2015/06/19 のログ
■コゼット > 「そうなんですよ。悩みを聞いてくれる人がいるっていうのは凄く心強くて。
てっきり魔術学校に着任すると思ったらそれだけじゃない学園で、異能の事なんてさっぱりでしたからどうしたらいいかと思って。」
(今の所深刻な問題はないのが幸いです、とほっとしている)
「忙しい…という事ですか。
まぁ確かにその通りなのですけど…、…あ、いえいえ。ケーキご馳走様でした。お陰様で元気が出ましたよ。」
(遅れて立ち上がり、玄関まで見送ろうと)
■橘 紫乃 > 魔術だけでも、異能だけでも成り立たないからね。私は魔術の方にはあまり詳しくないから、よかったら教えてくれたらありがたいわ
(助け合っていきましょう、と握手を求めて笑って)
それじゃあ、また明日、がんばりましょうね。
(おやすみなさい、と笑顔を残して、彼女の部屋から立ち去ろう。)
■コゼット > 「その時は生徒と教師の立場ですね。」
(ふふ、と口元を軽く隠して微笑んだ後、握手を交わす。
相手が誰であれ、その時はしっかりと教えるまでだ。)
「はい、おやすみなさい。また明日。」
(玄関先まで出て、彼女の後姿を見送る。感謝の念を送りながら)
ご案内:「職員寮@コゼットの部屋」から橘 紫乃さんが去りました。
■コゼット > (──本当に良い先生ばかりだ。
一見怖い…というより、はっきり言う先生も中には居る。
時に難しい事も言うけれど、その話を聞きつつ、自分もしっかりと意見を言ってきた。
…いつまでもひよっこ教師のままではいられない。)
「さて、と。」
(ケーキの箱や紅茶のカップを片付ける。ケーキで少しお腹は満たされたが、料理の続きをしようと再び台所に立つ。)
■コゼット > (──それから暫くして。
ぐつぐつと煮え立つ鍋からはスパイスの香るカレーの匂いが鼻をくすぐる。
簡単で手間も掛からない。おまけに翌日も食べれると、一人暮らしの人間には強い味方である。
ただ、それだけではいつか味に飽きてしまう。そこで色々な具を毎回変えて楽しむのだ。
今回は夏野菜の沢山入ったカレー。見た目にも美味しそうである。)
ご案内:「職員寮@コゼットの部屋」にサリナさんが現れました。
■サリナ > 「夜分遅くにすみません。コゼット先生、いらっしゃいますか?」
声と共にノックの音。メガネをかけた生徒が扉の前で待っていた。
■コゼット > (ケーキを食べたとはいえ、それだけ食べて夕飯を食べない訳には行かない。
ご飯を皿によそってカレーを掛ける。…うん。とても美味しそうだ。
水をコップに注いでそれらを持ってリビングに。さぁ食べよう──そう思った時に、またも来客の気配。
視線が玄関とカレーを行き来するが立ち上がり、応対する。)
「はーい、今出まーす!」
(暫くすると玄関の戸が開く。中からは目的の人物と、漂うカレーの匂い。)
「あら。えーと……サリナさん、だったかしら?
どうしたの?何かあった?」
(魔術の授業にも顔を出しているので、多少は知っている。)
■サリナ > (……カレーの匂い)
ドアが開かれた瞬間漂ってきた香りに食欲をそそられた。そういえば最近事情でお金がなくてあんまり食事が取れてない。
この香りは拷問だ…しかし目的は別にあるので我慢する外なかった。
「はい、一年のサリナです。…これを」
そう言ってレポート用紙を差し出す。
「すみません、明日は事情で授業に出れませんので、今のうちに渡そうと思いまして」
■コゼット > 「あら、そうなの?ありがとう。職員室の私の机に置いておいても良かったのに。」
(渡されたレポートに軽く目を通す。──丁寧にしっかりと書けている。)
「うん、うん。…いい感じね。
まぁ出れないのは仕方ないわね、そうゆう事もあるんだろうし。」
(授業に意欲的な姿勢は好感が持てる。きっと伸びも速いだろう。)
「ありがとう、預かっておくわね。
──所で、貴女夕飯は?…良かったら食べて行かないかしら?」
(空腹を見抜いた訳ではなく、折角来たのだからと。
食べるのが一人増えた所で、量は明日も考えて多めに作ってあるのだ。その余裕はある。)
■サリナ > とりあえずは受け取ってもらえたので目的は達した。
速やかに地元に戻って何か食事を…と思ったら呼び止められ、動かそうとした体を制止させる。
「夕飯…はまだですが、よろしいのですか?」
<ぐぎゅるるるるる~~~>
…口で返事をしたと思ったらお腹からも返事をしてしまった…。
自分の腹とコゼットを交互に見て、何故だか胸が苦しくなる。
■コゼット > (余りの音に目を丸くしてサリナの顔を見る。
そして少しの間の後、くす、と笑う)
「ふふっ、お腹の方は正直だったみたいね。
ええ、食べていって?そこそこ沢山作ったし、一人で食べるよりは楽しいし。」
(どうぞ、と身体を避けて部屋の中に誘うように。
サリナの食生活は知りえないが、コゼットとしては誰かと食べれるなら少し嬉しい──そう感じていた。)
■サリナ > 「ありがとうございます…とても、助かります」
少々大袈裟に感謝した後、コゼットに招かれて部屋に上がった。
「先生はいつも食事をご自分で用意なさるのですか?」
とりあえず先ほどの腹の音の事は忘れようと湧いた疑問をぶつけてみる。
■コゼット > (『とても助かる』…彼女はそう言った。
一人暮らしをしていたりして、食事に困っていたりするのだろうか?
既にテーブルには皿によそわれたカレーが置かれている。
コゼットはキッチンに立つと、サリナの分のカレーをよそい、スプーンと共に目の前に置く。)
「はい、どうぞ。おかわりはあるから沢山食べて頂戴ね。
ええ、見ての通り私しかいないし。たまに食堂を利用する事もあるけどね。
教師を目指してる時も私は一人暮らしだったから、ある程度は自分でやるようにしているのよ。
朝食はよく学生街のカフェテラスで取る事も多いけれど。」
■サリナ > 置かれたカレー、まずは顔を近づけて香りを鼻で吸う。
(いい香り、早く食べよう、お腹空いた)
香りを堪能したらすぐに目の前の食事に手をつけ始めた。
胃の中にカレーが入り込むと、ぎゅるると腹が歓迎の音を上げた。
「…とてもおいしいですよこれ、あそこのカフェテラスのよりも」
食べる事に貪欲になり、短い返事だけしてスプーンと口だけをただ動かした。
■コゼット > 「そう?それは良かった。でも、それはちょっと大袈裟じゃない?」
(率直な感想でとても嬉しい。自分もカレーを食べる事にする。
──うん、美味しい。カレーを食べると元気になるようだ。)
「カレーは簡単で数日食べれるからいいわよね。味も深くなるし。
夏場はそんなに置いておけないけれど…。
そうゆうサリナさんはどうなの?」
■サリナ > 勢いのある食べ方で皿の中身はすぐに空になった。しかし、まだ食べたりない。
キッチンとコゼットを交互に見たが自分でも要求してるような素振りだと思ってしまってすぐにやめる。
「私は…朝、買ってきたバナナ食べるぐらいでほとんど外食で済ませてしまいますね。
私も一人暮らしですが、自分で調理とかほとんどした事なくて…」
勉強の時間が惜しいからか、家で自分で料理する事は全然ないのだ。
■コゼット > (…落ち着いた見た目に似合わず、食べるのが早い。
そうゆうコゼットは、まだまだ皿に多く残っている)
「美味しかった?まだあるけど、おかわりする?」
(遠慮して言い難い事もあるだろう、一応聞いてみる事にする。)
「バナナ、だけ…?それで大丈夫なの?
魔術は何より頭を使うものなのよ。しっかり食べないと。」
■サリナ > 「あ、おかわりお願いします」
コゼットの方から言ってくれたのでおかわりがしやすくて助かった。
…もしかしたら自分の素振りを見て気を使わせただけかもしれないが
「ええと、朝にバナナで昼になる1時間ぐらい前に間食を挟んで、昼食を一日のうちで一番食べて、そのあと夕方辺りに間食を挟んで、20時辺りに軽く夜食、と言った感じでしょうか」
まさかバナナだけしか食べてないのかと思われたのかもしれないので、ここで一日の自分の食生活をつらつらと並び立てていく
「しかし…最近はそれも崩れつつありますね。気をつけます…」
■コゼット > (話を聞いていたら、普段ちゃんと食べているのか心配になってきた。
そうゆう考えも手伝い、沢山食べて欲しいと思う。)
「──はい、どうぞ。遠慮しなくていいからね?
その様子だとちゃんと食べてるかも心配になっていたけれど…一応ちゃんと食べてい……、なんだか間食多くない?気のせいかしら。…でもまぁ、そこまで酷いって訳でもなさそうね。」
(授業では頭を使うし、実技では消耗も激しくなる。食事はしっかりと食べれないと、この先の授業についていけなくなる恐れがある。)
■サリナ > 「私の世界の私の国では間食挟むのが常識でしたので」
そう口にするとなんとなく昔、元の世界に居た時の頃を思い出した。
あの頃は昼時に一度家に帰ってから親が作ってくれた料理を食べて、それでもって2時間ほど昼寝してからまた家から出ていった。
今では交通の便からか、一度家に戻る事は許されず、そして戻っても作ってくれる人が居ない。
「………」
目の前のカレーを見ながらしばし沈黙
「… ……おかわり、いただきます」
ようやくスプーンが止まっていたのに気付いてすぐにおかわりも食べ始めた。
■コゼット > 「そうなの?実は少しずつ食べるっていう習慣なのかしら…。」
(でもまぁ、特に不思議な事はないか。それだけその国が豊かだったのだろう。
…なんだか太りそうな気がしないでもないが。
しかしこちらにきてそれも出来なくなりつつあったりするのだろうか。)
「それにしてもよく食べるけど、ここに間食でしょう?
いつもは沢山食べるんだけど、自分で作らなくなってからはそのリズムも崩れてきているって事なのかしらね。」
(──しかし、なんだかこの様子は自分がまるで母親のような立ち居地に居る気がする。
もし子供が居たらこんな感じだったりするのだろうか。そんな事を思いながら、おかわりのカレーをよそう)
■サリナ > 「実は大変申し上げにくい事なのですが、今はお金がなくてあんまり食事ができてないんです」
(しまった…)
思わず口について出た言葉。白状してしまったというレベルの失態を感じた。
食事の温かさに心が油断したのか、それで酷く後悔した。
「…いえ、今の言葉は忘れてください」
すぐに訂正してなるべく食事に集中した。
■コゼット > 「ああ、なるほどそれで…。
一人暮らしとかしていると学生はその辺り大変よねぇ…。
…そうなると厳しいわね。バイトしていたりもするのかしら。」
(寮が借りれるだけマシなのだろうか。)
「うーん…。教師という手前あまりこうゆう事に肩入れは出来ないけれど、本当に困ったら食べに来て良いわよ?
だって、お腹が空いてたら折角の授業も満足に受けられないでしょうに。」
■サリナ > 「はい、先生の気遣い、痛み入ります…」
(言えません…本を自費出版して100部刷るのに20万使いましたとは…)
原因まで追究されないようで一先ずは助かった。そうこうしているうちにおかわりの分のカレーも平らげてしまった。
「ご馳走様でした。それでは私はそろそろお暇させて頂きます」
礼をしつつ立ち上がって、スクールバッグを拾い上げて玄関口へ
■コゼット > (そんな訳を知る由も無く。しかし、折角の授業を食事が不足しているからという事で頭に入らないのはもったいないから。)
「大変でしょうけど頑張って頂戴ね。
勉強も大事だけど、まずは自分の事をしっかりと保ってこそよ。」
(結局自分の量の何倍ものカレーを彼女は平らげた。…明日の分、あるかな。)
「ええ、夜も遅いから気をつけて。真っ直ぐ帰りなさいね。
また明日──って、明日は出れないんだったわね。それじゃあ、次の授業で。」
(玄関先まで足を運び、見送るだろう)
■サリナ > 「今日は本当にありがとうございました」
戸口に立って改めて礼をする。実際問題、腹は膨れて明日からの活動も少し楽になりそうだった。
「…いいものですね、こうして誰かが作ってくれる料理を食べるって。少し、昔の事を思い出しました」
そう言って少しだけ微笑んだ…かもしれない。
最後に会釈だけするとそのまま歩き去って行ったのだった。
ご案内:「職員寮@コゼットの部屋」からサリナさんが去りました。
■コゼット > 「昔の事…か。」
(姿が見えなくなって、独り言をぽつりと。
私が親を離れて一人立ちし始めたのはいつだっただろうか……。
戸を閉めると、残りのカレーに手を付けて。
鍋に残ったカレーは元々一人で食べ切れる程度しか作っていなかったので、殆ど残って居なかった。)
「…まぁ、喜んでくれたし、いいか。」
(そんな事を呟きながら、夜は更けていった。)
ご案内:「職員寮@コゼットの部屋」からコゼットさんが去りました。
ご案内:「職員寮」に宙伊井 一子さんが現れました。
■宙伊井 一子 > すいません、せんせいいらっしゃいますかー。
…部活についてくわしいひとでもよいです。
■宙伊井 一子 > (うろ・・・ちょろ・・・)
■宙伊井 一子 > (がさ・・・ごそ・・・)
ご案内:「職員寮」から宙伊井 一子さんが去りました。