2015/06/10 のログ
神薙 結弦 > (ふと目線を木々に向けて見る。
柔らかい風と優しい日差し。それらが見える美しい神社。
何処か落ち着き、木々が多いのは実家の山を思い出す)

「そうだな。此処は家に似ている気がして…とても落ち着く。
 ん?いや、私はそういった術は使えぬが…。
 もしかして、何か変な所があったか?」

日乃杜 梢 > (こちらが思い浮かべるのは、それこそ質素なれども荘厳な寺社そのものなのであるが)
(余分な音もなく、ただただ静謐な境内に漂う神聖な雰囲気は、故郷の物ととてもよく似通っていると、そんなことを思った)

(さて、的を外れてしまったらしい自分の感覚を訝しみ、口元に手を添えて少し考え込む少女)

いえ、多分、私の勘違いじゃないかとは思うんですけど…。
貴方が出す気配が似ていたから、てっきり、こういうものを嗜んでいたのかな、と。

(言うなり、腰につけていたホルダーから、札を一枚取り出す。短く口訣を唱えれば、それが一瞬で火を宿し、燃え上がり―)
(焔で組み上げられた小さな人形が、差し出したままの梢の掌の上に現れる)

神薙 結弦 > 「はて。すまないな。一人で懐かしんでしまった。
 私の故郷は残念ながらこのように荘厳ではないが。」

その話を聞いて少しだけ考え込む。
少女のいう技を見て。魔術より和の雰囲気、それこそ呪術に近いのだろうか、と
其処と無く考え込む。
それからは少しだけピンッと来たのか。首をかしげて

「…ふむ貴殿のいう気配、とは…もしや"隠"か?」


隠とは、鬼の語源となった言葉。
どうやら少女は鬼をそう呼んでいるらしい

日乃杜 梢 > (“隠”。その言葉には、梢自身も聞き覚えがあった)
(まさに、自分が相対する魔の物の呼び名として、それを幾度となく呼び、目にしてきたのだから当然である)

ええ、間違いありません。
私は陰陽の術を扱っているので、てっきり同業なのかなと思いまして。
でも、そうでないとすると…貴方は何か、鬼に由来する縁をお持ちなのですか。

神薙 結弦 > 「なるほど…。貴殿は陰陽の…。
 此方は貴殿のいう通り、隠の加護を受けし一族の生まれだ。
 物語に登場する隠ではなく、人と共存を願った神の領域に住まう隠から祝福を賜ったものだ。」

はるか昔、自らの一族と鬼の間に共存協定が結ばれ。
それの代償として鬼の力をつかえる様になった一族。
それ故、過去は故郷の守護を。しかし力を恐れさせぬため
深い深い山の山頂に住んでいる一族である。

「勿論。悪さをする気もない故。退治しないでいただけると嬉しいがな」

ご案内:「常世神社」に東雲七生さんが現れました。
東雲七生 > よーっし、好調好調!

(とっとっとっと、軽やかな足取りで階段を上ってくる少年が一人。
 境内までたどり着けば、先客が居たことに気付いて目を丸くした)

──っとぉ、何だ、人が居たのか。
まあまだ日没まで時間あるしなー……。

日乃杜 梢 > なるほど…実家の文献で目にしたことはあります。
現代に残っているものもごくごく僅かだと聞いていますが…。
(読み知った、家系の名を頭の中に連ねる。恐らくは、その中に目の前の相手の血筋があるはずだ)
(が、それより先にすべきことがあったと気づいた)

申し遅れました、私は、日乃杜 梢といいます。
先程も申しました通り、陰陽の術を使うもので…?

(名乗る間に、人の声。振り返れば、境内に新たな人影を見つけた)
(奥まった森にいる自分達に気づいているらしい。ぺこりと、小さく頭を下げてみせた)

ご案内:「常世神社」から東雲七生さんが去りました。
ご案内:「常世神社」に東雲七生さんが現れました。
神薙 結弦 > 「あぁ、私も目にしたのは幼い頃の一度だけなのだが…。」

何時かあった、恩人にも近い鬼の存在。
貴方ならばその鬼の事も知っているかもしれない。
だが、何と無くそれを聞くのは憚られた。

「これは失礼。此方こそ遅れてしまって申し訳ない。
 私の名は神薙 結弦。どうぞたの…む?お客人か?」

そこでやってきた人物に気が付いたのか、小さく首をかしげた。

東雲七生 > ──あー、もしかしてお邪魔だったりする?
ちょっとランニングの休憩挟もうと思ったんだけどさ。

(先客二人に軽く会釈してから、そっと様子を窺う様に一歩後ずさった)

邪魔だったら、戻るけど。

日乃杜 梢 > あ、いえいえ、別にそういうことはないはず、ですよ?

(ぱたぱたと手を振ってから、思い出したように隣の結弦を振り返る)

鍛錬してたのは…えーと、神薙さんだけですし。
私も散歩みたいなものですし。

(そちらは大丈夫です? と、結弦のほうへ目線で問いかけ)

神薙 結弦 > 「私は鍛錬をしていたが…。
 すでに切り上げた所だから気にしなくていい
 二人が大丈夫なら、私は歓迎だ。」

こてりと、色違いの瞳で見つめた後首をかしげる。
人と話す事に慣れていない、という雰囲気がややあるが何処か嬉しそうだ。

「其方の殿方も。私は神薙 結弦という。どうぞ宜しく頼む。」

東雲七生 > そっか、良かった!サンキューな!

(ぱっ、と満面の笑みで礼を言うと上がっていた息を整えようと深呼吸をし、
 オッドアイの少女に名乗られると少し慌てた様子で向き直る。)

わとと、……俺、東雲!東雲七生(しののめ・ななみ)!
一年生で、男子!……いや言わなくても分かると思うけどな。
(以前名乗った時に「女の子っぽい名前」と言われたのが軽くトラウマになっている、らしい)

日乃杜 梢 > あ、すみません。一番最後になっちゃった…!
私は日乃杜、日乃杜 梢です。
東雲さんとは同じ学年ですね…よろしくお願いしますね。

(若干慌てて、自分も名を告げる。その口元は僅かに緩んでいて、なるほど、梢自身も今の状況を快く感じているようだ)

ふふ、今日はここに来てよかったです。
この学園で誰かとお話しすること、そんなにないものですから…ふふっ。

神薙 結弦 > 「……む?なんだ、みな同じ学年だったのか。
 今まであったことが無かったのが不思議だが…。
 私も山から下りてこうして話す事は、あまりないからな。
 二人に出会えてうれしく思っているぞ。」

ふわりと、二人に笑いかける。
聞いてみれば、同じ学年である事が発覚する。

「良い名前だと思うぞ。
 二人とも、素敵な名前なのだな。」

東雲七生 > えっ、二人とも1年なのか?
……全然そう見えねえんだけど。いや、まあ……。

(二人を交互に見た後、少し頬を赤らめて顔を逸らした。
 果たして何がそう見えなかったのか。身長だろうか。はたまた──)

まあ、あれだな!神薙と日乃杜だな、よろしくっ!!

神薙 結弦 > 「あぁ。宜しく頼むぞ。東雲殿。」

此方こそ頼むともう一度笑う。
何処が、とは言わないが。この年にしては大きく育っている。

「はて。…此処で話すのも良いが…。
 二人は足などは大丈夫か?」

日乃杜 梢 > はい、一年生ですよ。学園にはまだそんなに慣れてなくて…。

(口籠られたことには、思い至ることもなかったか、不思議そうに首を傾げるだけだ)
(その動きにつられ、僅かに弾むものが二つ)

ああ、私はその…放課後はいろいろと学園の外を歩き回っていたから…。
と、足、ですか? 大丈夫ですけど、それが何か?

神薙 結弦 > 「いや。…うむ。
 なんというか、普通の感覚がよく解らぬゆえ。
 二人の足が疲れていないか、と。
 疲れていたら、少し休める場所に行った方がいいのかと、な」

元々山育ちで体力は多くある方だ。
だから、普通より平然と動いては誰かを疲れさせてしまわないか心配そうで

東雲七生 > ………お、おう。殿?
あー、いいよ別にそういうの。普通に東雲って呼んでくれりゃ良いからさ!

(不思議そうに神薙を見ていたが、すぐに敬称だと思い至る)

日乃杜もな、くんとかさんとか、別に同じ学年だし要らねーから。なんかこそばゆいしさ!
大丈夫、学園生活なんてすぐ慣れるって!


足は……これでも体力はそこそこ自信あるし。
今だって走ってきたとこだから、少し疲れてるかなーって程度で、全然!

日乃杜 梢 > そ、そうですか? ああ、でも…そうなると、やっぱり呼びづらいので…ごめんなさい…。

(よほど育ちがいいのだろう。困ったように笑う彼女がもう少し人との距離を縮めるには、少し時間か経験が必要のようだ)

ああ、そういうことですか。
大丈夫です、こう見えても、私も鍛えてますし!
お気遣いありがとうございますね、神薙さん。

それに、私の方はそろそろお暇しないと。
この後にも寄るところがあるので。

神薙 結弦 > 「ん?いや。普段から敬称なしで呼んだことが無くてな。
 あまり慣れておらんのだ。」

此方も努力中ではあるが、まず人と接した事が
此処に来てからの為か、よくわかっていない。
断りはしないが、どうすれば良いのかと首をかしげるでしょうか。

「二人が大丈夫なら良かった。…ふむ。
 また、会えればいいな。…また良ければ話そう」
そうつぶやくと梢さんにヒラりと手を振るでしょう。

東雲七生 > まあ、それならいいや。
俺も慣れるようには頑張ってみるからさ、まあ、慣れたらで良いから呼び捨てで頼むよ。

(苦笑交じりに二人を見て、
 その後その場を去るという日乃杜を見ると軽く肯く。)

ああ、分かった。
じゃーな、日乃杜!また明日なー!

日乃杜 梢 > ええ、そのうちに! それじゃあ…はい、また明日です、東雲さんに、神薙さん。

(また明日、という言葉に一瞬だけ目を丸くするが、すぐに自分も同じ言葉を返した)
(満面の笑みを浮かべ、二人へと手を振り返しつつ、境内の入り口へと小走りに去っていった)

ご案内:「常世神社」から日乃杜 梢さんが去りました。
神薙 結弦 > 「あぁ、そうさせて頂くよ。
 …っと、すまない。そろそろ私も一度出かけねばならんようだ。
 せっかく付き合ってもらったのにもうしわけない」


ぺこり、頭を下げる。
何かの気配を察知したのか申し訳なさそうだ

東雲七生 > あれ、そーなのか。
分かった、気を付けて帰れよなっ!

あ、そ、それと制服はちゃんと着た方が良い、と、思う……たぶん。

(頭を下げた神薙をみて慌てて首を振り、
 何故か赤くなって忠告を添えた。)

神薙 結弦 > 「…む?それならば気を付けるが…。
 ではまた、貴殿との会話、愉しかったぞ。

 ……、ま、またな。し、東雲ど…東雲」

最後、呼びなれない名前を小さな声でポツリと告げて
少女は消えていった。

ご案内:「常世神社」から神薙 結弦さんが去りました。
東雲七生 > ああ、俺も楽しかったぜ!

またなー、神薙!また明日ー!

(大きく手を振りながら見送ると、姿が見えなくなれば大きく息を吐いた。)

っあー、緊張した。
アレで同学年?嘘だろ。どんだけだよ。

東雲七生 > さてと。
……それじゃあ俺もランニングの続きでもしますかねっ、と。

(ゆっくり歩きながら先程上ってきたばかりの階段へと向かう。
 若干刺激が強い物を見た気がしたが、走って忘れてしまうのが一番だ、と。)

アレは強い。ぜってー強い。俺が知らないだけで他の奴らは知ってたりするんだろーな……。

ご案内:「常世神社」から東雲七生さんが去りました。
ご案内:「常世神社」に天宮・F・志安さんが現れました。
天宮・F・志安 > どうか元に戻れますよーうにっ!南無八幡大菩薩、観自在菩薩行深般若波羅蜜多時…
(両手を神社に合わせ、目を閉じて祈る。 八幡様を呼んだ挙句に般若心経というのも
 変な話だが、こっちは必死なのだ。 何しろ、元に戻りたくて仕方がないのである。
 今の自分をはたから見れば、宗教的にかなりアナーキーな映像になっているだろう。
 天使が神社に拝んでいるのだ。それも般若心経を唱えながら。
 ほんの数日前までは人間の、しかも健全な男子であったのだから、
 きっとブッダだって「オマエ異教の天使だからダメ」とか言うまい。言わないでほしい。)

天宮・F・志安 > (あの時、一本電車を送らせていたら。
 あの時、夕暮れの空に見とれて一瞬立ち止まらなかったら。
 あの時、赤信号を無理して渡らなかったら。
 そんな悔恨が次々と湧き出ては消えていく。
 いくつもの偶然がこれでもかというぐらいに重なって、
 異世界から現れる天使が顕現するその瞬間、その座標に立っていたのだ。
 激しいショックが収まった後、自分は天使になっていた。正確に言えば、
 天使と融合していた。 とはいえ外見上の面影なんて残ってなくて、
 意識だけだけれど。)

………ううーっ…柔らかいー…
(ぎゅっと手を合わせると、二の腕の間に柔らかいクッションが挟まる。
 皆ご存知、おっぱいだ。 乳房というやつだ。  男は皆、おっぱいが大好きだ。 自分だっておっぱいが好きだ。 でも、だからといっておっぱいが
 自分に実るとは思わなかった。しかもどでかいやつが。
 おっぱいの柔らかさと、それが自分のものであるという事実を
 思い知らされて思わず呻く。) 

天宮・F・志安 > 南無阿弥陀仏―――ッ!!
(叫んだところで、何度手を打ったところで、何とかなってくれるわけではない。
 ブッダはおっぱい星人ではないし、そもそもそういうところから解脱してるのだ。
 力なく腕を下し、長い溜息をつく。)

……ちくしょう、絶対元に戻ってやるからな…!
(ぐっと拳を握って叫ぶ。 皆のように寮暮らしじゃなくてよかった。 
 ルームメイトがいきなり「おう、俺天使になったわ」とか言って帰ってきたら、
 きっと皆すっごい困るし。)

天宮・F・志安 > はーあ… ったく、こうして座ってても落ち着かないのは問題だよな…
(神社の怪談に一人腰掛けて、街を見下ろす。
 なんだかそわそわするのは、眼下の街に困っている人々がいるからだ。
 天使の本能がそれを感じ取っているのが体でわかる。)

いよ、っと! …誰もいないよな。
(しばらくぼんやりとしていたけれど、ようやく立ち上がって身震いを一つ。
 小さな翼が身体寄りも大きく広がる。 物理法則を無視して飛翔できるのは、
 天使だからとしか言いようがない。 でもあからさまに”天使でーす!”
 みたいな格好が恥ずかしいから、一応周囲を確認。だれもいないよね。)

ご案内:「常世神社」に雛元ひよりさんが現れました。
雛元ひより > 「おー、天使さんなの……。」

階段の下、大きなリボンを髪に留めた少女が空を見上げて感嘆の声を上げた。
傍らには時代錯誤の甲冑を身に纏った騎士が控えており、真似するように空を見上げている。

天使と言う存在は何度も耳にした事はあるし、幼い頃絵本で見たこともあるが実際に存在するとは思ってもいない。
だが上空で飛翔しているそれはまさに天使以外の何者でもないそれを目にし彼女の胸はドキドキとワクワクで溢れていた。

天宮・F・志安 > あっ、やべ……!
(街に向かおうとしたその瞬間、 二人…女の子と、保護者?が自分を
 見上げているのが視界に入る。慌てて地上に降りると、二人に近づいて。)

ど、どうも…いやその、俺は天使じゃあなくて、いや、天使なんだけど…
なんて言うか一般的な天使とは違ってね? その、まあ普通の……
ああ、ええと…天宮って言います。よろしく。
(可愛らしい女の子と、隣のお姉さん?にご挨拶。
 挨拶は天使だろうが、そうでなかろうが大事だ。)

雛元ひより > 「わぁ! 天使さんは実在していたの!」

『すごいすごい!』と無邪気にはしゃぐ少女と置物のように完全に静止している騎士。

「天使さん、天使さん! ひよりは雛元ひよりって言うの! こっちはお友達のアレスなの!」

ひよりに紹介され、胸に手を当てお辞儀をするアレス。
鎧の表面に光沢はなく、石から削り出したかのような質感だ。

天宮・F・志安 > う……うん、そうだよー。 天使さんだよー。
ひよりちゃんがいい子にしてるかどうか、ちょっと見に来たんだよー。
(ものすごく無邪気に大はしゃぎする女の子の前では、
 さすがになんか男ですとか言えなかった。
 優しく、なるべく親切で女らしい感じに語りかける。)

ひよりちゃんは、お友達のアレスちゃんとも仲良くしてるんだね、えらい!
アレスちゃんも、こんにちは。
(慇懃なお辞儀をするアレスを見ると、明らかに人間ではないと気がつく。
 あまりお目にかかることはないが、ゴーレムの類なのではないか。
 そんなことを考えながら、自分も相手と同じようにきちんと頭を下げて。)

雛元ひより > 「えへへ~♪ アレスもおりこうさんだから安心なの!」

そう言うや否や、『ぎゅ~!』と天宮に抱きついてきた。
天使を初めて見たからなのか舞い上がっているようだ。

「天使さんもここの学園に通ってるの?」

天宮・F・志安 > お、おおおっ…… そうなんだ、お利口さんなんだ…ひよりちゃんはえらいね、ちゃんとアレスちゃんと仲良くして上げてるんだね。
(邪気のない感じに抱きついて来る彼女。
 柔らかくて暖かいボディで受け止めながら、そっと抱き寄せる。
 別にえっちな意味があるわけじゃなくて、彼女を安心させてあげたいだけ。
 人を幸せな気持ちにしてあげたい天使の本能が首をもたげてくる。)
うん、この学園に通ってるんだ。 まあ、通い始めたばっかりなんだけど…
ひよりちゃんはどう?学校で困ったこととかあったりしない?
(素直でちっちゃくて可愛い。 いっぱいかわいがってあげたい。
 母性的な何かが勝手に口を動かす。)

雛元ひより > 「天使さんはあったかくてふかふかで何だか懐かしい感じなの……。」

うっとりとした、幸せそうな表情でともすれば小動物のそれである。
天宮へ頬ずりするようにすりすりして懐かしい何かを感じ取っているのだろうか。

「ひよりも来たばかりだけど大丈夫だよ! アレスもウーラノスもいるから安心なの!」

天宮・F・志安 > んっ、そうかな…? お姉さんが恋しいお年ごろ、とか? ひよりちゃん、いくつなのかな…?
(目の前の少女はまるで子供みたいに、気持ちよさそうに自分に甘えてくれている。
 そっと抱き寄せて、背中を優しく撫でて上げながらゆっくり問いかけて。)

アレスにウーラノス…アレスちゃんの他にお友達がいるんだ。
その子もひよりちゃんと仲良しなんだね。
(なるほど、と彼女に頷いてみせる。 彼女の頭に手をやって、
 ぽんぽんと軽く撫でながら答えて。)

雛元ひより > 「えっとね、ひよりは16になったの!」

目の前の少女は無邪気な笑顔で語った。
そして何故かえっへんと腰に手を当てふんぞり返っている。
いや、偉くないから。

天宮・F・志安 > じゅうろくさい……そ、そうなんだー、ひよりちゃん、おっきくなったんだね!
(10さい? 6さい? 誇らしげにしてる彼女に、ぱちぱちと手を打って。
 十六歳という数字が本当なら、自分より1歳下なだけなのだ。
 それにしてはこう、稚気にあふれているというか…とは言うまい。)

雛元ひより > 「ひよりはもうお子様なんかじゃないの!」

相当気にしているのだろう、お子様じゃないと発現していた際ひよりの目は据わっていた。
名残惜しそうに天宮から離れウルウルとチワワの様に見つめる。

「そろそろお家に帰らなきゃなの……天使さん、また会える?」

天宮・F・志安 > うん、ひよりちゃんは大人、大人だよっ!だからそんな顔しないで、ね…?
(なんかものすごい目で子供じゃないことを訴える彼女の剣幕に、ちょっぴり
 ビビったのは内緒だ。 大慌てで宥めながら、名残惜しそうな視線に息を飲む。)

う、うん、もちろん。 ひよりちゃんが困っていたり、寂しかったりした時は呼んでね。
お…私、その時は駆けつけるからね。
(大丈夫だよ、と優しく語りかける。なんだかんだで、
 やっぱり人寂しいのだろう。いい子だし。 と自分の中で判断。)

雛元ひより > 「えへ~♪ じゃあ、天使さんまたね!」

先程までの剣幕はどこへやら、にぱーっと眩しい笑顔でバイバイと手を振り神社を後にしたのである。

ご案内:「常世神社」から雛元ひよりさんが去りました。
天宮・F・志安 > うん、またねっ。 ばいばーい。
(彼女を見ていると思わず顔がほころんでしまう。
 はっと我に返って、自分の頬をぺしぺしと叩いて。)

しっかりしろ、俺…俺は俺だ…
(危うくいろんなものが崩壊するところだった。
 自分を戒めてから、翼を広げて飛翔する。)

ご案内:「常世神社」から天宮・F・志安さんが去りました。