2016/06/06 のログ
ご案内:「浜辺」に雪城氷架さんが現れました。
■雪城氷架 > 「よし」
バケツを隣に置き、ロッドを準備するその様子はJKには似つかわしくない姿
元々こういう男の子っぽいことが好きだった氷架にとっては当たり前の姿なのだが、
傍目から見るとギャップが凄い
思えばこっちに来てからこういう遊びをしてなかった
たまたま同級生から良い釣り場があると聞いて、
久しぶりにアングラーの血(そういった血筋というわけではない)が騒いでやってきたのだ
■雪城氷架 > 普通の女の子じゃ触るのも嫌がりそうな磯蚯蚓を鼻歌混じりに釣り針に突き刺す
風もなくて波は静かなもの、糸ふけの心配はない
日照りということもなく雲がサシのようにかかった調度良い天気
「釣り日和ってやつだなあ」
キャップをきゅっと被って、いざ投擲
陽光をキラリと反射しながら、弧を描いて飛んでゆく
■雪城氷架 > あとはのんびりとしたもの
アタリが来るまでただただ、待つ
この時間を退屈を感じるかどうかが釣り適正の有無である
ご案内:「浜辺」に九陽度さんが現れました。
■九陽度 > ざざーん。女の子が釣りをしている場所から少し沖の方。
金髪の羽根の生えた少女っぽいのが、うつ伏せで波に乗って流されてきました。
どざえもん寸前でした。
■雪城氷架 > ぴょこぴょこ、とウキが沈む
「おっ、きたかぁー?」
わくわく顔でロッドを手に立ち上がったその時
「お……」
沖のほうになんかが見える
なんか、なんだ、あれ
「おおおおい!?なっ、なんか!なんだあれ!し、死体っ!?」
人の形に見えて、わたわたと慌てる
ええとこういう時はどうすればいいんだっけと慌てる
電話、電話か
公安に…でももし生きてたらそんなことしてたら間に合わない…?
「……!」
一念発起、こういう時の思い切りの良さだけは一級品だった
「ええいっ!!」
漂う女の子らしき姿、その場所から潜ること1メートル
その位置に意識を集中させる、イメージした形は、お盆
マクスウェル・ロアー発動、海中の分子運動速度を瞬時に0まで低下させる
結果、海中で発生した氷のお盆は物理法則に従い、女の子を掬いあげる形で浮上する、機転の大勝利だ!
……その時にはもうウキは動いていなかったけど
■九陽度 > ぴきーん。氷のお盆に載せられて、ゆっくりと水面の上に顔も浮きました。
ごぼっと海水を吐き出して。
頭の上の輪が光り出しました。
しばらくして目を開けて。
「げほっごほっ、生きてる?死んでる?
やったぞ流刑から生還したぞぉー!!」
大勝利のガッツポーズを立ち上がりながら決めっ。
膝が震えている?HAHAHA気のせいだよ!
雄叫びをあげた後やっと周囲を見回し。
近くにいる人に満面の笑顔で手を振ってみましたよ!
顔色青いけど!
■雪城氷架 > 「…はー……生きてたみたいだな…」
気が抜けてしまって、その場に座り込む
氷のお盆の縁を少しずつ加熱して蒸発させる、それを推進力にして岸へ寄せる
少しずつ、のんびりだけど
思えば随分異能で細かいこともできるようになったものである
手を振られたので、手を振り返して
「おーい!大丈夫かー!救急車、呼ぶかー?」
届くように大声でそう叫ぶ
■九陽度 > 「おー、動く動く。」
また波に攫われるか不安だったけど、岸にはたどり着けそうだ!
やっと座って落ち着ける。
「溺れたけど多分大丈夫ー!
救急車って何ー?
後多分助けてくれてありがとー!」
近くに他の術者が見当たらないしきっとこの子が助けてくれたんだ、と満面の笑顔と大声で手ぶんぶん。
■雪城氷架 > 「ん…異邦人か…?羽根あるもんな…」
救急車を知らないようだ、そうひとりごちて
人間以外の存在にも1年ちょっとたって結構慣れたものだ
氷のお盆はゆっくりとこちらまで近づいてきて、
それでも段差はどうしてもあるので、ゆっくりとその手を伸ばして
「掴まって」
引き上げようとする
…近くで見るとことさら、翼が目立つ
「天使…か? 天使が溺れてるとか、さすがにびっくりするぞ…」
■九陽度 > 大喜びで岸についたら手を取って掴まらせてもらうよ!
引き上げてもらって、あれ、まだ膝が笑ってる。
「ありがとー!ちょっとタイミングがー
ってあるぇー。天使ってばれてるぞ?羽根でてるー?」
首ひねって後ろくるーり。出てた。
「あはは、これは恥ずかしい所見せちゃったねー。
ちょっと世界追い出されてさ、他の世界のスラム流しなんていっといて落下地点海でさー。いやー死ぬかと思ったわー」
ちょっとドコじゃない経緯を軽く笑い話にしやがりました。
■雪城氷架 > 「タイミング…?」
引き上げながら首をかしげる
タイミングで溺れるとかあるのかな、と思ったが次の言葉に…
「……飛べばいいのに」
そういう感想しか出てこなかった
■九陽度 > 「…ちょっとね。力入れるタイミングがずれると転びそうなのよー。」
引き上げてもらう時のタイミングでした。
そして突っ込まれて。
「それがねー、神様に流刑喰らっちゃったから流石に飛べないと思うんだわー。輪っかも光ってないっしょ。」
笑いながらも一応羽根だけばさばさ動かしてみて。
輪っかは頭の上でぺかーと蛍光灯位に光ってました。
ご案内:「浜辺」に雪城 括流さんが現れました。
■雪城氷架 > 「あぁ…」
そういえば膝が笑っている
割りと笑えない状況だったのかもしれない
なんか底抜けに明るい反応されて気づかなかったけど
「…なんでまたそんなことに、あと、一応光って見える」
そう言って苦笑する
■雪城 括流 > おおさむいさむい。
まだ潮風が蛇の身にはこたえます。浜辺出現は苦手…。
「へびぇん…。ひょーか、釣れたー…?」
氷架の懐からしゅるしゅる、にょろーん。目をぱちくり。
「…大物?活け締めする?」
首をこてんと30度ほど傾けて。
■九陽度 > 「ほぇ」
変な声出た。
光って見える?
そーっと視線を上に。
あれお日様の光じゃないの?
「あれ、封印も剥奪もされてないぞ?」
そうだ説明しないとーと思って視線を戻せば、蛇がしゃべっとる。
「ヨルムンガルドの眷属かね。
絞められると困っちゃうなー。
追い出されたとは言えこれでも恋天使なのでー。」
ちょっぴり困った笑顔でへびさんににっこり。
「やー、説明も兼ねてちょっぴりキューピッドさんがんばっちゃおう。
二人とも好きな女の子はいるかにゃー?」
■雪城氷架 > 「いや、釣ったんじゃないから…」
顔を出した括流の周囲に異能でぽかぽかフィールドを展開
こういう使い方もできるようになりました
「って、忘れてたっ!」
ロッドのほうを見ればウキはもうピクりともシません
餌だけ綺麗に持って行かれました、残念
「キューピッド…? へー、へー…聞いたことある。
確か恋愛成就させるみたいな…って、なんで好きな女の子、なんだよ…男の子に見えるか?」
少しだけむっすり
態度とか口調は男の子そのものだけど
ご案内:「浜辺」に鮫汰さんが現れました。
■雪城 括流 > 「…クピードーだよね。ギリシアではエロースだったかな。
うん、その変態っぷり相変わらずの発言だね。」
互いに正体を見破ってご挨拶。
やや括流はジトメの半目で見つめていますが。
「追い出されて、流れてきて…不法入島者っていうことかな。」
■鮫汰 > 海から小さな水音をたてて、21センチの丸い魚が砂浜にあがってきました。
何かもぐもぐしてます。
「つりえさもいがいとうめぇな」
ご案内:「浜辺」から鮫汰さんが去りました。
■九陽度 > 「ありゃ?釣りの獲物逃がしちゃったのかー。私のせいでごめんよー!」
どうやら釣りの獲物を逃がしちゃったようです。
くるりと振り向いてはいけない気がして。謝るだけ謝りました。
「いやいや、男女って生物の本能的にくっつくんだからわざわざ手助けする必要ないじゃん。
だから同性をくっつけるのはキューピッドの役目なんだよー。」
男に見てるわけじゃないよーと手ぶんぶか。
「変態じゃないよんー。
生物としては不自然な恋こそ応援すべしってだけだもん。」
ぷくーっとむくれて。
「ほぇ、ここ誰かの領土って事?
あー、だからスラム流しか。あの腐れ神め。」
■雪城氷架 > 「……何だあれ」
UMAってやつだろうか
うっかりしてた、常世の海だ
普通じゃないのも釣れるかもしれない
「何だよ、知り合い?」
ロッドを戻しつつ、胸元の蛇に言葉を投げる
もしくは同じ共通した時代とか世界線とかだろうか、
難しいことはよくわからないので、気を取り直して再び針に磯蚯蚓をぶっさして針を投げる
今度は見逃さないぞと決意を込めて
「……そういうもん?」
なんか良いように言いくるめられたような、そんな感覚である
男同士でもいいんだろうか、とか思いつつ
■雪城 括流 > 「できればもう一度流してみたいところだけど。
知り合いと言うか…正確には異世界出身だろうから知り合いではない…はずだよ。伝承上の性質を互いに知っているだけだね。
さっきから彼本人も言っている、キューピッドだと。」
ほらマヨネーズの、と説明してみせる。
括流の特性上もしかしたら、転生の過去に出会ったことがないこともないかもしれないが。
そのときの名前は括流ではないし、思い出してみないと難しいだろう。
「この張本人の性別がおかしいから、ひょーか言いくるめられちゃだめだからね。」
一応念のため注意するよう言いつつ。
■九陽度 > 「そーゆーものですよーう。
大体、男女のカップルなんて誰も手出ししなくても勝手にくっつくし、神様同士で一夫多妻とかやるんだから、妻同士で揉めるとかめんどくさいったら。」
あーあー、と愚痴りだしましたよ。
お酒飲んだら絡んでそうなノリで。
「なーがーすーなー!
まぁ、お互いにそれっぽいのが複数の世界に跨って存在してるって事なんだと思いねぇ。」
出会っていたとしても覚えてるかどうかはきっと謎い。
それとマヨネーズって何ぞやとか突っ込みが飛んだ。
「何を言うかー。
どちらの気持ちも知る上で大事だっつの。
所で、好きな子はいるのー?」
話の流れ戻そうーと使えるかなーとおためし感覚で恋心感知起動。
赤い糸の流れを見てみました。
■雪城氷架 > 「お、おう…なんとなくわかった…」
なんかくだ巻き出したキューピッドに視線を送りつつ、ロッドを握っておく
持ってさえいればよそ見してても気付くもんね
「あぁマヨネーズの…」
イメージはしやすい、けどイメージと全然違う問題
「…いるけど、普通に男だよ、相手」
■雪城 括流 > 「そういうことだね。
複数の神話にまたがった神族だし、並行存在、といえるかもしれない。
外見が多少違うのはそのせいだね。見目麗しい少年だとかそのあたりまでは変わってない、と思うんだけど。」
地球のも似たような迷惑撒き散らしているような気がしながら。
ちょっぴり遠い目。
恋愛対象、とも言える相手はいまのところいないだろう。
親愛まで含めばうっすら氷架相手にあるかどうか。というか蛇だし。
「時代も世界も違うんだから、その基準を持ち込むのはちょっと…。
といっても無駄なんだろうな。
ああ、不法入島の件だけどスラムで生活する分には…身の危険さえ気をつければ紛れ込むのは問題ない、はずだよ。
あとひょーかと私はその件には無関係だからね。」
犯罪だし、と付け加えつつ。
知り合い未満っぽいのでいつもより対応がしびあ!
■九陽度 > 「むー、男か、しゃーない。一夫多妻とか一妻多夫になったら恩返しするよー。夫同士や妻同士の仲は大事だかんね。」
助けてもらった恩返しは後回し。
ぶれない。
「その辺はあんまし変わってないと思うよん。
色んな考察もあるけどその辺は学者とかに任せとけばいいかんねー」
むー、いい糸ないなーと残念げな顔。
感知おふ。ついでに羽と輪っか消した。
「まー、なんだかんだ言っても、廃れる事はないと思うんだけどなー。
時代や世界が違う分だけ寛大な場所だと良かったんだけどね。
ほいほい、じゃあスラムの方でねぐら探してくるわー。
いざとなったらチンピラ同士くっつけときゃ危険は大丈夫でしょー。
あ、じゃあそろそろ寝床確保しにいくわ。」
身の守りにキューピッドの力を使うと宣言しやがりました。酷い。
時間も時間なのでそろそろ行くよと手をふりふり
■雪城氷架 > 「なんか思ってたよりっていうか、キューピッドにも色々いるんだな…」
ちょっとしたカルチャーショックである
「でもまぁ、元気そうで良かったよ。
なんか沖に漂ってるの見た時は心臓とびでるかと思った」
良かったなーなんともなくて、とにっこり笑って見せて
「治安悪いから気をつけろよ…?」
手をふりふり、大丈夫かなと少し心配顔
■雪城 括流 > 「…一応異世界から次元を超えてきた、と風紀に捕まったら言うといい。
さすがに悪いようにはされないはずだから。
それ以外で面倒起こしたときは知らないけど…。」
騒動の種になりそうなところが気になりつつも、一応のアドバイス。
「…なんだかんだで彼も神の端くれだから、なんとかなるんじゃないかな。
沖にそのまま漂わせておいたほうが平和だったかもしれないね。
逆にスラムの住人のほうが心配だよ。」
去っていくキューピッドに顔を向けたまま、心配する氷架にそんなことを言う。
そしてふと、先ほどのキューピッドの言葉に気になって。
「…ひょーか、一妻多夫に興味ある?」
ぎゃくはーれむって氷架のやるゲームだとどうだったかななんて思いだしつつ、ぽつり。
■九陽度 > 「ははは、自分のいる意味を考えた結果だよー」
色々と言うか多分キューピッドは皆行き着くんじゃないかなーとかのたまい。
「おぉー、本当に助けてくれてありがとねー、気をつけるよー」
ひょーかと呼ばれてた子にお礼を言って。
「風紀?まぁ、いいや、覚えてたらそうするよー。
じゃあ、空飛べるかも試すかー」
アドバイスだけ受け取って、まだ膝が笑ってたので試しにやったら飛べたのでお空へと飛んでいきました。
ご案内:「浜辺」から九陽度さんが去りました。
■雪城氷架 > 「そんなこと言ったって、放っとけるわけないじゃん」
括流は溺れてるやつがいたらシカトするのかー?と表情で抗議
空を飛んでいくキューピッドを見ながら、ウキが沈んでいるのを手の感触で確認、くいくい、ロッドを掴む
「一夫多妻ぃ?
うーん、別に……ゲームの中なら兎も角、私わりと嫉妬するほうだし」
リールをからからと回しつつ、そう返答する
どうしても今付き合ってる男の子をベースに考えるから致し方なさがある
■雪城 括流 > 「浮んでる人型くらげや魚人もたまにいるんだよ。
溺れているかどうかの判断が難しいね。もちろん生徒が溺れていたら助けるけど…。」
とこよでは日常茶飯事。
括流はそのうち氷架がうっかりインスマス水揚げしないかが心配です。
「一夫じゃなくて、一妻だよ。
ほら、氷架優しいから。…あ、沈んだ?」
しゅるりとしっぽ付近を氷架の首筋に巻き付けて。
にょろーっと頭部分だけ前に伸ばす。
今度はつれそうかな?さっきの釣れないかななんて思っていそうな様子で、釣り糸の先を見つめていた。
■雪城氷架 > 「ちょっとそれ失念してた…こっちきてから釣りしてなかったからなぁ…さっきもなんか変なマンボウみたいなのいたし…」
まだまだ常世二年生、知らないことがいっぱいだ
「ん…そんなのダメな気がする。なんとなく、だけど」
倫理的な物言いはできないけど、やっぱり一対一じゃないと、
みたいなイメージが強いのは日本という島国の常識が根付いているせいか
「小さいけど勢いある引きだなー、小鯛かなんかかな?」
リールを絞って、一気に釣り上げる
磯釣りは腕力の要る場面が少ないのが良いところだ
■雪城 括流 > 「ああ、変なマンボウ。なるほど。」
少しだけ苦笑して。
「ふうん。」
どことなく、なんだかちょっとだけがっかりしたような、期待通りに納得したような複雑で、不思議な声音の返事。
しっぽがしゃらしゃら、と鳴っている。
「ひょーか体重軽いんだから、気をつけてね。
小鯛なら大丈夫だと思うけど。」
大物だと逆に海に引きずりこまれるんじゃないだろうか、とちょっと心配していたり。
■雪城氷架 > 「なんだったんだろうなーあれ」
けらけらと明るく笑って
「…? どうした?」
ちょっどだけ、のその声色に鋭く気付く
子供の頃からずっと一緒だった故に、変化には敏感だった
「いやぁ、流石に磯釣りでそこまで大物はかからないって、
…っていってもここの海は何出てくるかわかんないといえばわかんないか」
シュパッ、と綺麗に釣り上げる
キラキラと飛沫が美しい、釣れたのは…長靴でした
お約束ですね
釣りが好きなだけで別に才能があるとは言っていない
■雪城 括流 > 「…靴だね。くくるがちょうど入れそう。」
どうやって引きがあったのかのほうが不思議です。
なんだか的外れな言葉を投げかけて、何処か慰めているような。
「うん?
…なんでもないよ。本当だからね。」
一度家出の前科があるので、念を押しつつ。
具体的に何、と考えていたわけでもなかったので普通に答える。
次のえさが必要だろう、としゅるしゅるえさ箱に向かって頭を伸ばす。
■雪城氷架 > 「ベッドにするか?」
苦笑しながら、キャッチアンドリリース
「そうか?なんかいつもと感じ違った気がしたけど」
特に追求はせず
「あ、イソメ取ってくれるか?」
エサ箱の中にはにゅるにゅると生きた肉厚のイソメさん達が蠢いています
■雪城 括流 > 「あ。ゴミなんだからちゃんと捨てないと。
捨てたらまた釣れるよ、ひょーか…。」
流れるような動きをついそのまま追ってしまい、すべてがおわった後ではっとなってツッコミを入れる。
リリースする必要なかったんじゃないかな!
「わかった。」
にょろにょろをにょろにょろがぱくり、咥えて手元まで差し出す。
牙は引っ込めているから大丈夫。イソメになんてまけない!
■雪城氷架 > 「おっと」
リリースしてしまったものは違いない
違うポイントに投げ入れるしかなくなった
「さんきゅー …食べたりはしないよなさすがに」
冗談を言いつつイソメを針に刺して、さっきとは違うポイントにシュパっとインサート
「なんかこういう時間も久々だなぁ…異能のことばっかだったし」
■雪城 括流 > 「そうだね…ひょーかもなんとか二年になったし。成長した?
もう補修はなくても大丈夫だろうけど、異能だけじゃなく勉強もしっかりとね。」
咥えていたイソメを渡して、のんびり、一緒に海を眺めている。
穏やかな時間。
波の音が響く。
「青いのは卵があると甘いんだけど普通のは苦いから食べないよ。毒つきもいるし。」
ふと衝撃発言。
■雪城氷架 > 「なんとかってことないぞ、私なりに真面目にしっかり勉強したし。
色んな使い方もできるようになったし…。
…異能以外の勉強は…うん、まぁ…それなりに」
ルームメイトが成績よいおかげでなんとかしのいでいる程度であった
「成長もしたつもりだぞー。前より色々タフになった、精神的に。
括流や、お母さんはいつまでも甘えてれば良いって言うかもしれないけど、
ちゃんと自分の足で歩けるようにならないとだしな」
恋人が出来て、そんなことも少し考えるようになった
気が早いとは思うけれど、いずれは家を出るのだから
「……え、食べるの」
最近はしないけど昔はふざけて蛇状態の括流にちゅっとキスとかしてた記憶を思い出して、少しやなかお
■雪城 括流 > 「成長が実感できているならいいことだよ。」
スタイルとか成績とかは括流でも調べればたぶんわかる。
精神的にタフになったその経緯がよかったかはわからないけど、答えをだすのは氷架自身なのだろう。
「…それは違うかな。
甘えるのでもなく、自分の足で歩けるようにでもなく。きちんと支えあえるようになるほうがいいと思う。
りょーのことだって、せっかく近くに住んでいるんだから。それに…」
零くんだっているよね、と付け加え。
自立も結構、だけどどうにも氷架は独りで動きがちなので釘をさす。
「流石に普段から食べたりしないよ。海の生き物だし。
…一部の蟲は地域によっては普通に食用にもするはずだけど。」
先ほど蟲を咥えた口元を魔法陣でゆすぐ。
キスはしても大丈夫。
「でも気になるならちゃんと手入れしてくれると嬉しい。
潮風でべとつくだろうから、帰ったら大浴場にでも行く?」
■雪城氷架 > 「…支え合えるように、かぁ……。
そうだなぁ、なんか知らない間に妹とかも増えてて驚いたし、
お父さんも、一応島に来たしな……なんか焦っちゃってさ、自立」
あはは、と笑って
「ん、そうだな。お風呂好きだもんな括流」
ぽかぽかできるからだろうか、
びっくりする子もいるので深夜帯に大浴場に行ったりしていたけど、
もうさすがに寮の子達も慣れてきた感がある、そろそろ普通に入っても平気かも
動かないウキを眺めながら、話す
■雪城 括流 > 「そうだよ。
…うーん、しばらく当たりもなさそうだからもうちょっと寝るね。」
括流自身でも顔合わせはたまにろびーでぼちぼちとやっている。
ただ大浴場は蛇姿独りでは入れない(扉の関係で)ので誘うのだった。
人型で入れば済む話ではあるけど。
そんな会話をして、くわぁぁ…と大きく舌をだしながら口を開けると。
にょろにょろしゅぽーん、と氷架の懐へ戻っていく。
その胸元からいまは小さなピンク色の尻尾がひっかかるように覗いていた。
ご案内:「浜辺」から雪城 括流さんが去りました。