2015/09/26 のログ
ご案内:「歓楽街」に佐伯貴子さんが現れました。
■佐伯貴子 > (歓楽街の大通り)
(週末の夜ともなれば学生教師入り乱れて騒がしい)
(しかし、風紀委員の制服が通れば少しは静かになるというものである)
(数分だけだが)
平和で何よりだ…
(ちょっと外れれば地理的に危険な場所であるために、騒がしい程度で住んでいるのは健全な証拠である)
■佐伯貴子 > 私も遊んでいこうかな…
(平和であるということは仕事が無いということでもあるし)
(少しばかり小腹も空いている)
(この時間帯は他の委員も見回りしているし少々サボっても大事にはならない)
(連絡をこまめに入れているので、上から特に注意されたこともない)
(というわけで、遊び場でも探そう)
ご案内:「歓楽街」にリビドーさんが現れました。
■リビドー > 本屋――所謂同人のそれも扱う店舗から出てくる年若き風貌の男性。
ややのびた髪を束ね、コートを着込んでいる辺り暖かそうだ。
「ふむ……。」
伸びた髪やもこもこと暖かそうなコートは、普段よりも彼の姿を幼く見せるかもしれない。中学生にすら見えなくもない。
いずれにしても満足そうに呟きを零して、店を出た所で周囲を見渡す。
見覚えのある風紀委員を見つけたのか、貴子に視線を移した。
「ny。佐伯さんかな。」
■佐伯貴子 > むっ…
(サボりを見ぬかれたと思って一瞬警戒する)
あ、リビドー先生でしたか。
(そしてほっと胸をなでおろす)
まだ秋だというのに暖かそうな格好ですね。
先生も遊びに来た口ですか?
(そう尋ねてみる)
■リビドー > 「ははっ、少々寒がりさんでね。
我慢できるが、嗜好としては暖かい方が好きでね。」
軽く紙袋を掲げ、いつもの調子で笑ってみせる。
そのとおりだと言わんばかりに肯定を含ませる仕草を見せた。
「その通りだとも。ま、ボクは何時でも遊び呆けているようなものでもあるがね。ダメ教師さ。」
■佐伯貴子 > 寒がりとはいえまだ9月ですよ?
本格的に冬になったらどんな格好をするんですか?
(笑顔になりながら聞いてみる)
(夜が冷えるとはいえこの時期にコートはちょっとばかり気が早い)
お買い物ですか。
教師だからといってプライベートの時間を遊びに費やすなということはないと思います。
私だって、今からサボって遊ぼうとしていたのだから似たようなものです。
(くすくす笑いながら)
(相手が時と場合をわきまえて遊ぶ人間だと信じているので)
■リビドー > 「適当にインナーで調整するよ。
此れも真昼間だと暑いから脱いでしまっているからね。」
軽く笑ってみせて、答える。
とりあえず夜間しのげるものが欲しかったみたいです。
「ははっ、そう言ってくれると嬉しいぜ。
ま、サボるのも学生のしごとだろう。ああ知っているかい、仕事詰めの生徒には"サボ郎"なんて怪異が取り憑くらしいぜ。
"フォークロア"、だったかな。あるいは、"思念の集合体"かもしれないが。」
はて、何処出典の怪異だったか。
もしかすれば出鱈目かもしれない話だなと思いながらも言葉は止めずに紡ぐ。
雑談には丁度良いだろう。
「で、何をして遊ぶつもりだったのかな。」
■佐伯貴子 > ご自分の体調に合わせて調節するのが一番です。
(うんと頷く)
怪異、フォークロア、思念の集合体…
どれもベクトルが全く違いますね。
私は真面目そうに見られることもありますが、年中遊んでいるので"サボ郎"とやらとは無縁ですね。
(真顔でそういった)
それが、スイーツめぐりばかりしていて遊び慣れていないもので…
どうやって遊ぼうか悩んでいたところです。
(眉をしかめる)
■リビドー > 「ま、人間に寄り添う隣人だよ。
ルーツこそ違えど、人の社会性が産んだものには違いない――と。変な話になってしまったな。
……年中遊び呆けている、かい。ボクからすれば真面目に見えるんだけどな、キミは。」
真顔の少女とは対称的に、苦笑を零す。
――遊んだことがない、と聞けば思案する素振りを見せた。
「身体を動かすか/モノを買うか/心動かされるような何かを鑑賞する。
ぱっと浮かぶのはこの系統か――食べるものが違うとなると、鑑賞や運動なのかな。ふむ。」
■佐伯貴子 > 人間に寄り添う隣人はこの島に沢山いますね。
人間こそが彼らの隣人なのかもしれませんが。
いえ、興味深いです。
(変な話でも面白いものは面白い)
適度に真面目に見せないと、給料の査定に響きますからね。
(片目をつぶってみせる)
身体は習慣で毎日動かしています。
バッティングセンターや打ちっぱなしゴルフなどとは違いますけどね。
鑑賞…といっても、この辺には下世話なものしかなさそうですね。
ホストクラブにでも入ってイケメンを鑑賞しましょうか。
(冗談なのか何なのかわからないことを言う)
■リビドー > 「いや、彼らにおいては人間がいなければあまり成り立たないものさ。
亜人や獣人や精霊と、もしくは自然の権化となれば人間らこそが彼らの隣人なのだろうけどね。
人間が居なければ決して産まれなかった隣人――定義にもよるが、そんなのもの居るかもしれないぜ、って戯言さ。」
ウィンクを見る。おどけた様子を見れば楽しそうに眼を細め、頷く。
「ははっ、そんな事を言っていると本当に突っ込んでしまうよ。いいのかい。
映画なんてものもあるが、ちと時間が掛かりすぎてしまうか。」
■佐伯貴子 > 人間がいなければ産まれなかった――それはとても面白いですね。
そうすれば、異邦人たちの想像力からもおかしな「隣人」が生まれていたりするのでしょうか?
そこまで深く異邦人文化を知らないもので…
(目が爛々と光っているが、この話はこれ以上広がるのだろうか?)
いつの間にか先生が奢ってくださるという話になっているのでしょうか?
(奢る奢らないはともかく、探すのには付き合ってくれるらしい)
音楽鑑賞ということでカラオケなんてのもありますが。
マンガ鑑賞やネット鑑賞ができる個室もありますし。
こう考えてみると色々ありますね…
どれも短時間だと味気ないのは共通していますね。
こうして先生とお話するほうがよほど楽しい。
(目を細める)
■リビドー > 「各国・地方に散らばる神話や民間伝承、信仰なんかがまさにソレだと思うよ。
海一つ渡るのと世界一つ渡る事は、ボクとしてはそう大差がないもの――と思っているね。」
話そうと思えばもう少しは広げられそうだ。
とは言え、それで良いのかとも思う所はある。遊びに来た訳だし、彼女。
「全く。嬉しい事を言ってくれるものだ。
ま、確かに歓楽街だとその手のものが多くなってしまうかもしれないな。
手軽に味わい深く楽しめるものとなると難しいね……非合法なものに手を出す訳にも行くまい。 」
■佐伯貴子 > なるほど…国籍と住む世界の違いは大して違いはないと。
では、我々のように「人型」でない異邦人や妖怪、伝説、伝承の生き物にも、それは当てはまるんでしょうかね?
そもそもの「視点」が違うわけですし。
(首を傾げる)
(もう遊びはどうでも良くなりかけている)
私は嘘やお世辞が下手ですよ。
非合法ギリギリで、いわゆる脱法なんてのもありますが…
人生棒に振りたくありませんしね。
それなら酒場にでも入ってアルコールに挑戦してみたほうが楽しそうです。
カジノなんかもありますしね。
(アイディアが出ては消えていく)
(こういう性格だから遊べないのだろう)
■リビドー > 「ふむ。難しいな。
とは言え、今の時代に生きるボクらは喩え異能や魔術が無くても――
――道具を使う事で空を飛び海を渡り電気を操り遠方の存在とコミュニケーションを交わし水に潜る――
――ただの人型じゃ到底出来ない事を『当たり前のように』やっているんだ。既にこの世界の人間達は人型を逸脱しているかもしれない」
極力本気に見せないよう。
それが真理だと思わせぬよう、冗句めかして言葉を弾ませる。
少し間を置いて思考し、続ける。
「それをどう考えるかで、扱いが変わるな。
代替を当たり前のように扱えば、似たような『視点』を持つ事が出来るかもしれない。
故に人型以外とも視点の差を縮める事は出来るかもしれない。
逆に、人型でないもの・異邦人からしてみればそんな人間達の視点視点など到底理解出来ない。
故に隔絶とも言える差が生まれている――なんて言えたりもする。」
軽く締めくくった後にカジノやアルコールと聞けば、苦笑を見せる。
「アルコールは形だけでも注意しておくぜ。健全な成長を阻害するってな。
カジノは――ま、気の合う誰かと行くべきかもしれないね。ボクが同行しても良いが、誰かいないのかい。
カジノを好みそう・あるいは得意そうで気の合う友人とか。」
■佐伯貴子 > 難しくなってきましたね。
人類史上最大の発明は「火を使うこと」などに代表されたようですが…
知性が発達し先人たちの知識と経験が積み重なるとともに、「情報」も発達してきましたね。
「情報」があるからこそ文明は発展し…
先ほどのフォークロアのようなものも生まれたわけです。
自分の脳味噌とは外に「情報」がある時点で、もしかしたら…
私たちは人型、あるいは動物から大きく逸脱したのかもしれませんね。
コミュニケーションを取る動物はさておいて。
(こういう小難しい話はめったにしないのでない頭を捻る)
「情報」あるいは「知識」が核になるとすれば…
人型かどうかなんてことは些細な違いなのかもしれませんねえ…
(相手とは逆の結論に至ったようである)
流石にこの制服で呑みに行ったら厳罰ものでしょうね。
(笑う)
カジノ、カジノですか…
見回りには行ったりするのですが、特に遊んだりはしませんね。
そういう友人も心当たりはありませんし。
もしカジノに行くなら、機械やディーラー相手ではなく、プレイヤー同士が戦う頭脳戦が面白いと思います。
(とは言え、酒場にもカジノにも行く予定はないのだが)
■リビドー > 「成る程。
どの様な経験と知識があり、精神が育まれたか。故に姿形は本質ではない。かな。
一理あるな。情報の累積――知識と経験がボクらを作り、知性を必要としない動物から、逸脱した。と。納得行く話だ。好みだぜ。
……大分小難しい、と言うよりやたらめったら難解な話題になってしまったな。」
頭を捻る素振りが見えた。
彼なりの気遣いなのか、心配するような言葉を投げ掛けてみせつつ。
「ははっ、ボクがしなくても誰かが通報と厳罰を与えるだろうな。
――そうかい。頭脳遊びが好きか。ならば将棋や囲碁、ボードゲームやカードゲームなどを嗜んで見るのもいいだろう。
もっとも、後ろに行く程金のかかる遊戯だが……。」
■佐伯貴子 > 姿形も重要だとは思うんですよ。
二本足で立ち、両手十本の指で物を扱う。
その時点で、四足歩行の動物や、鳥、水棲生物とは…
蓄積できる「知識・情報」が違ってくるわけですからね。
とはいえ、「生きること」「楽しむこと」については動物なら大差はないわけで…
結果として、どんな姿形であれ、「知識・情報」の行き着く先は似たようなものになるとも思えますね。
(いつのまにやら腕を組んでいる)
(言ってしまえば失礼だが、それだけ集中しているということだろう)
好きというより、やったことがないのですよ。
カードゲームは難しそうですね。
将棋もちょっとハードルが高い…
チェスなら、今度初心者向けの本でも読んでみますよ。
(と、携帯デバイスが震える)
そろそろ見まわり強化の時間のようです。
(残念そうに首を振る)
■リビドー > 「ああ。それは同感かな。
行き着く所までに得る知識や経験には差が大きいだろう。
故に済む所にも差が出れば、生き残る事の出来る生物も変わってくるのかもしれないね。
――ほら、ファンタジーに知識はあるかい。あの中に出てくるエルフやドワーフ、
ハーピィ、スキュラなどは形状故に生息域を異なるものとして、思想だって人と違う。変わり種だな。」
くつくつと笑いつつも、時間と聞けば残念そうにしてみせた。
「そうだな。それがいいかもしれない――と、時間か。
名残惜しいが、サボらせてまでする話でもない。何、また次がある。
また会おうか、佐伯さん。」
■佐伯貴子 > エルフやドワーフ…それは見たこともあります、この島で。
あの方々も、信仰や生活環境…ライフスタイルが違うだけで…
我々人間の違いとさほど変わっているとは思えませんね。
行き着くところは同じ所、ただし物の見方が違うだけというか。
ハーピィだって不味い餌より美味しい獲物を食べたい、そのへんは「人間」と変わりないですからね。
(決して変わり種ではないと思う)
(この世界では、最早)
ええ、この続きにストレートに行くとは思えませんが。
興味深いお話しに付き合って頂きありがとうございました。
コミュニケーション学の講義で役立ちそうです。
(微笑んで)
それでは、失礼します。
おやすみなさい。
(そういうと一礼し、携帯デバイスを操作しながらきびすを返して雑踏に紛れていった)
ご案内:「歓楽街」から佐伯貴子さんが去りました。
■リビドー > 「ああ。 ――さて、ボクも行くか。」
本の入った紙袋へと視線を落としてから、ゆっくりとその場を後にする――
ご案内:「歓楽街」からリビドーさんが去りました。
ご案内:「歓楽街」に紅葉 椛さんが現れました。
ご案内:「歓楽街」に四十万 静歌さんが現れました。
■紅葉 椛 > 歓楽街の一角。
どこかの店の前で、執事服めいたスーツ姿の少女が佇んでいた。
誰かを待っているように辺りを見回し、スマホを見ては首を傾げる。
「おかしいなぁ……時間はもうすぐのはずなんだけど」
どうやら待ち人が来ていない様子。
それもそのはず、待ち合わせの場所を間違えて教えたのだから。
本当の場所はここなのだが、メールで教えたのはひとつ向こうの店だ。
それに気付かず、見慣れた黒マントの少女を探し続ける。
■四十万 静歌 > 待ち合わせ時間に、少女は既に近くにはいた。
こちらに声をかけてこないのでアレ?
とちょっと思っていたのだが……
「――」
探している様子をみて、
あ、と。
いつものマントをつけてないのを思い出して、
すっと、後ろからとんとんと肩を叩こうとしながらいうだろう。
「――あの――」
椛さん、といおうとして止める。
ちょっとこの後の反応が気になったのである。
■紅葉 椛 > 後ろからかけられた声。
それは聞き慣れた声。
待っていた相手はすぐ傍に居たようで。
それに気付かなかったのは異能が原因か、などと考えながら振り向く。
そこにはいつもの黒マントの少女ではなく、儚げな深窓の令嬢が立っていた。
数秒、言葉に詰まり、その少女に見蕩れる。
いつもの黒とは対照的な白に身を包んだ少女からは、しっかりと見ていなければ消えてしまいそうな儚さを感じた。
「綺麗……」
やっと開いた口から出たのはありきたりな言葉で。
けれど、紛れもない本心からの言葉で。
それ以上の言葉は紡がず、見蕩れるままだった。
■四十万 静歌 > 「――綺麗なんていわれると少し恥ずかしいですね。」
そういって、ちょっと顔を赤くしつつ、
そっと腕を抱きしめるようにしなだれかかろうとするだろうか。
「椛さんも、スーツ姿とっても素敵ですよ。」
そして、じっと目を覗き込もうとしながら微笑み――
「――今日は宜しくお願いしますね」
とちょっと頭を下げるのである
■紅葉 椛 > 「ほんとに綺麗だから。
いつものマントだと思ってたからびっくりしたよ」
腕に伝わる熱。
静歌の体温を感じ、体が熱くなる。
頬が見ればわかるほどに赤く染まっていった。
「そう、かな?
やっぱり変装にはならないみたいだけど……まぁいっか」
褒められたのだから買った甲斐はあった。
しばらく着ることはないだろうが、それだけの価値はあった、ように感じる。
「こちらこそよろしく。
それじゃあ甘味でもどうでしょう、お嬢様」
執事のような一言の後、歩き始める。
目的地はクレープが美味しいと評判の店のようだ。