学生街にある24時間営業のファミレス。部活の一種で学生の経営だが、島外のファミレスと遜色はなんら存在しない。
「ニルヤカナヤ」とは琉球地方に伝わる他界観、ニライカナイの異称の一つから来ている。
ニライカナイは日本の「常世国」との関連性も折口信夫などによって指摘されており、海の彼方の神の世界である。
外装としてはごく一般的なファミレスである。名前の元が南国のもののため、多少南国風にされている。
店内は広めで、テーブル席、ソファー席などがある。
メニューも一般的なもので、昼にはランチなどもやっている。
ドリンクバーもあるので、一種の学生のたまり場であり、長時間いても特に何かを言われることはない。
テスト期間が近づけば自習などに来る学生の姿も散見される。
売りにしているのが、常世国からタヂマモリが持ち帰ったという「時じくの香の木の実」、いわゆる橘を用いたデザート類である。
食べれば不老不死になれるなどとメニューに書かれているがもちろん冗談である。
ただ橘は食用に適さないので実際に使われているのはみかんなど他の柑橘類である。
店員なども随時募集しているとのこと。
風紀委員など学園を警備する者たちの立寄所ともなっているため、特に安全性は高いという。
なお、学生街以外にも店舗があり、歓楽街、異邦人街や開拓村などにも出店中である。
※ここでは学生街の「ニルヤカナヤ」としてご利用ください。
●この部屋には固定パスワードが設定されています。
参加者(0):ROM(1)
Time:02:38:55 更新
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から伊都波 悠薇さんが去りました。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から雪城 氷架さんが去りました。
■雪城 氷架 >
なんだ、やっぱ可愛いじゃん
そう思って今日は少しお腹以外のものも満たされた感じで、帰路についたのだった
■伊都波 悠薇 > 「……あ、えっと……」
支払いを終えて、買い食いをしたあとに。
別れ際――
背中を向けて――
「雪城さんっ」
呼び。こっちを向いた――そのタイミングで振り返り……
「またねっ」
髪を上げた――キレイな青色の笑顔(ばら)が咲いたのを
あなたはみて。
悠薇は、恥ずかしそうに。ぱたたたっと走って帰っていった
■雪城 氷架 >
気づくのに随分時間がかかった、その様子にちょっと苦笑する
席から自分のバッグを肩にかけて、スカートのおしりの皺をなおして…
「んじゃ私も帰るし、途中まで一緒しよっか。支払い済ませてくる」
言うだけ言うとぱぱっと会計を済ましにレジへ
お互いのスマホには連絡先が1つずつ増え、
数万円をレジに支払っているとんでもない光景を見せ…
「おーい、いくぞ悠薇ー」
きっと途中で買い食いの一つでもしながら、今日は別れたのだろう
■伊都波 悠薇 > 差し出されて、数秒の間。そして、スマホを見て。
あなたを見て。もう一回スマホをみて、あなたを見て……
12秒。
気づいた
「あ、わ! まって!! しまわないで、まってまってまって、いまだします、出しますから!!」
大慌てでスマホを出し――交換した
■雪城 氷架 >
「あ、待てよ」
立ち上がる悠薇を呼び止めて
「ほい」
すっと自分のスマホを差し向ける
連絡先の通信交換、とつもりだが伝わるだろうか…
「また勉強手伝ってもらえるかもしれないし…一応な」
■伊都波 悠薇 >
「……そうかもしれません」
じゃなきゃ、こんなふうに友達作りに苦労してない
「勉強、進んだみたいですし。そろそろ、私、帰りますね」
ゆっくりと立ち上がる。姉が帰ってくる頃合い。
聞きたいことは山ほどある
■雪城 氷架 >
「……ん、まぁ、人殺しにはまだなりたくないな……」
ぽりぽり、頬をかきつつ複雑な表情
…そこまで呼び捨てで呼ぶことに抵抗があるのも変わってる
「悠薇って変わってるな。
ヘンとかって意味じゃなくて、個性的」
■伊都波 悠薇 >
「――いえいえ、どういたしまして。総量とか、そういうのはスキだから」
スキ、というよりも――過去、自分のそれがある意味ではそういうものであったからというのもあったから、理解しやすかったのは僥倖だったのだ
「シンじゃうから、雪城さんでゆるして」
真剣で泣きそうな声だった
■雪城 氷架 >
「……?」
残ってる、という言い回しも、その表情も何だか違和感を覚える
初対面であんまり深くつっこむのも何だかな、と思ってそこは遠慮するのだが
「うん。悠薇のおかげだなー。サンキュー」
とりあえず素直にお礼と感謝の気持ちを伝える
「氷架でいいって、さん付けとかむずがゆい」
■伊都波 悠薇 > 「……風紀が」
つまり、姉がまずいのはわかった。わかってしまった。
きっと姉のことだ。前線で動いてるに違いない、間違いない――
「そう、ですね。クスリとか、怖いもんね」
ふぅっと静かに説明を終えて水を一口
「…………あ、やっぱり……まだそこは、残ってるんだ」
困ったような、でも少し、嬉しいような複雑な表情をして
「雪城さんが、わかったなら、良かった」
よかったと、もう一度つぶやいて
■雪城 氷架 > 「公安は過去にやらかしてるし、風紀がやるんじゃないか?
まぁ、私達一般学生には関係ないよ、手さえ出さなきゃいいんだから」
言いつつ再びコーヒーを口に運ぶ
…さて、そして……
ちょっとした、お勉強会がはじまった
「──……えっと」
バッグからメモを取り出して、サラサラと悠薇の説明した順の通り、書き記していく
「此処とココがこうだから、答えはこうだな。
うん、答えこそ違ってるけど考え方はわかったぞ、ありがとう悠薇。
…ていうか考え方が正しくて答えだけは間違うって、変わってるなぁ」
■伊都波 悠薇 > 「そう、なんだ。それって風紀委員とか、取り締まるのかな?」
どうなんだろうと、口にしつつ。
「じゃあ――」
説明していく。とてもわかり易い。自分がわからなかったところをより重点的に、丁寧に行程、なぜこの式が成り立つのか――それらをすべて説明していく。きっと、氷架にはわかりやすく、なるほどと納得するだろう。過程は――
でも息ついた結論は。説明された氷架には、答えがわかった。だって全て悠薇が説明してくれたから。だからわかったからこそ――
彼女が行き着いた結論、答えが間違っていることが
たしかにわかってしまうのだ
「……と、こんな感じのこと内容なんですけど。参考に、なりましたかね?」
■雪城 氷架 >
「なんか異能を使いやすくする薬みたいな触れ込みらしいけど、
異能がないと思ってたヤツが実は使えなかっただけで、急に使えるようになったり、とか、
SNSの投コメで見かけたし、手を出すやついそうなんだよな」
絶対裏があるはずなのに、と
…それでも劣等感や、不安…いろんな感情が人を誘惑するんだろう
「お、おう…いいぞ」
なんだかこっちまで緊張してしまう迫力を感じた