2017/02/13 のログ
クロノ > …1人? …1人で、ここまで来たの?家は…近くなの?
(相手の返事に驚く男の子ロボット。いやまさか、とは思いつつ、住まいが近いのかを念のために…と、その見た目にすっかり心配な様子で色々尋ねていれば。)

…あ、ハンバーガー食べてたら飲み物欲しくなってきた。これ貰ったお礼に、何か買うよ。どれがいい?
(すぐ隣の自販機の前に立って、商品を選んで、通信部分に手をかざす。電子マネーで購入しているのだろう、すぐにガコン、と男の子が選んだ紅茶が出て来たのを取り出したところで。)

…あ、やぁ。久しぶり。僕は、特に用事はないけど…あえて言うなら、散歩かな?
(機械と機械がわざわざ人間の言語を使って、音声で会話をするというアナログなやり取り。)

柊 真白 >  
住んでるとこは神社の近く。

(家、と言うわけではないが、居候させてもらっているところはその辺りだ。
 一応対外的にはそこの家主の親戚と言う事になっているし、問題は無いだろう。)

――コーラ。

(ちらりと自動販売機を見て短く告げる。
 ジャンクなフードに合うのはやはりジャンクなドリンクだろう。
 もっきゅもっきゅ、くしゃ、がさがさ、がさり、はぐ、もっきゅもっきゅ。)

クロノ > …そぅ…なんだ。帰るときは、気をつけて帰るんだよ…?
(思ったよりも距離のある場所を答えられて、また驚く男の子ロボット。これまでのやり取りと、終始落ち着いていてどこか冷めた感じの雰囲気に、あぁ、と1人納得する。)

…ん、りょーかぃ。
(相手の返事に、男の子はコーラのボタンを押して購入し、取り出したボトルを差し出す。…それにしても、先程から続けて何個目のバーガーなのか、見た目の体躯の割にやたら大食いなのも、やはりこの人が普通の女の子ではないことの現れか。)

……イチゴウは?
(せっかくこの場で会ったわけだし、ついでに、と振り返って尋ねてみる。)

柊 真白 >  
――もぐ。

(口が塞がっているので、代わりにチーズバーガーを掴む右手の親指を立てておいた。
 自身で移動すれば電車を使うよりも早く着くし、そもそも裏側の住人だ。
 よほど規格外な者につかまらなければどうと言う事もなさそうだ。)

――ありがとう。

(ボトルを受け取り、口の中のものを飲み込んでお礼。
 またハンバーガーを咥えて右手でボトルの首を掴む。
 そのまま親指と人差し指で蓋を開け、ハンバーガーをボトルと一緒に持つ。
 そのままごっごっとハンバーガーごと流し込んだ。
 やはりこの組み合わせは良い。
 小さな身体で人間の限界を超えた速度を出すにはやはりエネルギーが要る。
 勿論純粋な身体能力だけではなく魔力のブースト込みのものとは言え、やはり燃費はやや悪い。)

クロノ > (ぐっと親指を立てて返答する仕草と、差し出したコーラもろともハンバーガーを豪快に流し込んでいくその食べっぷりに、男の子は感心しつつ微笑む。)

…それにしても、ほんとよく食べるね。ちょっとびっくりしちゃった。
(相手よりは見た目ちょっとお兄さんな感じの男の子は、一方ひとつのハンバーガーと買った紅茶を少しずつ、ちまちまと味わって食べている感じ。)

…この辺には、よく来るの?
(もぐもぐ、もっきゅもっきゅ。再び相手と並んで座って、きらびやかなネオンを眺めながらハンバーガー食うロボ。)

柊 真白 >  
(ハンバーガーを齧り、もぐもぐと咀嚼し、コーラと一緒に流し込む。
 あっという間に右手のハンバーガーは無くなり、コーラのボトルを脇に挟んでもう一個取り出した。)

エネルギー使うから。

(動かなくても基礎代謝量はやはり人より多い。
 こんなに食べる必要は無いが、食べ溜めみたいなものだ。
 溜めておけばしばらく食事を取らなくて済む。
 他人から見ればただの大喰らいにしか見えないだろうが。)

外に出る時は大体この辺に来る。

(短く答え、ハンバーガーに齧りつく。
 見た目のイメージよりかなりワイルドに食べる様子はかなりギャップがあるだろう。)

クロノ > …そぅなんだ…すごいなぁ。
(一見、確かに育ち盛りな年頃にも見えるけど、そうは言っても食べ物のチョイスが明らかに栄養バランスよりはカロリー重視型。)

…ふぅん。じゃあこの街についても色々慣れてるのかな。心強いね。…あ、そうそう。僕はクロノ、学校の保健室で働いてるロボットだよ。…きみは?
(自身の機体に内蔵された回線で、学校のサーバに検索をかけてみたけど相手の容姿と声紋に一致するデータは該当するものが無かった。故に、このロボットは隣の人物を在校生徒以外の一般人と認識したようだ。)

柊 真白 >  
(もぐもぐもぐと口を動かす事で返事。
 実際栄養バランスなんて気にする必要が無いし、カロリー重視なのも間違いない。
 一番大きい理由は食べたくなったからだったのだが。)

まだ来たばっかりだけど。
柊真白、見学中。

(偽造するにしても生徒登録するにしても、なんにせよ表向きは生徒扱いと言う事になるのだ。
 「見学」と言うのはそう言う意味で便利な言葉だと思う。
 名乗って、むしゃり。)

クロノ > 真白…か。… ん、いいところ見つかって、楽しい生活が出来るといいね。

(そっか、と相手の回答にニコニコ頷くロボ。最初に見かけた時は迷子かと思って心配したけど、住んでる家もあって、ずっとこれだけ落ち着いていているみたいなので特に何か手伝うことも無いだろうと。)

…ごちそうさま。今日はありがとうね、おいしかった。
(それじゃ、気をつけて、と。がしゃん、と重厚な音を伴って立ち上がる男の子は、相手の頭にそっと金属の手を乗せて、ぽふ、って撫でようと。それが済んだら「またねー」とゆらゆら手を振って来た道を歩いていく。)

柊 真白 >  
ん――ありがとう。

(頭を撫でられ、片目を瞑り。
 その手が離れたら、その顔を見上げて礼を口にする。)

――さて。
仕事仕事。

(彼を見送り、壁から背を離す。
 まだまだ沢山あるハンバーガーが冷め切ってしまううちに終わる仕事であれば良いのだが。
 そんなことを考えて、気配を薄くしながら落第街の方へ――。)

ご案内:「歓楽街」から柊 真白さんが去りました。
ご案内:「歓楽街」からクロノさんが去りました。
イチゴウ > 最近風紀委員に所属してからというものの
足を止めてる暇がなくなった気がする。

「やはり組織に縛られてると時間ってのは
犠牲になるなあ」

イチゴウは一足先に巡回に戻ってそう呟いた。
今日もせっかく顔見知りに会えたというのに
ほとんど話も出来ていない。
雪が降りかけてきた曇り空を見つつ
イチゴウは一人パトロールをつづけるのであった。

ご案内:「歓楽街」からイチゴウさんが去りました。
ご案内:「歓楽街」にヴィルヘルムさんが現れました。
ヴィルヘルム > 夕暮れ時の歓楽街。徐々に活気が満ちてくる時間である。
とは言え街の入り口にもほど近いこの通りには犯罪の臭いもなく,
季節柄,チョコレートを売る露店が並んでいるくらいだった。
…尤も,学生通りに比べればその電飾はえらく派手なものだったが。

「……………。」

そんな露店の1つ,比較的大人しめの飾り付けがされた店を覗く男の姿。
可愛らしい包装のチョコレートを手に取って,眺めている。
周囲にまだ人気が少ないことも手伝って,その姿はやや目立つだろう。

ご案内:「歓楽街」にクローデットさんが現れました。
クローデット > 「バレンタインは、初めてでいらっしゃいますの?」

小柄の青年の背後から、甘やかなソプラノで優しく語りかけられる。
青年が後ろを振り向けば…柔らかくも艶めいた笑みを口元に浮かべた、女性の姿が視界に入ることだろう。

「あたくしの故郷にもあった記念日なのですけれど…こちらでは、随分趣が違いますわ。

………ああ、自分のことばかり、失礼致しました」

柔らかく、会釈してみせる女性。
気付いていると見せる風はないが…青年には、その平常通り「に見える」振る舞いが、どう映るだろうか。

ヴィルヘルム > 振り向くまでもなかった。その声には聞き覚えがある。忘れられようはずもない。

「…………!」

手に取っていたチョコレートを戻そうとしていた,その手元が狂った。
地面に落としてしまったそれを拾い上げて…振り返る。
一目で,それも後姿で気付かれるはずはない。
けれど一方で,貴女に全てを隠しておくことができるとも思えなかった。

「…僕が居た国じゃ,チョコレートは物凄い高級品だったからね。」

そう答えてから,相手に応えるように会釈をして,

「けれど,そうか…男がチョコレートの店を覗いているのは,少し不思議だったかな。」

…きっと気付かれているのだろう。そう心の中で観念する。
貴女がどういうつもりなのかは分からなかったが…青年は,笑って見せた。

クローデット > 「あら…驚かせてしまって、申し訳ありません」

艶めいた微笑を口元に湛えたまま、地面にチョコレートを落とした青年の様子を見て、申し訳なさそうに軽く目を伏せてみせる。

「あら、そうでしたの…それでは、「こちら」での価格帯に驚かれたのではありませんか?」

甘味が高級品・贅沢品など、異邦人(ヨソモノ)の中ではありふれた話だ。
何でもない風に受け止めてみせて、穏やかに笑む。

「…高級品であれば、寧ろ権力者の殿方が好みそうなものですけれど。

こちらの世界の殿方にとっては、そのようなパッケージを一人で手に取るのは、少々ハードルが高いかもしれませんわね。
…それに…「ここ」の文化圏では、バレンタインは「女性」が、「男性」に気持ちを伝えるためにチョコレートを渡す、というのが基本なんです」

「無論、逆の事例にも、殿方がご自分のために購入される場合にも事欠きませんが」と付け足して、くすりと笑み返す。

「…せっかくですし、お一つ、ご自分用に購入されてもよろしいのではありませんか?
この記念日用のチョコレートは、質の良いものが多いんです」

そう、何でもない風に雑談を続けるクローデット。
左の二の腕の腕章の存在が、信じ難いほどだろう。

ヴィルヘルム > 表情からも,声からも,貴女が“演じている”ようには見えなかった。
それを見抜くだけの目をもっているはずもなく,この時点で貴女が隙を見せることも無いだろうから。

「いや,僕の方こそ,むしろ失礼だったかな…。」

貴女にとっては見覚えのある動作で頭を掻いてから,包装に傷のついてしまったチョコレートを店主に差し出し,会計を済ませる。
そのままでいいよ。と,紙袋も貰わずに…

「…ホント,こんなに簡単に買えるなんてね。
 そういうことなら……僕はあんまり気にしないけれど,自分のために買うのってちょっと寂しいんじゃないかなぁ。」

…貴女の話を聞いて,青年は苦笑した。
自分でも驚くほど自然に話せているのは,気付いている素振りを微塵も感じさせないからこそだろう。
自分は別人となっている。その奇妙な高揚感が,他の感情を覆い隠していた。
自分でもそれが薄氷の上を歩くようなものだと分かってはいたのだが…

「…そういうわけで,一人で食べるのも寂しいし,もし良かったら,君も食べる?」

…自分でも信じられないくらいに,自然と貴女を誘っていた。