2016/07/18 のログ
ご案内:「浜辺」に水月エニィさんが現れました。
ご案内:「浜辺」に柴木 香さんが現れました。
■水月エニィ >
空は快晴。
照り付けるような強い日差しは紛うことなき初夏のもの。
行楽日和の空の下、水着の少女が砂を踏む。
「――急に誘っちゃって悪いわね。柴木クン。」
先んじて浜辺へと躍り出て、柴木へと振りかえる。
■柴木 香 > 「――わふ?気にしなくてもいーです。」
此方は少し遅れて。
クーラーボックスとマットを抱えてとてとてとついて回る。
小さめのクーラーボックスの中には何本かの飲み物とお弁当。
「雨降らなくて良かったです?
梅雨明けて、まさに海水浴日和ー、という感じ。」
尻尾ぱたぱた。すでに楽しそうです。
■水月エニィ >
「ん、それは良かったわ。」
口元を緩めつつそう告げて、適当な浜辺を探す。
思ったよりは混んでいないがそれでもそこそこの人は見える。
「と、この辺にしましょうか。
パラソルでも借りてくる?」
手ごろな開いたスペースを見つければ、その様に提案。
荷物を置いて転がるにも十分な広さだ。
■柴木 香 > 「です。」
こくこく。
一緒に遊ぶのは楽しいのです。
それなりに人も多い中で空いたスペースを見つけてもらえれば、マットを敷いて――
「わふ?
あ、じゃあちょっと借りてきます。こことっといてー……」
言うが早いか。
ぱたぱたと人ごみを抜けて走り出す――
■水月エニィ >
「ええ、任せるわ。」
借りて貰うのは駆け行く彼にお任せして、荷物の中からレジャーシートを取り出して敷く。
……ついでに日焼け止めも取り出しておこう。
■柴木 香 > ――暫くして。
人ごみの中をひょこひょこと畳んだパラソルが進んでくる。
「わふー、おまたせしましたです。」
おっきいパラソル抱えて参上。
なにやらやたらとカラフルな柄だったりするが。
手慣れた様子でパラソルを広げれば、地面に突き立てて固定してしまう。
■水月エニィ >
「ふふ、ありがと。慣れたものかしら?」
バラソルを抱える彼を認めれば設置を手伝おうと立ち上がる。
……ものの、さっくりと設置し終えた様を見れば微笑み交じりに言葉を弾ませる。
「さて、どうしましょうか。
……ああ。日焼け止め 塗って貰っても大丈夫?」
■柴木 香 > 「ん、設営は得意です?」
建て終えれば、はふー、と一息。
日焼け止め?と首を傾げて。
「わふ、いいですけど。
塗り方とかありますです?」
そういうものを使ったことがあろうはずもない。
不思議そうに瓶を見てたりする。
■水月エニィ >
「瓶の裏面に描いてあると思うけれど……」
ちょっと待って、と、瓶を持ち上げて裏面を見る。
そのまま注意書きを読み上げ始めた。
「 "ムラなくしっかり塗りこんで、3時間程度の間隔で塗り直してください"。
……みたいね。使い方はこんな感じ。」
■柴木 香 > 「ほへー……塗るだけでいいですかー。」
なんか今はすごいなぁ、とかそんな顔。
「で、あの……えーと、塗るです?」
自分で塗ればいいのに、とか言うと多分怒られそうです。
そのくらいの空気は読める子でした。
■水月エニィ >
戸惑う様子は伺える。
無理強いするつもりはないけれど――
「……ダメかしら?」
――こてん、と、小首を傾げました。
■柴木 香 > 「――う、大丈夫ですけど。」
尻尾がぱたた、と振れる。
頼まれると断れないわんこでした。
――ちょっと先日のお酒の一件思い出して、視線が泳いだり。
「えと、じゃあ背中だけ?
後は自分で塗れると思うですし。」
妥協点、かろうじての妥協点。
とりあえず瓶を預かって、中身を手に取ってみる――
■水月エニィ >
「ありがと。それじゃあ――」
こくんと頷き、無防備にシートの上へと転がる。
視線が泳いでいる事には、少々不思議そうな視線を浮かべました。
意識されていると思っていないのかもしれません。
「――宜しくね。柴木クン。」
■柴木 香 > 「はーい……えと。」
手に取った日焼け止めと、エニィさんの背中を交互に見比べて。
意を決して、ぺちゃり、と手を付けた。
ぬりぬり。ぬりぬり。
ムラにならないように――とは思っても、初めてだとなかなかうまくいかなかったりとかする。
■水月エニィ >
「ぁ……んっ……」
慣れない手つきでぬりぬりされる。
その手つきがどうにもくすぐったかったり、力が入っていたり。
故にちょっとだけ声が出てしまうことも、仕方のない事である。
……傷目一つない綺麗な身体。
およそ負け続けてきたとは思えない、妙なまでに清らかな身体。
背中だけでも女性のそれとわかるような、柔らかい身体だ。
■柴木 香 > 手に伝わる感触はちょっと刺激が強いけど。
なるべくは気にしないように――ってしてたのに。声に反応してびくぅ、と手が止まりました。
「わふっ、えと、変だったです……?」
とはいえいつまでも手を止めてると終わらないし。塗る手は再び動かして。
塗ってればそれなりに、むらなく塗れた、気もする――?
■水月エニィ > 「ううん。大丈夫よ。」
慣れていない故のものだろうから、特に言及するものもなく。
柴木がエニィの背中を塗り終えれば、ゆっくりと立ち上がる。
「ありがと、柴木クン。
自分で塗れる所はさっくり塗っちゃいましょうか。」
残る前面は自分で塗り始める。
丁寧にしっかり塗る。きわどい所も柴木を意識せずにしっかり塗る。
「――こんな所かしら。
早速泳ぎに行く? それとも、浜辺で遊ぶ?」
■柴木 香 > 「わふ、ならよかったです。」
ぐーぱーぐーぱー。
まだ塗ってた時の感触が残ってる気がする。
頓着せずに塗り始めれば慌てて視線を明後日に向けたり。
はい、挙動不審です。
「――ん、じゃあ泳ぎます?」
聞かれてようやく視線を戻しました。
泳ぐ、でぱたぱた尻尾が揺れたり。
■水月エニィ > 「ええ。泳ぎましょ。
昨日も来たけど心地好かったわよ。」
揺れる尻尾を視線をやりながら応じ、海へと向かう。
そのままさっくり腰まで浸かり、足を離して仰向けに浮く。
■柴木 香 > 「わふーv」
ぱたぱたと並んで海へと。
ざっぷーん。と容赦なく飛び込む辺り子供っぽい。
ぷかぷか浮くエニィさんの横で、泳ぎ方は――大方の予想通り。
■水月エニィ >
(犬かき)
口にこそ出さないものの、真っ先に浮かんだ単語はそれだった。
はしゃぐ彼を見れば、頭から沈んて潜り――
飛沫をあげつつ、柴木の隣へ。
泳ぎ方そのものは潜水泳法。
ドルフィンキックや平泳ぎを併せつつも時折海底や岩を蹴って加速するような、身体能力を十全に活かした力強い泳法。
「っ、ふぅっ――」
■柴木 香 > ちょっと――かなり?間抜けっぽい泳ぎ方であるはずなのだけど。
尻尾ぱたぱたさせながら泳いでいるのはまさしく豆柴っぽくもある。
「わふっ?――エニィさん泳ぐの得意です?」
ざぷん、と水の中から出てきたのに驚いた様子で。
ふらふらーっと波に流されかけながら。ちょっとうらやましそうです。
■水月エニィ >
「……まぁ、これ位は出来るもの。」
何処か得手とは言い切れなさそうに、答えながらも視線を逸らす。
何処まで行っても勝てない負け犬としての意識もあり得意である意識は持てない。
……それ故の遠まわしな言い回しだろう。
「柴木クンも泳げるのね。
……やっぱり。その泳ぎ方が一番しっくりくるの?」
豆柴的な意味で。
■柴木 香 > 「わふ?――僕は出来ませんよ?」
泳ぎながら、少しだけ首を傾げるしぐさ。
あれだけ泳げれば十分すごいと思うんだけどなぁ、などと思う。
もっと自信持てばいいのに。
「わふ?これしか知らないですし。
――うん、これのほうが泳ぎやすいです。」
案の定な回答でした。
■水月エニィ > 「……そう。」
頭では理解しても、何処か認めがたい何かを覚える。
とは言え今淀んでおても仕方ない。そう思えば、振り払うように海中を潜り、海底を力強く泳ぐ。
鬱憤を張らすような先より力強い泳ぎ方。
波や飛沫ぐらいは立ったかもしれません。
再び顔を出し、案の定な回答を聞きました。
「……うん、柴木クンらしくて似合ってると思うわよ。」
意訳すると、子犬みたいで可愛い。
■柴木 香 > 「です、ですっ――あわわ。」
こくこくといつもの調子で頷きかけて、沈みそうになりました、ぶくぶく。
更には再び立った波に流されそうになったりもしつつ――犬かきは海には向きません。
「……っと。
わふ?似合ってます?」
似合ってます?似合ってます?と尻尾がバタバタばたばた。
褒められた、やったー、みたいな様子。
■水月エニィ >
「うん。とてもかわいいわね。」
うっかり本心を零しつつ、足を離して浮いたままくすくす笑っている。
――あれ、肌色が妙に多いような。
具体的に言うと、水着が足りないような。
■柴木 香 > 「わふ、ありがとー……?」
素直に答え掛けて。視界に違和感を感じる。
エニィさんを上から――下――した……した?
ぴた、動きが止まった。
「――わふ、わふ!?
エニィさん、ぬの、ふくー!?」
ばたばたばたばた。大慌てです。
右みて、左みて、あるはずのものをきょろきょろ探す。
■水月エニィ >
「……あっ。」
水着上――のトップ部分が何時の間にかに流されている。
直前の潜水の際に流されてしまったのだろう。
引っ掛けたの水流の抵抗に負けたのかは定かではない。
渦巻くものを振り払う事で頭がいっぱいであった。
そのような泳ぎ方だったこともあり、海上にそれらしきものは浮いていない。
左腕で胸を抑えるものの圧迫された胸が左腕に乗っかる形となり、
これはこれで胸を強調するものとなっている。
■柴木 香 > 「わふ、えーと、えと――わふー!?」
ぐるぐるばしゃばしゃ。
隠す物も他にないしそもそも流された水着も見当たらない――。
「エニィさんも不注意ですーっ、とにかく上がって……
――わふ……!?」
そんな風に強調するのは。わんこには、刺激が強すぎました。
直視してしまって、顔が赤く、ぴたりと動きが止まる。
いぬかきでぴたりと動きが止まるとどうなるか。
ぶくぶく。
■水月エニィ >
「――えっ」
自身の状態と行動が刺激が強すぎたと分かるのはもう少し後の話。
柴木が沈んでゆくことにだけ気付けば、咄嗟に海面へと潜りこむ。
(――ッ)
足を吊ったのかクラゲに刺されたのか等と一瞬よぎるも、原因を考えるのは後回し。
迅速に海底伝いに沈む柴木の元へ回り込む。
抱きかかえようと手を伸ばし、掴んでしまえばそのまま浮上する。
■柴木 香 > はっ、と気が付いたときには、海の中。
慌ててぶくぶくともがいてみても、慌てていては旨く浮き上がらない。
そうして慌てればごぼっ、と大きな気泡が浮かぶ。
そんななかで何かに捕まれれば、思わずしがみつくのも仕方がないこと。
柔らかい感触は落ち着く、気がする。息苦しいけど。
■水月エニィ >
しがみ付いた事を把握すれば魚雷もかくやの勢いで泳ぎ出す。
一目散に浜まで連れて行き、抱えたままに海から上がるだろうか。
「ごめんなさい。大丈夫?」
■柴木 香 > 「――ふは――ぁ――けふ、けふ――」
ざぱぁ、と自ら上がれば、何度か大きく咳き込んで。
しがみついたまま、尻尾ばたばた。聞かれれば。
「わふ、大丈夫、です――……?」
目をぱちくり。視界に映るのは肌色――。
しっかりと胴にしがみついている、ということは。
顔に当たる柔らかい感触というのは、その。そういうことで。
――またぴたりと動きが止まった。
■水月エニィ >
「よかっ ぁ」
再び動きを止める柴木。
……漸く意識され/刺激になっていた事に気付く。
羞恥よりも慙愧が先に立てば、倒れないように離し(座らせ)後ろを向いて胸を隠す。
「――ご、ごめんなさい。
ちょっと 迂闊だったわ。」
■柴木 香 > 「はっ――あ、ごめんなさいですっ」
慌てて、ぱっと離れれば。
ちょこんと正座。怒られた犬みたいな。
ちょっと後ろを向いたときに見えた表情が、その。
「あ、えっと、僕も、うん、溺れてごめんなさいです。
それよりその――えっと?」
きょろきょろ、周囲の視線も気になります。
ぱたぱたとパラソルを立てた辺りまで走って――タオルを取って戻ってきた。
■水月エニィ > 「ん……助かるわ。」
後ろを向いたまま受け取ってサラシの要領で胸に巻き、向き直る。
……不安定だが、隠すものとしてはかなりマシだ。
「アクシデントだと思っておきましょう。ええ。
とりあえずパラソルの所まで戻ってお昼にしましょうか。」
先に立てて貰ったパラソルの位置までまっすぐに歩く。
ちょこんと正座してしまった柴木を先導する意も兼ねて先に歩く。
「お昼ご飯を食べたら、後はのんびり浜辺で過ごしましょ。
気合入れて作ってきたつもりだから、お口に合えばいいのだけど。」
■柴木 香 > 「わふっ、とりあえず戻って、上に何か羽織るです。」
こくこく。
隠したといっても、ちらちらと見てくる不穏な人もいるし。
「あ、うん、その、それはごめんなさいです。
えっと、わふー……」
思い出して、いろんな意味で顔真っ赤です。
顔見られないのは幸いなので、後ろからぱたぱたついていく。
「――おべんとうっ」
ぴこーん。
色気より食い気でした。だって美味しいし仕方ない。
■水月エニィ >
「……ええ。不穏な視線は減らしておきましょう。」
荷物の中からブラジャーとブラウスを取り出し、物陰でさっくり着替えて戻ってくる。
……下半身だけ水着(パレオ)の状態に落ち着いた。
「ええ、お弁当。
クーラーボックスに入れさせて貰っているから、痛んではいないと思うけれど――」
■柴木 香 > 「です、です。」
こくこく。
あんまりじろじろ見られていい気分はしないのです。
暫く待つ間に――また思い出してわふー、となにやら挙動不審になりつつ。
「わふ、お帰りなさい。
ん、なら大丈夫だと思いますです?わーい、おべんとーv」
尻尾ぱたぱた。餌付けされてます。
■水月エニィ >
(……)
どうにも、挙動不審な柴木の素振りについては深く考えないようにする。悪い気はしない。
ともあれ、レジャーシートの上に腰を下ろした。
「喜んでくれると嬉しいわね。
それじゃあ、頂きましょう。」
クーラーボックスから弁当箱を取り出せば、手際よくレジャーシートの上に配膳する。
……"いただきます"の声を一つ乗せて、お弁当を食し始めるか。
ご案内:「浜辺」から水月エニィさんが去りました。
■柴木 香 > 「はーい。いただきまーす。」
わっふー、と。
とりあえずは忘れてごはんー。と、手を合わせて。
もぐもぐ。うん、やっぱりおいしいのです――
ご案内:「浜辺」から柴木 香さんが去りました。
ご案内:「」にメグミさんが現れました。