2017/02/12 のログ
ご案内:「歓楽街」に柊 真白さんが現れました。
柊 真白 >  
(通りの自販機のそばでハンバーガーをもっきゅもっきゅ。
 吸血種とはいえ食事は別に血液に限らない。
 むしろ人と変わらぬ食事が必要で、血液は魔力補給の手段としては効率が良いものの、生命活動に必要と言うわけではない。)

――んぐ。
やっぱりチーズ挟んであるやつが一番美味しい。

(左手に抱えた有名ハンバーガーチェーンの紙袋からもう一つ赤い包み紙を取り出して、片手で器用に包みを剥いて頬張る。
 そのハンバーガーを頬張る姿は年端もいかぬ少女と言った見た目で、数百年を生きた吸血種には見えないだろう。
 だが自身は間違いなく吸血を行う種族である。
 栄養にもならず生命活動に必須の行動でもないが、自身には自身が吸血種たる特性が一つある。)

――んむ。

(それは血液を摂取することで、対象の異能を短期間使えるようになると言うもの。
 裏で見つけた血液バンクで、電子干渉を行える能力者の血液を仕入れてきた。
 その能力を使って無線wi-fi経由で学園の生徒管理用のサーバーにハッキングを行っていたのだが、やはりと言うか守りが堅い。
 結構優秀な能力の持ち主だったらしく足跡を残すような真似はせずにすんでいるのだが、効果時間内に目的を達成するのは難しそうだ。
 あっさりと諦め、ネットワークから意識の欠片を引き上げる。)

ご案内:「歓楽街」にクロノさんが現れました。
クロノ > (かつて異世界で造られ、いくつかの世界を渡り歩き、そして今もなおこうして故郷から遠くかけ離れた世界に暮らす…1台の少年型ロボット。)

……ここにも、こういう場所、あるんだ…。

(この街に来てから少し季節も移ろいで、生活圏からは少し離れた街の一角。勤務後の養護教諭兼公務補たる電動少年は、へー、とかふーん、とか興味津々な様子で周囲をキョロキョロしつつのんびりと通りを歩く。)

柊 真白 >  
(学生登録の偽造は諦め、本格的にハンバーガーを詰め込む作業に集中。
 薄っぺらい肉と脂っこいチーズ、パッサパサのパンと無いよりマシ程度の大きさのピクルスがとてもジャンクな感じで結構好きだったりする。
 もっきゅもっきゅと小さな口で大きく齧っていれば、人より敏感な耳が異音を捕まえた。
 そちらをみれば、明らかにロボと言った感じの人――人?が歩いている。)

――そう言うのもいるんだ。

(以前四足歩行のマシンは見かけたが、それよりもっと人っぽい。
 興味なさそうに彼をぼんやりと眺めつつ、チーズバーガーをもっきゅもっきゅ。)

クロノ > (一時期、かつて路地裏暮らしをしていたこともある男の子は、こういうネオンが煌々と照る町並みも、そしてそこから一歩奥に入り込んだ真っ暗で生臭い路地の光景も、初めての割には警戒感もなく、むしろどこか懐かしそうにのんびりと散歩しているような雰囲気。)

──── ……?

(…と、視界の片隅に視線を感じて振り返った先には、このような街並みではちょっと浮いているような…まぁ自分も目立ってるんだけど…というか明らかに対象年齢外な感じの人影。目が合えば、男の子はにこ、と笑みを浮かべて相手の方にジーガシャ、ジーガシャ、と機械らしい足音伴って歩み寄る。)

…やぁ。美味しそうだね、それ。どこで買ってきたの?
(相手の手元の袋と包み紙、有名なチェーン店のそれ。歓楽街というのはさておき、まぁ相手くらいの姿の人が食べていても何ら不自然ではないそれ。相手の背丈に合わせるように、少ししゃがんで半ば膝立ちの姿勢で視線の高さを合わせて尋ねてみる。)

柊 真白 >  
(こっち見た。
 こっち来た。
 もっしゃもっしゃと手に持っているハンバーガーを全て口の中に押し込んで、彼を待つ。
 声を掛けられるのとほぼ同時にまた紙袋――中には同じ商品がぎっしりと詰め込まれている――に右手を突っ込んで、新たな包みを取り出す。
 やっぱり片手で器用に包装を剥き、口に咥えて右手でここから見えている店舗を指差した。)

――もが。

(そのまま紙袋からもう一つ――やはり赤い包装紙のダブルなチーズのバーガーである――取り出し、差し出す。)

クロノ > ── ……ぇ、いいの?
(相手に指差して教えてもらう視線の先、あぁ、なるほど、と意外にも近かったそのお店を確認して。同時に差し出された包みを見て、男の子の形をした機械はおでこのインジケータランプをチカチカ点滅させながら、電子頭脳が数秒間思考する。)

…じゃあ、せっかくだし、いただこうかな? …ありがと。
(相手腕に抱えた紙袋の、小柄な子供が食べるには結構大きいし多そうな数入ってそうなそれをしばらく不思議そうに観察していたけど。せっかく貰った包みを片手に、相手の隣に並んで座る男の子。)

…誰か来るの、待ってるのかな?
(お店の場所を知っているということは土地勘もありそうだし、迷子では無さそうだ、と。紙袋のサイズと中身の量から見ても、ひとりぼっち、という訳では無さそう、と色々心配しつつ考える男の子ロボット。…とりあえず、もらった包みを大事に開けて、「いただきまーす」って言ってから一口、もぐ。もっきゅもっきゅ。この機械も、人間と同じ食事は可能らしい。)

ご案内:「歓楽街」にイチゴウさんが現れました。
イチゴウ > やけに騒がしい。
四足歩行ロボットーーーイチゴウは
歓楽街を警備しながらそう思った。
そうか近々バレンタインデーと呼ばれる日か
そう考えながら歩き進める。
すると自販機のそばに見覚えのある人影。

「柊さんにクロノ君までこんな所で何を?」

イチゴウは警備ついでに二人に近づき
そう尋ねる。

柊 真白 >  
――ん。

(良いと言う様に右手を上下。
 受け取られたチーズバーガーから手を離し、咥えていた同じものを持つ。
 改めて大きく比較的ワイルドに齧り取り、もっしゃもっしゃ。
 今更ながら飲み物を買っておけば良かったとちょっと後悔。
 隣に自販機あるけど。)

別に。
一人でうろうろしてた。

(なんだか子ども扱いされている気はするけれど、初めてというわけではない。
 むしろ慣れているし、あえて訂正する必要もないのでそのまま会話を続ける。
 そうしたら向こうの方から見覚えのある姿が見えてきた。)

特に何も。

(もう用事は終わったし、そもそもその用事は外に出る必要もない。
 なので外に出た用事は特に無く、あえて言うならジャンクフードを食べたくなったと言うぐらいだ。)