2016/05/12 のログ
ご案内:「ロビー」に柴木 香さんが現れました。
柴木 香 > こそ。柱の陰からのぞく。
今日も今日とて、抱えてるのは地図と筆記具。

「……誰もいない、よし。」

ひょこひょこ。ロビーに陣取る。
ばさーと地図を広げて、昨日通った新しい道を書き込む。

柴木 香 > 「むー……」

地図とにらめっこ。
主要な運送業務というのはやっぱり大きいところが持っていく。
隙間産業的な運送は突発的だし、一人で対応できるものでもない。
安定して請け負える仕事を探すなら、手つかずの場所か。
それか――

「ひと、ふやす?」

かくん、と。
増やすといった所で当てもないわけだが。
そもそもこのご時世に人力で運送しようというのが間違っている、というのは置いといて。

ご案内:「ロビー」に相楽 満さんが現れました。
相楽 満 > 「お、なになに。この辺の地図?」

ちょっと一服を、と思って現れた相楽君。
手の中にはお茶と大量のサラミがある。

「ピクニックとかすんの?」

ひょこ、と覗きこむ。

柴木 香 > 「――――わふ!?」

むーむー悩んでたら、人がいた。
飛び上がるほど驚いて、思わず耳と尻尾が出たり。

地図は島の白地図。
書き込んであるのは、主要な道路、交通路と、おいしい甘味処。
島の中心部だけでなく、未開拓地区や落第街にも結構な数の書き込み。

「え、う?えーと……おしごと?ぶかつ?」

見られて困るものでもない――あ、落第街まで行ってるのはバレると困るかも。
そんなことを思いつつ、しどろもどろに。

相楽 満 > 「しごと?ぶかつ?
 え、どっち?」

真横に陣取り、地図を一緒に見る。
よく出来た地図だなー。あ、あの店美味いよなー、メモってあるし。
などと感心している。

「なんの仕事してんの?」

ばらばらとサラミを落とす。
一つずつビニール包装された、一口サイズのやつ。
それを一つ口に入れた。

柴木 香 > 飛び上がるほど驚きはしたけど、人の来る場所ではあるし。
ちょっとすれば落ち着きはする。
どっち、と聞かれれば少し首を傾げて

「うーん?ぶかつでしごと?第六運送部。」

こくこく。部活だけど仕事。
知名度絶賛ゼロ。多分聞いたこともないはずの部活の名前をあげつつ。

「あ、もらっていい?――あとこれたべる?」

目ざとくサラミを見れば仲間だ!とばかりに尻尾が揺れる。
お徳用のジャーキーの袋取り出してテーブルに置いてみたりもする。

相楽 満 > 「……聞いたことねー」

案の定聞いたことなかった。
ただ頭を巡らせれば、なんとなく運送業でもやってるのかなーとは思いつつ。

「お、いいぜ。半分やるよ。
 じゃ俺もそっちもらうな」

ざっくり半分くらいサラミをずいっと少年のもとにやって、そのジャーキーを一枚口に入れてもしゃもしゃする。

「俺、相楽満。満でいいよ。
 お前は?」

柴木 香 > 「うん、そう思う。」

さくっと納得。
一人で配送も営業も経理も宣伝も、はできてないし。

「あ、どうぞどうぞ。じゃあ、僕も一つ……」

サラミを一枚、袋を開けて、ぱくっと。

「……わふぅ――v」

しあわせ。
口の中に広がる肉の味はやっぱりおいしい。

「満、うん、覚えた……と。僕。こう。柴木香。しばのきのかおる。香でいーよ。」

反芻。
男子寮には居るけど、人の活動してる時間は大体外を走り回っている。
初めての知り合いの名前は忘れないようにしよう。

相楽 満 > 「おっけ、じゃあ香な」

ジャーキーが口からはみ出した状態でにっかり笑った。
ジャーキーもお気に入りらしい、割と長い事口の中で楽しんでいる。

「……んで、その第六運送部って?
 何運んでんだ?」

ごくんと飲み下し、今度はサラミを食べ始める。
しょっぱいのでお茶を飲むのも忘れずに。

柴木 香 > 「わふ、よろしくー。」

こくこく。頷きつつ。
やっぱり仲間だー、と思う。ジャーキー好きに悪い人は居ない。

「――うーん、と。なんでも運ぶよ?スキマ産業?
 運送、って言っても大量なのは大きなところが契約してるから、突発だったりあぶれた分を請け負うかんじ、今のところ。。
 で。新しく開拓して定期的に仕事貰えるところか、部員探してみないとだめかな、って。」

 悩んでたのはそこ。
 どっちかしないと部活として成り立たない、のはわかっているわけで。
 サラミもぐもぐしつつ、そんな話をしてみる。

相楽 満 > にへらーと笑いながら、サラミをさらにふたつ口に放り込む。
そしてまたジャーキーを一枚。

「……ふーん、なんでも。
 ってーか仕事でもあるんだよな、その部活。
 仕事さえあればバイト代みたいのは出るの?」

なんか食いついてきた。
ジャーキーじゃなく仕事に。

柴木 香 > 「……わふ?」

ちょっと意外。耳がピコピコ動いている。

「ぅ?バイト代というか、ちょこっと部に入れてくれるとうれしいけど、全部もっていっていいよ?
 個人だと直接仕事はとりづらいけど。部活として登録してたら最低限の信用はとれる、っていうだけだし。
 その代わり名前だけ、今のところ。仕事は自分で探さないとだし――あ、運ぶ道具とかくらいは、用意できる、かも。」

 とりあえず、簡単に説明してみる――
 途中ちょっと筆記具ごそごそと。今、貯めてた部活のお金どれくらいあったっけ……? 

相楽 満 > 「面白そーじゃん。
 俺もやってみようかな、それ。
 ちょうどバイト探そうかなーって思ってたし」

ジャーキーを飲み下して、そんな宣言。
サラミを口にぽいぽいしながら、その説明の終わり際に。

「あ、別にそんな道具とか要らねーと思う。
 担げる形のものなら、普通に持ったまま走れるぜ、俺」

サラミ美味い。
そんな感じでガンガン口に放り込んでいく。

柴木 香 > 「ん?いーの?
 バイトするだけ、なら他にもあると思うけど。
 やるなら歓迎する、うん。」

 それを自分が言うのもおかしい気がするけど。
 仲間が増える―、というのはやっぱりうれしい。尻尾が揺れる。

「担げれば持てるって、すごい。ぼくは無理、うん。
 えと、でも小口が大量、とかいう場合もあるよ?…あ。そういうときははっちゃん使えばいーか。
 あ、はっちゃん。えーと、大八車?うん、そんなの。あとで見せる。」

 つられてもぐもぐとジャーキー食べつつ。
 運べるとはいっても担げる形とは限らないし。
 それは、はっちゃん――部唯一の備品といってもいい大八車を共用で使えば解決する話。

相楽 満 > 「ん、いいよ。
 面白そうだし」

あ、しっぽ振ってる。
喜んでそうだなーと、のほほん笑顔。

「あー、まぁデカいもんだけならいいけどな。
 大八車あるんなら、そっちの方がいいなぁ」

確かにたくさんのものを持つには限界がある。
便利なものがあるなら借りちゃおうと思ってる。

ついでにジャーキーもう一枚もらってぱくり。

柴木 香 > 「――わふ、じゃあよろしく、よろしく。やったーv」

くるくる小躍りしそうな感じ。
でもそこはぐっとこらえて。

「うん。お弁当の仕出し、とか。そういうのもあるし。使って損はないと思う。
 ――あ、とりあえず連絡先、教えておく?なんか仕事あったら連絡するし」

そうだ、と。
すちゃっと、ちょっと古い型のスマートフォンを取り出した。安かったの。
登録してある連絡先といえば仕事くれるお弁当屋さんとか材木問屋とかそんなのばっかりだけど。

相楽 満 > 「よっしゃ、よろしくなー」

ぐっと親指を立てて笑って見せた。

「んじゃメールでも電話でも、いつでも呼んでくれ。
 あ、連絡先ここな」

ちょっと古い型だが、スマホを取り出して電話番号とかを表示してみせた。
メールアドレスもすごい短い。わかりやすい。

柴木 香 > 「わふーv」

くるくる回った。
我慢できなかったらしい。

「ん、ありがとー。僕の方もいつでもどーぞ。大体いつでもでる。
 あ、早速今日もいくつかあるけど、やる?家具の運搬とか、持てるなら十分行けると思う。」

交換したアドレスはお互い短い。利便性重視だー、とか思いながらぽちぽち登録しておく。

相楽 満 > 嬉しそうな様子を見て、満も微笑む。
幸せそうだ。お互い。

「お、マジで。やるやる。
 冷蔵庫とかなら一人で運べるから任せろって香……いや、部長!」

スマホをしまい、にやりと笑って部長呼び。
お茶をがぶがぶ飲み干し、腕をぐるぐる回して臨戦態勢をアピールしていく。

柴木 香 > 仲間ができるのはうれしいこと。
そりゃもう飛び上がるくらいにはうれしいのだ、と。

「う?
 ――じゃあ、えーと。説明しよう、満部員!
 んとね。今日は――」

部長呼びに――あ、そうか、僕部長だ。
えへん、と乗っかった。地図もちょうどあることだし。
やる気になってくれた部員に本日の仕事の説明を始める――

ご案内:「ロビー」から相楽 満さんが去りました。
ご案内:「ロビー」から柴木 香さんが去りました。