2015/07/18 のログ
ご案内:「大浴場」に嶋野陽子さんが現れました。
■嶋野陽子 > 誰もいない大浴場に、一際大きな
人影が現れる。浴場で一番天井が高い、明かりとり
の窓付近で、シャワーを浴び始めたのは、保健室での
初治療を終えて、お風呂にリフレッシュに来た陽子。
明り窓に背を向けて、丹念に全身を洗うと、今度は
明り窓に向き合って、背中の泡を洗い流す。
ご案内:「大浴場」に嶋野陽子さんが現れました。
ご案内:「大浴場」から嶋野陽子さんが去りました。
ご案内:「部屋」に嶋野陽子さんが現れました。
■嶋野陽子 > 朝目覚めて、昨夜の事を振り返る陽子。
一時間以上かけてゆっくりと入浴したが、明かり取り
の窓には怪しい気配は無かった。少なくとも昨夜は覗
き魔は出なかった。
(もっとも、私の裸を見たら、覗き魔さんの方が気絶
しちゃうかもね。もし学園生だったらば、風紀委員に
突き出さないで、要治療と言う事にしてカウンセリン
グしようかしら)
妄想はそこで中断して、きちんと起きることにする。
新しい1日の始まりだ。
ご案内:「部屋」から嶋野陽子さんが去りました。
ご案内:「ロビー」に四十万 静歌さんが現れました。
■四十万 静歌 > 「ただいまー。」
お約束の言葉と共に女子寮にかえるや否や、
ソファーにぼふんっと座る。
「気持ちいいー……」
遠出をするとちょっと疲れたのである。
仕方ないね。
■四十万 静歌 > 「はー、心地よくて寝てしまいそうになるのが、
ここのソファーの欠点ですよねー……」
なんていいながらごろごろ。
やっぱりくつろぐならここですねー
なんていいながら
「今最高に夏休みを満喫してるかもしれません……」
■四十万 静歌 > 「うーん……」
もそもそとマントからウィッチハットと短いステッキを取り出して。
ウィッチハットの中には何もありませんよ、
というかのように被る所を下にしてふる。
そしてステッキでハットを一叩き。
そしてハットからぴろーんっと、
万国旗を取り出すだろう。
ご案内:「ロビー」に嶋野陽子さんが現れました。
■嶋野陽子 > そっと寮のドアを開けて入ると、
ロビーで学生らしき女の子が手品をやっている。
見事な手つきで魔女ハットから万国旗を取り出す
鮮やかさに、思わず拍手する陽子。
■四十万 静歌 > 「ひわっ!」
拍手を聞いてはっとした様子でそちらを向くだろう。
「お、おおお……」
その巨大な体躯の様子に思わず、
威圧されてたじろいでしまうが――
「あ、ありがとうございます……!」
すぐに気を取り直して
立ち上がって頭を下げた。
■嶋野陽子 > マジシャンの少女が立ち上がって
礼をするのを見て、陽子も頭を下げると、
「二重の意味で驚かせてしまってごめんなさい。
保健委員をやってる一年生の嶋野陽子と言います」
相手の年齢も学年も判らないので、丁寧に挨拶する。
「私もお邪魔してよろしいですか?」と聞き、
もし許諾されたらば、ゆっくりとロビーに入り、
彼女の近くの丈夫なソファーに腰かける陽子。
■四十万 静歌 > 「いえいえいえ!
なんていうか私は驚いてばっかりなので、
すみません」
ぺこぺこと頭を下げる。
「一年の嶋野陽子さんですか、
私は二年の四十万 静歌(しじま しずか)と申します。
どうぞよろしくお願いしますね。
もちろんどうぞどうぞ。
誰に断る必要も無い場所ですし。」
なんて笑って答える。
「それにしても、凄いですね。
体力がありそうです……!」
そしてぽろっと思っていたことを
するりとしゃべった。
■嶋野陽子 > 「四十万・・・静歌先輩・・・
落ち着いた、いい名前ですね、って生意気言って済みません」
と、名前の感想を述べると、
「体力は・・・有りますけど、専門は治癒なんです。
だから保健委員なんです」と説明する陽子。
「四十万先輩は、委員会とか部活は何かやられておられる
のですか?」とたずねる陽子。
■四十万 静歌 > 「いえいえ、気にしないで下さい。
先輩といっても、1年ですし、
その、年齢が上の方も多いですし。」
などとぱたぱたと手をふって生意気とか気にしないでいいですよ。とジェスチャー。
「なるほど、治癒が専門だったら、
きっと皆大助かりですね。
ほら、ナースさんとかお医者さんって、
24時間働けるような体力とかいりそうですし。」
凄いなぁとほへーっと尊敬の眼差しで見、
「あ、私はこう特に何かできるわけでもないので、
帰宅部で委員会は無所属なんですよ。
なので何かやってる人は素敵だと思ってます。
やっぱり、大変でしょう?」
と、気恥ずかしさで照れた様子で質問に答えを返すのである。
■嶋野陽子 > 『・・・その、年齢が上の方も多いですし。』
確かに、入学が遅い陽子は、もう18歳である。
年下の先輩がいてもおかしくない。それでも先輩は先輩
というのが陽子の考えだ。只でさえその巨体のせいで、
年齢や学年に不相応に恐れられたりするので、普段から
控え目を旨とする陽子だった。
「どんな年齢でも、学年が上という事は、何か優れた物
を持っているという事ですから、敬意を持ちます」と
答えた陽子。
『・・・やっぱり、大変でしょう?』と聞かれた陽子は、
「入学してから初めてのオフに海に行ったらば、いきな
り怪物との戦闘シーンに放り込まれたのには驚きました。
何しろ風紀も公安もいなくて、私がいきなり参戦する羽
目になっちゃいましたし」
と、海水浴場での武勇伝に言及する。
■四十万 静歌 > 「そう、ですか。」
静かに微笑んで――
「ありがとうございます。
なんていうか陽子さんって本当に立派な人なんですね。
中々そんな考えもてる人、
少ないと思いますよ。」
なんて、人さし指を頬にあてて小首をかしげて微笑んで、
「入学して即、怪物との戦闘――!?
そ、それはなんというか……
凄いというか……
あの、その、怪我とか無かったですか?」
とあたふたして怪我の心配をするだろう。
■嶋野陽子 > 『怪我はありませでしたか?』
と聞かれて、
「幸い怪我はしませんでしたが、エネルギーを使いすぎて、
四十万先輩二人分くらい体重が減りました。
エクストリーム、ダイエットでしたよ」
と乾いた笑い声を立てる陽子。
どう見ても四十万の体が四人分以上はありそうな体格を
している。
■四十万 静歌 > 「私2人分とか大丈夫なんですかそれ!?
エクストリームにもほどがありますよ!」
それでも2人分一気に減ったとか、
とんでもない話である、
なんていうか凄い身体に悪そう。
「まぁ、ちょっとその時の陽子さんが
見たかった気もしますけど……
え、あれ、
今減った状態ですか?」
なんて首を傾げる。
■嶋野陽子 > 四十万先輩の
『・・・エクストリームにも程がありますよ!』という指摘には
返す言葉もない陽子。1日で100kg減なんて、普通の人間ならば、
文字通り灰も残らないレベルだ。
「そうですね。戦いの直前の私の体重が254キロで、それが
戦闘後には156キロまで減りました。今は216キロなので、
38キロ減ですね」と、正確な数字を四十万先輩に答える。
■四十万 静歌 > 「おおお……
254が156で、216……
ええと順調に体重が戻ってるようでよかったですね、
っていっていいのか、
なんというか、そんなに急降下して、大丈夫?
というべきか悩むところですね。」
少し困惑しつつも、それでもやっぱり、
元に戻って何よりなんですかね?と微笑んで、
「あ、そうだ、陽子さんは甘い飲み物は好きですか?」
■嶋野陽子 > 「元々、私の異能で沢山の薬を作ったり、自分の肉体を
改造したりするために、かなりのエネルギーを蓄えて
いるので、最大百キロまでは、脂肪とか胸とかを空に
する事で絞り出せるのですよ。ただ百キロになると
背も縮むし、胸なんか男みたいにペタンコでした」
と、一応想定の範囲内だけど、いろいろ人には見られ
たくない状態になっていた事をほのめかす。
「甘い飲み物ですか?好きですよ。部屋にありますけど
何かお持ちしますか?」と四十万先輩にたずねる陽子。