2017/09/13 のログ
ご案内:「歓楽街」に遼河 桜さんが現れました。
■遼河 桜 >
日が傾きかけた、夕焼けの歓楽街
隣を歩く、壮年の男性の腕をぎゅっと抱え、往来を歩く
軽い足取りはやがて止まり、その弾性へと別れを告げる
「ふふっ、またね♪
レストラン美味しかったぁ♡また遊ぼうねーパパッ♡」
元気に手をぶんぶんと振り、何度か振り返り微笑みを返す男性を見送る
やがてその姿が見えなく慣れば…
「ふー」
ため息をついて、近くにあった休憩用のベンチへとちょこんと座り、バッグから香水を取り出し軽く吹きかける
今の男の香りを消しているらしい
「(二連続で同じところで食事とか、クッソつっまんねーヤツ。アイツももう切りでいいか…)」
内面は表情には決して出さない
往来をめぐる人々からは可憐な少女がベンチで小休止しているようにしか見えないだろう
ご案内:「歓楽街」に柊 真白さんが現れました。
■柊 真白 >
(今日も歓楽街でぼったちするだけのお仕事――をする予定だったのだが。
例の通りへ向かう途中、知った顔を見つけた。
男性と分かれる直前の――先日知り合った後輩の姿。
随分と甘い声を出しているところを見ると、そう言う関係なのだろう。
パパ、と読んでいたし。)
サクラ――。
(とりあえず近付いて声を掛ける。
が、香水の香りにほんの僅か目を細める。
あまりこの手のものの匂いは好きではなかった。)
■遼河 桜 >
「(野郎はもういいかもな…十分金づるは出来たし、
それより女日照りすぎていい加減溜まってきたぜ)」
街ゆく人々はベンチに座る少女が内面でどんなことを考えているかなど知る由もない
そんな中、誰かが足を止める
夕焼けの陽の光を遮って立つその相手の顔は見知っていて
「あれ?
真白先輩だー、歓楽街なんて来るんですねー」
わあ偶然、と言わんばかりに胸の前で手をぽんっと合わせて眼を輝かせる
■柊 真白 >
こっちの方がいろいろ便利。
(仕事上、割と来てはいる。
勿論問われた内容はそう言うことではないだろうけれど。
しかし学生通りで買えないものを買えると言う意味でも重宝していると言えばそうだ。
「生きている」血液なんてこちらでしか買えない。
問いかけに答え、彼と一緒に居た男が去っていった方へ顔を向ける。)
――大変そうだね。
(男と一緒に居たときと今の様子が違って見えた。
表情こそそう変わらないが、明らかに気だるげと言うか疲れている様子と言うか。
とにかく大変そうだと言うことはわかる。
そう言うことは疲れることだ、と言う事は良く知っているから。)
■遼河 桜 >
「あはっ、たしかに色々なお店もありますからねっ。
真白先輩って大人しい印象があったから、こういうところに来るの少し驚いちゃった」
少しだけでも座ってお話しよーよ、
と言いつつ自分のバッグをベンチから膝上に移動しスペースを作る
「大変?あ、あー…」
真白の視線を追ってみれば、そういうことなのだと理解する
「あはは、見てたんだー。
別に大変なんかじゃないよ?
あの人はお友達でーたまにお食事とか連れてってくれるんだ♪」
にこにこと屈託のない笑顔
お友達、というには無論先程の男性は年齢が離れすぎているというものだが
■柊 真白 >
私だって遊ぶときは遊ぶ。
(大人しいとか真面目だとかは良く言われる。
だけど悪さをしないわけではない――事実仕事が仕事だ――し、個人的にも規則絶対遵守と言うタイプではないと思っている。
近くにあった自販機へ近付いて、お茶を二つ買う。
その後で開けてくれたスペースに腰を下ろそう。)
そう。
別に人のやることとか趣味とかに口を挟むつもりもない。
好きにやれば良いと思う。
お金はないよりあった方がいいし。
――飲む?
(勝手にそう言うことだと決め付けて話してしまっているが、大きく外れては居ないだろう。
あれだけ年の離れた友人もそうなかなか居ないし、何より男の方がそう言う顔をしていたのだから。
お茶の缶のプルタブを開けて口を付けながら、もうひとつを彼に差し出す。)
■遼河 桜 >
「ふふっ、こういうところに来ずに遊んでるイメージだったんだよ~」
どうぞどうぞ、と腰を降ろす様子に満足げな笑顔を向けて
「んー」
ありがと、とお礼を言ってお茶を受け取る
どうやら完全にやっていたことはバレてしまっていたようだ
「バレちゃってるならいっか~。
そうそう、お金は大事だよねえ。この辺りはああいうATMが一杯あるからいいね♡」
クスッと小悪魔的な笑みを浮かべて笑いかける
「別にカラダ売ってるわけじゃないけどね♪」
■柊 真白 >
あまり遊ばないけど。
買い物のほうが多い。
(そもそも遊び方をあまり知らない。
友人ともあまり出掛けないし。)
たまに私もやってるから。
(似たような事はやってる。
と言うか昨日もやってた。
雰囲気の変わった顔を横目で見ながら、お茶を飲む。)
――意外。
そう言う趣味の人は少ないだろうけど、探せばいるんじゃないの。
(身体は売っていないらしい。
てっきりそう言うこともしていると思っていた。)
■遼河 桜 >
真白の向ける言葉に対して、その笑みは少しずつ深まってゆく
「え?いるだろうけど、やだよー♡
そんなの他に取り柄も何もなくてカラダ売って金稼ぐ低能な雌豚と一緒になっちゃうじゃん♪」
笑顔で紡ぐ言葉は抜き身の刃のように鋭く───
「私、そういう女の子が反吐出るくらい嫌いなんだー♪
…真白先輩、今たまにやってるって言ってたけどそういう意味じゃないよねえ…?」
口元が笑みを保ったままに、その翡翠色の眼が細まり、少女を見る
■柊 真白 >
(なるほど、こういう子か。
今までの顔が素ではないだろうとは思っていたけれど。)
そう。
売れるものを売るのは普通のことだと思うけど。
嫌なら売らなければ良いし、そうしてでもお金が欲しいなら売れば良いだけだと思う。
(なんでもないように涼しい顔。
職業に貴賎無し――と言うより、合理的で嫌悪感がならやらない理由が無い、と言うように。)
そう言う意味。
たまに声かけられて用事がなければする。
副業みたいなもの。
(お茶を飲む。)
■遼河 桜 >
「なぁんだぁ。
私はそういうの全然ダメでー、なんかもう、見ると死ね!って思っちゃう」
もらったお茶を開けて、口元に
でも、飲みはしない
「真白先輩はぁ、そういう子だったんだー。
残念♪お友達になれると思ったんだけどな~…」
手元でお茶をくるくると弄びながら、俯く
そして顔をあげた時には───
「気持ち悪。豚が人間面して話しかけんなよ♡」
"バシャッ"
もらったお茶を、隣に座る真白目掛けて引っ掛ける
「折角連絡先とか交換した仲だし、オナホとしてならたまに買ってやろうか?」
再び見せた顔は、何処までも相手を見下し蔑んだ、そんな貌として真白に向けられた
■柊 真白 >
そう。
(そこは人それぞれだろう。
否定するつもりもないし、そもそもそう言うのが普通なのだろうとは思う。)
――。
(浴びせられたお茶。
動かず、当然その身体は濡れる――事はなかった。
自身は一切濡れず、周囲だけが濡れている。)
――サクラが。
そう言う処理をしたいのなら、してあげても良い。
(特別なことは何もしていない。
取り出した大降りのナイフで、自身にかかるお茶を全て払っただけ。
その速度が人ならざる速度だと言うこと以外に種も仕掛けもない。
そのナイフをブンと払って水滴を飛ばし、スカートの中へとしまいなおす。)