2016/04/11 のログ
ご案内:「部屋」に雪城氷架さんが現れました。
■雪城氷架 > 「ん、あ……」
バイトから帰って、自室のソファでつい眠りこけていた
目を擦りながら起き上がり、ぐーっと伸びをする
「うー……あいたた、変なカッコで寝ちゃったな……」
■雪城氷架 > ぼやっとしたままソファの前のローテーブルを見ると自分のスマホの通知ランプが点灯している
手にとって確認してみると、新学期のガイダンス日程の通知メールだった
「…あ、そっかもうすぐ……」
■雪城氷架 > 「もう二年生かぁ……」
ばふんっとソファに体重を預けなおして、ぼんやり天井を眺める
長いようで短いようで、色々あった一年だった
そしてどうやら無事進級には足りていたらしく、家族も一安心というもの
「(ホントに色々あったな……)」
■雪城氷架 > まず学園に来て、自分のもっていた常識が通用しないことに驚いた
不良に絡まれて、異能を持ちながら生きていくことの難しさを知った
炎の巨人事件、いろんな人に迷惑をかけて、恩ができた
そしてまさかの彼氏、恋人ができて、告白されて
家族が家出して
妹ができた NEW!!
「波瀾万丈すぎるだろ」
オイオイ、といった感じで空中にツッコミを入れる
■雪城氷架 > 「本当にこれがたった一年の間に起きていい出来事かよ」
膝の上でに頬杖をついてはぁーっとため息
多感な思春期にこれだけ経験するとか何かの試練だろうか
陰謀めいたものすら感じる
いや実際に炎の巨人事件は陰謀だったんだけど
■雪城氷架 > さすがに二年目までこんな波乱が続くとは思いたくない
そのたびに周りに心配ばかりかけることになるし
「何より心配性なヤツばっかりだもんなあ……」
スマホの通知未読を消しつつ、ポケットに捩じ込む
ふと、そういえば部屋着に着替えて脱ぎっぱなしだった制服を拾い上げて皺を伸ばす
「(こういうのも見つかったら怒られそうだよなぁ。いくら女の子しかか住んでないとはいえ)」
■雪城氷架 > 母親達と此処へ来た時に別々の部屋を希望した理由の一つに
周りが自分に世話を焼きすぎることへの漠然とした不安、が挙げられる
自分のことを大事に思ってくれるのはわかるし、愛されているとも思うけれど
そのままだとずっと子供のままな気がして、所謂背伸びをしたかったということもある
今はこうやってルームシェアの部屋に入り、数人の友人と日々を過ごしている
母親とも勿論顔を合わせてはいるが、積極的に世話を焼いてこようとはさすがにしない
事実、色々なことを一人でできるようになった …気がする
■雪城氷架 > 「よしっと」
綺麗に皺を伸ばした制服を持って、部屋のハンガーにかけにゆく
「………」
制服を見て、そこでふと気付いてしまった
この一年で成長したと自分でも思う
異能の力をかなり使いこなせるようになったし、
精神的にも成長した気がする
たたっと姿見の前に立つ
「………背が伸びてない」
肉体的な成長が皆無だった
■雪城氷架 > そういえば新学期だから身体計測と健康診断があるはずだ
さっきのガイダンスの案内メールにもそう書いてあった
「……ま、まぁパッと見わかんないだけで流石に1cmぐらいは…うん…」
うん、うん、と自分に言い聞かせてマインドダメージを回避する
「(でも胸もぜんっぜん大きくならないよな…空子とか芙蓉とかは何食ってるんだ)」
とそこまで考えてルームメイト故に大体同じものを食べてることに気づく
ドロ沼である
■雪城氷架 > 「………」
なんだか気分が落ち込んできた
「ダメだダメだ。こんなこと考えててもキリがない、
そのうち大きくなるよまだハタチ前だもんな」
再び自分に言い聞かせて姿見の前から逃亡
そいえばこの学園は自分と同じくらいの年齢の筈なのに
やたら育ちきっている連中が多すぎはしないだろうか…
ご案内:「部屋」に雪城 括流さんが現れました。
■雪城 括流 > いつのまにかそんな氷架の様子を扉の隙間から見ている縦長の瞳孔が…。
「…ひょーか…。」
なにやらほろりとするような、物悲しげな声音で呟いた。
■雪城氷架 > 「はっ」
慌てて聞こえてきた声の主を探す
制服のポケットにいなかったから油断していましたね
ようやく扉のちょとtの隙間にピンク色を見つけて
「ど、どうしたんだよ括流、そ、そんなところで?」
何のぞき見てるんだーと乾いた笑いを向ける
どこから見られていたのかは気になるところである
■雪城 括流 > 「たまにはね。…ええと。」
偶然だったような、適当な答えを返してから…少し躊躇うような仕草を見せる。
「保健の先生として極普通のアドバイス、いる?」
どこから見ていたのかは分からない。
■雪城氷架 > 「うっ…ま、まぁ聞いておいて損とかないしな」
突然の提案
まぁ様子を見ていたなら何に悩みをもったのか一目瞭然なのだけれど
よいしょっとふたたびソファに腰を降ろして、こっちくれば?と手招きしつつ
「知識はいくらっても良い、大事なのは取捨選択の判断だっていうやつだ」
別にそこまで積極的にアドバイス聞きたいわけじゃないんだからねっオーラを頑張って出す氷架だった
■雪城 括流 > 「まずは前提として、身体的特徴に優劣はない。どんな身体の持ち主でも大抵何らかのコンプレックスを抱えているものだよ。」
架空の教鞭をとるかのように左手を動かしながら、そう静かに諭すような口調で述べる。
極普通の…そして大体の場合まったく役に立たないアドバイスだ!
「そうだね、そういうコンプレックスにつけこむような知識も多い。
ひょーかに判断ができているというのなら心配することは何もないんだけど。」
一拍置いて。
「・・・例えば胸を揉ませても必ず大きくなるとは限らないからね?」
突然の謎アドバイス!
■雪城氷架 > 「うん、それはわかってるけど…」
どうしても子供っぽく見られることも、一つの要員であった
劣等感ももちろん持ってはいたけれど…
「えっ!?そ、そうなのか…へぇー…ふぅーん……」
ポピュラーに聴く手段だけでにびっくりする
事実こっそりお風呂で何度かマッサージみたいなことをしていたりした
なんだか気恥ずかしくてすぐにやめてしまったのを思い出す
■雪城 括流 > 「見た目には身体的なものだけじゃなく、服装や振る舞いも重要な要素だからそっちを気にかけるといい。
でないと身体的に成長したからといって、ひょーかはきっとひょーかのままだよ。」
続けて、そのあたりが変わらないのも…とかなんとか呟いたようにも聞こえたかもしれない。
「そう言うのを気にして零くんとあれこれしているなら少し考え直したほうがいいと思うけど。
・・・あとひょーか、よふかししすぎ。」
そう言うマッサージではなくもっとこう別のことを想像していたようだ。
氷架がそんなことを思い出しているとは露知らず、なにやら余計なひとことが。
■雪城氷架 > 「服装や振る舞いかぁ……でも括流とか立ってるだけとか座ってるだけでもなんかエロいじゃん」
じー、じー、胸部を見つめる
そして続いた言葉にさすがに真っ赤になるのだった
「し、してないそんなこと!!するわけないだろ!?恥ずかしくて死ぬって!
…よ、夜更かしは、まぁ……ほら、べんきょーとかしてるとゲームする時間がズレこんで…」
大否定をブチ放ちつつ、後半はどんどん声が小さくなっていった…
■雪城 括流 > 「年の功としての経験と、そういう下着もつけてるからね。
振る舞いと、服装。どちらもちゃんとしているよ。」
胸元を示すように大げさに手を置いて、ポーズをとってみせる。
「・・・ひょーかだとちょっと、大げさに盛る必要があると思うけど。」
言外に同じ手段はおすすめしないようだ。
「そう?・・・じゃあさっきの えっ、は何だったのかな。」
ちょっとだけ気にしたように尋ねてみながら…。
「それだけが原因じゃないはずだけど、それも原因の一つだから・・・受け入れるか、変えてみるか。
どっちかを選べばさっきみたいな顔をして姿見を見ずに納得できるんじゃないかな。」
気遣っているというか、励ましているというか。
やれやれと言った様子で、説教臭かったがどうやら気にしてくれているようだった。
■雪城氷架 > 「…まぁ、私にはそういうのまだ早いよなっていうのはわかるよ」
下着をつけるにしても持ち上げるモノがなければいけないし、
なんだか盛ってアピールするのもそれはそれで悲しみを背負う気がした
「そ、それは……そういう話を聞いたから、ちょっとだけお風呂場でやってみただけで……」
ぼそぼそ、やっぱりどんどん声が小さくなっていく
こういうことをちゃんと答えてしまうあたりの素直さもまだまだ子供っぽい
「うん、気をつける…お肌にも悪くないしな…」
今は若いから良いが後からしっぺ返しが来るかもしれない
見た目だけはとにかく磨かれてきたのだ。損ねるのは勿体無いと自分でも思う
「…そういえば括流って零とはなんか話とかしてんの?」
そしてさっき話題が出たので、なんとなく聞いてみるのだった
■雪城 括流 > 「・・・早い、ね。」
年齢とほかもろもろを考慮すると今後に希望があるかどうかはわからないけど、とりあえず無難に同意するような答えだけ返しておく。
氷架の未来は…いや、いかに括流でも未来は分からない。希望はある。
「そういう胸のためのマッサージ自体がないことはないけど・・・素人のやりかただとやっぱり意味はないかな。
経験としては恥ずかしいことはない可愛らしいものだけど、続けるのはおすすめしないよ。」
なんだ、そんなことかーといった雰囲気で普通に答えを返す。
声の小さくなる氷架に気にしないよ、とアピールするような。でも実はすこしほっとしている…?
「体型はともかく、肌はひょーかの自慢のひとつだしね。
・・・零くん?うん、まあ話題に出したのはくくるからだけど、ええと・・・。」
なにやら言いよどむような、言いづらいような。続きを躊躇って。
■雪城氷架 > ひとまずこの話題に関しては一つの終息、といった感じで
とくに変な子扱いも受けなかったことにホッとしているのは氷架も同じだろう
同じくほっとしたような、そんな雰囲気を括流に感じて
少し小首を傾げたりもするが、そこは追求するようなものでもなく…
「肌も髪も顔も自慢だよ。私は可愛いからな。
……え、何だそれ、もしかしてまた何かあったのか…?」
暗に、私はもう隠し事しないって決めたんだから括流もなしだぞーという視線を送りつつ
■雪城 括流 > 「・・・そう何度もあんな大ごとするつもりはないけど。」
目をぱちくりとさせてから、やや目尻を下げつつ。
「あんまり接点がないと言うか、彼にとってはくくるは口煩いだけかもしれないから。
なかなか無難な話をする機会はないかもしれないね。」
蛇だけに口しかない、と言うわけであったりなかったりするのかもしれないが、
もともとあの件のあとはいなくなるつもりだったわけだし、接し方には括流も戸惑っているところがあるようだった。
「・・・あと自慢と言うか自覚があるなら姿見で悩むのは贅沢じゃないかな。」
おまけで呟くように。
■雪城氷架 > 「自慢ではあるけど、満足しきってるわけじゃないんだから仕方ないだろ」
とりあえず呟きにそう返して、ふんすとソファに体重を預ける
綺麗になることに贅沢をいって何が悪いといった様子である
「なんだかなー……。
一応こう、括流も零も私にとってはかけがえがない奴なんだよ。
言うまでもないと思うけど」
どちらも大事な人間。優劣をつけるようなものじゃない
そういう考え方において典型的な良い子な氷架らしいといえばらしいのだが
「なんとか仲良くして欲しいんだけどな…」
自分の好きな人の良いところをお互いにちゃんと理解ってさえくれればと思う
余計なお世話なのかもしれないけど、それは自分のためにも、大事なことだ
「よし、零と括流と私、一緒に遊んでみよう!」
■雪城 括流 > 「そう。」
かけがえのない、と言われて静かな応えを返す。
あえて同意ではないのは言うまでもないという言葉に対してなのか、そっけない雰囲気ではない。
「こればかりは簡単にどうにかなるものでもないからね。
少しずつ歩み寄るのが正解かもしれないし、何かのきっかけで好転するかもしれない。」
括流自身、括流からやれるシンプルで簡単なことはたぶん、勝手にあんなことに巻き込んだことについて謝ることなのだろうとは考えている。そうすればあのしがらみに一つのけりはつくのだろう。
ただ氷架が仲直りを望んでいるとしても、そのことをあえて指摘はしない。ちょっとしたわがままみたいなものだろうか。
「・・・くくるはひょーかのペットに過ぎないから、できることはないね。
遊ぶといっても・・・どうするの?物静かにポケットでついていく、ただのデートの邪魔になっちゃうと思うけど。」
暗に蛇姿で付いていく、と答えつつ問題点を指摘する。
■雪城氷架 > 「括流の言うとおり、正解はわかんないけど。
わからないこと考えても仕方ないし、私は私が良いと思ったことするぞ」
そういって無い胸を張る
「あ、遊び方はまぁ色々考えるけど…
別に私がデートしたいから言ってるわけじゃないんだ。
括流もへびーんな格好じゃなくてその格好で参加、決まりな。
異論は聞かないし、文句は終わってから全部聞く!」
半ば強引にそう締めくくるのだった
■雪城 括流 > 「それがさっき言った知識と取捨選択の判断と言うのなら、止める理由はないよ。
あとから責めたりもしないから、好きにしていいけど。」
説教…いや、説教するようなことには流石にならないだろう、と思いながら
氷架の行動を尊重するような答えを返す。このあたりは信頼でもあるのかもしれない。
「・・・うん、止めはしない、けど。指摘するべき点は既に多い。
異論は聞かないというのなら、問題の当事者だしあえて指摘はしないけど。
がんばって。」
ひとつ頷いて、締めくくる氷架にそうアドバイスのような、応援のような一言をかけると。
括流はすすす…と扉の影に戻っていく。
■雪城氷架 > 「私一人が頑張ったって仕方ないからな?
括流に仲直りする気がなかったら私たんなるピエロになっちゃうんだから」
扉の影に戻っていく括流の背中にそう声をかけて
「まぁ、私なりに作戦は考えてみるつもりだから、楽しみにしてろ。フッフッフ」
なんだか悪役のような笑い声をわざわざ喋り声で言うと、ソファから立ち上がってうーんっと大きく伸びをする
お世辞にも賢いと言えない氷架がうんうんと頭を捻らせる日々がここからしばらく続くのだが、
作戦決行日は、未だ未定……!
■雪城 括流 > 「・・・仲直りする気がないわけじゃないけど。
そうだね、どういう関係性を築いていくかは考えないといけないかな。」
踵は返さなかったので、じりじりと後ろに下がるように最初の覗き見ポーズに戻っていく。
「楽しみにしてる。」
経緯はどうあれ、氷架が括流のためにしてくれることなのだから半分扉の影からかけるこの言葉に嘘はない。
ただ零くんは苦労するんじゃないかな、と括流は思うのだった。
ご案内:「部屋」から雪城氷架さんが去りました。
ご案内:「部屋」から雪城 括流さんが去りました。