2016/08/24 のログ
ご案内:「歓楽街」に雪城氷架さんが現れました。
雪城氷架 > この辺りに来るのも久しぶり
少し高級な洋服店が並ぶ通りを歩く氷架

秋用の新しい服が欲しくて足を運んだのだった

元々、本来アルバイトなどしなくても良いくらいには小遣いがもらえる
それぐらい実はセレブな氷架である

「んー…この店でいいかなぁ」

ガラス越しに並ぶ少し高そうな服を見つつ、吟味
こう、なんか店に入って何も買わないで出てくるというのが出来ない性格なのか
既にいくつも買い物袋を下げている
……金づかいの粗さを保護者に注意されないかどうかは不明である

雪城氷架 > 「んー、まいっか」

ピンとくるようなところもなかったけど、中にはそれなりのモノがあるだろうと入店
服は何着あっても困らない

そろそろ寮の自室のクローゼットが苦しくなってくる頃だが

店に入ると店員に『なんで子供がこの店に?』みたいな顔をされる

慣れているのでスルーするけど!

雪城氷架 > 店内をぐるぐる見て回って、小さく肩を落とす

微妙にピンと来るものがなかった、というか
あってもサイズがなかったりするので辛いところである

目に止まった下着をいくつか並べて、財布から背面が黒いカードを出して支払う

「さーて次つぎ」

よいしょっと荷物を両手に持って店から出る

ご案内:「歓楽街」にカラスさんが現れました。
カラス > …氷架が店から外に出た瞬間に目の前に居たのは、大きな黒い何かでした。
何か…黒い羽の生えた、学園の制服を着た少年と、男の人でした。

「あ、…ごめんなさい。」

少年は耳羽をぴこりと揺らして、彼女が通れるように横に避けようとし…

したんだけど、大きな黒い翼が荷物を引っ掛けてしまいそうだ。

雪城氷架 > 「わっ… と」

突然目の前にいた少年に驚いて立ち止まる、
と…人にはないはずのその翼に袋が引っかかって落としてしまう

ばさばさ、と袋から出てきたのは丁寧にビニールに包まれた衣服や、下着でした

カラス > 「~~~っ! ご、ごめんなさい! あ、あぁぁ…」

ばさばさっと地面に落ちた音に耳羽をびくーんと揺らし、
慌てて拾おうと衣服等に手をのばす少年。
黒い翼に黒い耳羽、首元に大きな黒い首輪をしていた。

と、近くに居た白衣を着た男の人に黒い少年が声をかけられた。

「カラス、私は先に店に入っているよ。」と。

雪城氷架 > 「あ、いいよいいよごめん!自分で拾うからさ!」

わわわ、と慌てる氷架
服はともかく下着はちょっと恥ずかしい!

ふと、なんで落ちたんだ?と改めて見れば…
大きな翼に黒い羽のような耳、制服を着ているので生徒だということはわかる

一瞬、普段見かけないその姿にぼうっとしてしまう

ご案内:「歓楽街」に八百万 頼さんが現れました。
カラス > 白衣の男は二人を置いて店に入ってしまいました。
自分でやったことは自分で片付けろと言わんばかりである。

ぼうっとしてしまった氷架に対して、散らばった衣服等に手を伸ばしていた。
下着っぽいそれも普通に持って居る。
持った手の爪は長いが、破かないように大事に持っている。

「ごめんね、俺の羽のせいで……、…?」

相手の視線を受けると、縦長瞳孔の赤眼が、目線を合わすことから逃げるように泳いだ。

八百万 頼 >  
(歓楽街をフラフラと歩く派手な男。
 どこかの店に入るでもなくさりげなく辺りを見回しながら。
 その歩みが服屋の前で止まる。
 黒い翼を持つ少年と、白い美少女。
 にんまりと猫のような笑顔。
 そちらへすたすたと歩いていく。)

どしたん、大丈夫?

(軽薄そうな声でそう尋ねる。
 ちょうど翼の少年の後ろから、覗き込むように。
 そしたら散らばる下着が目に入った。)

――兄さん、女の子の下着を鷲掴みにするんは、ちょーっとまずいんとちゃうかな?

(少女に聞こえないように、彼の耳元でひそひそ。)

雪城氷架 > 「はは、いいっていいって。えっと、あんまり見慣れないからさ、翼」

たまーに学園で見るものの、自分の周りにはいない姿なので一瞬戸惑ってしまった
ぱぱっと袋に商品を戻して───

「えっと、ちょっとぶつかりそうになっちゃってさ───」

と、見上げるように新しく現れたその派手なあんちゃんを見て

「(うっ、ちんぴらくさい)」

表情には出さないものの、思わず一歩引いてしまう

カラス > ぴぃ!? というような効果音が出そうなほど、
頼に覗きこまれたことに驚いた黒い少年。
耳元で囁かれるということは、肩越しに覗きこまれているのだろうか。
そうならば、驚いた瞬間に耳羽がもふっと彼に触れることだろう。

「…え、…え??」

頼から言われたことがよく分かっていないという印象を受ける。
下着を持っていたという事に対しては悪いと思っていないようだ。

ぱぱっと氷架が少年の拾ったそれさえも袋に戻していくのを見ている。

「あんまり見ない…そっか。」

彼女からそう言われると少し哀しげに。

八百万 頼 >  
あー、今ボクのことチンピラっぽいって思ったやろ。
酷いわー、ボクのガラスのハートが粉々んなってまうー。

(彼の背後でくねくねと妙な動きをしながらやっぱり軽薄そうな声でそうのたまう。
 言葉の割にはニコニコとしながらの行動であり、あまりダメージは受けていない様子。
 そんなことをしていたら翼に顔から突っ込んだ。)

うわもふっとしとる。
なんやこれ、すごいな兄さん。
翼やん。
かっこええ。
――あんな、女の子にとって下着言うんはあんまり知らん人に見られとうない物やからな。

(そうして顔を突っ込んだ翼を勝手にさわってもふもふする。
 ある程度もふもふして感想を口にしたら、またナイショ話。)

雪城氷架 > 「うぇっ!?べべ別にそんな、ご、ごめん!」

図星を指摘されてわたわた
その表情に、冗談なのか?とも思いつつ一応謝罪の言葉を述べて……


「……なんか、悪いこと言っちゃったな…」

哀しげな表情を浮かべる少年に、うっ、となる
珍しいもののように見られる目は、自分も過去たくさん経験しているはずなのに
此処にきてからそういうことがなくなって、少し忘れかけていた

カラス > 「あわわわゎ、わ…っ」

異物として見られたと思ったであろう少年の哀しい表情もつかの間、
氷架の目の前でめっちゃもふもふされている。

もふもふ。もふもふもふもふ。

もふられている本人はといえば、
余り知らないヒトに触れられたことがないのだろう、
驚いているし、くすぐったいしで、涙目になりそうな勢いだ。

――ただ、それに紛れてそっと言われた忠告に、耳羽がまたぴくんと跳ねた。
  表情は「そうなのか」と言わんばかりに、赤い視線を氷架から頼へと向けるだろう。

八百万 頼 >  
あっははー、ええよー。
嬢ちゃんかわええから特別に許しちゃう。

(糸目のままくねんくねん動いてさらにのたまう。
 別に気にしては居ないし、図星でわたわた慌てる彼女の姿が可愛かったからいいのだ。)

すまんすまん。
兄さんの翼、かっこええしもふもふしとるからつい夢中なってしもうた。
嬢ちゃんも言っとったやろ、あんまり見ん、て。
ボクも思たわ、こないなかっこええモン、そうそう見れるもんとちゃうって。

(ぽすぽすと背後から頭を撫でるように叩く。
 そうして先ほどからなにやら彼女の言葉で彼が傷付いているような気がした。
 女の子の後悔した顔は見たくないし、無邪気そうな彼が傷付くのもあまり趣味ではないので、フォローしておくことにする。
 そうして彼の後ろから少女へウインクばちこーんとアイコンタクト。
 込められた意味は「フォロー出来るボクかっこええやろ!」。)