2016/07/07 のログ
ご案内:「部屋」に雪城氷架さんが現れました。
ご案内:「部屋」に雪城 括流さんが現れました。
■雪城氷架 > 「この時期は天日干しできないからなぁ…大丈夫かな…と」
カビくさくないかな、とクローゼットの奥から引っ張りだした平べったい箱を開ける
幸いにもイヤな匂いはしなかった!
さんきゅーシリカゲル
「去年は着なかったもんな、こっちに来てからは初めてか」
■雪城 括流 > 雑多な準備をしつつ、その片手間に括流もはこの中を覗き込む。
「気をつけてはいるけど、ひょーか自身でもちゃんと管理できないとね。
その柄を選んだんだ。」
じゃあ帯はこのあたりかな、なんて言いつつちらほらリストアップしていて。
さあ、浴衣の準備です。
■雪城氷架 > 「肝心な時に虫に喰われちゃってたらどうしようもないもんなぁ…」
よいしょ、と箱から取り出した
すみれ色の布地に白い芍薬の柄の入った浴衣
氷架の銀髪にはよく似合う色合いです
蒸し暑くなる時期だけど部屋の中は氷架の異能でほんのり涼しい……はずが、
いつもよりもなんだか少し寒いくらいに冷えている
クーラーでいえば結構効きすぎなくらいに
■雪城 括流 > 「そうだね…?」
括流が自身の肩を押さえる。クーラーは効いていなかったはず…?
「…ひょーか、少し寒くない?」
下に着る肌着と裾避けから差し出しながら、原因を確かめる。
■雪城氷架 > 「え?」
言われてみれば、少し肌寒い
寒さに敏感な括流にはそれなりの気温差だっただろうか
「おかしいな、いつもどおり使ってたつもりなんだけど」
ふわっと部屋の室温が少し高くなる
エアコン要らずの異能、日常から使用するのにも慣れたもの、だったのだけれど
肌着と裾避けを受け取って、一旦横に
とりあえず下着姿になって、ツインテールにまとめていた髪を解いてポニーテールにまとめ直す
浴衣にはこっちのほうが似合うし少し大人っぽいだろうふふん、というのは本人の思惑
■雪城 括流 > 「着付け終わってから結いなおしたほうがいいと思うけど、もう癖だよね。」
こういうせっかちさは氷架らしいと思いながら。
裾避けは腰に巻いて、そのあとシャツくらいの白い着物みたいな肌着を着用するのを手伝う。
それらを着用し終わった頃合に、バスタオルをいくつか差し出して。
「はい、ひょーかは細いから胸の辺りまで巻いてね。」
と言った。
寒さはもう平気だけど、ちょっとした異常として気にとめながら…。
最近の氷架自身の体のことも気になるけれど、何も突き止められてはいないので黙っている。
■雪城氷架 > 「あ、着つけるなら左右に分けてたほうが良かったか…ついやっちゃった」
苦笑しつつ、手伝われながら肌着を着用
促されるままにバスタオルも巻いてゆく
「もしかしたら肌着のサイズとか合わなくなってるかも、って少し期待したけどぴったりだったな…」
期待は打ち砕かれました、1年以上前に合わせたサイズがジャストフィットです
…と、なんだか今度は少しずつ部屋が暑くなってくる
これは流石に氷架も気づいて
「なんか調子悪いなぁ」
バツが悪そうにして異能の力を停止させたのか、リモコンを手にとってエアコンのスイッチを入れる
■雪城 括流 > 「感覚的だしね…また補習しておこうか?」
暑いのは括流に限ればそれほどでもないけど、調子の良し悪しに依存する状態をどうか、とは思い。
変調が起きていないか確かめる意味もこめて、そう尋ねた。
バスタオルで整えてなんとか並み程度の体型になったところで、浴衣をそっと箱から取り出した。
先ほども確認したすみれ色に白い芍薬。
氷架の肌と髪によく似合うだろう。
「はい、襟が浮いたりしないように気をつけてね。
タオルが見えちゃったりしても困るし。」
支えてはいるものの、袖を通すのは氷架自身に任せる。
■雪城氷架 > 「うーん、まぁ振り幅があるのはいつものことなんだけど」
氷架の異能は精神的な要素に結構左右される
イライラしていたり、怒ったり、冷静さを欠いていると出力が上がったりするのだけれど
平常時にこうなることは本人にとっても珍しいのか、首を傾げていた
「わかってるって」
括流に浴衣を着つけてもらうのは、子供の頃から何度も
家族の恒例行事のようになっていたものである
言われた通りに袖を通して、そんな記憶を懐かしく思う
「七夕祭りとか、此処に来る前はみんなで歩いたよなー。
来島の兄貴とか、お母さんも括流も、夕涼みの出店でかき氷買ったりなんかして───」
そんな兄貴分だった来島教諭も今はお嫁さんをもらって、立派な夫
自分も自分で、まだ羽は未熟ながらも少しずつ巣立ちしようとしている
■雪城 括流 > 「過去を懐かしむにはまだ若すぎるよ。
振り返るくらいはいいんだけど。まだ、ひょーかの年齢だと、ね。」
背中側で、ふと 氷架から見えない位置で少し瞼を下げ、遠くを見るような目線になりながら――
蛇の瞳孔がどこかなにかをみていました。
「宗仁くんだって別れたわけじゃないんだ。お嫁さんと一緒に誘ってみたらいいんじゃないかな。」
裾を上げて腰紐を結び、前に移動すると
おはしょり…襟布の余った部分を折りたたんで整える。
いつもどおりの表情で、氷架の胸元で手を動かしながら。
「そういうところは危なげではあるんだけど…異能だからね。
そう言うところがあるのは仕方がないみたいだ。だから…
時と場合で気軽に使っていていい道具かどうか、気にしておかないといけないよ。」
そういえば…以前、あの時に氷架に護身で何かつけることを考えていたことを思い出す。
そういうものが、また必要になるのだろうか。
■雪城氷架 > 「そう?こんなちっちゃかった頃のこととか、懐かしいけどなあ」
そう言って手で昔の自分の身長ぐらいを指し示して
「さいこ先生と一緒に?さすがに二人の邪魔になっちゃうって。
いつまでも妹分が出張っちゃうわけにはいかないよ」
はは、と苦笑する
本音を言えば少しだけ寂しさは感じているけれど……
「最近は普通に制御できるようになってたんだけどなぁ、
安定してたから気抜けちゃってたかな…なんかここ一週間くらいなんだよな…。
一時的なもんならいいんだけど」
括流の言葉を聞けば、わずかに不安げな表情を見せる
■雪城 括流 > 「私にもそのころの思い出はあるけど。
駄目、やっぱりまだ早いよ。」
苦笑して首を振る。何かを思っているのか、年齢差を言っているのか。
そうしてちょっとだけ真面目そうな口調になって。
「あの二人なら大人なんだし、こちらが出張ってもうまくやってくれるはずだ。
年少側からきちんと、積極的にでないと付き合い方もちゃんとわからないよ?」
そうたしなめながら。
折りたたんで着物の長さを調整し終えると、帯の下になる前紐を結んで皺の具合を見た。
うん、と一つ頷いてあとは帯。そう、帯を選ぶだけ…
とりあえず括流が選んだのは色を合わせたすみれ色にすみれ模様のものと、銀地に白霞をちりばめたもの。
あとは赤色のシンプルなものなど…どれがいい?と問いかける。
選んでいる間に、ちょっと髪飾りの素材を探して…
「一週間くらいか…。心当たりはないんだね。」
氷架に覚えの無い薬が投与されたころと一致する、気がする。
少しだけ半眼に。決め付けるのは早計だけど、容疑者ならいる…。
■雪城氷架 > まだ早いよ、という言葉はなんだかよくわからなくて
括流にとっては早く感じるのかな、ぐらいに納得しておいた様子で
「そうなのかなー…。
でもなんかいつまでも子供っぽく思われてるのもちょっと癪じゃん」
むぅ、と悩む
確かにあの二人に比べるとまだまだお子様なんだけれど
「帯はー…うん、これかな」
すみれ色の帯を選ぶ
浴衣は涼し気なほうがいい、コントラストとかを気にするのは多分ちょっとお目出度い席だ…と思う
「んー…全然ない。別にあの日ってわけでもないし」
体調も悪くはない
今回ばかりはほんとに心あたりがないようだった
■雪城 括流 > 「それならまずは経験をつまないとね。
人の縁も、経験から学習するものだよ。控えておいても得られるものは何もないんだ。
…それと大人っぽくみられたいのなら、蝶結びはやめておこうか。」
それでも可愛いし子供っぽい、というわけでもないけれど。
ちょっと凝った帯結びのほうがいいだろうと問いかける。
そんな会話を、帯をくるくると巻きつけながらしていて。
括流の指先は蛇のような器用さでするりと滑らかに氷架の腰周りを動いていた。
「そっか。」
じゃあ、『原因』は氷架の日常行動範囲にいるのだろう。
そしてそれを無理に避けさせることも難しい。いまのところは対処のみで様子を見るしか、ない。
■雪城氷架 > 「うっ…蝶結びしかできないんだから仕方ないじゃん」
じゃあ教えてくれよと解きつつ
「まぁ風邪みたいなもんだよ多分。
気がついたら治ってるって」
振り幅の不安定さは心配だけど、
致命的なほど大きいものではない、という状態が
妙に氷架を落ち着かせているのだた
■雪城 括流 > 「勉強する気があるんだ。
じゃあ前で結ぼうか。」
後ろで結ぼうとしていた手を…なんだか帯の取り合いになっていた気もするが、止めて。
帯は前で結んでも後ろに回せばいい。ので氷架に見えるよう、前で結ぶ。まずは…
「こう折り曲げてひだを二つ作ると…ここをゴムでとめる。」
まずはゴムだー!括流、折りたたんだ帯の根元をゴムで縛った!
あ、もちろん輪ゴムじゃないですさすがに。
■雪城氷架 > 「ふんふん…」
ことファッションのことに関しては素直な氷架
子供の頃からこの素直さも手伝って、
母親及び括流の教育によって見た目だけは完璧な美少女として存在を確立させていた
見た目だけは
「ゴムつかったりする結び方もあるんだ…。
前まで帯とか結んでもらってたから全然気づかなかった」
■雪城 括流 > 「手軽にするならクリップを使ったりする方法もあるよ。
肌着もおかたく使ってるけど、いざとなればキャミでもいいみたいだしね。」
ひだを作る前に一回縛ってあるので、あとはゴムのところに上からくるくると二本の帯の端のうち片方を巻いて、
帯の腰の部分に差し込むだけ。
二つの折りたたんだひだと一つ残った帯の端が涼しげな片流しという結び方のようだ。
「これだけだよ。」
再度襟や帯、袖を引っ張ってしわを確かめる。
氷架自身にも姿見で確認してもらって、問題なければ完成のはずだ。
…そして。
「風邪みたいなものに左右されるのも不安だけどね。
少し髪飾りに安定化させるような魔法陣を刻んでおくよ。護身用のアイテムはずっと考えていたことだしね。」
髪飾りに幾何学模様をいくつも刻んでいく。その上をインクが奔る。
精神安定、解毒、転移ビーコンに簡易障壁。
…そして、もし何かあったときのために。周囲の人間の被害を軽減しておく使い切りの魔法陣を刻んでおく。
かつてのあの事件と、それでいまだ眠ったままの少女を思い出しながら。
「いまは浴衣にあうようにしているけど、普段着用も用意するよ。…つけてみて?」
■雪城氷架 > 「へぇー」
ひょうかは あたらしいむすびかたをおぼえた!
姿見の前でまじまじとそれを眺めて、くるりとまわって、うんカワイイ
「心配性だなぁ、でも、さんきゅー」
自分の身を案じてくれる家族の親切は笑顔で受け取る
手にとった髪飾りをポニーテールの結び目へと添えて
「お、これは零もイチコロの可愛さだな」
鏡で確認、大満足の仕上がり
そんな浴衣姿でした
■雪城 括流 > 「…うん、歩き方はいつもどおりに、気をつけてね。
問題は気の効いた台詞を零くんが言えるかだと思うよ。」
かわいさは大前提、というように。
出した道具や、浴衣を入れていた箱をささっと片付けてしまうと、括流は人型から蛇姿にもどってしまう。
にょろん、と氷架の肩に乗り、
そこからするすると襟の中へ。バスタオル・ポケットが定位置と言わんばかりの。
ついていく、気の様だ。
■雪城氷架 > 「あっはは、零は口下手だからなぁ」
しゅるしゅると履いていく蛇括流を特に止める様子もなく
「歩き方は大丈夫。
女らしい所作はこれでもかってぐらい身についてるからなー」
性格と口調だけはなかなか矯正されなかったけれど
涼し気な色合いをした紐付の小物いれに化粧ポーチやら財布やらを収納して、その手に持ったらいよいよ準備万端
「さて、いくかー」
夕涼み、七夕のお祭り目指して部屋を出るのでした
ご案内:「部屋」から雪城氷架さんが去りました。
ご案内:「部屋」から雪城 括流さんが去りました。