2016/08/29 のログ
ご案内:「異邦人街」にフィアドラさんが現れました。
ご案内:「異邦人街」にデーダインさんが現れました。
ご案内:「異邦人街」からフィアドラさんが去りました。
ご案内:「異邦人街」にフィアドラさんが現れました。
フィアドラ > 異邦人街。

私のように別のところからこの世界にやって来た人たちがいっぱい住んでいるところです。
1月にここに来てから一回も行った事の無い場所です。
危ないから行かない方がいいって言われていた歓楽街や転移荒野とかとは違って
特に行く理由がなかったから来なかったところ。
そんなところに特に行く理由もないままやってきちゃいました。

「なんか変なところ…。」

街にいるのは色んな人。学校や寮のほうでも色んな人はいますがここはもっと色々。
人間と殆んど変わらない人もいれば。私みたいに角とか尻尾が生えてる人。
他にも犬みたいな顔の人もいれば。見たことないようなかっこうの人もいたりします。

デーダイン > ここは異世界から来た様々な種族が集まる。
異形の顔だったり、そもそも顔がなかったり、魚みたいな足だったり。
この異邦人街においては、仮面に赤マント、黒ずくめのローブ。
というこの不審者染みた格好も、そう珍しくないのかもしれない。

ともあれ…。

「お困りの―――様だな!」

そんな不審者然とした格好のデーダインが、
異邦人街の大通りで、色んな人の顔を見ている(?)ツノの生えた少女、フィアドラへと歩み寄って、声を掛けた。
多分、その行動が、この御節介教師の目に留まったのだろう。

「どうやら、迷ったわけではなさそうだが…。ここの光景は、新鮮かね?」

かくいうデーダインも、相手にとっては見たことない格好の人の一人かも。

フィアドラ > 家なんかも学生街の方とは全然違ってます。
まるで絵本の中から出てきたみたい。
それも一冊や二冊じゃなくて図書館中全部の絵本を集めて全部ごちゃ混ぜにしてひっくり返したみたいに
とってもちぐはぐしてます。
私はこの世界の家の形しか知らないので何だか変な感じです。
嫌いな感じゃないんですけど変だなー?変わってるなー?って感じです。
そんな風に「変わってるなー?」って首を傾げながら歩いていると
急に話しかけられました!みたことのないようなかっこうの人です!

「ふぃ!?えっ!?困ってません!!」

いきなり話しかけられてしまい驚いてしまいました。
普通の格好の人に話しかけられても驚くのです!
みたことのないようなかっこうの人に話しかけられればとても驚きます!

「…えっ、えーと、はい。何か変だなー?って感じがします。」

驚きながらもちゃんと答えます。
お面とローブで隠されて相手のかっこうから相手が人間かどうかはわかりません。
何なんでしょうか?

「えーと、あなたはなんなんですか?」

分からないので本人に聞いてみます。

デーダイン > 「ム?!そ、そうか、困ってないか。」

間違いだった様だ。
さっきからいろんな人を見てたなと思ったのだが。
それどころか凄くビックリっていうか…いやそれは仕方ないが。
やはり、誰しも一人で一度も着たところがない場所で、変な人、
若しくは一目で不審者と分かる人に話しかけられれば、こうなってしまうのだろうか。

「ふむ。変…それは…そうだな!」

色とりどりにデザインも多種多様。
まるで誰かが描いた名画みたいな混沌とした世界である。
異世界の文化が一つではなく集まってるから、誰から見ても変に見える。
そもそも、外側から見たとしても、一個一個の建物が全く違うのだ。
デーダインから見てもそうだ。
特に、こういう大通りなどに立ち並ぶ施設何かをみれば、より一層。

「失礼!いや、少女よ!私は決して怪しいものではないのだ!!
名前はデーダイン。常世学園で教師をしている者!
何やら、困っていたようだったので声をかけさせてもらったが…見当違いだったんだな。
…すまなかったよ。」

ババッ、とやたら大袈裟に手袋を動かして、
まずは怪しまれないように、ちゃんと名乗った。

フィアドラ > 「はい、困ってなくてごめんなさい。
 今度からはなるべく本当に困っておくように気をつけます!」

困ってないのに困ってると思われてしまいました…。
今度からは間違えられないように実際に困るようにしなくちゃです!

「そうです!変です!」

目の前の人を見ながら同意します。
でも、確かに変な感じがするのですがその変な感じは嫌いじゃありません。
建物と建物のさかいめが分かりにくくてちぐはぐなのにもともとそうだったみたいな感じ!
ちぐはぐにするために作られた感じは変だけど好きです。

「本当ですか…?でも、本当に先生ならメガネをかけているはずです!本当に先生なんですか?」

先生だって名乗られれば急に怪しい気がしてきました。
そう!だって私が知っている先生はみんなメガネをかけているのです。
だからこの人も先生だというのならメガネをもっているはずなのです!!