2015/07/22 のログ
アリス > 「…うんうん、それがいーよー。」

ニコニコと微笑んで、内心にたり。
やっと落ち着けそうだー。もう一口、蛙の前足をはむり。
うーん、味が濃いのに食べやすい。見た目以外は掘り出し物じゃないだろうか。もぐもぐ。主食にしてもよし、ピザに乗せても…見た目のインパクトがひどそうだけど。

「んむ、えっと、それはそれで…私が言ったのはー毛穴を見れるとかー、細菌が見えるとかー…それ位細かく見えたら、生かし方も凄くいろいろありそうだし。」

「おこん先生かぁ…私も殆ど同時期だと思うから会った事はないんだよねー…。」
ふむ、とちょっぴり悩んで。
「んーそっか。…単位…お金…んー。やっぱり稼ぐ為には委員会なのかなぁ。アルバイトも断られたし」

三枝あかり > 「これ、羽根が生えてる蛙なんだって」
「元はどんな姿なのか、想像もできないけど美味しいね」
笑いながら最後の一口。お腹も膨れたごちそうさま。

「んー、わからない。人体を細かく見すぎると、ウエッとくるから真剣に試したことがないの」
「私は主に星を見上げているかな……星を見るの、大好きなんだ」
「麦星のアークトゥルス、スピカ、デネボラ……」

「その見た目じゃアルバイトは難しいかもね。結構、幼く見えるもの」
良いことを思いついた、と頷いて。
「アリスも生活委員会に入りなよ! 掃除ばっかりだけど、楽しいこともあるよ!」
「先輩たちは厳しいながらも結構優しい一面も見せてくれるし」
ポケットから携帯を取り出し、時間を見る。
「あっ、そろそろ私行かなくちゃ!」
「それじゃまたね、アリス! 生活委員会のこと、考えておいてね!」
「出店のおじさんも、ごちそうさまでした!」
生活委員会印のゴミ袋に自分の串を放ると、ぱたぱたと慌しく走り去っていった。

ご案内:「異邦人街大通り/商店街」から三枝あかりさんが去りました。
アリス > 「羽根、え、羽根っ?」

生えてたのどこからだろう、と思っても三口目で胴体齧っちゃって見分けも付けられない。とりあえず全部食べちゃおう。

「んー…そっかぁ、星…星座じゃなくて星、なんだー。」
他の星に行きたかったりするのかなー?と想像を膨らませる。人体を真剣に見ていないなら…やっぱり可能性はまだまだありそうな気がするなーと考えて。

「だよね、実年齢よりは幼くはないんだけどー、えっ、そ、そっち?」

予想外だった。うーむん、どうしよう。時間制限とかもありそうだし、規則とか、うーん。でもお金が入ると楽…と悩んでたら時間だったらしい。

「あ、それじゃあ、またねっ!」

おじさんと一緒に見送って手を振って。
「それじゃご馳走様でしたーっ。」

食べ終わった串を仕舞って、ダンボールを広げて乗り込み、指を軽く齧って血をダンボールの内側に塗りつけていく。

アリス > おじさんが見ている前で、ダンボールの内部に血を塗り広げれば、指を押さえながら、小声で細かく唱えて――

「―――――ッ!」

ゆっくりと乗り込んだダンボールが浮いて、空へ。

「アーブダークショーン」

ちょっと気に入った響きを声に出して、残す。

おじさんがあれあの子本当に宇宙人じゃないか?と思ったかどうかは、知らない。

今日はこのまま飛んで帰ろう。いつの間にか夜も更けていたし…途中で面白そうな事があったなら降りるかも知んないけど…それは後のお話。

ご案内:「異邦人街大通り/商店街」からアリスさんが去りました。
ご案内:「異邦人街大通り/商店街」にレムニスさんが現れました。
レムニス > (夕暮れ時の喧騒の中、異邦人街を少女が歩く)
(街に立ち並ぶ異世界情緒あふれる様々な建造物や露店に並ぶ品々を逐一見ては一人頷いて)
(散策、というにはどうにも落ち着かない)

「ふむふむ…人間界とも、霊界とも違うんですね?」
「色々なものがあるものですねぇ…わ、これなんか面白いです」

(立ち止り、見つめた先には何やらよく分からない造形のツボ染みたもの)

レムニス > 『おっ!お嬢ちゃんお目が高いねぇ!』
(店主が足を止めた少女に向けて威勢のいい声をかける)
(人懐っこい、ともすれば胡散臭さの滲み出る笑顔だ)

『この壺はな、任意の相手に向ければそいつの気を引けるっつー異世界の古代の遺物だ』
『かつては異世界でロマンスの切っ掛けとして大人気になった壺なんだぜぇ?』

(男はべらべらと壺の説明を始めるが、胡散臭さ抜群である)
(異世界の物であるとはいうが、男はどうみても人間であるし、「古代の」という割には随分と真新しい)
(普通の人が見れば一笑に付すようなもの―)

「わ、それは凄いですね…!!」
「ロマンスの切っ掛け…いいですねぇ、ロマンス」
「切っ掛けは道具に頼ったものだとしても、育まれるのは真実の愛…素敵です!」

(だというのに、少女は完全に店主の言葉を信じ切っていた)

ご案内:「異邦人街大通り/商店街」に否支中 活路さんが現れました。
ご案内:「異邦人街大通り/商店街」に相模原孝也さんが現れました。
ご案内:「異邦人街大通り/商店街」から相模原孝也さんが去りました。
レムニス > 『ハハハ!やっぱりこういうのは女の子好きだよねぇ!』
『どうだい嬢ちゃん、コイツを使ってアンタも意中の人を射止めてみねぇか?』

(しめた、とばかりに店主が畳みかける)

「い、いえいえ!私は別に意中の人なんて!」
「でもでも、こういうの持っておけば今後の役に…立ちますかね?」

(少女はいとも簡単に心を動かされる)
(いそいそと財布の中身を確認して―)

「あ、あの。おいくらです…?」

『恋する嬢ちゃんに厳しくしちゃぁ馬に蹴られちまうからな!』
『今回は特別だ!1万、1万でいいぜ!』

(特別サービスだ!とでも言いたげに膝を叩く店主)
(少女にとって一万は大金だ)
(けれど―)

ご案内:「異邦人街大通り/商店街」に相模原孝也さんが現れました。
ご案内:「異邦人街大通り/商店街」から相模原孝也さんが去りました。
ご案内:「異邦人街大通り/商店街」に相模原孝也さんが現れました。
否支中 活路 > 「アホなこと言ってんと、この強化符くれやオッサン」

レムニスに売り込みをかける店主の頭をべしべしと札が叩いた。
包帯で覆われた顔で眼だけが淡い緑光をたたえて見下ろす。
手には言葉にした通りの呪符が数枚。

レムニスのことは一瞥してすぐ視線を離した。
眼がつづけて壺、店主と動いて、もう一度鼻で息を吐く。

レムニス > 『あぁ!?誰がアホだ……って何だよ。兄ちゃんかよ』
『代金だけ置いて勝手に持ってけよ。いつものだろ?』
『こっちはビッグビジネスの最中なんだ。邪魔すんじゃねぇよ…ったく』
(商売に水を差されて露骨に不機嫌な顔になる店主)
(どうやら青年とは顔見知りらしく、至極適当な扱いだ)

『んで、どうすんだい嬢ちゃん!』
(青年への応対もそこそこに再び視線は少女へと)

「あ、あの。えと。……か、買いますっ!」

(言ってしまった。他の買い物客の迷惑になってはいけないという心理から)
(性急な決断を下してしまった)

相模原孝也 > 「おー…このへんはこーなってんだ。すげーなー。」
異邦人街に来るのは初めての、おのぼりさんな風情の青少年。
見るに目新しい建物や露店の並びに、感嘆の声を上げながら大通りを歩く。

「せっかくだし、土産に何か異世界の食べ物でも買って……お、来れうまそう。一個くださーい。」
テキトーにぶらついて歩いていた先で見つけた揚げモノらしい食べ物。ひとつ頼んで、食べ歩きなう。

「ん、お酢っぽい味付けだな。暑い日にはいいかも……ん?」
もぐもぐと咀嚼しながら歩いている最中、耳をついたのはなんだか威勢のよい口上。
ちょっと目耳を引いたのでそちらを見ていると、どう見ても悪魔っぽい娘さんに、売りつけているらしい店主。店主さん、口先うめーなー、と眺めていたのだけど、そこに入り込んだどう見ても不審者っぽい包帯男さんが!

「…さすが異邦人街だなあ。」
そんな感じで眺めていたら、何やら悪魔っぽい?娘さんは購入を決めてたようだ。
なんとなくツッコミどころを失った気分で、まあいいかー、と悪魔娘さんと包帯男?さんの後ろを通って行く食べ歩き少年。

否支中 活路 > 「うわー買いよったわ」

口の中で小さく吐いて、呆れと哀れみが多少ずつ混じった視線でレムニスを見返した。

こういう場所で、異邦人モノなら真っ当な品物だって扱っている男だ。
少女がちゃんと目の利く相手なら、無体な商売もしなかっただろう。
何がビッグビジネスやねん、とは思うが。
店主だって自分が半ば嫌がらせをしたのは理解しているだろう。しているから不機嫌になっているのだし。
それが逆に少女が変なものを掴む原因になったのであれば、多少悪い気はするが、まあアレも経験やろなあ、と、
懐から代金をカウンタに置く。

「ほらよ」

それにしても、売り文句はさておいてなにがしかある壺なのだろうか。
疑問を得てもう一度レムニスと店主がやりとりしている壺に視線を戻した。