2015/08/20 のログ
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」にアーヴィングさんが現れました。
アーヴィング > (太い、太い男だった
 見た目はそうでもない
 筋肉はしっかりと付いているが、引き絞られ、しなやかな印象を与える
 顔付きはどうか?目付きに険はあるが、造作としては整っている側に属する
 遊び人か、チンピラかといったそういった類の男の顔付きだ

 では何か?
 食い方だ
 ファミレスのメニューにしては豪勢なステーキ肉をナイフで切りわけ、大口を開けて食う様が…太い
 上品というわけではないが粗野というわけでもなく
 それは美味そうに太く切り分けた肉を食い、満足げに笑う

 獲物を独り喰らう獣を擬人化すればこうもなろうやという男であった)

アーヴィング > (隣を店員が通りがかると手を上げ、呼びとめ、声を掛ける)

おう、次はこのTボーンってのたのまぁ
(と、追加の注文を注げる
 鉄板の上の肉はまだ熱く、半分を残している
 一見すると行儀の悪い行為に見えるが、違う
 視線を横にすれば同じような鉄板が三枚も重なっている

 最初に注文し、時間を計り、そして食いながら次の肉が来る時間を計り
 食い終わる頃に次が来るようにと調整しているのだ
 一度に頼めば食っている間に冷めてしまう、単純な理屈だ

 三度目の注文ですっかりと慣れた店員は驚く事もなくオーダーを通す
 テーブルの上に無造作に投げ出した立派な財布の効果もあるのだろう)

アーヴィング > いやしかし…肉自体はそこそこってとこだが…
料理がうめぇな、ここ
(ほう、と息を吐き満足げに呟く
 故郷では様々な獣や魔獣の肉が流通しており、さすがにそれら特殊な肉と比べれば肉そのもののポテンシャルは落ちる
 しかし焼き方一つとっても工夫され、手の込んだソースを掛けられたそれは故郷には無い味わいだった

 レガリアは開拓で領土を広げた国である、そのため浮き島を確保するためその土地を支配する魔獣や獣を討伐し、喰らうという生活を長年続けてきた
 そして狩人達は一つの信仰を持っていた
 すなわち、強い魔獣に打ち勝ち肉を喰らえばその強さを己の物に出来る、と
 近代に入ってからはそれも落ち着いたが、根付いた食生活というのは文化となり
 文化は少々の環境の変化では変質しえなかった

 カエルーンではレガリアの人間は肉を良く食うという事で有名である
 焼肉のみで十六品目は愚か三十品目が達成可能
 宴の時は肉を喰らい、弔いの席で肉を食らう
 彼らにとって菜食とは肉と野菜の比率が1:1の事を言うのだ
 ビタミンはモツで取る

 この地球に住まう人間にはこう表現すると伝わりが良いだろう
 酒を肉に置き換えたドワーフ、と)

アーヴィング > (リブロースステーキを食い終えるとほぼ同時
 ジュウと音を立て、鉄板の上で脂を爆ぜさせるTボーンステーキがやってくる

 米も食わずひたすら肉を食い続ける男に、しかしウェイトレスは引く事もなく
 むしろ微笑ましげにくすりと笑うのだった
 『アメリカのお人はほんまお肉がお好きやねぇ…』と
 西洋系の顔つきは皆アメリカ人らしい
 余談であるが彼女はぽややん系で非常に人気が高かった


 ナイフを器用に滑らせるとまるで肉が剥がれる様に切り分けられる
 筋繊維の走向を見切り、刃筋をしっかりと立てて力を分散させない、無駄に洗練された動きだった
 そして大きく切られた肉をまた、大口で頬張り、しっかりと歯を立てる

 丁寧に叩き、伸ばされ、筋を寸断された肉は質の割りに柔らかく、噛み締めれば蓄えた肉汁と脂をたっぷりと吐き出していく
 そしてたまねぎ、にんにくをすりおろして作った醤油ベースのソースがガツンと肉の味に混じりあい
 ともすればきつめの脂をサッと流してくれるのだ

 そうして二口目
 なるほど、見た手の通りこの肉は肉質の変わる二部位の境界を一枚でお出ししたのだろう
 柔らかな先ほどとは違い、ぎゅっと噛み締めれば濃い、人によってはクセと評しそうな肉の味が口の中に広がっていく
 そしてソースの役割も、その濃い肉の味と混ざり合い新たな味へと昇華するという形に変わっている

 ワイバーンの肉のように噛み締めるだけで力強さ溢れる野趣は無いが
 肉を美味く食わせようとする努力がそれと同等かそれ以上の価値を与えていた

 しかしそれにしても…)

牛っつーのはどんな生き物なのかね
(見た目の想像すら付かぬ生き物の肉を美味い美味いと喰らう男は肝が太かった)

アーヴィング > あー、姉ちゃん姉ちゃん
次はこの…ハンバーグ?っつーやつを頼まぁ
(ビーフな熱い夜は続く)

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」からアーヴィングさんが去りました。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に枢木 柩さんが現れました。
枢木 柩 > 寮食に飽きたわけではないが、
何となく。理由なんてそんなものだ。

「…。」

パスタを絡めるフォークを止め、窓の外を見る。

「もう夏も終わるなぁ…。」

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に嶋野陽子さんが現れました。
嶋野陽子 > ステラに励まされ、ようやく動く気力を
取り戻した陽子は、食材の買い出しの前に、空腹を
満たすべくファミレスに入ると、枢木先輩の姿を発
見する。以前頼まれた回復薬は異次元ストレージに
あるから、ここで取り出して渡せると考えて、枢木
先輩の席に近付き、
「こんにちわ。相席よろしいですか?」
と尋ねる陽子。

枢木 柩 > 「んぁ、嶋野か…あ、すまん、薬取りに行きそびれてた!」

どうぞどうぞ、と促して、両手を合わせて謝る

嶋野陽子 > お気になさらず、と片手で枢木先輩を
制すると、失礼しますとその正面に静かに腰掛け、
デミグラハンバーグセットを注文する陽子。
「お薬でしたら、ここで食べ終ったあとにお渡しでき
ますから、大丈夫ですよ」と説明する。

枢木 柩 > 「そか、いやぁ…すまんな…。」

ぽりぽりと頬をかき気まずそうに目を伏せる。

「そいや、その薬って、風邪とかに使えばいいのか?」

嶋野陽子 > 薬の効能を聞かれて、陽子は
「基本的には回復薬なので、先輩の体力と妖力を半分
前後回復できます。傷や病気の治療には使えないよ
うです」と説明する。正確な回復量は実際に飲んでみ
ないと判らないが、回復率(%)はダイスロールの通り
である。
[2d10+40→1+3+(+40)=44]
枢木 柩 > 「なるほどなぁ、戦闘向きね?」

役立ちそう、ありがたい、と続ける。

嶋野陽子 > 戦闘向き、と言えなくも無いが、
傷には効かないのが難点か。
「一応今回は10本用意しました。半年はもつので、
残りが少なくなったら言ってください。作るときは
保健課大聖堂で妖力を充填してもらわないといけな
いので、少し時間がかかります」と伝える陽子。

枢木 柩 > 「ん、了解。ありがとな。」

パスタを飲み込みニヘラと笑う。

「保健課大聖堂ってどこだっけ?」

あいにく病気と縁がなくていったことがなかった。

嶋野陽子 > 保健課大聖堂の場所を聞かれると、
「異邦人街の宗教施設群の一角にあります。人間以外
の患者や、魔法や呪いの被害者が主に担ぎ込まれます」
と、保健課大聖堂について説明する陽子。

ここでデミグラハンバーグセット
が到着したので、陽子も笑顔となり、
「いただきます」とハンバーグセットの攻略を開始
する。

枢木 柩 > 「あー、なるほどなぁ、通りで知らないわけだ…。」

そもそもその方面に行ったことが無いから納得である。

「…そういや、普段どんくらい食べるんだ?」

嶋野陽子 > 『普段どんくらい食べるんだ?』
の質問には、
「そうですね…運動量で大きく変動しますが、今日み
たいに余り動いてない日はこんな感じで多目の1人
前ですが、筋トレをやる日は5倍は行けますね。
何しろトン単位の重量を2~4時間持ち上げます
から」と説明する陽子。

枢木 柩 > 「ううん…食費すごそう…いやそのまえに敵に回したくないな…。」

パスタをぱくり。唖然としつつの最後の一口だった。

「…ふむ、少ない方なのか、なるほどなぁ。」

ちょっと手を洗ってくるよ、と席をたつ。

嶋野陽子 > 食費凄そうと言われると、
「だから普段は自炊してます。沢山作るので、宜しけ
れば食べに来てください。いつでも歓迎しますよ」と
答える陽子。

敵に回したくないと言われると、
「保健委員なんで、基本的に人を傷付けるのは嫌いで
す。滅多な事では暴力は振るいませんわ」と答える。

枢木 柩 > 「ん、優しいやつだな、ふふ…」

なんて言いつつお手洗いへ。
ついでに二人分の会計を済ましておく。

「料理うまそうだな、なんとなく…。」

帰ってきて席につき、水を飲む。

嶋野陽子 > 『料理うまそうだな』
と言われると、ハンバーグと人参を一口サイズに切り、
「ここのデミグラソースはいい出来ですよ。味見して
みますか?」とフォークに刺して差し出す陽子。

枢木 柩 > 「わ、いいの?それじゃあ…」

あーん、と髪を耳にかけつつ口を開き
ぱくっと食べて

「…んまい…」
むぐむぐ、と咀嚼

嶋野陽子 > 美味しそうにハンバーグを試食
している枢木先輩を見ながら、ひょっとして私の料
理の腕前についての発言かと気付いた陽子は、
「先輩の好きな料理とか教えてくれれば、お作りし
ますよ」とフォローする。そして、異次元ストレージ
から10本の回復薬が入った小箱を取り出して、枢木
先輩の前に置く。
「こちらが回復薬になります」と告げる陽子。

枢木 柩 > 「お、じゃあ、ベタに稲荷ずしとかにしようかな…。」

回復薬を受け取れば

「ん、たしかに。ありがとう」

ペコリとお辞儀

嶋野陽子 > 稲荷寿司とは、お狐様の好物の定番
が出てきましたねと笑う陽子。
「関西風と関東風、どちらがお好みですか?」
と確認するあたり、抜かりはない。

薬を受け取った先輩がお辞儀をすると、
「次は傷薬の膏薬か湿布に挑戦して見ます」と返す
陽子。

枢木 柩 > 「んー、関東でお願いなー…今度は傷が治るやつとか、
そういうのを期待しようかな?」

なんていたずらっぽ苦笑いつつ

「そろそろ帰らなきゃ、大浴場に入りそびれるかもだから
帰ろうと思うんだけど…一緒に帰るか?」

嶋野陽子 > 関東風のリクエストを了解すると、
傷薬の研究は、あと半月はかかりそうとの見通しを示
した陽子。

『一緒に帰るか?』と誘われる。

大浴場…覗かれて以来
入ってないけれど、枢木先輩の耳をもふもふする絶好
のチャンスでもある。
「はいっ是非!」と何故か少し力の入った返事をす
る陽子だった。