2015/07/29 のログ
■枢木 柩 > 「ふむ。まぁ、言語難しいよなぁ…。私も習得するのにだいぶかかったよ。これはお茶だ、おちゃ、ちゃと読む。」
サンプルを覗きこみつつ、自分の苦労も思い返すようにそう教える。
■嶋野陽子 > (そう言えば、翻訳魔術が効かず、
ひらがなしか読めないと言っていましたね)と思い出
した陽子は、
「では一つずつ中身を説明しますので、気に入った
物を教えて下さい」とサヤに言うと、左上から順に
一つ一つの商品を手短に説明する陽子。
■サヤ > 「すみま……じゃなくて、ありがとうございます。」反射的に謝りそうになって、お礼に言い直す。
そして、二人の説明をひと通り聞いてから
「あ、えと……私は大体緑茶を淹れて飲んでいるんですが、皆さんが普段飲んでいるのはどういったものでしょう。その、こちらの飲食物に慣れたい、と思いまして……。」遠慮がちに、聞いてみる。自分の知っているものを選ぶのは安牌だが、少し冒険してみたくなったのだ。
■枢木 柩 > 「…私は…炭酸系だな、コーラとか。」
これ、と自販機の右上のボトルを指す
■嶋野陽子 > 『皆さんが普段飲んでいる物は?』
と聞かれた陽子は、喉が乾いていたので、
「では実際に自分で買って見せますので、良い
てすか?」と断ってから、イオン飲料を自販機
から購入し、「今の季節だと、これが私のお気
に入りです。」と言ってイオン飲料のペットボ
トルをサヤさんに見せると、
「流石に今日は眠くなって参りましたので、
残りの説明は枢木先輩にお願いしてもよろしい
でしょうか?」と言う陽子。
■枢木 柩 > 「ああ、了解。おやすみ嶋野。」
にへら、と挨拶を返すだろう
■サヤ > 「ほうほう"こおら"と、ええと……」見せられたペットボトルのアルファベットの下に小さいカタカナを見つけた「"いおんさぷらい"?」当然どちらも知らない。
「あ、はい。お疲れ様です。ご説明ありがとうございました。」と頭を下げる。
■嶋野陽子 > 「それでは先輩、サヤさん、お休みなさいませ」と
言って二人に一礼すると、眠そうに自室に向かう
陽子。きっと5分後には熟睡しているに違いない。
■サヤ > 「じゃあ、ええと……とりあえず"こおら"の方から」がま口から小銭を取り出して投入。右上のペットボトルのボタンに手を伸ばして、ぎりぎり届いた。
ガコン、と出てきたものを取り出して「これが"こおら"ですか、冷たいですね。」発泡する黒い液体を興味深そうに見つめる。
ご案内:「ロビー」から嶋野陽子さんが去りました。
■枢木 柩 > 「ん。こおら。シュワシュワしている。甘い。太りそうなくらい甘いな。うん。」
暑いと炭酸が恋しくてついついかちゃうんだけれど、と笑って
「ええと、そっちは汗をかいたりして脱水症状になったりしないように、体に必要な成分を美味しく補給できる。疲れてる時ほどうまい。」
説明をして
「おう、うまいぞ。ぷはーってかんじだ。」
自販機で買った姿を見れば、何故か得意気に尻尾を揺らして解説するだろう
■サヤ > 「こんな真っ黒で甘いんですか。不思議な飲み物ですね。」サヤの居た世界の文明レベルは江戸時代ほどだ、コーラなど存在しなかったし、甘味自体が貴重だった。
「ふむふむ、運動した時に飲むんですね。なるほど、嶋野さんが飲むわけだ。」あの体を維持しているなら当然だろう。なるほどなるほど、と何度も頷く。
「じゃあ、飲んでみますね。」あけるの文字とともに書かれた矢印にしたがって、蓋をひねる。
ワクワクした様子でにおいをかぐ、不思議な香りだ、そして今まで嗅いだことがないくらい甘い匂いもする。
口に当てて、ゆっくりと中身を口に含む。
「……!」炭酸、口の中で弾けるそれは初体験であった。驚きに目が見開かれる。
慌てて中身をペットボトルに戻す。
「い、今口の中でパチパチって……!」飲むのは危険と判断。
「パチパチって、弾けたんですけど。な、何なんですか……!」何か異常な製品を飲んでしまったのかと思い、混乱した様子で問いかける。
■枢木 柩 > 「ふっふっふ、すごいだろう、それは炭酸って言ってな、そのうち授業で習うと思うけど、人間の吐く息と大体一緒のイメージだ。」
正確にはちょっと違うけどな、と付け加えつつ人差し指を立てる
■サヤ > 「"たんさん"……。さっきも"たんさんけい"って言ってましたね。吐く息と一緒……といわれましても、私の息はパチパチしませんよ?」ハー、と左手の平に息を吐いて当ててみる。当然弾けるわけはない。
■枢木 柩 > 「そうだな、水にとかしたら弾けるんだよ、うん。」
文系故にふんわりした説明しかできないが、とにかく本人はそれで納得しているようだ。
■サヤ > 「そうなんですか……。」正直全然納得出来ないが、質問するための基礎知識すらないため、そういうものとして受け止めるしか無かった。
「じゃあ、この"こおら"はこれで正常なんですね。」これが普通ならなら飲んでも大丈夫だろう、もう一度、コーラを口に含む。
口の中でパチパチするが、そのまま飲み込む。喉でも弾けて少し痛いが、確かにすごく甘い、ほんの小銭でこんなに甘い飲み物が買えるなんて、驚きだ。
もう何口か飲んで、口から離す。
「ちょっと、風味が独特ですけど、けぷっ。失礼…甘いですね。けぷっ。」げっぷが止まらない、恥ずかしそうに口元を抑えながら、また何度かげっぷをする。
■枢木 柩 > 「うん、炭酸は好みが分かれるところでもあるからな、無理はしなくてもいいよ。」
授業にでてるなら、いずれ習うさ、と微笑む。
「あはは、それ、我慢するのも大変だよなぁ。」
■サヤ > 「これ、こういうものなんですか。」パチパチして弾ける上に飲むとげっぷが出る。原理
もわからない、全く不思議な飲み物だ。
こぼさないように気をつけて、パッケージから何かわからないかと見てみるが、並んでいるのは漢字ばかりで、全く意味が拾えなかった。
「あ、そうだ。申し遅れましたが、サヤと申します。常世学園の、一年です。」嶋野さんに呼ばれたので名前はわかっていると思うが、自分からは名乗っていなかった。コーラをこぼさないように、ゆっくりと頭を下げる。
■枢木 柩 > 「んぁ、丁寧にどうも…。私は枢木 柩(くるるぎ ひつぎ)だ。二年、よろしくなー。」
ぺこり、とつられて頭を下げ、耳を揺らす。
■サヤ > 「枢木さんですね、よろしくお願いします。」あ、耳が揺れた。そういえばさっき尻尾も揺れてたな。
髪の色と調和しているし、衣装ではなさそうだ。少し興味が惹かれた。
「あのー、つかぬことをお伺いしますが。その尻尾と耳は本物、といいますか……枢木さんの肉体の一部ですか?」神を名乗る人や、神性の眷属とは出会っているが、人にはない特徴を持ってる人に会うのは初めてだった。
■枢木 柩 > 「ん?うん、私は妖狐だからな、本物だよ。」
ほら、と耳と尻尾を揺らしてみせる
■サヤ > 「妖狐、ということは年経た狐が妖力を持ったものですか、おぉー。」と揺れる尻尾と耳を嬉しそうに見つめる。
「あの、あの。さ、触ってみても、よろしいですか…?」おずおずと問いかける。もふもふの尻尾が揺れる様に動物好きが疼いた。
■枢木 柩 > 「おお、詳しいな…んん、少しならいいぞ、耳なら。」
少し迷ってから承諾した。尻尾はダメらしい。
■サヤ > 「私の世界では、狐の方にかぎらず、大体の動物は歳を重ねると神となって不思議な力や、知恵を手に入れてたんですよ。こちらでは、違うみたいですけれど。」この世界では動物は人より劣る存在として、人に管理される立場らしい。それを初めて知った時はひどく衝撃を受けたものだ。
「では、失礼します。」と断ってから、ふわふわの耳に手を伸ばす。身長差が30cm近くあるせいで、かなり厳しい体勢だが、なんとか撫でることが出来た。
「うわぁー、毛並みが……いいですね、心地良いです。」毛の流れに逆らったり、従ったりと耳を撫ぜる。
■枢木 柩 > 「ん、なるほど。アニミズム的な世界だな…それは。」
少ししゃがむ。
「んんん…くすぐったいんだよなぁ。」
撫でるのに合わせてぴこ、ぴこ、と耳が揺れる。
■サヤ > 「アニミズム、西の大陸からやってきた旅人の方もそう言ってましたね。人も獣も、器物すら年を取ったり、偉業を成し遂げれば神になる、それが私達の信仰でしたね。」そこで暮らしていた頃を思い出し、少し遠くを見る目になる。
くすぐったそうにする相手をみて、あまりやり過ぎるのも失礼だと思い、手を離す。
「ふぅー、堪能しました、ありがとうございました。」微笑みながら、頭を下げる。実を言うとまだ撫でていたかったが、まぁ初対面で撫でさせてくれただけ良かった。
■枢木 柩 > 「私の国も昔はそんな感じだったなぁ…。ん、いやいや。」
たちあがりつつ。
「そろそろ遅いし、私は寝ることにするよ、おやすみな。」
そう言って微笑むだろう。
■サヤ > 「おっと、もうそんな時間ですか。」ロビーの時計を見る、確かに随分と遅い。
「お付き合いいただきありがとうございました、おかげ様で楽しい時間を過ごせました。おやすみなさいませ。」とまた頭を下げる。
■枢木 柩 > 「ん、こっちも楽しかったよ、じゃあな、サヤ。」
手を振って自室に戻るだろう。
ご案内:「ロビー」から枢木 柩さんが去りました。
■サヤ > 「ええ、またお会いしましょう。」こちらも微笑みながら、手を振って見送る。
相手が見えなくなったら、ペットボトルの蓋を閉め、本を風呂敷に包んで、自室へと帰っていく。
ご案内:「ロビー」からサヤさんが去りました。