2015/08/21 のログ
ご案内:「常世神社」に神宮司ちはやさんが現れました。
ご案内:「常世神社」から神宮司ちはやさんが去りました。
ご案内:「常世神社」に神宮司ちはやさんが現れました。
神宮司ちはや > 久しぶりに舞の練習にきたのだが、まつりのあとで境内は閑散としている。

とりあえず人がいないうちに持ってきたバッグから舞の衣装を出して軽くきてしまう。

神宮司ちはや > 神社の裏手に周り場所を確保すると、
教えられた通りに扇を開いて舞始めた。
動きや体捌きなど気を付けなければならないことがたくさんあった。
いつしか詩歌に合わせてだんだんと自分が研ぎ澄まされていく。
この静かさがちはやは好きだった。自己が舞の中で陶酔していく体験がひどく心地よいし透明になっていく気がするのだ。

神宮司ちはや > そういえば最近はあまり“よくないもの”に出会ったり気にすることが減ったなと思う。それは自分にしたらとても良いことに思える。
ここでたくさんの友達や知り合いを得られた。
多分そのおかげで“よくないもの”に気をとられることも隙を見せることもなくなったからだろう。
蓋盛に言われた通り、友達はいろんな形で助けてくれる。

神宮司ちはや > 惜しみ無い感謝の気持ちと同時に自分もなにか出来ることがあれば……またそんなふうに考えてしまうのだ。
自分に何が出来るか知るために後半の授業は
先を見据えた科目にした。
それがきっかけで上手くいけばよいのだが……

神宮司ちはや > パチンと扇を鳴らして閉じる。いつの間にか随分と型はを懸命になぞっていたみたいだ。
額にうっすら汗がのり身体にじんわりとした疲労感、今日はここまでにしよう。
そう決めてバッグへ衣装と扇をしまいこむ。

神宮司ちはや > 代わりにバッグから取り出した水筒を開けて口をつけて飲む。
美味しい、水分はやっぱりとらないとね。
適度に喉を潤したらそろそろ帰ろう。

途中で本を買ってもいいかもしれない。
バッグを持ち上げるとそのまま本殿を通りすぎて赤い鳥居をくぐり階段を降り始めた。

ご案内:「常世神社」から神宮司ちはやさんが去りました。
ご案内:「常世神社」に迦具楽さんが現れました。
迦具楽 >  
【石段を登る。
 担ぎ込まれた保健室で世話焼きに甘えつつ、二晩休み。
 十分に動けるようになって抜け出して……足の向くまま歩いていれば、神社の石段を登っていた】

「んー、慣れれば意外と動けるものね」

【伸び放題に伸びた髪を揺らしながら、テンポ良く石段を登っていく。
 ファンなら喜ぶんだろう微妙なデザインのライブTシャツだけを着て、神社の境内に上がる。
 丈が元々長く、迦具楽が小柄なのもあり膝辺りまで隠しているのが幸いか。
 途中呼び止められたりということもなかったが、その下は下着を着けているだけである】

迦具楽 >  
「……やっぱりここは、あまり人が居ないみたいね」

【神社はやはり人気が少ない。
 皆無ではないものの、視界に入るのは僅か数人。
 迦具楽に興味を持つ人もおらず、隅に置かれたベンチに座ったところで、なにを思われることもなかった】

「暫くは、ここに居ようかしら」

【路地裏とは正反対の土地。
 けれど、静かに休みつつ、今の身体を理解するには丁度いい場所だ。
 禁足地にでも隠れれば、人に見つかることもないだろう。
 まあ多少、居心地は悪いが――もしかすれば、偶然もあるかもしれない】

迦具楽 >  
「まずは、食料と……そっか、着替えも。
 お金は――どうしようかな」

【食料や飲み水は、この場でなんとでもなるだろう。
 水場はここだし、少し歩けば海もあるし、山も森もある。
 けれど、着替えやその他……なにをするにも人間社会ではお金が要りようだ。
 まだ身体を上手く扱えない以上、下手に物を作るわけにもいかない。
 ――さて、どうしようか。
 境内の少ない人影をなんとなしに眺めながら、考え事をしつつ暇をつぶしていた】

ご案内:「常世神社」に嶋野陽子さんが現れました。
嶋野陽子 > 保健課大聖堂への届け物を済ませると、
保健室での午後のトレーニングを早めに済ませた陽
子は、サヤさんと約束した迦具楽さん捜索の手伝い
を思い出し、そろそろサヤさんが捜索を言い出す頃
かなと思い、ヒントを求めて陽子が迦具楽さんと会
った常世神社に足を向ける。
(まさかこの場所にひょっこり戻ってたりする訳は
…あった!?)
境内に入ると、有り得ない人影を見付けて立ち竦む
陽子。

迦具楽 >  
「…………」

【視界にやたら大きな人影が映る。
 それは知人に間違いないが――一瞥するだけで声は掛けない。
 今の自分は、見た目も違っていれば、体のつくりも違う。外から見れば、別人のようにも見えるはずだ。
 まだ自分でも状況が整理し切れていない現状で、知人にあれこれと説明するのは難しい。
 それに大きな影――陽子はサヤとも知り合いだ。
 まあ。声を掛けられてしまえば、さすがに無視するわけにもいかないだろうが】

嶋野陽子 > そこにいる人影は似ている…ようで
よく見ると違う。何と言うか、前に会った時よりもず
っと『人間らしい』のだ。
(サヤさんが言った通りなら、自爆して再生を遂げた
訳だから、多少は変わってもおかしくないけど…)

何と声をかけようか、迷う陽子。
【奇数で「迦具楽さん?」と呼び掛ける。
偶数で「大丈夫ですか?」と呼び掛ける。】
[1d6→2=2]
嶋野陽子 > 「大丈夫ですか?」と、
髪の長い少女に呼び掛ける陽子。

迦具楽 >  
「……え、なんですか」

【きょとん、とした表情を浮かべて見上げる。
 もちろん演技だ。
 見上げる瞳は赤いが――しかし赤い瞳というだけなら、この島ではそこまで珍しくも無いだろう】

嶋野陽子 > 『…え、なんですか』
と、きょとんとした表情で見上げる少女。だが真夏な
のに数日間は着たきりのように見える彼女の服からは、
近寄ると汗と垢の臭いと、あと何故か保健室の匂いが
する。明らかに尋常ではない状態だ。

「保健室から、逃げ出して来たのですか?」
と、匂いから得られた結論をぶつけてみる陽子。

迦具楽 >  
「……いえ、良くなったので出てきただけですけれど。
 最近暑かったので、少し体調が悪かったものですから」

【しれっと答えつつ、この知人は会話が苦手なんだろうかと内心で思い。
 さて、どこまでごまかせるだろうかと思考をめぐらせる。
 どうやらなにか、こっちの状況を知る術を持っているらしい、とは気づけたが。
 ――まあ誤魔化しきれないようなら、大人しく話すだけのことか】

嶋野陽子 > 少女の説明を聞くと、
「どなたがあなたの看病をしたのか知りませんが、女
の子を手当てして、シャワーも使わせず、服も洗濯せ
ずに外に出すなんて、保健委員として恥ずかしいで
す。今からでも遅くないですから、一緒に来てくれれ
ば、保健室か女子寮で、お風呂と洗濯をしますよ」
と少女に提案する陽子。
(この子が迦具楽さんかどうかは、今は保留。保健室
で保護したのなら、担当者の名前を聞いて、後で『お
説教』かな?)と思いながら。

迦具楽 >  
「いえ、私が勝手に出てきただけですので。
 お気遣いありがとうございます。
 でも、今日は風が涼しいので、しばらく気分転換をしてから帰ります」

【提案は社交辞令のような笑顔を浮かべて、やんわりと断る。
 さすがに女子寮へ連れて行かれるわけには行かない。
 女子寮にはアイツも――サヤもいるだろう。
 せめてもう少し整理と、心の準備をしておきたい】

嶋野陽子 > (1.入浴の必要性を感じていない。
2.保健室にも女子寮に行きたがらない)
1.で人間の身体に馴れていない。
2.は昔の迦具楽さんと同じ。
はったりをかますだけの根拠を得た陽子は、

「あなたは前から学園の関係施設に行くのを嫌がって
ましたよね、迦具楽さん。人間だったら、真夏に数日
も身体を洗わないと、我慢できなくなるのですけどね
」と少女に呼び掛ける。

迦具楽 >  
「……はあ」

【あきれたように一つ、ため息を零した。
 まだ確信を得た、というほどではないだろうから、人違いだと言い張ることは出来るが――】

「……知り合いとして、一つ忠告してあげる。
 陽子、アナタもう少し、会話の仕方を気をつけたほうがいいわね」

【転がり出るのは、自分を棚に上げた苦言が一つ。
 誤魔化すのも面倒になって、手を挙げた】

ご案内:「常世神社」に嶋野陽子さんが現れました。
嶋野陽子 > 『陽子、アナタもう少し、会話の仕方を
気を付けたほうがいいわね』という迦具楽さんの言
葉は、言葉の槍で白崎先輩を自殺に追い込んだばか
りの陽子にはきつい言葉だった。
しばしの沈黙の後、
「そうですね。それで人を一人、死なせてしまいました」
と迦具楽さんに答える陽子。

迦具楽 >  
「そう、それは残念だったわね」

【僅かな沈黙をはさんだ陽子を一瞥するが、同情するつもりはなかった。
 言葉は人を簡単に殺すことが出来る。
 その使い方を誤ったのなら、それも当然の結果だろう。
 まあそもそも、一人殺した程度でなんなのか、という価値観の持ち主だ。
 既に生死問わず、何人何十人と『喰らって』きた迦具楽にとっては、大した事には感じなかった。
 それなりに付き合いのある相手だったら反応も違ったかもしれないが。
 迦具楽はまだ、この人物の人となりを理解できていない。
 少々迂闊で――とりあえずお人よしであることはわかっていたが】

嶋野陽子 > 今は白崎先輩の反省をする時では無い。

迦具楽さんが、何らかの方法で復活して、以前とは違
う姿で目の前にいるのだ。目の前の課題から解決して
行かねば。
「済みません。それは今は関係ない話でしたね。迦具
楽さんが自爆した後の帰り道で、サヤさんを保護し
たので、事情は聞いています。ここに来たのも、迦
具楽さんを探しに戻るつもりのサヤさんのお役に立
てるように、私が迦具楽さんと会ったこの場所に手
掛かりを求めて来たのです。まさか本人に出会える
とは思っていませんでした。まだサヤさんと会って
話せる状態ではなさそうですが、何かお助けできる
事はありますか?」とこれまでの経緯を説明し、何
か力になれる事があるかと尋ねる陽子。

迦具楽 >  
「……特にないわね。
 ああでも、強いて言えば少しお金が欲しいところかしら。
 持ってたものも全部無くなっちゃって、着替えの一つも用意できないくらいだし」

【陽子から視線を外し、再び境内の人を眺める。
 まあ着替え程度なら、暫くすれば自分で作るなり調達するなり出来るだろうけれど。
 お金はいくらあっても困るものじゃない。そして、
 ――サヤの事は、他人の手を借りるべきじゃないし。
 と、それくらいの真摯さは持ち合わせていた】

嶋野陽子 > 迦具楽さんは、相当『持っている』。
保健病院からバイト代が振り込まれた直後の私を捕ま
えて『お金が欲しい』とは…
「お金ね…迦具楽さん、運がいいですね。今、私は丁度
懐が温かいんですよ」と言うと、当座の服と宿と食べ物
にかかる費用を計算して、一万円札を4枚と、千円札
を5枚渡す陽子。これだけあれば、今月中は困らない
だろう。
「着替えを買って、銭湯に行くか、校舎のシャワーを
使って、身体を洗った方がいいですよ。人間の身体に
なられたようですから、身体を清潔にしませんと、皮
膚病になってしまいます」と助言する陽子。

迦具楽 >  
「……あら、冗談のつもりだったのにほんとにくれるのね。
 ありがと、ありがたく使わせてもらうわ」

【少し驚いて目を向けるが、渡されればありがたく受け取る。
 一先ずはこれで、復調するまでは楽に過ごせそうだ】

「そうねえ、確かに代謝してるみたいだし……山にでも行って川遊びでもしてこようかしら。
 その前に着替えくらいは、買ったほうが良さそうだけど」

【ここに来るまで、そしてここに来てから。
 なんとなしに観察していたが、さすがに今の格好は悪目立ちしてしまいそうだ。
 汚れや代謝物で多少不快感はあるが――一先ずはそちらが優先だろう】

嶋野陽子 > 今の季節なら、海水浴や川遊びも良い
だろう。
「サヤさんの想い人ですから、出来ることはしますよ。
サヤさんには、何と言えばいいですか?ここで会った
なんて言ったら、匂いを辿って追い掛けそうな感じが
しますので…」と、サヤさんにどう伝えて欲しいかを
尋ねる陽子。

迦具楽 >  
「……そうね、サヤには黙っていてもらえるかしら。
 もう少し落ち着けば、自分で話すから」

【まあ都合よく、会うことが出来ればだけれど。
 準備が出来る前に見つけられてしまうような、そんな気もするが――その時はその時だ。
 たぶん、逃げるけれども】

嶋野陽子 > サヤには黙っていて欲しいと聞いて、
「…サヤさんには、まずは自分の暮らしを立て直してか
ら探しに出るように勧めてみます。迦具楽さんがいなく
なってからのサヤさんは抜け殻みたいですから」と迦
具楽さんに伝える陽子。

迦具楽 >  
「……そう。
 まったく、バカなんだから」

【いや、バカなのは――自分の方か】

「それじゃ、そのようにお願い。
 私は……とりあえず買い物でもしてくるわ」

【貰ったお金を握って、長い髪を揺らしながら立ち上がる。
 表情は――その髪に隠れて伺い知れないだろう】

ご案内:「常世神社」に嶋野陽子さんが現れました。
嶋野陽子 > 「行ってらっしゃい。
連絡したければ、女子寮19号室の郵便受けにメモを
入れるか、手紙を書いて下さいね」と言うと、手を
振って迦具楽さんを見送る陽子。

迦具楽 >  
「ええ、また。
 ……お金、ありがたく使わせてもらうわね」

【数歩進み、一度振り向くと数枚の札を示しながら笑って。
 ――それからゆっくりと境内から去って行った】

ご案内:「常世神社」から迦具楽さんが去りました。
ご案内:「常世神社」から嶋野陽子さんが去りました。
ご案内:「常世神社」にギルゲイオスさんが現れました。
ギルゲイオス > (散歩がてらにブラブラと、その辺を歩いていた合間の事。
ふと、目にとまったその場所)

確か……この国の寺院?みたいなモノだったかな。
ジンジャ、とかそんな名前だったとは、思うのであるが。
(何度かと、前を通りがかった記憶はある。
が、中に入った事はそう言えばなかった)

まだ、時間はあるか。
(進行方向が入り口で曲がり、中へと続く鳥居をくぐる)

ギルゲイオス > (鎮守の森に至ると、数歩、前へ。
一呼吸とついてから、辺りをゆっくりと見回す)

空気が、少し変わったような気がするのであるな。
なるほど、この林が外界との結界の様なモノ、という事か……だが、そこまで露骨、とうう程でもない。
(ゆっくりと呼吸をすれば、木の下のベンチ、其方へと向かって歩いて行く)

ギルゲイオス > (少々と古ぼけて塗装の剥がれた木製のソレを、暫くと見下ろして)
……ふむ
(思案の混ざる声を漏らせば、後頭部を指で掻いた)

ここで座って休もう、と思っていたのだが。
微妙に空気が合わぬな。
積極的に追い出されるような感じ、ではないが。
そう長居するのも望まれていないような……
(ちょいと首をかしげた後、踵を返す)

敵対的な感じでもないし、まぁ良いさ。
今日の所は、何処か別の場所を探索するのである。
(来た時と同じような歩行速度で。
そのままと鳥居をくぐり、いずこかにへと足音が続いていく)

ご案内:「常世神社」からギルゲイオスさんが去りました。
ご案内:「常世神社」に平岡ユキヱさんが現れました。
平岡ユキヱ > 「ぬぅ…」
常世神社境内、たまの非番&夏休みという事でぶらりと散歩してはずのユキヱは、野良猫と対峙していた。
猫じゃらしを刃のように相手に向け、じりっ、と間合いを探り合う。

「この猫…」
相手は興味津々なのか、瞳孔を大きく開いてユキヱの持つモノを見て…。

「異界からの猫じゃないだろうな?」
遊んでやるよお嬢ちゃん、といやに貫禄ある虎猫が微笑んできたような気がする。

平岡ユキヱ > 「…ッ」
ヒュン、とフェイントをかけるように猫じゃらしをふるう。動かない。

「…眩ましが効かぬか」
まだまだ、と何か声が。
「おいまて! いましゃべっ…」
キャァァアシャベッタァァァと叫びかけた時、虎猫が跳ねる。

「『千刃訓』…対猫機動ッ!!」
オラァァと竜巻のように身をひるがえして交差。しばしの沈黙…。人間の方が膝をついた。

「お、おまえ…絶対…普通の猫じゃないな…」
頬に思い切り肉球の跡が残る程の強烈なパンチをくらったユキヱが。振り返る。
その後もオラー! と切りかかるが、猫相手に面白いように翻弄されている愉快な寸劇が続いていた。

ご案内:「常世神社」にヨキさんが現れました。
ヨキ > 「………………」

(居住区まで足を伸ばした帰り。
 ペットボトルやら調味料やら入ったスーパーのビニル袋片手に、特に当てもなく神社を訪れていた。
 境内から争う声が聞こえ、すわ襲撃かとばかり足を向けた先で――

 過日の風紀委員会本部襲撃の折、威勢よく送り出した女生徒が野良猫と切り結んでいた。
 絵に描いたようにぽかーんとして立ち尽くし、ユキヱが猫に振り回されている様子を見る)

「……な……何をしておるんだね、平岡君?」

(まさか化け猫、怪異の類かと、化け犬がぐびりと喉を鳴らした)

平岡ユキヱ > 「あっ、ヨキ先生! こんにち…アッ、いやすいません、取り込み中でガハアーッ!?」
余所見とは何事か! と明らかに渋い戦士の声がどこかから響いた中、猫パンチがユキヱをとらえる
ずざーとわかりやすい音を立てながらヨキの方に転がるローリングユキヱさん。

「いやね…こいつでいっちょ遊んでやろうと思ったら…。何のこたあない。
 遊ばれていたのはこの私、ってーすんぽーですよ…」
大海を知った蛙の気持ちです…、とどこか清々しげに真っ白になっていた。