸せな現在があることは、この上ない幸福だ。

「そーだったのかー。へぇー…ふぅーん、良かったじゃない。
こんなんならお祝いに晩御飯でも奢ってあげたら良かったかな~♪なーんちゃって。」

指輪が外れた理由の靄も、綺麗に解けて消えていった。
先の思考中枢の地獄絵図は、今や煌びやかな花園状態である。

「あっはっはっは…いやぁ、よかったよかった…。
んもう、本当に、あー……良かったねー…。」

一体何遍「よかった」というのか、呆れる程に頷きながら、にんまり笑顔がやまない。

「…ん?私?あっはは。さては照れているね!もっと惚気るんだ~!

とまぁ、冗談は置いておきまして。
あー、いや、私も大した事じゃあないんだ。
非日常的な事で言えば―――んー、やっぱ大したことないなあコレ。忘れて!」

話しかけて、やめた。

「ま、兎も角…ちょーっと荒事見たけど私は元気って事さ。
さーて、そろそろ本命に手をかけましょ~…。」

キャラメルパフェの頂点を突いて抉る。
赤ちゃんの話題でヒートアップした後もあってか、心が冷まされていく気がした。

綾瀬音音 > ――――…………。
お泊まり会お勉強会に変更可能だよ?
だねー、また去年みたいに色々見て回りたいね。
ああ言うのって部活動でお店出してるんだろうけど、結局部活は入らなかったんだよね、興味はあったんだけど機会もなくて
(沈黙してから、彼女にとっては不本意であろう楽しい予定の変更を申し出つつ。
いやまあ、破壊神なのだし別に無理して勉強する必要もないのかもしれないが)

期間限定はやっぱり気になるよー。
コンビニとかでもついつい買っちゃうんだよね。
確かにここは何食べても美味しいよね、何時もはケーキセット頼むことが多いんだけど、
はずれたことはまずないなぁ。
(安くて美味しい、学生の味方のカフェテラス「橘」。
はずれたことがないのは本当にありがたいことである。
お財布にも口にも幸福をもたらしてくれる)

いやまあ、そこまで大層な話ではないんだよ!?
ちゃんと話すから寝ようよ……寝ないの!?
(破壊神に関して新事実が発覚。てっきり普通に人間と同じ様に睡眠をとるものだとばかり思っていたのだ。
びっくりして目を瞬かせてから、語りだして――。
お腹が大きくならない内に話せたのは多分僥倖だ。
お互いにとってきっと)

多分黙ってたら
「何で黙ってたんだー!?!?!」
って驚かれつつ怒られるような気がするよ、今の反応見てると。

優しい人だよ、ちょっと子供っぽいところもあるけど。
もー、茶化さないでよ!!
いやもう、なんかほんっとうに恥ずかしいねコレ!!
いやまあそういうことなんだけど!! なんだけど!!
(顔を覆ってくねくねしながら。
嫌がってるというよりは、純粋に恥ずかしい。
茶化してくる彼女の声が、耳にとても優しくて、照れくさい。

それから、告げられた呪いのような紛れもない祝福の言葉に。
一瞬身体の動きが止まった。

懐かしい言葉だ。以前違う場所で違う人とを祝ってもらった言葉だ。
あの頃と今のどちらのほうが、と考えるのは意味は無いことだけど。

少なくともこの大切な友人は、今も以前も変わらず、おどけた口調で祝ってくれている。
それがなんだか、とても幸福なことのように思える)

乙女って言うより来年にはお母さんデビューだけど!
うん……ありがとう。何処か温泉でもいいし……。

うううう……爆発しちゃうのは勿体無いから、爆発しないように気をつける……。
でも、本当に今幸せなんだよ、びっくりするくらいに。
色々あったけどね、今は幸せだって躊躇いなく言えるよ。
――ってもう!! ソラちゃん!!
(ニヤケ笑いが止まらない彼女に、すねたように頬を膨らませつつ。
彼女には本当に、色々なところを見せてきたと思う。
まだ以前の恋が恋心に変わる前の頃。
幸せだった頃。
失ってしまって真っ暗な頃。
そして、幸せな今。
それらを知っていても純粋に祝ってくれる彼女は、かけがいのない友人だ。

だから、飾ることもなく自然に振る舞える)

うん。
あー、でもご飯はちゃんと食べれるかわからないから、一緒するなら落ち着いてからね。
(つわりがね、と困ったように笑う。
食べてる最中にお手洗いに駆け込むのは避けたいところである。

指輪に関して外した理由は恋愛とは若干理由が違う所にあるのだが、それを語ることはせず。
タイミングがなかったのもあるし、ちょっと言いにくい理由があるのも事実だ。
素直に喜んでくれている彼女がやっぱり、照れくさい)

―――うん。
本当に、びっくりするくらいに幸せだよ。
ありがとう、喜んでくれて。
本当に、ありがとうね。
…………うん。
(本当に彼女は喜んでくれて。
それがとてもうれしくて――なんだかほんの僅かにあった後ろめたさが、消えていくような気がした。
変わってもいいのだと肯定された気持ちになって、ほんの少しだけ泣きそうになったので、
オレンジジュースで流し込んだ)

そりゃあそんな反応されたら照れもするよ!!

非日常……?
風紀のお仕事か何かでなにかあったの、……うん。
でも、何かあったら言ってね。
大したことは出来ないかもしれないけど、話し聞くくらいなら出来るからね?
(話しかけて止められた内容。
気にならない訳じゃなかったけど、一言添えるだけで追求はしなかった。

大切な友人だから、力になりたい想いは当然ながらある)

元気なら一番だよ。
結構マロンアイス美味しいなぁ、つぶつぶの栗が入ってるよ。
ちょっとおもしろい食感がする……
(アイス単品、と言っても普通のシングルよりは大きさがある。
それをゆっくりと食べながら。
そっちも美味しそうだねって笑って)

蒼穹 > 「あ、あははー…大丈夫だよ。頭が悪いわけじゃないから。きっと。
あー、お祭りね。あれは楽しかったなぁ。ああいうの、また行ってみたいね。
部活かー、そういえば、部活入ってる子ってあんまり見ない気がする。
こんな変わった学校だし、そもそもどういう感じの集まりなのかなあ…。」

単位を落としている理由の多くは、この誰にでも緩々に接する傍若無人っぷりと、
一切危機感のない身振り、それから決して良いとは言えない素行から来ているのだ。
破壊神は破壊神らしく、不良な所はきっちり不良である。
ありがたい申し出は大丈夫と首を横に。

「そうねー…この時期の移り変わりになると、
いろんなところで限定品っていうのが売られだすよね。
ケーキセット…!それはまぁ、豪勢な響きがあるね。」

甘いものの話も、好きだ。
のびのびキャラメルかかったトコロを掬いながら、
甘いものを傍らに甘い話にのめりこんで。

「大層な話じゃないかー。あっはっはっは…。
そ!寝ないの。寝転んで目を閉じることは出来るけど、必要のない行動ね。」

このあたりは、人間の身でありながら、人間とは違うところである。
休息してる時間とかは、あまりないみたいだ。その割に抜けててサボり癖があるのは…どうしようもない。
ともあれ、今聞き得た話を、茶化さんといやに生き生きとした表情でにやついていた。

「あー…どーだろうなあ…。

んー、いや、怒ったりはしないと思う!
ただまあ、一言いって欲しかったなぁ…とか言うんだろうなあ。
それを考えると、今のタイミングで言ってくれたのは良かったっ!

はいはい、優しい人で良かったじゃない。好きだって言える人が出来たなら何よりさ。
達者で暮らせよ~。

あっはは。いつまで照れてんのさ~?
私はホラ、赤ちゃん出来たことと付き合ったことくらいしか言ってないんだけどなぁ?」

そのウブなところも、いつしか見たとおりである。
意地悪に、けれど悪意はなく、ただ無邪気ににやにや顔のまま茶化し攻撃は続く。
ついでに乙女連呼もしてた。
一つ、「また」とか「今度は」とか、努めて前の事を匂わせる様な言葉だけは避けているのは、
本人なりの心配り。今の彼女には無用のものかもしれないけれど。

「はーい、りょーかい。じゃ、これもまた今度ね。
?……つ、わ、り、が、ね?」

とは言え、あまりそう言う、お母さんになってからの事に深い知識はない様子。
聞きなれない異国の言葉を聞いたみたいに首をかしげる。
因みに、指輪はといえば、ご覧の通り、吹っ切れたから、という事で納得を入れているようだ。

「良いって事よっ。
私にお礼言うくらいならその恋人にお礼しときなさい。
驚くほどに幸せを貰った人に、ね。でもま、減るもんじゃないし、どういたしまして~。」

あれから一年、少しの疑問と消化不良を残すと言えど、
彼女の中の悲愴はなくなったみたいだ。
落ち込み切った彼女を目の当たりにした友人としては、
こうも嬉しいことはなかった。

「あはは…ま、照れさせるためにそんな反応してるんだからしょうがないね。
最初から言ってるでしょー、幸せで爆発しろ~!

ん?ああ、大したことないさ、見ての通り手足4本に身体もピンピンだからね。元気元気!
ただま、ちょっと危なっかしいなぁって事があったのよっ。
だーいじょーぶさ、今のムードでこの話するってのも野暮だしね。
今は幸せムード全開でいきましょーって。」

あんまりこの歓談には持ち込む話題でもなしと、理由も添えてやんわり。

「ただ…ありがとね。それが聞けただけで私は充分よ。」

親指グッ立てして見せて、片目を閉じて見せた。

「……へぇー…。

ふむ、つまるところ、それは私へのオススメと言う事かな!
いいでしょう…それならこれと交換してみるというのはどうでしょう。」

季節限定を注文しなかったけど、美味しいって言われて目の前で食べてる様子を見せられてると
―――写真のソレより美味しく見える現象

それは、破壊神にも通じるようだ。
しゃくっとパフェの真ん中あたりにスプーンを入れれば、
プリン、クリーム、キャラメルソースの三つが良い感じに混ざり合ったトコロを器用に取り出した。

「シンプルな甘味、―――しかし、シンプルさこそが強みのキャラメルパフェの一番いいとこ、食べてみる?」

ひょいとスプーンを差し出した、それに応じれば、マロンアイスの端っこの方にでも置くつもり。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から蒼穹さんが去りました。
綾瀬音音 > ならいいけれどね。
夏祭りには行ったんだよ、去年選んでくれた浴衣着てね、先輩と。
ん……そう思えば直接の知り合いにはいない気がするね、委員会の人は結構知ってるんだけど。
…………部活によっては大分変わった感じの雰囲気になりそうだよね。
(当然ながら、彼女のそんな理由は知らなかった。
ので、じぃ、と見つめてから頷いて。
知ったら知ったで基本真面目な良い子の生徒である少女は注意するのだろうけれど)

そうそう、ついつい買っちゃうんだよね。
新商品は結構チェックしちゃうし、そうなるとやっぱり食べたくなるしね。
ああ、飲み物とケーキのセットだよ。ケーキが何種類も出て来るわけじゃないんんだ。
(オレンジジュースにマロンアイス。
甘いものを食べながら、甘いお話。
当然ながら楽しいに決まってる。
気心の知れた友人と、美味しいものがあればよっぽどのことがない限り楽しい時間になるのは必然だ)

言ったとおりの内容だしね。
うーん……あんまり想像つかないな……じゃあ夢とかも見ないのかな?
(色彩さえ除けば彼女は人間と何も変わりなく見える。
だからへー、と以外そうにまばたきしながら質問も口にしつつ。

ニヤついた顔には茶化すぞ! からかうぞ!
と言う熱意が見え隠れするみたいで、どうにも、術中に嵌っていると解っても照れてしまう)

そっか。
でもそうだよね。私だってそう思うと思うもん。
びっくりさせちゃったけどね。
だけど、うん、私も言えて良かったよ。

勿論だよー。好きな人に好きな時に好きって言えるのって本当に素敵なことだよ。
いやだって、赤ちゃん出来たってことは“そういうこと”を“なにもしないで”してたって告白してると同じなわけで……あーもーやーだー!!!
(別に何が嫌なわけではない。
ただ照れくさくて何を言ってるかよく解らなくなってきている。
言わなくていいことを明言化しつつ、攻撃にはクリティカルを喰らうが如く恥ずかしさを上乗せしていくのである。
乙女なんて大層なものでもないのだけれど、だからこそ、そう言われるとやっぱり照れてしまうのだ。
友達の心配りには何となくわかっている。
彼女はあのときも、とても心配してくれたから)

うん、楽しみにしてる。
ええと、初期の頃は吐き気が出ちゃうんだよ、実際トイレに駆け込むこともあるしね。
それがつわり。
それもだんだん収まっていくらしいけどね
(疑問符が浮かぶ彼女にそう簡単に説明しつつ。
今のところそこまでひどくはないが、食事が取れないときもある。
とは言え、今の自分にとってアイスは比較的食べやすい部類に入るので、のんびりと食べれるわけであるが)

う、でもやっぱりありがとうも言える時に言っておかないとね。
先輩にはちゃんと伝えてると思うから大丈夫だし……。
そうそう、それでいいんだよ
(過去の恋愛を引きずっている様子は見せず、
ただ今とこの先の未来を楽しみにしている様子はそれこそ一年前では考えられないものかもしれない。

恋人もそうだが、友達だって、一緒にこうおしゃべり出来るのはやっぱり幸福なことだと思う)

う、やっぱり確信犯だった!
だから、爆発はしないよ―末永く幸せが目標だしね。

ならいいんだけど、お仕事柄危ないことからーっては言えないしね。
……ん、ありがとう。
そう言ってくれるとやっぱり嬉しい。
(彼女の気遣いが優しくて、やっぱりそれは嬉しいものだから、口から突いて出る
「ありがとう」
破壊神、なんて恐ろしそうな名前と裏腹に、この友人はとても優しいのだ)

――――うん、何時もソラちゃんには助けてもらってるから、コレくらいはね。
(ウィンクなんて器用な真似は出来ないから、力強く頷いて)

ふふふ、良くわかったねソラちゃん!
美味しいものは分けても美味しいままだけど、楽しみは倍だからね
(なんて、冗談めかして笑いながら、器用にスプーンに掬われたパフェにびっくりしたように目を瞬かせてから。
アイスの器を差し出して、よそってもらおう。
お返しにマロンアイスを差し出して、おまけにウエハースも一枚プレゼント。

絶妙なバランスのキャラメルパフェに舌鼓を打って、とろけるような笑みを見せたり。
彼女にマロンアイスを味を聞いたり。

甘いものを食べながらのと甘い会話はもう暫く、続くよう)

ご案内:「カフェテラス「橘」」から綾瀬音音さんが去りました。