2015/07/05 のログ
■清水 宗司 > 謝罪は良いと言われて、次に出たのは感謝の言葉。
最後の小言はよく聞き取れなかったようだ。
「……あ、ありがとうございます。以後、気を付けます……」
よくよく考えるとお姫様抱っこされてるのってちょっと恥ずかしいな、と思いながら顔を伏せている。
■シン・アルバート > 「……恥ずかしい、…よな?」
抱えてる本人も少し、言われて気恥ずかしくなったようだ。
かと言ってこれ以外の体勢に抱え直すのも辛いものが有る。
暫くは我慢していただくしか無い。
「…己れも、一番最初、…師匠みたいな人にあった時に」
「『一番最初』にやらされたから、なぁ………」
「今は苦労はしていないが、最初はあんな感じだったぞ。」
「制御切れて落ちたり、制御しきれなくて吹っ飛んだり……」
そんな昔話。昔あの人もこんな感じだったんだろうか。
海岸線は至近距離まで見えてきている。
■清水 宗司 > 「え、ええ……少しだけ……」
空から落ちてきた人間を抱えるとなると
どうしてもこうなることはこちらも理解しているので
降ろしてもらえるまで耐えている。
「やっぱり、最初はこうなっちゃうんですね……
これからもっと頑張らないと……」
■シン・アルバート > 「最初からうまく出来る、という話はあまり聞かないから、なぁ……」
「そりゃあ、誰かに見られたら勘違いされそうな状況だが……」
ちらり、と周囲を確認してから、
浜辺に彼を降ろそうとする。
「…どういう原因で落ちたかは分からない、が…」
「立て……る、か?」
ひとまず一人で立てるか、心配そうに見ている。
腰が抜けて立てない、とかもあるだろうし、
単純に疲れから立てない可能性だってある。
■清水 宗司 > 「あはは……そうですね……」
苦笑いを浮かべながら自分も辺りを見渡し。
「はい、大丈夫、です……立てます……」
ちょっとだけよろけるが、すぐに立ち上がり。
■シン・アルバート > 「なら、大丈夫、なんだが……」
安心するように、心配の表情を解く。
「トラウマにならないように、するのが一番だ。こういうのは……」
「己れも人の事は言えんが、基本吊り橋を渡るのと感覚は似てる…とは、思う」
「……上手いアドバイスになってる気はせんが」
とか言いつつ、彼のものらしき鞄を拾って差し出す。
「純粋な風使いというのも、羨ましいが、今こうして努力してる、と言う事は……」
「きっと、力に、なってくれる、と思うぞ」
「……己れは」
あんまりうまく言葉を掛けられないが、自分の言いたいことを形にしようと頑張っているような、気がする。
…人に教えたこともあんまりないようだ。
■清水 宗司 > 「今までアドバイスとか貰ったことないですから……嬉しいです。
吊り橋を渡る感覚ですね……覚えておきます」
にっこりと穏やかな笑みを浮かべて、差し出された鞄を受け取り、抱える。
「……あ、良ければ、お名前を教えてもらえませんか?」
■シン・アルバート > 「……己れは、シン・アルバート、と言う」
手元で乱れていた包帯を整える。
「個人の感覚は違うかも知れない…から、出来そうな人に訪ねてみるのも
悪くないかもしれない。…きっと大丈夫だ。」
目の前の彼の努力がちゃんと身を結ぶように。
祈るように、そう言葉を告げたような、気がするかもしれない。
■清水 宗司 > 「シン・アルバートさん……俺は、清水 宗司と言います。
よろしくお願いしますね。」
包帯を整える仕草にチラと目を向けるが、どうなっているかは良く見えなかったようだ。
「……はい、ありがとうございます。
きっと上手くいくようにやってみます。」
■シン・アルバート > 「……己れよりは、きっと、強いだろう、し……」
にこり、と微笑んで
「ソウジが、正しく、『強くなれるように』なって欲しい、な」
間違った強さに走ることは彼はなさそう、だと思ったが
シンは上を目指している最中の彼を見てそう、言った。
「時間も時間…だから、な」
「それじゃあ、また、どこかで…会おう」
そんなことを言って、浜辺を後にしようとする。
■清水 宗司 > 「ええ、また会いましょう……ありがとうございました!」
丁寧に一礼をした。
そのままシンが去っていくのなら手を振って見送るだろう。
ご案内:「浜辺」からシン・アルバートさんが去りました。
■清水 宗司 > 「ふう……ちょっとだけゴミ拾いして帰りましょう」
シンを見送った後、少しだけ浜辺に落ちていたゴミを拾ってから
決意を新たにして帰っていった。
ご案内:「浜辺」から清水 宗司さんが去りました。
ご案内:「浜辺」に四十万 静歌さんが現れました。
■四十万 静歌 > 「……」
さくさく、と浜辺をのんびり歩いて海を眺めている。
なんというか、夜の海は穏やかで好きなのだ。
昼の海が嫌いとかいうわけではないが、
夜の海には勝てないとか、そんな感じ。
■四十万 静歌 > 「静かですねぇ。」
のんびりとしながら、
ふっ、と足を止めて海を眺める。
いや、別に何かあったわけではないのだが。
ないのだが――人差し指を顎にあてて何か考え込み始めた
■四十万 静歌 > ――やがて一つ頷くと、
おもむろに海に向かって手を伸ばし、
手のひらを空に向けて――
■四十万 静歌 > ――ボン
■四十万 静歌 > 手のひらの上から大きな火の玉が出る。
いわゆる火が出る手品だ。
まぁ、
小型の発火装置と、
ちょっとお金のかかる小道具を使ったものだが――
やる機会も室内でやることも出来ないので、
試してみたが。
「(怖い。)」
平然とした顔をしながらも、
汗が滝のように出ている。
分かっていたけど肝が冷えた。
■四十万 静歌 > 発火能力とか火の魔術する人は、
こんな恐怖と戦ってるんだろうか。
なんて考えつつ、
ぺたりとへたりこむように、
浜辺に座り込む。
気が抜けた瞬間、
腰が抜けた。
■四十万 静歌 > 「はぁ……」
大きくため息。
なんていうか、こう上手くいかない。
私だってこう、華麗にかっこよく決めたいときもあるのだ。
決まった試しはあんまりない。
■四十万 静歌 > 「……」
小石を取り出して海になげてみる。
ぽちゃん。
と水しぶきがあがるが、残念ながらそれだけである。
■四十万 静歌 > がっくりと体操座りのまま、
頭を下げて地面をみるが、
まるでゴミ袋が転がってるかのようですね?
■四十万 静歌 > 「帰ろうかな。」
やがて、立ち上がりふらふらと何処かへといくのである。
まる。
ご案内:「浜辺」から四十万 静歌さんが去りました。
ご案内:「浜辺」に枢木 柩さんが現れました。
■枢木 柩 > くるくるくるくる。ずざざざー。
砂浜の砂を蹴散らしながら着地。
なんとか方向を間違えずに浜辺に到着することが出来たようだ。
「ううむ、夜の海。これが海水浴場か…。月明かりがあってよかった、まだ泳げるな?」
夜の海は危険であるが、そんなことは知らない。ぱっぱと砂を払うと、どうせ誰も居ないだろうとその場で脱ぎ始める。月明かりに尻尾が揺れ、背の高い、貧相な(痩せ過ぎというわけではない)シルエットが砂浜にうつる。
そのままごそごそと持ってきた袋をあさり、取り出したのは学校指定水着。いわゆるスク水である。ちゃっちゃと着ていく。
■枢木 柩 > https://pbs.twimg.com/media/CJAWvNfUEAARtX2.jpg:thumb
(今は夜です)
■枢木 柩 > 「よーし、着た、着たぞ私は、来たぞ海。ふっはは―!」
誰も居ないので子供のように海の方へ走って行く。はじめてなので。たのしみであった。
じゃぶじゃぶとすすみ、水を蹴りあげてみたりする。
気づいていないようだが尻尾もぶんぶん揺れる。
■枢木 柩 > 「ふはは、冷たい、つーめーたーいー!」
ばしゃーん、と1mくらいの水深のところまで歩いて行き、身を投げ出す。
「水からい、あははは!」
そのまま泳いでみたり。
ご案内:「浜辺」に湖城惣一さんが現れました。
■枢木 柩 > 「いやー、楽しいじゃないか海、夏休み絶対いこう。うん。」
そのまま浜辺に近いところでぷかぷかとうかぶ。
■湖城惣一 > ふと、夜の海岸沿いを歩く男が一人。和装ベースのジャケットに袴を履いた男。
腹を丸出しに真一文字の傷を残した彼は、見ようによっては不審者だ。
竹刀袋を担ぎながら、ふと、浜辺に気配を感じそちらへ視線を向ける。
「――――」
健全な水泳風景。夜の月明かりに照らされたその肢体に思わずつんのめって目頭を抑えた。
湖城惣一という男は古風な価値観である。水着というだけでちょっとまずかった。
咳払いをして気を取り直し、眺める。夜の海を泳ぐ彼女の姿。……こんな夜更けに泳いで大丈夫だろうか? という、心配からくるものだ。
■枢木 柩 > 「…ん?人の気配。」
足がつく深さだったためそのまま立ち上がり、フルフルと頭を振ってからあたりを見回す。耳は外側に向けられ、様子をうかがっている
■湖城惣一 > 「ふむ」
こちらを探っている様子だ。相手を驚かせたり不審がらせないためにはどうするべきかを思案していた。
そのまま立ち去るのは巧くない気がしたからだ。
「君。泳いで遊ぶなら、もう少し東寄りのほうがいい。
君のちょうど後ろのあたりは急に深くなっているんだ」
素直に、声をあげて助言してみることにした。
■枢木 柩 > 「おお」
人影を視認する。
「忠告ありがとうー。きをつけるよ。」
そう言って東の方にぱしゃぱしゃと移動する。月明かりに桃色の髪と尻尾が反射するだろう。
■湖城惣一 > 「………………」
異邦人、いや、狐の変化の類だろうか。
退魔に身をおいている彼の目がしっぽを捉えた。
相手の、こちらへの警戒心が薄いのはそれ故か?
単に水着が恥ずかしくない族の可能性を忘れつつ、湖城の腹が鳴った。
このままではまた貧血で倒れてしまう、とやむなく、砂浜沿いのベンチに腰を下ろして休憩する。
つい動いた視線。桃色の髪に尻尾。月明かりに照らされるそれは黄金めいて美しい。
あまりそちらを眺めないように意識しながら、懐からおにぎりといなり寿司のセットを取り出してかじり始める。
■枢木 柩 > 「いやー、楽しかった楽しかった…。」
そう言いつつバシャバシャと上がってきて、時分の荷物の方に向かい、タオルを取り出す。
塩気が残るから後で風呂だな…とかなんとか言って体を拭きつつ、
忠告の礼を言おうと男の元へ歩み寄るだろう
■湖城惣一 > 近寄る気配があれば、ついそちらに視線を向けてしまう。
目に飛び込むスク水。勢い良く天を仰いで目頭を抑え、
「んっぐ……!」
喉を詰まらせた。中学生か。
■枢木 柩 > 「?」
数mほど離れたところでその様子を見て、頭の上にハテナを浮かべつつ小首を傾げる。狐耳が揺れる。
■湖城惣一 > お茶を取り出して、なんとかそれを飲み下してから大きく息を吐いた。
たっぷり三秒。多少意識を引き締めてから、
「すまん。泳ぐ邪魔をしたか」
自分がここに座っていたから、切り上げたのかと。
そう判断してそちらの目を見遣る。相手と会話する時の男の癖だ。
■枢木 柩 > 「おう、大丈夫か?いや、そろそろ上がらないと帰るのが遅くなると思ってたから、たまたまだよ、忠告助かった、と言おうと思ってこっちに来たんだ。」
髪の毛を丁寧に拭きつつ答える。見つめられ見返す目は、金と青のオッドアイ。
■湖城惣一 > 「大丈夫だ」
なんとか心を平静に保つことにも成功し、
「なるほど。……いや、この時間では水深を見誤りやすいから少し気になっただけでな」
もぐ、とおにぎりにかぶりつき、たっぷり咀嚼してから飲み込んで。
「ここを泳ぐのは初めてだったか?」
尋ねた。男の表情は基本的に動かない。だが、だからこそ真摯であろうと相手の目を見て話す。
■枢木 柩 > 「ああ、たしかに暗いな…うん、砂浜に来たのは生まれて初めてだ、夏休みに泳ぐかもしれないから、下見にと思って。」
特に気にした風もなく、方にタオルを掛けて自然体でじい、と見つめ返す。