2016/08/25 のログ
■雪城氷架 > 「お、おう」
軽いノリに、ついついこっちも軽い返事
可愛い、は言われ慣れているのでするりとスルーしてしまった
人見知りする自分がこういうタイプの相手にそう警戒心なくなるのも珍しいな、なんて自分で思う
「そ、そうだな!でっかい翼なんてめったにみなくてカッコいいぞ!」
頼のフォローに追随するように自分も続き、こちらに飛んできたウィンクに、笑顔を返す
『さんきゅー』と意味を込めて、にこっと
■カラス > 自分のことで困らせてしまったと慌てていた黒い少年は、
二人が笑顔になったのを見て二人を交互に見た。
相互のフォローというコミュニケーションがまだ良くわかっていない様子で。
下に下がったままの耳羽は、色んな音に対して怯えるかのように揺れている。
だが、撫でられ褒められでは困惑しながらも顔を赤くして
「あ、ありが、と……。」
と、小さくお礼を述べた。
黒い青年は頼の風貌に疑念を抱く様子もなく、
氷架の幼い見た目でこの場所に居ることに疑問を抱く様子もないが、
純粋に色々な刺激に対して怯えているようだ。
■八百万 頼 >
やーんもう笑顔もかーわーいーいー。
ところで嬢ちゃんお名前なんてーの?
ボク八百万 頼クンって言うんやけども、可愛い嬢ちゃんの名前教えて欲しいなー。
(手を組んで顔の横に持っていき、ウフ、なんて口に出してみせる。
そのまま翼い少年の後ろで、彼の頭の右に左に行ったり来たり。
その顔は終始ニコニコ笑っている。)
なんや、兄さん人見知りか。
ほならボクが面白いもん見したるわ。
嬢ちゃんも見とき。
(そう言って翼を迂回し、三人で三角形を作るような位置へと移動。
ポケットから二枚のカードを右手で取り出し、)
さーて種も仕掛けもあらしまへん。
このカードをくるりと回すとあら不思議!
(言葉通りにカードを手の中で回せば、左手に赤いバラが二つ現れた。
それを気障な動作で二人へ渡そう。)
■雪城氷架 > 「うっ…そ、それはちょっと気色悪いから普通に話せよ…。
えっと、氷架。雪城氷架だよ、二年生」
苦笑しながらそう応える
なんだかおもしろいやつだな、なんて思ったりして
「おーっ、何それ手品?もしかして異能か?」
なかなか見事な腕前で、どっちかわからなかった
受け取った赤い薔薇をまじまじと見つめて
■カラス > 異様だと扱われる訳ではないと分かれば安堵したようだが、
ようやく頼が自分の後ろから前に出てきたのを見て、
赤い眼がぱちくりと瞬く。
「あ、学校一緒だったんだ…。」
氷架が二年生だと分かると、呟いた。
同じ学園の生徒だった、というのと、自分より先輩であったということは少年にとって意外だった。
カードを繰るのを興味津々に耳羽を動かしながら見ていた、が、
それが赤いバラを咲かせたのは、音に敏感な少年もタネはわからなかったようだ。
「っ…!? え、ど、どうやったの…??」
バラを手に持って眺めている。
■八百万 頼 >
了解したやでー。
氷架ちゃんか、ええ名前や。
ちなみにボクは三年生や、よろしくな。
(わざと妙な関西弁を使い、右手を差し出す。)
さーてどっちやろな。
異能かも知れんし、手品かも知れん。
氷架ちゃんは、どっちがええ?
(に、と口の端を上げて尋ねた。
どちらにするかは彼女に任せる、と言うことらしい。)
どうやったんやろなー、不思議やなー。
この島は不思議ばっかりやからなー、こう言う事もあるんやなー。
(こういう島だ、こんな小手先の手品では今日日誰も驚かない。
それだけに彼の驚いた様子がとても新鮮で、こちらも嬉しくなってしまう。
ニコニコしながらカードをしまう。)
■雪城氷架 > 「へーじゃあ先輩じゃん」
よろしくー、と素直に小さな手を出して握手あくしゅ
「えー、異能でもまぁ面白いと思うけど…、
どっちみちセンスはちょっと古いよな」
くすくすと悪意なく笑って、手渡された薔薇をくるくると手遊び
「まぁ学校ったらあの学園しかだし…。
なんだ、みんな学生だったんだ。じゃあ新学期始まったらガッコで合うこともあるかもな」
そう言って二人に笑いかけて
■カラス > 「あ、じゃあ二人共、先輩、なんだね。
俺…学校しばらく、お休みしてたから…」
バラを大事に両手に持ちながら、二人を交互に見て少年は耳羽を揺らす。
二人が先輩ということはこの大きな黒い翼の少年は一年生。
なにより自分自身が不思議の塊…羽があり、角があり、足は靴を履けない爬虫類のような足だ。
それなのに、頼のやることには素直に反応している。
――ところで、頼の能力で少年に触れたならば、
少年はヒトの見た目をしている箇所の中身すら
非常に様々なヒトではない構成物質を感知することができるだろう。
魔力まで分かるなら、首輪で魔力を無理やり繋いで姿を保っている。
■八百万 頼 >
コレは、思うたより。
――てかセンス古いってなんやねん!
せやけど、うん。
確かにバラよりカスミソウとかのが氷架ちゃんにあっとるかも知らんな。
(触れば寸法が大体わかる。
そういう特技を持っているのだから、彼女が見た目より――と言うのは分かった。
しかしそれは小声で言うに留めておき、それは見ない。
それが女の子への礼儀である。
センスが古いとは結構ショックだが、それを置いておいても確かに彼女に真っ赤なバラは色的には合わないのは確かだ。
雰囲気で言うなら、もっと白くて儚い感じの花が合ってそうな気もしないでもない。)
んで、兄さんは?
お名前なんてーの?
(そうニコニコと笑いかけながら、心の中ではその異形を冷静に分析している。
魔力まではわからないのだが、なにかで無理矢理形を保っている、と言うのは分かった。
目の前の彼にばれぬよう、店の中に居るであろう彼の保護者らしき人物を横目で探す。)
■雪城氷架 > 「だって赤い薔薇ってさ …ん?思ったよりってなんだ?」
軽い笑いから、ちょっと小首を傾げる
思ったよりなんだったのだろう
もちろん氷架は自分の寸法が相手に伝わっていることなど知るよしもない!
「ってことは一年生?
後輩か~、せっかくの縁だし何かわからないことがあったら聞いてくれよな!
っとそうだまだ名前聞いてないじゃん!」
ちょっと先輩風を吹かせたかっただけ、みたいな感じの後に、頼の言葉に追従してその名前を尋ねた
■カラス > 店の中には、高級店に似合わない少しくたびれた白衣の男が見えるだろう。
外には背中を向けており、後ろから見えるのは白衣と、少し長めの黒紫の髪ぐらいのモノだろう。
氷架が聞いた白衣の男の声はそこまで歳を食っているようには聞こえなかった。
「俺…? 俺、えっと、カラスって、ょ…名前。」
名前の後に何かを言いかけたが、『カラス』とだけ名乗った。
苗字及びファミリーネームはないらしく、その後に続かなかった。
カラス、鴉と言われれば分かるかもしれない。
少年の黒翼には、僅かばかり緑が含まれる。鴉の濡羽色。
「お父さんが、外は危ないからってしばらくお休みしてて、
学校はまだ全然知らないとこいっぱい、で。」
■八百万 頼 > 女の子にはバラを贈る。
昔っからの決まりごとやん。
ああいや、思ったより手えあったかいなー思て。
(気障だろうがセンスが古かろうが、それはこの男の矜持であった。
思ったより、と言う呟きは聞かれていたらしく、しかし慌てた様子も無くさらりと嘘を吐いてみせる。)
カラス、ええ名前やん。
外は危ないか、確かにそうやな。
嘘吐きとかおるからな。
(そう彼に言いながら、何気なく男を見る。
少し情報を集めてみようか。
そんなことを思いながら、薄い目の間から男の様子を観察して。)
■雪城氷架 > 「そいつにも薔薇渡してんじゃん」
そう言って笑う
面白いやつだな、と素直に思って
警戒心は一欠片もなく消えてしまった
「カラス?へえー、イメージ通りっていうか、なんていうかだなー」
その翼から感じる印象としっかり同じ
覚えやすいな、なんて自分の中で反芻する
と、そこで買い物途中であることを思い出して
「と、そろそろ行くよ。
えーと、ライ先輩にカラス!学校であったらよろしくなー、カラスは先輩になんでも聞いてくれよな!」
そういってそれほどない胸を張った後、たくさんの紙袋を下げたまま買い物の続きへ
手を振れないので代わりに笑顔を振りまいて、少女は歓楽街の道先へ
ご案内:「歓楽街」から雪城氷架さんが去りました。
■カラス > 氷架の「イメージ通り」という言葉には、少しだけ表情の変化が見られる。
困ったような顔をしたような、そんな。
朗らかな笑顔を振りまいて去っていく氷架。
人間に対して警戒心が緩み始めたこの少年は、他人を疑うことを知らない。
「あ、うん…ありがと。」
去っていく氷架に頭を軽く下げて見送った。
「うん。お父さんが、しばらくはダメだって。」
頼の嘘を見抜ける訳がなく、少年は保護者も傍に居ることが手伝って、
おとなしいながらも少しずつ話すようになっていた。
店内に居る黒紫髪の男には、カラスのように異質な部分は一切見られない。
会計をしている見た目は普通の人間だ。
と、店内から「カラス」と、少年を呼ぶ声が聞こえる。
■八百万 頼 >
そら、カラスくんだけ仲間外れにしたらかわいそうやん。
――もう荷物落とさんようになー!
(警戒心の欠片も感じない。
いい子だな、と思いながらもそれが若干不安にも感じる。
こちらは彼女の姿が見えなくなるまでブンブンと大きく手を振っていた。)
さよか。
ま、しばらくはおとんの言う事聞いとき。
何か知りたいことあったら情報屋の八百万兄さんを頼るんやで。
特別にタダで調べたるさかいな。
(もう一度頭をわしわしと撫で、笑いかける。
店内から彼を呼ぶ声が聞こえれば、手を離して一歩離れよう。)
■カラス > 見た目通り、学年通りというよりは、子供のような純粋さがある。
笑顔はまだ見せないが、笑い方を知らないようにも見える。
「ん、ん…ありがと、やおよろず、お兄さん。」
外のヒトはそれほど怖いモノではないと、
女性の格好をした男性教師に言われたことを思い出しては、
安堵したような表情をしている。
撫でられるのもおとなしい。それで情報を渡してしまっているというのに。
翼の部分の構成は鴉だ。…他の部分は様々な竜と龍の混合であるが、分かるかはお任せしよう。
「じゃあ、その、お父さんが呼んでるから。」
一歩離れた頼に耳羽を揺らし、頼の真似をしたのか手を振って、
白衣の男の元へと店の中へ入っていくことだろう。
二人は入り口付近に居たが、カラスが男に追いつけば、奥に入っていってしまうだろう。
追いかけて店に入れば、彼らはそのうちに帰る。研究区の方へ。
ご案内:「歓楽街」からカラスさんが去りました。
■八百万 頼 >
(に、と笑う。
流石に彼を構成している種族まではわからないが、明らかに人じゃないものが混じっているというのはわかる。
それがどこかツギハギのような混じり方をしている、と言うのも。)
おう、おとんと仲良うな。
(彼に手を振り返し、しばらく様子を見る。
店の奥に引っ込んでしまえば、自身は煙草を取り出し、火を付けて歩き出そう。)
――キメラ、言うヤツか。
何か前どっかでそんな話聞いたな。
ま、調べて金んなることあっても、損するこたないやろ。
(そんなことをブツブツと呟きながら、歓楽街を歩いていく。)
ご案内:「歓楽街」から八百万 頼さんが去りました。
ご案内:「歓楽街」にセシルさんが現れました。
■セシル > 夕暮れ時。
海が遊泳に適さなくなれば、夏休みの舞台がこちらに移り始める時間帯だ。
そんなわけで、警邏にも力が入る。
(…今のところは、不穏な気配はないか?)
大通りを、風紀委員の制服姿で堂々と闊歩しながら、周囲の気配や物音などに注意を巡らせる。
ご案内:「歓楽街」に糸車 歩さんが現れました。