2015/07/17 のログ
ご案内:「浜辺(海開き状態)」に相楽 満さんが現れました。
■相楽 満 > 下見、のつもりで来てみた。
以前来た時よりも活気がある。
「……水着ばっかじゃん!」
見渡して一言。
まぁ当然のことなのだが。
「俺水着持ってねーしなぁ……」
これまで自分の体の問題もあって、海水浴など縁がなかった。
が。
恋人が出来て健康体になった今、必要なのだ。
なんせここでデートすると決めたのだから。
■相楽 満 > 「ぬー……しかしなぁ……」
今まで全く縁が無かったここにきて、正直いきなり海水浴、などという話になっても実感がわかない。
よって下見というよりは、自分の勉強だ。
「……まぁよくわかんねーけど、あんなのかなぁ……」
周囲を見渡す。
水着というのは奥が深い。
たったのあれだけの範囲しか覆わない布で、あれだけ主張させられるのだから。
「…………」
考えれば考えるほどわからなくなる。
ていうかアレ下着みてーなもんじゃん、と。
■相楽 満 > しかし。
海を見ていると、何かを感じる。
あそこは水の上だ。
走れる。
■相楽 満 > 波打ち際に近寄る。
靴が濡れそうな、濡れなさそうな距離へ。
そして波が来るのに合わせて一歩足を。
「……は?」
足を引く。
今、自分は何を考えた?
ざざん、と迫ってきた波が靴底を濡らした。
慌てて後ろへ下がる。
「……あっぶねー……
こんなとこで靴ん中までぐっしょりとか笑えねー……」
ため息をつく。
やはりどうも体が治ってから、何かがおかしい。
普通なら出来ないであろうことを平気で出来る気がしてきたり、知らなかった……はずのことが、当然のように理解出来ていたり。
■相楽 満 > 「……戻ろ」
とりあえず下見と、水着の予習は済んだ。
まぁ多分買い物でトチることはないだろう。
……知らないなら知らないでいいのだが、恋人の前でちょっとくらいカッコつけたい男心である。
しかしダメだ、とにかく浮かれる。
もっと落ち着かなければいけない。
戦う者が、これではいけない。
少しの違和感への思考を放棄し、学生街へと走って行った。
ご案内:「浜辺(海開き状態)」から相楽 満さんが去りました。
ご案内:「浜辺(海開き状態)」に東雲七生さんが現れました。
ご案内:「浜辺(海開き状態)」にトトさんが現れました。
■東雲七生 > 浜辺って……こっちで合ってるよなぁ?
(水着にパーカーの上だけ羽織った、いかにも海水浴客然とした格好で歩いてくる。
手には携帯端末、肩にはいつものデイパック。
ただし今日は制服や着替えが詰まっているためパンパンだ。)
トト > 「海だー、やっほー!」
取り敢えず海に向かって叫んでみる、少し違う気がするが、細かいことはいいだろう
「一度下見には着たけれど、やはり海は広いね、大きいね、さて、七生はどこだろう………?」
満足げに頷いてから、周囲をきょろきょろと見回す、待ち合わせしていた彼を探しながら、砂の上を歩き回る
■東雲七生 > うわっ……何だぁ?
(突然響いた叫び声に驚いた様子で声の主を見やる。
誰かと思えば待ち合わせ相手だった、声を聞いた時点で薄々分かり掛けてはいたが。)
ったく、あいつは……。
おぉい!トト! こっちだこっち!
(きっと自分を探しているだろう相手に、やや遠くから手を振って声を掛ける。)
トト > 「!」
手をぶんぶんと振りながら七生の方に走ってくる、満面の笑みで
「やぁ七生、いい海だね、あ、ほら見てこれ、僕一人で買ってきたんだよ?今日は一杯楽しもうね。」
きゅっと被った麦わら帽子を被り直すようにしながら、少し自慢げにそう言って
「……… ふむふむ。」
取り敢えずとばかりに、七生の格好を下から上までじっと眺めてみたり
■東雲七生 > ……。
(駆け寄ってくるトトの姿を眺めながら言葉を失った。
もうどこからどう見ても女の子だ。どうしよう。
そんな事を頭の中でぐるぐる考えながらも麦わら帽子を見上げ、
やや引き攣った笑みを浮かべて、言葉を絞り出した。)
お、おう……似合ってんじゃん。
そうだな、せっかく来たんだしな。
(早くも前途多難な予感を何処かへと追いやっていたら、
視線を感じて慌ててパーカーを羽織り直した。)
ば、馬鹿野郎、あんまりじろじろ見んなって。恥ずかしいだろ……!
トト > 「本当?ありがとう、嬉しいな あ、七生もその水着、似合ってると思うよ?楽しみにしてた甲斐があったなぁ。」
わぁい、とその場でくるりと回転してみせたりして、くすくす笑う
「そう?だってみんなだって水着じゃないか、大丈夫大丈夫、恥ずかしがる必要なんてないよ、ほら行こ?」
波打ち際の方に向かって歩き出し、こいこいと手をこまねいて七生を誘う
■東雲七生 > そ、そうだろ? あの後帰ってから一回試してみたんだけど、やっぱ買って良かったわ。
(嬉しいやら照れ臭いやらで頬が赤くなる。
──恥ずかしいのは見られることじゃなくて、“お前に”見られてるのが恥ずかしいんだっつの。
そんな事をため息交じりに呟きながら、呼ばれるままにトトの後に続く。)
そんなはしゃがなくても、俺も海も逃げねえっての。
トト > 「僕も家で何度か試着しちゃったよ、わくわくするっていいものだね。」
うんうん、と七生に同意する
「時間は待っててくれないのさ、それで、何からしようか、七生はしたい事ある?僕はそうだなぁ… … っぷ、はは、やっぱりしょっぱい。」
ぱちゃぱちゃと波打ち際の水をすくい上げてぺろり、と舐めて、楽しげに笑う
■東雲七生 > 流石にお前のそれはわくわくし過ぎだと思うけどな?
普通一度試着すれば充分じゃねえか……?
(何度も試す必要はあるのだろうか、と考えつつ。)
え?あー……うーん、そうだなあ……。
せっかくだしひと泳ぎしてみんのも悪くねえかなって思ったんだけど……って、お前そりゃしょっぱいに決まってんだろ!
トト > 「そうかな? ん、ひと泳ぎか、いいよ、僕はまだ泳いだことは無いし、泳ごうじゃないか… いやいや七生。」
こてん、と首をかしげてから頷く、しょっぱいに決まってる、に一度首を振って
「ただの塩水とは違うんだよ、所謂【中身】がね、何というか… 命の味がするんだよ、場所によって微妙に違う、ね。」
ま、細かくは分からないけど、と付け足しながら、くすくすと笑い
■東雲七生 > 泳いだことは無いって……えっと、ちょっと確認して良いか?
お前、泳げる……よな?
(これで泳げなかったらどうしよう、と一抹の不安が過る。)
そ、そうなのか……中身、命の味ねえ。
俺にはよく分からねえけど、ゴーレムってそういうのも分かるもんなのか。
(呆れたような感心した様な顔で何度か頷く。
その頬を一滴の汗が流れるのは、暑さのせいだけでもなさそうだ。)
トト > 「大丈夫大丈夫、水分は僕の友達のようなものさ、泳ぐっていうのはつまり、こういう事だろう?」
海の中にぱしゃーん、と飛び込むと、ぷかーっと仰向けに浮かぶ、たらーん、と少しリラックスした様子で
「… あれ、これは【浮かぶ】だっけ? まぁいいや、うーん… ゴーレムが、というより、之は僕だからかな。」
七生の言葉に、ひと呼吸おいてからそう答える海の水を手のひらですくって、ぽたぽたと零しながら
■東雲七生 > えーと、まあ浮くのが分かっただけでも充分か……。
というか、すげえないきなり飛び込んだぞ。まあ、夕方だし水温もそこそこ高いか。
(パーカーを脱いで水着だけになると、後を追って海の中へ。
それでもやっぱり少しは冷たかったらしく、小さく「ひっ」と声が出た。)
浮かぶ、だな。……けどまあ、浮かべば泳げるようになるまでそんな掛からねえと思うしさ。
なるほど、トト固有の能力ってことか……ふぅん。
(自分の同様に海水を掬って眺める。やっぱり、何も分からない。)
トト > 「ま、あの飲み物に書かれてるみたいにわかるわけじゃないけどね、おー… じゃあ、泳ぐってどんな感じか、見せてよ七生。」
ぷかーっと仰向けになって顔だけくいっと上げて浮きながら、七生に見本をねだる
「お風呂とはまた違った気持ちよさだねー、あ、これがもしコーラみたいだったら… パチパチビリビリで楽しいかも。」
なんて呟きながら、ぱしゃぱしゃと手で水をはじいている
■東雲七生 > さすがに海が炭酸だったらなんて考えた事も無かったな…。
(発想がいちいち斬新で面白い。
それがこの友人と一緒に居て楽しい理由の一つでもあった。)
どんな感じって言われてもな……俺もほぼ一年ぶりに泳ぐわけで。
まあいいか、よく見てろよ!
(大きく息を吸い込むと、そのまま水の中に潜った。
両足を揃えて水を蹴り、浮いているトトの下を通って反対側に出る。)
トト > 「ふふ、海に生きている子達は大変そうだし、どんな進化をするのかも、考えたら楽しいかも知れないね。」
うんうん、と水をはねながら頷いてみせて
「……… おお、凄いね七生、成る程、そんな感じにするのか… 足を使って、水を蹴る感じだね?」
ふむふむ、と七生の姿を観察して、反対側に出てきた七生に対してぱちぱちと拍手
「じゃあ、僕はまず、表層を自由に動けるように、練習したほうがいいのかな?
水の中を沈むわけでもなく、表層に浮くわけでもなく、自在に動く、楽しそうでわくわくするね。」
と、割と真面目に考察しているように見える
■東雲七生 > いきなり炭酸になるんじゃなくて、最初から炭酸だったらって事か……
もしかしたら、そんな世界もどっかにはあるんじゃねえか。
(濡れた顔を手で拭い、髪を掻き上げる。
何度か目を瞬かせて、ようやく口を開いた。)
そうそう、水を……ああ、そうだな。
最初のうちは浮いたまま泳ぐことを覚えた方が良いな!
こう、足で交互に水を蹴る感じでさ。
(仰向けに浮かび、バタ足をして見せる。さながらラッコの様だ)
トト > 「ふむ、じゃあ【支え】があったほうが良さそうだね?なら………これでどうかな。」
七生の説明を聞いてから、手を前にかざす、海水が七生の前で凝固していき、水色の板… いわばビート板のようなものが出来上がる
「えへへ、ちょっとずるいかな?でも、これぐらいならいいよね、よし、やってみるよ。」
と即席ビート板に捕まり、足をばたばたして練習し始める、やや足の動きが派手すぎるが、一応ちゃんと進んでいるようだ
■東雲七生 > え?……ええっ?
(目の前で凝固していく海水に声を上げて驚いた。)
いや、そ、そうそう。出来てる出来てる。
それは良いんだけどお前、そのビート板。今、どうやって……?
(もしや今のがトトの異能なのだろうか、とまあそれしか考えられないが。
念の為、念のために訊ねてみる。)
トト > 「おー、こんな感じだね!」
ぱしゃぱしゃと楽しげに水を蹴って七生の周囲を泳ぎ回る
「あ、これ?之が僕の能力だよ、水分なら何でも固めて、好きに作り替えるんだ… 混ざりものが多い程、色々できるんだよ?」
と、ぽんぽんとビート板を叩いてにこーっと笑いかける
■東雲七生 > そうそう、そんな感じそんな感じ。
(子供みてえだなー、とか思いながら周囲を回るトトを見て頷いている。)
へえ、水分を固めて、作り替える……。
なるほどな、それならいきなり海水がビート板になったのも納得だわ。
(便利なもんだな、と笑いながら感心した。
つまりビーチボールとか浮き輪も作れるんじゃないか、と。それは金銭的にも助かることだ。)
トト > 「うん、正確に言えば、粘体でも大丈夫だけどね、固体は流石にダメかな、海水は結構小さいのが混ざってるから、使いやすいよ。」
微生物が豊富な海水は、変化させるには手軽らしい、少し自慢げだ
「あはは、泳いでるだけでもたのしいね、ほら、七生ももっと一緒に泳ごうよ!ほら、追いついてごらん、ってね。」
とばしゃばしゃと水を跳ねながら七生から離れるように泳ぎだす
■東雲七生 > へえ……なるほど、混ざりもの微生物とかもか。
(自慢げなトトの様子が少しおかしく思えながらも、素直に感心していた。
意図せず自分と似たような異能の性質を知って、少し親近感が沸く。)
あっ、おいコラ!あんまり調子に乗ってると流されるぞ!
プールじゃねえんだから!待てトト!
(離れてく姿を呆れながらも追い始める。
クロールではすぐに追い抜いてしまうだろうから、平泳ぎだ。)
トト > 「うん、だから、大きい物が混ざってる時は気をつけなさい、って、先生に言われちゃっ わぷっ。」
うんうん、と泳ぎながらうなず、こうとして顔が派手に海水につかったりする、ごしごしと鼻をこすって追い出したようで
「… ぷは、ならこっちまでおいでよ、あそこの岩場何ていいんじゃないかな?」
だんだんと跳ねる水の量が抑えられていって、少しずつ効率のいい泳ぎ方を学習しているようだ
そうすると、自然に楽しげに体を揺らして泳ぐ姿が、七生にもよく見えるようになったり
■東雲七生 > そりゃそうだろうな、どんな異能でも注意しなきゃならない事はあるだろうし。
(苦笑しつつトトのすぐ後ろを遅れて泳いでいく。
何かあればすぐ支えに行けるように、かつ追い抜かないくらいの距離だ。)
まったく、調子に乗るなっての。
まだまだ素人ってか、つい今さっき泳ぎ方を覚えたばかりだろお前ー!
(それにしては上達早いな、と感心する。
後ろから見る姿は、やはり異性であり、あまり直視することは気が咎めたが。)
トト > 「♪ でも、先生が見ていてくれるだろう?僕は座学よりも実践のほうが好きだしね、直ぐに潜れるようにもなってみせるさ。」
後ろから見るトトの姿は細く、男性よりもやはり、少しなだらかな体つきに思える
特に足首や腰、といった細い部分は、折れそうなぐらい、少しやりすぎなくらいに細く、何処から力が湧いてくるのかといったぐらいだ
「はふ、とうちゃーく、あはは、どう、僕の泳ぎは?初めてにしては上手いものだろう?」
と岩にターッチ、として、ぷかぷかと泳ぐのをやめて浮かび、振り返って七生に満面の笑みを見せる
■東雲七生 > 俺もその点は同じだな、座って話を聞いてるよりは動いてる方が好きだから。
まあ、あんまり急ぎ過ぎんなよ。水の中ってのは結構体力使ってんだ。
(そんな風に注意をしながら、どうしてこの友人を最初同性だと思ったのだろうと振り返る。
そもそも着ている物が体のラインを隠すワンピースだったからかもしれない。しかし、ワンピースを着てるという時点で察せても良かった筈だ。
つまるところ、東雲が鈍かっただけ、という結論に帰結する。)
ああ、初めてにしちゃ相当なもんだ。
ここで少し休憩して、体力が戻ったら浜まで戻ろうぜ。
(岩に手を掛け、トトの笑顔から逃げる様に浜辺を振り返る。)
トト > 「あはは、じゃあ一緒だね?あ、そういえばこの前まで、野外テストとかやってたんだろう?僕は来たばかりだからなかったけど。」
ぷかーっと浮かびながら、七生もそういうのしたのかな、と聞いてくる
「うん、じゃあちょっと休憩だね… はい、これ使ってよ、休むならこうしたほうがいいだろう?」
また手をかざすと、七生の前にもビート板が現れる、トトのものよりちょっと大きめで
だるーん、とリラックスするように自分の板に顔をあずけていたり
トト > 「… 何か、七生、買い物行ったときから、ちょっと変な気がする。」
ぽつりと横顔を向けたまま呟いた
■東雲七生 > ああ、テストだったな。なんか面白いテストとかもあったみたいだ。
俺は実技の方は問題無かったけど、筆記テストがボロボロだったなー……。
(思い出して気分がどんよりしてくる。何やら特設の試験会場も出ていた様だったが、東雲は履修する授業が違ったのか参加はしていなかった。
洗われたビート板に掴まって、一息つく。)
サンキュー、トト。
え?変かなあ……?き、気のせいじゃねえの。
(誤魔化しはしたものの、自分でも少し変だと思う。
同性だと思ってた相手が実は両性で、異性の水着姿で居るだけだ。……いやそれは結構な大ごとではないだろうか。)
トト > 「……… どんまいだよ七生、僕も勉強したら、七生に教えられるように頑張るね。」
どよーんとした様子に七生の横に寄り、ぽんぽん、と慰めるように七生の肩を叩く
「えへへ、もしして欲しいことがあったら言ってね?僕にできることならしてあげるよ
……… 本当?ちょっと怪しいなぁ、それこそ、できる範疇で相談なら乗れるよ。」
お礼を言われたことに嬉しそうにしながらも、気のせいという言葉には懐疑的な様子で
■東雲七生 > ははは……流石にお前にまで勉強を見て貰うわけにもいかねえよ……。
(肩を叩かれれば哀愁漂う笑みを浮かべて首を振る。
既に補習以外にも勉強を見て貰ってる相手が居るのだ。
これ以上にその人数を増やすのは、流石に申し訳ないというか今でも若干申し訳ないのだ。)
おう、まあ今は大丈夫!何も問題ないぜ。
……いずれはトトに相談する事も出来るかもな。ま、その時にな。
(いつもの子供じみた笑みを向ける。
内心ではこんな事どう相談しろって言うんだ、と頭を抱えながら。)
トト > 「むぅ、何だかちょっとだけ子供扱いされてるような… いや、余り否定はできないけれどね。」
むー、と少し唸るが、こくこくと頷き、がんばれー、と応援だけする
「そっか、問題ないならいいんだけど、折角の海だし、七生が楽しんでくれるならそれで… ね。」
笑顔を向けられると、こっちもぱぁっ、と笑顔になって
■東雲七生 > そんなことねえよ、少なくともお前の方が俺より背は高いじゃねえか。
あいよ、頑張るぜー!まあまだあと何度かあるしな、テストなんてさ!
(むしろ年上っぽいよな、と薄々思っていた。実際には同課は知らないし、そもそも相手は人間じゃない。
それなら気にしても詮無い事、と気にするのは諦めたのだった。)
おうよ、楽しんでるぜ!これでも!
さあてとっ、そろそろ浜辺に戻ろうぜ。この辺に居るとでかい波とか来るかもしれねえからな。
トト > 「本当かい?テスト、テストかぁ、あんまり楽しくなさそうなイメージだけど、野外での実践なら楽しみかもね。」
そんなことない、という言葉に嬉しそうに髪を揺らして、そういえばこの前にやった模擬戦、っていうのは楽しかったよ、と続けたり
「うん、わかった、じゃあ今度は七生についていくね、ごーごー、だよ。」
頷きながら手を振りあげて、七生に続こうとぎゅっとビート板を掴む
■東雲七生 > 色んなテストがあんだよ、受けてる授業によってさ。
模擬戦か……俺も一回、授業外でやった事があるな。それとこないだは虫相手に大立ち回りもしたし。
(ふと一昨日の下校前にあった戦闘を思い出す。
あれ以来虫の姿は見ていないが、こうしている今も何処かで発生してるのだろうか、とふと遠い目をした。)
あっ、……おう。じゃあ、ちゃんとついてこいよー。
(せっかくなのでビート板を持ったまま、バタ足で先を泳ぎ始める。)
ご案内:「浜辺(海開き状態)」に焔誼迦具楽さんが現れました。
トト > 「むし… そういえば、前の自販機に僕と一緒にお金をいれた子は、蜘蛛を呼び寄せる飲み物だったみたいだね。」
ふーむ、と思い出しつつ
「まかせてよ、しっかりついていくさ。」
ぱしゃぱしゃと後ろに続いて泳ぎ始める
■焔誼迦具楽 >
【そんな海水浴を楽しむ二人が丁度戻ろうとしている浜辺。
その水際で、砂浜に座ったまま足先で海水と戯れる少女の姿がある。
いつも通りの気まぐれと、食事を兼ねて、人で賑わう浜辺へとやってきていたのだ】
「……んー、思ったより暇かも。
泳ぐのも楽しいけど、疲れるしなあ」
【体温の低下にはそこそこ耐性があるものの、本質は熱エネルギーの塊である。
普通に泳ごうとすればそれなりに消耗も伴うのだ。
まあ、それに備えての食事はしてあるし、多少泳いでもいいのだが。
……浜辺では数人が低体温で倒れているが、恐らく命に別状はないだろう】
「……七生にでも会えればよかったんだけ、ど?」
【足で海水を跳ねさせながら、海を眺める。
近くで遊び人に、頭だけ出して泳ぐ人。
ぼんやりと眺めていたその中に――どうも、見覚えのある人の姿を見た気がした】
■東雲七生 > 蜘蛛を?……へえ。蜘蛛かぁ。
(蜘蛛の魔物も居るのだろうか、等と連想して考えながら泳ぐ。
浜辺の方が何か賑わっているようだったが、まだ距離があって詳しい事が分からなかった。)
何だろう、何人か運ばれてるみてえだけど。
熱中症か何かかな、気を付けねえとな。
(トトの泳ぐ速度に合わせて浜に戻りながらぼんやりとそんな事を考える。
浜に置いてきた荷物に水分があった筈だ、と。)
トト > 「おー、ぱたぱたしてるね、暑いからかなぁ?こんな所でも人は水分不足になったりするのかな。」
と眺めつつついていく
「そうそう、色んなおっきな蜘蛛がやってきたよ、人懐っこい感じだった、今はどこかにいっちゃってるけどね
………?あ、あの子、僕たちのほう見ていない?おーい。」
蜘蛛について説明していると、七生へと視線を向ける姿に気づいたのか、七生より先に手をふって返す
■焔誼迦具楽 >
「……あ、やっぱりアレ、七生、だよね?」
【どうももう一人連れているようだが、間違いない。
いやいや、まさか見間違えるはずが無い。
なんということだろう。
まさかこんな、幸運が降ってわくとは。
しかもおあつらえ向きに、連れらしき人影が手を振っている】
「なーなーみーっ!」
【びしゃり、と水音を立てながら立ち上がり、小さな体を伸ばして精一杯大きく手を振る。
その表情は楽しそうな笑顔だ。
その笑顔だけ見れば、人懐っこい、無邪気な少女にも見えるだろう。
周囲の人間も、どこか微笑ましそうに眺めている。ああ、一人が急に震えながら走り去って行った】
■東雲七生 > へー、蜘蛛ねえ。
意外と何でも居るもんだな、この島って。
(ぼーっとしていた耳に不意に自分の名前が飛び込んできた。
それなりに近づいたためかその人影も充分見て取れる。)
ん、ぁ?あれ、……迦具楽じゃん。
あいつも海に来てたんだ、奇遇だな。つーか、元気になったんだ。
(トトに遅れて迦具楽へと手を振る。
そうしている間に足の届く深さになったので、ビート板を脇に抱えそのまま歩いて向かう事にする。)
トト > 「やっほー!」
何故か無駄に対抗して声を上げて笑顔を向けてみる
「迦具楽?やっぱり知り合いだったんだね、まってよー。」
とぱしゃぱしゃ、とたた、と七生の後ろに続いて迦具楽のほうに歩いていく
■焔誼迦具楽 >
【二人の姿が近づいてくれば、ばしゃばしゃと飛沫を上げながら駆け寄って行く。
東雲さんへ駆け寄った迦具楽の距離は……いつも通り近く、いやそれよりもさらに近いようにも思えるか】
「びっくりした! 七生も来てたのね。
この前はありがと、とっても美味しかったわ」
【と、先日の話を持ち出しつつ、隣の……少女にしか見えない。
を見上げ、首をかしげる】
「……七生の彼女?」
【少年を見て、少女?を見て。
思い浮かんだのはそんな関係性。
そんな迦具楽の顔には、とても意外そうに驚いた表情が浮かんでいただろう】
■東雲七生 > ああ、迦具楽って言ってな。知り合い……かな。
(トトに説明している間に迦具楽に接近されていた。
普段より近い距離に戸惑いつつも、軽く笑みを浮かべ、)
ああ、よっす。お前も元気になったみたいだな。
えっとあれ以来───
(思い出して、真っ赤になった。
トトとの関係を訂正する余裕も無さそうだ。)
トト > 「……… 恋人?恋人って……… ああ、聞いたことがある気がするよ、友達よりもっと親密な関係の事だよね?」
きょとん、と首をかしげてから、そう言ってこくこく頷く
「僕はトトだよ、よろしくね、君は七生の友達なのかい?それなら、僕とも友達になってくれると嬉しいな。」
と言って、笑顔で手を彼女に向かって差し出す
■焔誼迦具楽 >
「元気に……?」
【元気になった、と言われれば首をかしげる。
確かに今絶好調に元気ではあるのだが――聲――そう言われる理由に、心当たりが無かった】
「あ、そう、それそれ! なんだ、違うんだ。
んー……いいよ。よろしくね」
【トトと名乗った少女?を眺め、美味しくなさそうだ、と思いながら了解する。
別に美味しくなくとも、七生の友人であれば気にしない、というつもりだ】
「……七生、大丈夫?
顔、真っ赤になってるけど」
【そして視線をまた戻せば、真っ赤に染まった少年の顔。
その原因であり元凶が、不思議そうに首を傾げた】
トト > 「わ、やった、ありがとう!あ、ほんとうだ、七生、どうしたの?むしろ冷えてるくらいだと思うんだけれど。」
と彼女の言葉に気づいたのか、此方も七生の顔をじーっと見つめて少し心配そうに首をかしげたり
■東雲七生 > いや、別に、その……何だ。覚えてねえのか……?
こないだの、行き倒れてたじゃねえか。
(あの日の記憶が抜けてるのか、とも思ったが。
どうやらそういうわけではないらしい、と見て。まだ赤い顔のまま首を傾げる。)
っ、大丈夫大丈夫!
それより、トトをよろしくな。こいつも、この島に来てそんなにまだ経ってないらしいからさ。
(二人に対して言った後、トトの背を迦具楽の方へと押し出した)
トト > 「っとと、おー、そうだよ、こいつも、ってことは、君も此処にきたばかりなのかい?」
七生に背中を押されて迦具楽の前に出される、ふぅむ、と口元に指を当ててから、ぽん、と手を叩いて
「じゃあ、えーと… お近づきの印?に、これはどうだい、僕のお気に入りなんだ、此処は水分一杯とはいえ、持ってきておいたんだよ。」
とちょっと二人の傍を離れ、浜辺に置いておいた自身のバッグから、コーラの缶を取り出して迦具楽に持ってくる
■焔誼迦具楽 >
「へ、あれ? そうだっけ……」
【行き倒れてたと聞いて思い出そうとするが―― ――おぼろげで思い出せない。
ただ、なにか助けられたような気はした。その後の記憶なら、はっきりと覚えているのだが】
「あっ、うん、そうなんだ?
私も……まだ最近来たばっかりで――?」
【正しくは、生まれたばっかり、なのだが。
そんな説明をされても困るだけだろうと話をあわせ、離れて行き、戻ってくる少女?を見る】
「……コーラ? 貰っていいの?」
【そうたずね返しながらも、コーラの缶を受け取った】
■東雲七生 > ……覚えて、ないのか。本当に。
(一部だけ記憶が抜け落ちてるのか、と訝しみながら迦具楽を見つめる。
すっかり頬の紅潮も引いて、その顔は少し心配そうだった。
異邦人の事は詳しく分からないが、この少女にはそれだけではなさそうなものを感じる。)
……っと、やっぱりトトは持って来てたか。
トトなら持って来てるんじゃねえかって思ってたんだよな。
(コーラを差し出す様子を見て笑みを浮かべた。)
トト > 「僕もね、この世界には来て一ヶ月?ないくらいなんだよ、じゃあ一緒だね、うん、勿論、飲んで飲んで
コーラは素晴らしい飲み物だよ、液体、気体が混ざり合い、濃厚な味を作ってるんだ、僕好みだよ。」
うんうん、と力強く頷きながら、彼女にコーラを勧める、その目はかなーり、真剣… に見える
「勿論!それに、夏や海は水分補給が大事、って聞いたからね、もし七生が水分足りなかったら大変だもの
僕は水分を減らすことはできても、増やすことは基本的にできないからね、心配いらなそうだったけど。」
ちょっと得意げに胸を張る、水に濡れた水着姿、という条件のおかげで、かすかにだが膨らみが確認できる
■焔誼迦具楽 >
「んー……なんとなく、助けてもらったような気はするんだけど。
あ、でもちゃんと、その後のことは覚えてるよ?」
【少し困ったように眉を顰めるが、すぐに破顔して人差し指を立てて己の唇に当てて見せる。
悪戯っぽく、片目を閉じて微笑みながら】
「……へえ、私とあまり変わらないのね。
と、それじゃあ、ありがたくいただきまーす」
【プルタブを少し苦戦しつつこじ開けると、恐る恐るといった様子で一口】
「――うぇ、思ってたより炭酸きついかも」
【味はまあ、記憶にあるとおりで問題ない。しかし、炭酸ばっかりは違った。
やはり記憶の情報と、実際に舌で感じるものとは案外差が出るものなのだろう。
とはいえ、驚いただけで嫌いという事も無い。
ちびちびと飲みながら、その胸を張る様子を眺める。
その様子はやはり少女にしか見えなかった】
■東雲七生 > むしろまとめて忘れてくれてて良かったんだけど、そこは。
(迦具楽の仕草を目で追い、その唇を見て。
再度顔を赤らめて目を逸らした。凄く心臓に悪い。)
一応、トトも普通の人間じゃなくて異邦人……ゴーレムなんだってさ。
それと何かよく分からないけど、やたらと飲み物を勧められる。
(迦具楽にトトの紹介をし、そのままトトを見る。
自分の身を慮っての準備だとは思っても居なかったので、一瞬目を丸くしたのち、迦具楽に赤くされた顔がさらに赤くなった。)
お、おう。そうだったんだ?
……まあ、その、サンキューな。
(水着姿の少女に挟まれ、どこに目を向ければ良いのか分からず。
東雲はそっと遠くの水平線へと目を向けた。)
トト > 「うん、このビリビリした感じもいいんだよね、種類も一杯あるし… 中にはちょっと特殊なものもあったけど。」
そんな彼女が飲む様子を眺めながらにこにことしていて
「うんうん、僕はゴーレムだよ?泥人形とか言われることもあるね、… えへへ、どういたしまして。」
と嬉しそうに七生にも用意していたのかジュースを差し出す、こっちはファン○らしい(味はお任せ)
■焔誼迦具楽 >
「えー、酷いなあ。
私初めてだったのにー」
【なんてからかう様に目を細めながら見上げて言う。
ちなみに正真正銘始めての行為である。まあ、かといって特別に頓着するような性格でもないのは知られているだろうが】
「へえ、ゴーレムなんだ。
お人形には……見えないけどなあ」
【コーラを飲みながらトトさんを上から下まで眺め、呟く。
その様子は、見ている分には人と変わらないように見える。
まあ迦具楽の”嗅覚”はすでに、人間ではないと判断していたため、驚いた様子は見られないだろう】
■東雲七生 > おっと、サンキュートト。俺のはファ○タなんだ。
(ジュースを受け取って礼を言いながら開ける。
それを口に含もうとして、迦具楽の言葉に慌てて手を止めた。)
そ、そういう事を言うな……っ!
俺だって……なあ……!
(初めてだったんだと思う。
ただ、思い出すたびに赤くなる性質なので、過去にあったとしても忘れているかもしれないが。)
トト > 「うん、このビリビリした感じもいいんだよね、種類も一杯あるし… 中にはちょっと特殊なものもあったけど。」
そんな彼女が飲む様子を眺めながらにこにことしていて
「うん、色々種類も集めてるんだよ?日々勉強さ… ?初めて?初めてって何をしたんだい、二人でなにかしたのかな。」
不思議そうに七生と迦具楽を交互に見て
「そっくりなのは当然さ、そう作られたんだから、見えない、なら君だってそうなんじゃないかい?
… いや、君は【自在】なほうなのかな、見ただけじゃわからないや。」
自分を眺める迦具楽の姿をじーっと見返してから、そう告げて
【全身自身の能力の範疇となりうる対象】を見る、もっとも実際に対象に出来るかは別なのだが
■焔誼迦具楽 >
「あ、なんだ、それならお互い様よね?」
【ふふ、と笑いながらその赤くなる様子を面白がる】
「んー、私はもうちょっと刺激が少ないほうが好きね。
味がわからなくなっちゃうし……ん?」
【と、コーラの感想を伝えると、トトさんの問いに少し考え】
「そうねえ……人には言えないようなこと、よね?」
【そう東雲さんの目を意味ありげに見上げながら答えた】
「――そうね。こっちもお互い様、かしら」
【なるほど、解かる相手なのか、と。
認識を少々改めながら、その視線を見返した。
とはいえその視線に、敵意のようなものは混ざっていなかったが】
■東雲七生 > 本当に好きなんだな、ジュースが。
(感心した様にジュースに口をつけて一口啜る。
さわやかなグレープの味に笑みを浮かべた。)
だぁぁぁぁっ!!もう思い出させんなぁぁぁぁ!!
忘れろトト!迦具楽も、思わせぶりな言い方をすんなああ!!
(やめろー、と叫びながら頭を抱える。)
トト > 「えー、やだよ、七生の事でしょ?友達の事は忘れられないよ!ねぇ、なにがあったのー?」
むー、と興味深げにジュースを飲んだり、叫んだりと忙しそうな七生を眺めて
「ふむふむ、じゃあ、今度はもうちょっと微炭酸なものを探してみるよ! うんうん、お互い様、仲良くしよう、ね?」
こっちにもにこー、と笑顔を見せる、邪気は見えない