2015/07/19 のログ
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に蒼穹さんが現れました。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に東雲七生さんが現れました。
東雲七生 > (時計塔での邂逅から十数分後。
 東雲は蒼穹を連れて「ニルヤカナヤ」を訪れていた。)

「ここだよ、ここ。
 ここのパスタが美味いんだ。
 前にもいっぺん来たんだけどさ、その時は焔誼も居たっけな。」

(思い出す様に目を細めて、心なしか足取り軽く入店した)

蒼穹 > (連れられるがままやってきたのはファミレスであった。)

ん?焔誼っていったら…ええと、クトちゃんだったっけな。
ふーん…パスタね。
あんまり好き好んで食べないんだよね…って言っても、
ここは別にパスタ以外もありそうだけど。
(物珍しそうに南国風の店をくるりと見まわす。)

…んで、何処に座ろっか。
(テーブル席にソファ席と、色々ある様だが。)

東雲七生 > 「そうそう、そっちの焔誼……っても、蒼穹はそっちしか知らないよな。
 へえ、それじゃあ普段何食ってるんだ?神様なんだし、霞とか?」

(特別な知識の無い少年の神格に対する認識なんてこの程度である。)

「何処って、普通にテーブル席だろ。
 まさか隣り合って座るわけでもねえんだから……普通に向かい合ってテーブルで良いじゃんか。」

(そんな事を言いながら店の中を、店員に案内されるままに歩いて行く。
 そうして通されたテーブル席に着くと、メニューを蒼穹へと差し出した。)

蒼穹 > …双子とか姉妹とか居るのかな。
―――って私は仙人かい!!
ちなみに、基本的に人間が食べるもので大丈夫だよ。
あと餓死はしないっぽい。まるで夢の機械の様に食べたものが魔力になるらしい。
…詳しくは知らない。

(あんまり自分の体については分からない、というか忘れたというのが正しいか。
少し人間と違うといえばそうだが、そもそも人間ってどこまでを人間と指すのか。)

(案内された先のテーブル席に腰を下ろす。)
ほう、フェイストゥフェイスだね。
ん、で?私に何を注文しろって言うのかな?
どれがお勧め?…こう、お肉とかカレーとかそんなのが食べたいんだけども。
(渡されたメニューを開いて、彼の側へと向けて問い掛ける。
渡した意味がないと言われそうだが…あまりそういう事は気にしない様だ。)

東雲七生 > 「もう一人居るんだよ、焔誼って名前。まあ、関係はよく分からないんだけどさ。
 え、神様も仙人も似たようなもんじゃねえんだ?へー……。
 なら、普通に何でも食えるって事だな。俺らと大して変わらな──食わなくても死なねえの?すげえじゃん。」

(お冷で軽く喉を潤しながら頬杖をついて蒼穹を見る。
 そう言えばこうして真正面から顔を見た事は久しく無かった気がした。)

「何をって、食いたいもん選べば良いじゃん。
 俺はペペロンチーノ、大盛りで。
 お勧め聞かれても、俺前に来た時はカルボナーラしか食ってねえんだけど……」

(向けられたメニューに目を通して、)

「じゃあこの、お子様ハンバーグセットで良いんじゃねえの。」

蒼穹 > ふぅん。…珍しい名前だし、何か血液関係とかありそうだけど。
ん?まぁ…それは日本独特の考えじゃないかなぁ。私は異界出身だからさ、
そもそも地球上の神ってのとも立ち位置が違うわけね。
早く言っちゃえばRPGあるじゃん?あの魔王的なヤツ操ってるのが私。裏ボス?みたいな。
うん、ってか死ぬって概念がないかな。でも消えはするから、結局変わんないんだけどね。
食べないと消えます。
(割と切実に訴えかける様に。御手拭きのビニールを破いて手をふきふき。
さっき言った様に面と向かったが、特にそれを意識することはない様子。)

おうおう、よく食べるねぇ。
ってかパスタにしか興味がないのかね東雲君。

(返ってきた彼の答え―――)
(すっと、そこの食器入れにあったスプーンを一つ取りだす。)

その言葉をそっくりそのまま返してもいいんだよ東雲君。

(とても良い笑顔で言いながら片手でスプーンを握りつぶす。)
(腐っても破壊神というか、腐ってるから破壊神だった。)

はぁ、何にしよっかなぁ、でもハンバーグは美味しそうだしー…。
んじゃまぁハンバーグ定食とかあったらそれにしよっか。

東雲七生 > 「どうなんだろうな、もう片方の焔誼は、焔誼の妹とか娘とか言っててよく分かんねえし。
 焔誼は焔誼でどーも簡単に説明出来るわけじゃなさそうだし……。
 ………。

 へ、へー!要するに食わねえと消えるのか。」

(そこだけ理解できた。
 あんまり知能指数は高くない東雲くんである。
 自分のな名前をひらがなで書く時に「しのののめ」って書いたりもする東雲くんである。)

「だって、食いたかったんだもんペペロンチーノ。
今度来た時は違うもん食うさ!」

(むー、と口を尖らせながら答えて。
 潰されたスプーンを見ると今度は眉間に皺も寄せる。)

「ほーらー、店の物なんだから壊すなよな!
 それはお前がちゃんと弁償しろよ、まったくもう!」

(肝が据わって来たというか、慣れて来たというか。
 目の前でテーブルを割られても、きっと同様のリアクションが返って来るだろう。
 それだけ目の前の少女を、“破壊神として”ではなく“友人として”扱っていることの表れだった。)

蒼穹 > どっちやねんそれ…。妹か娘ってどう考えても妹しかないでしょクトちゃんちっちゃかったし。
いや?でも、種族が人間とは限らないし、そもそも…。
(色々と思索を巡らせるが、そもそも人間ってどこまで人間だったろうかという話に戻るのだった。)

…はい、食わねえと消えます。跡形もなく。
なので食います。因みに断食も出来るけど、逆に一杯食べたりもできる。
んま、結構蓄えてるから大分飲まず食わずでも生きてけそうだけど。
(神妙に頷く。結構解説したのだけれど、ざっくりそこだけだったのかとちょっと残念だが。
少なくとも、靄だの霞だのしか食わない仙人みたいな像は払しょくできただろうか。)

何でペペロンチーノなんだ…。
ってかペペロンチーノってなんだ…。
(メニューのペペロンチーノの欄を見ながらひとり呟くのだった。)
(だが、2000円もしなさそうだから不満の色は無い。)

…証拠隠滅。

(くく、と悪戯に笑みを溢せば間もなく握りつぶしたスプーンをバニッシュした。)

…あっはは、こんな脅しにゃ屈しないってか。
良いね、こういうのも。

(まるで保護者というか、付き添いというか…兎角、最初会ったときから各々大分変わったと思う。
少なくとも、こうやって、何気ない日常の一コマで馬鹿げた怪力や魔力を見せたところで、
いつもと同じ何気ない日常の一コマとして処理されることは、嬉しかった。受け入れてくれているって事が分かるから。)

…んじゃ、このサーロインステーキの定食でも頂こうか。

(めっちゃカッコつけて決め顔で蒼髪を薙ぐ。優雅な一時。因みにお金は今日は結構持ってるから安心。)