2015/06/25 のログ
ご案内:「落第街大通り」に朱堂 緑さんが現れました。
■朱堂 緑 > 課題が片付く様子は一向になかったが、それでも一段落ついたある昼下がり。
その男は落第街の大通りにいた。
無数の違反学生、二級学生、違法部活、それ以外にも外部のあれこれ。
常世の混沌が入り混じる坩堝。その片隅。
そこに、その男はいた。
■朱堂 緑 > 「……やっぱみつからねぇな」
一人ごち、ベンチに身を預けながら、安い栄養食をぼりぼりと齧る。
最近本格的に金がないので食事の雑さには拍車が掛かりつつある。
夕飯だけは麻美子にきちんとした食事を貰っているが、それ以外の時はほとんど全て安売りの栄養保存食を齧っている。
なぜ、そんなに困窮しているのかといえば、簡単な話で支出がガンガン増えているからである。
■朱堂 緑 > その支出の大半こそがこの『落第街』で仕入れている、『魔導具』であり、ようするに『あまりよろしくなハーブや合成薬』の購入費用であった。
公安を辞める直前、短い期間で二度使った『大技』の反動は、男が思っている以上のものであったようで、悪魔からの『囁き』やら『搾取』やらが加速している。
それに歯止めをかけるために多少肉体的に無茶をしてでも魔力を充填していたのだが、まだ足りそうにない。
しかし、それで手を拱くわけにもいかないのが現実である。
仕方がないのでさらに高純度な『そういうモノ』を求めて落第街をさまよっていたわけであるが……。
■朱堂 緑 > 「まぁ、簡単にはみつからねぇよな」
既に最高級品に近いものを使っている以上、それ以上となるともう足で少しでもいい物を探すほかない。
終わりが見えないどころかお目当てのものに出会える保証がそもそもない博打である。
出ていく元手は時間以外にほとんどないとはいえ、今はその時間が惜しいとあっては、最早苦笑する他ない話であった。
ご案内:「落第街大通り」に空閑 栞さんが現れました。
■空閑 栞 > 誰かを探すかのようにきょろきょろと辺りを見回しながら大通りを歩く。
落第街に似つかわしくないであろう姿がそこにはあった。
ふと、先日歓楽区で見かけた顔を見つける。
「あら、朱堂さんじゃないですか。
何かお探し物ですか?」
■朱堂 緑 > 「まぁ、ちょっとな」
まさか、『非合法の薬物でしかも純度が高い奴を探して歩き回ってます』などといえるはずもない。
ベンチに腰掛けたまま、保存食料をぼそぼそ齧ってそう答える。
「そういう空閑こそこんな物騒なところで何してんだよ。
女生徒が気軽に来るような場所じゃないぜ」
■空閑 栞 > 「ああ、私は知り合いを探しに来たんですよね。
薄野ツヅラって知ってます?」
何をしてるかと聞かれ、素直に答えた。
いや、それだけではなく、何かトラブルが起こればいいなぁなどという考えも少しはあったのだが言う必要はないだろう。
「……それって美味しいんですか?」
朱堂の齧っている保存食料を見てそう問うた。
■朱堂 緑 > 「ああ、薄野か。アイツの事探したいなら公安関係の施設いったほうがいいんじゃないのか。
アイツもう、公安委員だろう」
まぁ、こういう路地裏を宛てもなく彷徨ってそうな奴ではあるが。
益体もない事を考えながら、ぼそぼそ保存食料を齧っていると、そう問われて溜息をもらす。
「食ってみるか?」
一本、手つかずのそれを差し出した。
小麦粉に栄養剤を練り込んで固めただけの恐ろしく簡素なものである。
栄養はしっかりとれるがそれだけのものだ。
心の方は食えば食うほど痩せていくとすら思える。
■空閑 栞 > 「え、そうなんですか? いつの間に……」
全く知らなかった。
まさかツヅラが組織に所属していたなんて……成長したなぁ、そんな失礼なことを考える。
次からは他の場所も探すことにしよう。そう心の中で呟く。
「いいんですか? ありがとうございます」
笑顔でそう言って受け取る。
包装を剥がし、ゆっくりと口へと運ぶ。
咀嚼すればするほどなんだか悲しくなる。そんな気がした。
「すごくパサパサしてて美味しくないですね……
えっと、お礼になるかはわかりませんけどこれでも食べますか?」
ポケットに入っていたチュッパチャップスを取り出し、差し出した。
包装紙には『コーラ』と書かれている。
■朱堂 緑 > 「まぁ、ただ空腹凌いで栄養とるためだけのもんだからな。
あ? なんだ、なんかくれんのか?
正直、若干、その粗雑極まりない味にうんざりして残りを渡したところもあったので、対価が来るとは思ってもみなかった。
わらしべ長者を思い出しつつ、受け取ったそれを見て、苦笑する。
「飴玉か。これ、好きな奴多いよな。とりあえず、ありがとよ」
それをやるだけで昔はすぐに機嫌を直していた猫耳フードの誰かを思い出しつつ、包装紙を取り払ってしゃぶる。
美味い。
先ほどまで食に対する冒涜としか思えないようなものを食べていただけに、感動すら覚える。
■空閑 栞 > 「忙しい時には重宝しそうですよね。
あくまで忙しい時には、ですけど」
謎の念押しをする。それほど食べたくないのだろう。
常備している飴玉を渡し、笑顔を浮かべる。
「美味しいですからね、口さみしい時とかにもいいですし」
よくこれを舐めている同居人を思い出し、笑みを深める。
自分もポケットから1つ取り出し、包装紙を取って口にくわえた。
■朱堂 緑 > 「金がないときにもな」
恐ろしく安い所も特徴である。
とりあえず学生を死なせないために生活委員会が支給しているものとほとんど同じものだ。
栄養価『だけ』は保障されている。
生き地獄を存分に味わえという委員会各所からの粋な心遣いなのかもしれない。
「薄野を探すならとりあえずこのへんうろつくのはもうやめた方がいいぞ。
面倒事に遭遇する確率のほうが圧倒的に高くて人探しどころじゃねぇ」
そう、忠告しつつ飴玉を舐め続ける。
このへんを歩くたびにほぼ確実に面倒事に遭遇し、財布の中身をいくらか恵まれない者たちに供出している男の経験則であった。
■空閑 栞 > 「……お金がなくてそれを食べてるなら、ご飯くらい奢りますよ?」
哀れみの視線を向ける。
こんなものを食べなくてはいけないなんて……
ご飯くらいは奢ってあげないと可哀想だ。
これだけを食べていては、体への栄養があっても心への栄養が全く足りなくなるだろう。
「ご忠告どうも、それも少しは目的に入っているので大丈夫ですよ」
量産型の不良程度ならいざとなればなんとでもなる。
しかし、異能を使わずに戦えるようにならないといけない。
実戦で護身術を鍛えるためというのも、ここに足を向かわせる理由の1つだったのだ。
■朱堂 緑 > 「へぇ、見た目に似合わず物騒な事が好きなんだな。
平和主義者の俺には想像もできない趣味だ」
苦笑交じりにそういって、左肩だけを竦める。
咥えたままの飴玉の棒が、咥えタバコの先のように揺れる。
「飯は遠慮しとくよ、もうコイツを奢ってもらってるしな」
揺れ続ける飴玉の棒を指差して、笑う。
何より、男も此処にまだ用があるからだ。
時間がない以上、『探し物』は続けなければならない。
■空閑 栞 > 「本当に危ない時に向けての訓練みたいなものですよ。
異能を使えない相手が居るらしいですからね。逃げられないなら戦わないとです」
苦笑しながらそう返し、頬を掻く。
右手で飴玉の棒を持ち、口から取り出して言葉を続ける。
「あら、こんなのでいいのならいつでも差し上げますよ」
そう言って再びそれをくわえる。
そしてポケットを漁り始め、すぐに数本の飴を取り出した。
■朱堂 緑 > 「万一に備えてか。やり方そのものは物騒きわまりねぇが、そういう姿勢は好ましいな」
実際、面倒事が向こうから来たらそうするほかないのだ
出来ないから出来ない、で済ますわけにはいかない。
そのために備えているといのなら、まぁそれほど悪い事ではないのかもしれない。
「なら、尚更邪魔はできねぇな」
そういって、立ち上がり、立ち去り際に飴を一本取ってそのまま歩いていく。
「じゃ、頑張ってくれ」
そういって、去って行った。
男も男で、『物騒な探し物』を続ける為に。
ご案内:「落第街大通り」から朱堂 緑さんが去りました。
■空閑 栞 > 「ありがとうございます。頑張りますね」
笑顔でそう返す。
何かがあったらとりあえずは異能を使わずに対処、それができなければ異能を使って対処。そうして頑張っていこうと思った。
「あら、一本だけなんですね」
飴玉を持っている自分の右手を見て、一本しか減っていないことに少し驚きつつ、何味を持っていったのか把握する。
「よりにもよってスイカ味……ある意味持ってるなぁ……」
去っていく背中を見てポツリと呟く。
そんなことを言いながら落第街から去っていった。
ご案内:「落第街大通り」から空閑 栞さんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」に佐伯貴子さんが現れました。
■佐伯貴子 > (男女三人の風紀委員が歩いている)
(佐伯貴子は一番先頭である)
(テスト勉強に忙しいこの時期、非戦闘員の自分に警らのお鉢が回ってきてしまった)
(特に何をするわけではない)
(やることが多すぎて手が回らないからだ)
でも一応仕事だしな…
(後ろの二人に聞こえるようにぼやく)
ご案内:「落第街大通り」にライガ・遠来・ゴルバドコールさんが現れました。
■ライガ・遠来・ゴルバドコール > 「ふぅーーっ、さっぱりーっとォ」
若干生乾きの髪をタオルで拭きながら、路地の一つにある銭湯『大羅漢』から出てくる男がいた。長身に、一目で異邦人と分かる特徴的ないでたちである。
「大羅漢、まだ残ってて良かったな。
先代の時に前科あるらしいから、不安でいっぱいだったんだが」
今日もいつものようにぴんぴんしていて、心配を笑い飛ばしていた店長のヤクザを思い出した。
■佐伯貴子 > (なぜ先頭にいるのかというと貴子が一番先輩だから、それだけの理由である)
(後ろ二人の方がよほど手練だ)
あー…ライガ以下略じゃないか。
ここは一般の生徒が来ると危険だぞ。
(見覚えのある顔を見かけると声をかけた)
(後ろ二人はよくわかっていない顔である)
■ライガ・遠来・ゴルバドコール > 十数回通って、もはや常連となりつつある。
若者が来るのがそんなに珍しいのか、話題を振れば最近のヤクザの動向など聞かせてくれた。
サウナ付2号店も健在らしい、その情報は聞きたくなかったが。
今度、菓子折りでも持っていこうか。
そんなことを考えつつ大通りに出ると、3人の風紀委員に出くわす。
が、今回は知った顔がいた。
「お、貴子じゃん。
以下略ってなんだよ、ライガでいいって言ってなかったか?
お勤めご苦労様だ、テスト期間中だってのに大変だねえ」
苦笑しつつ、若干なれなれしそうに話しかける、後ろの手練れ2人が顔をしかめるのが見えたが気にしないでおこう。
「ん……まあ、気を付けるさ」
■佐伯貴子 > そうだったか。本名の長さは覚えていたのだが。
テストが大変なのはだれでも同じだろう。
君も私もな。
それよりなぜこんなところにいるのか、理由を聞きたい。
まさか面倒事を起こしているのではあるまいな?
(一応聞いてみる。そんな気配は微塵もないが)
(後ろ二人は周囲を警戒しつつ傍観を決め込む様子だ)
■ライガ・遠来・ゴルバドコール > 「まあ僕は基礎教科はパスったしいいんだけどさ。
実技もそこそこ、魔術だけ膨大で困ってるくらいかな。
…しかし、そんなに信用無いかい、僕は」
わざとらしく肩をすくめ、首を振る。
「顔見知りの銭湯へ行ってたのさ、表の入浴施設みたいに見た目にいちいち口をはさむような店じゃないんで、重宝してるんだ。
最近放火が多いから、潰れたんじゃないかって心配してたんだけど、そんなことなかったよ」
言いながら自分が通ってきた路地を指させば、遠くの方にぼんやり、煙突と、巨大な仁王像、『ゆ』と申し訳程度に書かれた暖簾が見えるだろう。
「……そういや。
風紀の荒事屋、もといレイチェル・ラムレイは元気かい」
急に小声になる。
貴子や後ろ二人に辛うじて聞こえるように、囁くように話しかけた。
■佐伯貴子 > そうか。順調そうで何よりだ。
半ば無理やり学生にしてしまったからな…
(とはいえ、あのままだと相手も面倒事に巻き込まれる可能性があったので仕方ない)
信用の問題ではない。この場にいるからには聞かなければならないだけだ。
(相手の指さした方角を見る)
なるほど…風呂に入っていたのか。
わざわざここまで来るなんてそれこそお疲れ様だな。
(レイチェルの名前が出ると怪訝そうな表情になった)
レイチェルとも知り合いだったのか。
ここ最近調子を崩していたようだが回復したよ。
なんだ、彼女に惚れてでもいるのか。
(相手に合わせて小声で)
■ライガ・遠来・ゴルバドコール > 「いいって、君は風紀委員の役目を果たしただけだ。
立派なもんさ。僕も甘かったよ、この立場、結構いいもんだね。
図書館行ったけど、探し物はまだだいぶかかりそうだ」
手ぶらな方の手をひらひらと振って、気にしていないというそぶりをする。
「彼女とはこのあたりで会ってね。
最初は今の君のように不審人物扱いで咎められたんだけど」
惚れて云々の問いには答えない。
ちいさく笑って、続ける。
「そうか、元気になったのか。
いやあ、よかったよかった。
……何分他人事には見えなくてね、できることがあれば協力を申し出たかったんだけど、まあ、1,2度あっただけの相手に物を頼むのも変な話だしね。
他に知り合いもいたようだし、任せてよかった」
心配そうな顔から、ほっとした表情に変わる。
周囲の目を気にして、詳しくは話さないつもりだが、風紀のデータを調べれば、路地裏の交戦記録などは出てくるかもしれない。
さすがに今は関係ない、商店街のアレへの追及は今のところないが、いつばれるか冷や冷やしている。
■佐伯貴子 > そういえば図書館に行くのが目的だったな。
探しものが見つかるのを祈ってるよ。
(相手の動作に頷きながら言う)
あいつ、こんなところにしょっちゅう現れるのか…
(これは独り言である)
ふぅむ…
(腕を組んで話を聞く)
意味がわからなかったら忘れて欲しいのだが…
君は彼女のような体質に詳しいのだろうか?
それとも、素人目から見ても危ない状態だった?
(ちなみにライガの報告は特に目にしていない)
(いつものようにレイチェルが報告を上げていないためであった)
ご案内:「落第街大通り」にシルヴェネさんが現れました。
■シルヴェネ > 突如…黒い霧が現れる…。
嫌な雰囲気を醸し出している…。
まるで暗黒の瘴気に当てられるような感覚だ…。
■ライガ・遠来・ゴルバドコール > 事情を全く知らない通行人であれば首をかしげるその質問、
黄金色の眼が試すようにきらりと光ったように感じるかもしれない。片手を首に当てふうむ、と考え込む。
「……そうだなあ。
見てて普通じゃない状態だったのは覚えているね。
彼女のような体質、という点については……コメントを差し控えさせてもらおうか。
ただひとつ、ひとつだけ言わせてもらえば、僕はただの人間に過ぎない、彼女とはおそらく『違う種だろう』」
と、突如現れた黒い霧に既視感を感じて、さっと視線を辺りに走らせた。
■シルヴェネ > 黒い霧がどんどん集まっていくと…。
それは…人型を取り始めた…。
「また、会いましたね?そこのお兄さん?【商店街】以来ですね?」
魔剣を持った黒衣の少女が現れた。
仮面をしていて表情が全く分からない。
何をするか全くわからない…。
■佐伯貴子 > なるほど…
(ライガの言葉にうなづきながら)
そこまでわかれば十分だ。
君についてもだいたい分かった。
(腕組みをとく)
嫌な雰囲気になってきたな…
(後輩二人のうち一人は転移魔術を使うことができる)
(ライガを連れて逃げることは可能だ)
なんだ、君の知り合いか?
(ライガに聞きつつ)
貴様は何者だ。学生証を見せてもらおうか。
(シルヴィネに向かって体の向きを変え、言葉を放つ)
■シルヴェネ > 「学生証ですか?そんなもの【あるわけない】じゃないですか」
からからと笑う。
「それとも風紀は誰構わず学生証を見せろって言って回ってるのですか?」
黒衣の少女はそう言う。
ちなみに魔剣は地面に刺してある。
いまだに抜く気はない様だ。
「そこのお兄さんとは、ちょっとね…。
そう言えばあの人にはむかう馬鹿な風紀がいましたね。
自分の異能を反射されて死んでましたっけ?」
まるで見ていたかのような言いぐさ。
■ライガ・遠来・ゴルバドコール > 「ふう、わかってくれてうれしいよ。
まあそういうわけで、彼女について何か異変があったら力にならせてくれ、連絡先を渡そう」
腕組みを解いたのを見ると、安心したように小さく息を吐き、スマホを取り出そうとしたが。
「……げ」
霧が集まる、人型になっていく。その姿には見覚えがある。
魔剣を携えて黒衣の少女が現れれば、思わず声が出て、次いで舌打ちをした。
貴子に問われれば、困った顔で怪しい少女を見る。
「さて、何のことやらさっぱりわからないな。
だが、剣をもって物騒な君はいったい誰だい?」
実にさりげなく、片手を後ろに回して魔拳を発動し、見えない空気のカベを待機させる。無詠唱なので威力は弱いが、その場しのぎには何とかなるだろうか。
貴子が近づこうとするのを見て目を細め、少女との間に足を割り込ませようとする。
2人から見れば、思いっきり邪魔だろう。
■シルヴェネ > 「そうですか、名前を名乗っていませんでしたね。
私はシルヴェネ。【商店街で戦闘】してましたよね?」
あの時の商店街の戦闘後のありさまは酷い物であった…。
まるでどろどろに溶けていて…復興に時間がかかりそうな有様だった…。
「ちょっと、歩いたら襲ってきた人たちがいましてね…。
剣を持たないと物騒なのですよ。」
3人に走らないが先ほど二級学生に襲われたようだが・・・
できるだけ苦しませてあげてから楽にしてあげたようだ。
■佐伯貴子 > 持ってないなら二級学生だな。
誰彼構わずではない。君に嫌な気配を感じるから聞いている。
(シルヴィネを睨む)
あの人?死んだ風紀?
それは是非聞かせてもらいたいところだな。
(後ろの二人は戦闘態勢を取りながら、貴子はなんの構えも取らない)>シルヴィネ
連絡先は残念ながら後だな。
君の知り合いでもないのか?
状況がよくわからないのだが。
(ライガの行動はさせるままにする)
(危なくなったら後輩が一緒に転移させてくれるだろう)>ライガ
■シルヴェネ > 「二級学生?ああ、私を襲って来た奴らの事ですか?」
そういえばそんなのがいましたね…。
ちょっと邪魔だったから苦しませてあげましたが。
「あの人達なら、今楽になってますよ。
そうですね…。瘴気を浴びたら楽になりましたよ?」
「そうですね。何かあの人に突撃して…。
自分の異能で自爆したお馬鹿さんですよ。
名前までは知りませんでしたがね。」
おそらくそれは…【式状 猛】の事だろう。
彼女から見れば自爆した馬鹿にしかみえないのだろう。
「で、貴方も風紀なのでしょう?
仲間が侮辱されて悔しくないのですか?」
まるで挑発をしているようだ。
■ライガ・遠来・ゴルバドコール > あっさりばらされると、困り顔の眉がぴくり、とかすかに動いた。
まさか風紀委員の前でやられるとは。困ったことになった。
「シルヴェネ、というのか。
なら、こちらも名乗らなければマナー違反、ってやつだね。僕はライガだ」
思ったより少し余裕がありそうなので、後付けながら詠唱を開始する。
(──“西天に昇りし銀の王よ、我と友窮地に陥らん。ひとたび我友をを護りたまへ”──魔拳《風衝回廊》
……なんてこったい……湯冷めしちゃうぜ)
■佐伯貴子 > 学生証がないなら貴様も二級学生だということだ。
それは殺したということかな?
(表情は変えない)
あの人とは誰かと聞いている。
犯人のことなのだろう?
(あくまで表情は変えない)
侮辱してると自分で言うのか。
挑発としては三流だぞ。
悔しくてもそれにのるのがバカなことだということくらい私にもわかる。
(やはり表情を変えずシルヴィネに言う)
■佐伯貴子 > 君も関係があるのか。
それが本当なら詳しく聞かなければならないな。
(少し困ったようにライガに言う)
■シルヴェネ > 「そうですね…。少し、呪いをかけてみたのです。
もう片方は高台から突き落としてみたりで。」
どうやら2人いたようだ。
「あの人…ああ【ザデルハイメス様】の事ですか?
あの御方に挑んで自爆する馬鹿な人もいた者です。
そして…、これぐらいでは効果が無い事も知っていますよ?」
そしてふらりと歩き…消える。
そして4人を通り過ぎるように現れる…。
「そうですね…。もっと効果的なのがあります。
そこの風紀お二人方に楔を打ち込みました。」
からからと笑う。後輩の風紀2人に何かを打ちこんだようだ。
外見上は何ら問題は無い。
「すぐに死ぬのはつまらない…。
だから少し余命を与えてあげるのです。」
くるりと振り返り…。
「そこの後輩さん2人は後…【4日後に死にます。】呪いの楔でね。
無理に解呪しようとすれば…。拒絶反応を起こしますよ?」
■ライガ・遠来・ゴルバドコール > 「呪い、ね……」
何か思うところがあるようだが、口にはしない。
貴子に問われれば。
小さく肩をすくめ、困った顔のまま笑う。
「やれやれ、あんまり立ち入っちゃいけない気がするんだけどねえ。
ま、風紀委員のりっぱな仕事だ、こういうのには慣れてるんだろう。
……詳しい話はできれば取調室とか物騒なのはやめてほしいね、
人数分おごるから個室のある料亭なんかでどうだい?」
■佐伯貴子 > そうか…
(短く応える)
ザデルハイメス…
(資料くらい見たことがある。ロストサインの一員だ)
(シルヴィネの言葉を聞くと、後輩二人は若干狼狽する)
(おちつけ、保健委員か図書委員の熟練した魔術師に頼めば大丈夫だ)
(そう声をかける)
貴様のやりたいことがわからないな。
遊んでいるだけか?
それならば付き合う道理はない。
(シルヴィネに向き直り言う)
■佐伯貴子 > 取り調べはまた後日だ。
連絡先は後で渡す。
この女は危険だ、逃げるぞ!
(後輩に合図を出す)
(狼狽していた二人が一瞬で冷静さを取り戻し、一人が転移魔術を唱える)
(佐伯貴子、後輩二人の風紀委員、そして特に抵抗しなければライガも)
(この場から消え失せるだろう)
■シルヴェネ > 「私もロストサインの一員でしてね。
崩壊してからは、こうして野良でうろつくことになりました。」
いきさつを話す。まるで息を吸うがごとくこうやって殺害しているようだ。
「あ、そうそう。その楔は…【生きてますよ】?
だから無理に取り除こうとすれば…脳を食い破りますね。
外側からも中からも取り除くことは不可能です。」
からからと笑う。
■シルヴェネ > まるで消え失せるときに呪いの言葉の様に
後輩風紀に言う…
「では【短い余生】をお楽しみに」
こうして絶望感を与えていくのが彼女のやり方だ。
■佐伯貴子 > 解けない魔術など無い。
そこまでネタばらししてもらえれば対策は十分だ!
(声を残し、学生街の方へ消えるだろう)
■ライガ・遠来・ゴルバドコール > 「なるほど、杭そのものか、あるいは《杭を打ち込んだ》という呪か、疑問だったんだ。
すくなくとも脳には達していると。
そして生きている杭。いや…“喰い”かな」
消え失せながら、腕組みをして考えていた。この男、こんな時に何やってるんだろうか。
ご案内:「落第街大通り」からライガ・遠来・ゴルバドコールさんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」から佐伯貴子さんが去りました。
■シルヴェネ > 「そう…解けない魔術など無い…。
ですが、私の魔術は少し特殊でしてね…。」
彼女も黒霧となって消える。
「助けようとした命が消えていくさま…
それもまた乙なものです…。」
こうしていい去った。
ご案内:「落第街大通り」からシルヴェネさんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」に鬼道椿さんが現れました。
■鬼道椿 > 紙袋を胸に抱えて大通りを歩く
前回の戦闘で負った傷がやっと癒えて景気付けに買い物に落第街をうろついていた
武器やそう言った荒事に使う品はやはりこちらの方が良い品が多い
今回もついつい衝動買いをしてしまったくらいだ
「これが普通の女学生なら学生街でアクセサリーでも買ってカフェで一息とでもなるんだろうが」
いやはや我ながら度し難いなと苦笑いをして露店に並ぶ品に目を走らせる
ご案内:「落第街大通り」に洲崎さんが現れました。
■洲崎 > うーん?
【落第街を歩くコートの少女、帯刀しているその姿をじっと見つめる男が一人】
……あー!
サムライガールじゃん♪
【しばし見つめた後、大きな声でサムライガールと呼びながら少女に近づいていく】
■鬼道椿 > 各種護符、砥石、投げナイフ、衝動買いをしたブツといろいろと思い返し自分で笑ってしまう
色気の無い物ばかりだ
「色気、色気か…」
ふむ、と唸り歩く
こちらに売っている服は学生街のそれよりも少々刺激的なものが多い
思えば出歩くときは制服ばかりで私服と言うものを買ってなかったな…
「いやしかし…この制服も頑丈だし動きやすいのが…」
うーむ、と唸る。特にこれと言ってほしい服もない
ブーツも新調したし…
きぃんっと鋭い金属音。
行きかう人々も誰もそれには反応できなかった
知覚することもできないほどの居合
洲崎の首に短刀が突きつけられていた
「軟派なら失せろ、今なら首の皮一枚で許してやろう」
■洲崎 > ははぁ♪
やっぱりサムライガールだ♪
【首元に突き付けられた短刀、そう…これだ。これこそ彼女に興味が湧いた理由だ】
冷たいなぁ、路地裏で僕の首元にキスをしてくれたのは遊びだったのかい?
でもそれでもいいよ♪
僕は君のあの剣術に惚れ込んじゃったからね♪
【物怖じはしない、恐怖がないと言えば嘘になるがそんなもの好奇心の前では価値なんてない】
ご案内:「落第街大通り」に白崎玲刃さんが現れました。
■鬼道椿 > 目を細め、剣を収める
脅しの効かない部類は面倒だと舌打ちをする
「何の話だ?私はお前の事なぞ知らん…が、ふむ」
舐めた相手か…?と口の中で舌を蠢かす
ああ、無様にも激情に身を任せて切り結んだ時に会った…
「洲崎か、フン」
不機嫌そうに、胡散臭そうに洲崎を見る
この男からは大した情報は『舐め取れなかった』な、と
■白崎玲刃 > ふむ………?
【落第顔へと情報収集に来ていた玲刃は、
目の前で繰り広げられている異様な光景に首を傾げた
白衣の男が制服を着た女子生徒に短刀を突き付けられている。
如何に治安の悪い落第街といえど、
白衣の研究者じみた男が女子生徒に短刀を突き付けられるという場面には、
そうそう遭遇する事も無いだろう。】
■洲崎 > 思い出してくれたみたいだね♪
いやぁ…あの時は話もできなかったからさぁ、寂しかったんだよ?
初めてを奪われたのに、何も言わずに行っちゃうなんて…
【ぐすん、と涙を拭う】
せっかくの感動の再開なのに、サムライガールも冷たいし…
僕泣いちゃいそうだよ…
■鬼道椿 > 「泣け泣け、勝手に泣いていろ。私はお前には要は無い」
ゴミを見る目で洲崎を見る
じっくり味わえば違うだろうがこの男から読み取った情報はナンパばかりだ
「お前は私が捜していた人じゃなかったからな、感動もヘチマもない」
「だいたい教師が何をしているんだ」
「学校へ行け!」
超棚上げた
■洲崎 > あれぇ?
サムライガールも生徒なんじゃないかなぁ?
こんなところで帯刀してる生徒にはぁ、教師としては注意とか
しないといけないんだけどなぁ♪
【狐面のような笑みを浮かべ鬼道に微笑む】
でもでもぉ、そんなの面倒だよね♪
あぁそれと、探してる人って誰なの?
■白崎玲刃 > ………あの少女は…
【スラムで東郷と斬り合った少女がいるという噂を、
玲刃は落第街で聞いた事があった
目の前で白衣の男に短刀を突き付けているその少女は、
噂で聞く東郷と斬り合った少女と似ており
玲刃は眉を顰めながら、短刀を持つ少女をまじまじと見た。】
■鬼道椿 > 退魔士の証明書である黒地に赤い桔梗印が書かれたプレートを見せる
「刀を持ち歩いているのは妖魔狩りの特例だ、許可は出ているしこう言う場所はよく出るからな」
「お前も見ただろう、あの夜に」
チッと舌打ちを打つ
物腰柔らかに声を掛けておどけて見せるがこの顔だ
作り物の様な顔をして…
「言うつもりはない。聞いてどうするつもりだ?…それに」
「もう見つけたよ、用事も済ませた。まぁもう一度会えれば御の字だがな」
仏頂面の顔から少し口元が緩む
おっと、いけないいけない
…視線を感じてじろりと白崎を見る
先手を打ってこの男でも巻き込もうか、と少し考える
■洲崎 > へぇ~退魔士なんだ♪
学生なのに現役なんて凄いね♪
【あの夜のことを思い出す、彼女なら現役どころか第一線でも使えるだろう、と思い出し】
気になるから来たんだけどぉ…
【一瞬だけ口元が緩んだのを見てニヤリと笑う】
あ~そういう事ね♪
へぇ~サムライガールもちゃんと青春してるんだねぇ。
うん、先生安心安心♪
【少女の視線につられて横目で白崎を見る】
■白崎玲刃 > ……!
(流石に見てては気付かれるか……)
【椿と視線が合い攻撃意識を感じ
玲刃は身構えながら身体強化を重ね掛けで発動する。
州崎からの視線も感じ、
流石にここは話しかけるべきだろうかどうするべきかと思案し始めた。】
■鬼道椿 > 「私は貴様のような察して勘ぐる輩が一番いけ好かん!!」
短刀に手を伸ばし洲崎を睨みつける
今宵の刀はずいぶんと軽いな、と思いつつも自制する気にはなれなかった
白崎を指さす
「 」
怒りに身を任せて何とか巻き込もうとしたが切っ掛けが無かった
「先生、さっきからあの人のいやらしい視線が刺さっていたいんですが仕事をするべきでは?」
「か弱い乙女が困っていますよ」
わざとらしい口調でそう言ってのける
少なくとも弱そうには見えない
■洲崎 > 先生今オフなんだよねー♪
それに僕そうやってすぐ男の子をストーカー扱いするのは良くないと思うんだ♪
だからそういう時はねぇ♪
【ちょいちょいと白崎を手招きする】
お話しするといいと思うんだ♪
それにサムライガールがか弱かったら僕は…どうなるんだろ……
【本気で落ち込み始めた】
■白崎玲刃 > ……っ!……?
【敵意を感じ身構えたものの何も来ず、
玲刃は拍子抜けして首を傾げる…】
……いやらしい視線のつもりは無いのでがな…
いや、ちょっと、噂の人物と似ていたので気になってな。
【いやらし視線という言葉に、
流石に不審者扱いされるのはまずいと思ったのか(既に十分不審者であるとは思うが)
見ていた理由を慌てて苦笑いで言う玲刃であった。
そして、州崎に手招きされそちらの方へと向かって歩いてゆく】
■鬼道椿 > 「あーあー、オフなら生徒の行いに口を挟むべきではないとおもいがなぁー」
のらりくろりと避ける洲崎に不満たらたらになる
やはりこの男は信用ならん。
「ゾウリムシか?」
フッと笑う。洲崎に対してはとことん容赦がなかった
食いついてきた白崎にフムンと唸り
「知らんようだが…か弱い乙女は男の無遠慮な視線だけで傷ついてしまうものなのだよ」
そう言って得意げに髪をかき上げ不敵に笑った
「…噂の人物?」
白崎の言葉に片眉を吊り上げる
■洲崎 > 単細胞にまでなるの!?
【せめて多細胞!と抗議の声を上げる】
ん?
サムライガールって噂が立つほど人気なの?
それか鬼退治でもした?
【白崎の方を見て首を傾げた】
■白崎玲刃 > ああ、殺刀鬼と斬り合ったという少女の噂を聞いていてな。
噂で聞いた少女の特徴と似てたので気になってな
【椿の問いかけに、
自身が椿を見ていた理由を、眉を顰めた表情で答える。
最近は殺刀鬼が、蕎麦屋の店主を斬ったという噂まであり
以前のロストサイン時代の様な危険度に戻ったのではないかと玲刃は危惧していた】
そう、ある意味鬼相手だな。
殺刀鬼という
まあ、負けたという噂であったが
【州崎の言葉に
冗談めいた笑いを浮かべながら返す。】