2015/07/03 のログ
■メア > 【メアが知らず知らずのうちにグリムの悪評、黒衣の少女の悪評が広がっているのだが
メア自身はそんなことは知る由もなく】
……皆、テスト…大変…
【と勝手に納得する
落第生や不良学生が真面目にテスト勉強に取り組むはずもないのだが】
■白崎玲刃 > ふむ、公式を忘れてても、その場で導き出せば案外何とかなるものだな
【本日も試験が終わった玲刃は
試験での事を思い出して呟きながら
もはや日課となっている落第街での情報収集へと来ていた】
………メア?
ふむ………
【そして、大通りでアイスを舐めている知り合いの姿を見かけ
声をかけようと思った物の、
以前メアの制止を聞かずに石蒜を介錯しようとしてしまった手前
玲刃は声を掛けづらくなり…どうするべきかと考えた。】
■メア > ~~♪
【よほど機嫌がいいのか短い鼻歌を歌いながら通りを進む
ふと前方に白崎を見つけると】
あ…玲刃……
【歩くスピードはそのままにそちらへ近づいていく】
ご案内:「落第街大通り」に矛海 遼さんが現れました。
■白崎玲刃 > メア………機嫌よさそうだな。
【メアがこちらへ近づいてくると
流石に玲刃も反応し、
少し気まずそうに苦笑いを浮かべながら言葉を返す。】
………この前はすまなかったな…
【その後、俯き気味に先日の石蒜との時の事
救う事を諦めて、メアの制止を振り切って石蒜を殺そうとした事を謝った。】
■矛海 遼 > 落第街の中、テスト期間もあり平凡な生徒が来ることも無いであろうその場所に黒衣を靡かせながら建物の屋上から屋上へと飛び移る影が見えるだろうか。
良く目を凝らせば、見知った顔であるという事が解るかもしれない
■メア > アイス、美味しい…から…
【気まずそうな白崎に手に持ったアイスを見せる】
この前…?
あぁ、うん…気にしないで……
【特に怒る様子も不機嫌な様子もなく、そう答える
目の前の白崎を見ているせいか屋上の影には気づいていないようだ】
■白崎玲刃 > あれは……あの時あそこに居た…
【メアを見ながらふと、周囲を見た時、
建物の屋上から屋上へと飛び渡る矛海を目にし
あの時の、クロノスとの戦闘の時に居た人物だと、もしかしたら、電気の魔剣をあの時に拾っていたかもしれない人物だと気付き首を傾げた。】>矛海
ああ、美味しいものを食べて機嫌が良いのか
……そうなのか?
【アイスを持ってご機嫌な様子のメアを見て
微笑ましいと感じ、微笑みを浮かべる
そして、気にして無いというメアの答えに拍子抜けして首を傾げた。】>メア
■矛海 遼 > しばらく、姿が見えないだろうと思った時。
良く鼻を凝らすと線香の香りが漂ってくるのが解るだろうか。
その匂いと煙と共に、体を覆い隠すような黒衣……ボロボロなマントを羽織った姿で廃ビルの下からゆっくりと歩み寄って行く。
■メア > うん、生きてる…から…気に、しないで……
【彼女は生きている、それだけは確定しているのだから特に怒る理由もない
ジェラートを一なめして白崎の見た方を見て】
ん……泥棒、さん…?
【屋根から屋根へ動く黒い影、一瞬見ただけだが怪盗か何かかと勘違いする】
■白崎玲刃 > ははは、そうか。なかなか結果主義なのな
ああ、石蒜は生き続けてる、それにサヤもまだ生きてる筈だ…
サヤがまだ、助かりたいと願ってるなら何としても助けなくてはな……
【メアの言葉に苦笑いを交えながら答える、
そして、音音との会話を思い出しながら決意を込めて言った】
………?
【ボロボロのマントを羽織った矛海の姿を見ながら
何故この人物は以前と違いマントを羽織ってるのか、
案外おちゃめな人なのか?と思いながら首を傾げた。】
■矛海 遼 > マントを羽織った変人は所々、あちらこちらの廃ビルの近くに腰を下ろして花束と火をつけた線香を置いて行っている。
どうやらそちらに気が付いたようで、そちらに視線を向ける。
「ふむ………君達も来ていたか。」
■メア > そう、だね……
【こくりと小さく頷き、またジェラートを舐める】
ん…?
【自分たちに近づく人物の方を向き】
矛海…どう、したの……?
■白崎玲刃 > ああ…!
【玲刃も強く頷く。】
ふむ………一応、初めましてか?
【近づいてくる矛海に一瞥し、
以前、炎の巨人との戦いや、クロノスとの戦いで見かけた事はある為
一応と付け加えながら挨拶する。】
■矛海 遼 > 声を掛けた少女、メアからの問いに対し答える
「あぁ………この前の事、憶えているだろう?」
この前の事、大鎌を持った少女の起こした事件である。
どうやらこの線香と花束はその時に巻き込まれた者と、自身が切り殺した者への手向けと言った所か。
「そちらの少年は……所々会ってはいるが、このような形で顔を合わせるのは初めてになるな。矛海、通りすがりの教師だ。」
黒衣を靡かせる男の顔は何処か、凍ったように冷たい。
■メア > うん、覚えてる……
【頷くが、あの事件と今の矛海の行動がメアの中で結びつかない
花束や線香の意味が分からず、首をかしげる】
■白崎玲刃 > 矛海か。なるほど、教師か…
それにしては……いや、そうだな奴も教師だったらしいしな…
【矛海が教師だと聞き、矛海から感じる同類めいた、険呑な雰囲気を感じ首を傾げるが、
自身が以前殺害した、ロストサインのマスターの戦創屋も教師であったという事を思い出ながら呟き、
そういう者でもこの学園は教師になれるのだなと納得して頷いた。】
そうだな、名乗られたなら名乗り返さねばな。
俺は白崎玲刃だ。まあこの通りこの学園の生徒だ。
【自身も名乗り返しながらこの学園の生徒だと告げた
相手が教師という事もあり、なんでも屋という事に関しては告げなかった。】
■矛海 遼 > 「………ここに住む者は行き場を失った者も多い。自業自得(ろくでなし)だったり不可抗力な何かの手違いでここに住んでいた者(ひがいしゃ)も居ただろう。
だが…………だからと言ってその命を容易に摘み取っていい物では無かったはずだ。あの時の少女にしろ、私にしろ、な。」
綺麗事を言う訳でもセンチメンタリズムに動かされた訳では無い。
事実、傭兵として動いていたこともある以上【選んで殺す】ことが上等とも思っていない。
このような場にいる『ろくでなし』の大部分は死んでも悲しむどころか、喜ぶ者はいるだろう。だが…………何もしないでいられるほど男は大雑把で単純な頭の構造はしていなかった。
一方的な淘汰や絨毯爆撃による一方的な攻撃は何度も行ったが、このような事は妙に、心の中で燻っていたのだ。
「白崎か………すまなかったな、そちらの所持品を壊してしまったようで。」
■メア > そう……
【よく分からないまま答える
死んだ者に何かをするなんて変なの…そう思いながら】
■白崎玲刃 > なるほどな……そういう償い方というのもあるのか…
【矛海の言葉を聞き、持っていたものを見て玲刃は納得した様に頷き、
自身も、今度するべきかと考えるのであった。】
ああ、いや、珍しいものだったが…壊れた物は仕方ない。
おそらくあの時に使ったのだろう?
【壊れたと聞き、やっぱりかと呟きながら一瞬少し悲しそうな表情をするも、
冗談めいた笑いを浮かべながら、気にするなといった調子で明るく話す。】
■矛海 遼 > 「まったくの見ず知らずの他人ではあるが、な。」
妙な所で律儀である。この街の住人が歓迎するかどうかは別として。
「……親しい者が居なくなった時、その時にわかるさ。死んだからとか、そういう物の価値ではないんだ。命は」
静かにメアの眼を見つつ花束を置いていく。
「あぁ………あの剣の持つ熱量を自身の異能で一気に過熱させたからな………恐らく地球上には無い高温物質を放った物だと思えばいい。
あれほどの事をしなければ止められるとは思えなかったからな………」
それほどまでにあの時の少女は大きい存在だったと、暗に示している。
あの覚悟の眼は、簡単に抜けられる物では無かったのだから。
■メア > …よく、分からない……
【知ろうともしてこなかった…そんな風に感じながら考える
自分の友人が死んだとして…その後どうなるか…
■白崎玲刃 > ……もの凄い使い方だな。というか、それとある程度拮抗したクロノスの魔術ももの凄いという訳か
あんな使い方は俺にも思い付かなかったぞ、まあ、思いついたとしても俺には出来ないわけだが
【あの時の矛海のビームを思い出しつつ苦笑いして告げる】
ああ、そういえば、壊れたとは言っていたが現物は持ってたりするか?
【そして、少しの希望を込めて、壊れた残骸を持っているかと問うた、
異世界の高テクノロジーで作られている物ではあるが、
様々な者が居るこの学園ならば、もしかしたら修理出来るものが居るかも知れないと考えた為だ。】
■矛海 遼 > 「分かる時は何時か来る………明日かも知れないし、そうじゃ無いかもしれないがな」
出来れば、この子にはそう言った事とは無縁であってほしいと思っている。
………まだ、こんなにも幼いのだから。
「一応生身でも撃てるが、その場合は一点に集中しないのでな………おまけに体の半身も溶ける。
それにあの剣を使わずに行ったら周囲一帯が更地になっていたかもしれん。」
あれほどの大規模な熱が周囲に拡散すれば、核を撃ち込まれたくらいの被害は想像に難しくない。
地上に無いほどの超高温物質なのだから。
「………申し訳ないが、この部分しか見つけることができなかった。すまないな」
そう言って取り出した物は、魔剣の柄とほんの少ししか残っていない刀身だ。
残りは大きく派手に吹き飛んでしまったらしい。
■メア > 分かった…
【いつか分かるそう言われると頷く】
…武器……
【投信だけになった魔剣を眺める】
■白崎玲刃 > …………運が良かった…
【そう言わずにはおられなかった、
ああ、あの時は電気の魔剣を落として落ち込んだが、あれは落として正解だったのだなと
苦笑いするのであった。
流石に、あれを集中しないで範囲攻撃として放たれれば玲刃とて再生の異能があれど
生き延びられるかどうかはわからない。故に玲刃は冷汗を流しながら苦笑いするのであった。】
ふむ……あれだけの攻撃だ。
これだけ残っただけでも僥倖だな。
ともかく、返してくれて感謝する。
【柄と殆ど残っていない刀身を受け取りながら玲刃は苦笑いで礼を言う
流石に、これでは刀身のプラズマを発生させる機構が失われており、
解析して復元するというのは不可能であった、
しかし、柄と刀身の内部の回路は生きていた為、そこから、入手元の世界を探す手がかりとしては使えるかもしれない。】
メア、これがどうかしたのか?
【残骸となった電気の魔剣を見るめるメアを見ながら首を傾げながら
それを見せて問う。】
■矛海 遼 > 魔剣を渡すと軽く空を仰ぎ見る。
夜風にマントは靡き、月は今日も地上を照らす。
そんな中、線香とは別に、少し焦げ付いた臭いを感じるかもしれない。
矛海の服からだが。よく見るとマントに焦げ跡が付いているのもわかるか。
■メア > …直せる…かも…
【魔剣をじっと眺める、何だかよく似た物を見た事があるらだ】
洲崎の、見せて…くれたの、と…
似てる……
【以前研究室に飾ってあった妙な刀、それと今目の前にある
魔剣が何となく似ている気がしてポツリと漏らす】
ご案内:「落第街大通り」からメアさんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」にメアさんが現れました。
■白崎玲刃 > …………(焦げ跡…?しかも、この匂い…付いてからあまり時間が立って無い、のか?となると…)
【玲刃は、矛海のマントに付いている焦げ跡を見て訝しみ
戦闘でもしたのかと、推測する。】
………えっ…直せるかも?
州崎が似たの持ってるだと……
【メアの言葉に驚き唖然とする玲刃
もう使えない事を考えていた為驚きと喜びが混じった複雑な表情をする。
そして、まさか州崎が似たものを持っているとは思いもよらず更に唖然とする…】
■メア > かも、だから...断言、できない...
【何だか似ている、それぐらいの考えで口にしたので白崎の表情を見て言葉を足しておく】
■矛海 遼 > 直接言及されなければ、応えるつもりは無いだろう。
聞かれなければ基本的に答えることが少ない、そういうタイプの人間だ。
「ふむ………あの胡散臭い研究区なら何か手がかりはあるかもしれんな。」
ましてやあの州崎である。可能性は本の少しだがあるだろう。
■白崎玲刃 > いや、可能性だけでもありがたいさ。ありがとうな、メア。
ふむ……ならばより一層、州崎の研究所に行く理由が出来てしまったな。
ああ、そういえば、
【手がかりだけでも得られたことが嬉しかったのか、自然とメアの頭を撫でようとする。
可能性だけだとしても、何かしら手がかりがあるかもしれないと思い
州崎の研究所に向かう心づもりが決まり、玲刃は呟いた。
以前誘われていたこともあり、丁度良い機会だと考えるのであった。】
【玲刃は、個人的な戦闘について言及するのも失礼かと思い、
矛海にマントの事について問う事はしなかった。】
■メア > む、うん...
【目をつむり頭を撫でられる】
あ、アイス...
【瞼を開きペロペロとジェラートを舐める
少し溶けてきてたので危ないところだった】
■矛海 遼 > 州崎の研究やカリキュラムに着いては少々気になる所もあった、一度細かく聞きに行くのも良いだろう。
丁度いい機会だ。
「む、溶けそうか………少し待て」
ジェラートの様子を見ると、指を軽く弾く。
するとジェラートの溶けそうになっていた部分が元に戻り、新鮮な状態へと戻るだろうか。
■白崎玲刃 > 危ない危ない……
【メアの様子を見ながら苦笑いする。】
…………便利だな。
【矛海の異能を目にし便利だと玲刃は感心した。】
■メア > 元、通り...?
【舐めているとまた冷たくなったのに驚く】
ありがと...矛海..
■矛海 遼 > 「応用が如何に幅広く扱えても、完全に制御できない物があるならば便利ではないのだろうな」
事実、あの時魔剣を使ったのは自身の力の不安定領域に入っていたからだ。完全な操作が効かない、所謂レッドゾーンだ。
「どういたしまして、だ」
メアの頭を撫でつつ微笑がこぼれる。
■白崎玲刃 > なるほど……そういう異能には制御の問題などもあったりするのだな…
【やはり、強力な異能は、強力な異能なりに苦労もあるのだなと
大変だなと呟きつつ、
自分の異能は地味だが、なかなか使いやすさはあるものなのだなと実感する】
ああ、そういえば、だ。
矛海…先生は、何の科目を担当してるんだ?
【そして、矛海に興味を持った玲刃は、ふと思いついたように担当している科目を聞いた、
険呑な雰囲気を少し持っているが為に、玲刃は戦闘系の科目だと勘違いしている様だ】
■矛海 遼 > 「本当に扱えるようになってこそ、【自身の力】と思っている物でな………まだまだ扱いこなせてない以上、改善の余地はいくらでもある。故に【便利ではない】と考えているよ。」
自論ではあるが、何度も自身の力で自滅した人間をいくらか見てきているが故の答えである。
「教科か?主に体育………サッカーや縄跳びとか、持久走と家庭科………裁縫や調理実習などの方面だな」
偉く家庭的である。戦闘とはほぼ無縁だ。
■白崎玲刃 > 扱えるようになってこそ自分の力…か。
【以前、暴走薬を使って、暴走状態になった事を思い出しながら呟く、
そうだな、あれは自分の力では無い、故にもう使うべきではないなと。】
案外、家庭的だ……
【矛海の担当する教科を聞きながら玲刃は予想外の答えに驚く
そして、狩った生肉を、菌などへの対処を自身の再生の異能に任せて生で食べるという私生活を思い出しながら
自分も何か家庭的な技能を習得するべきかと、苦笑いするのであった。
ちなみに、彼が持久走と聞いて思い浮かべたのは、夜の持久走、公道バトルであった。】
■メア > ........
【二人の会話をなんとなく聞きながら眺めている
アイスを食べ終わり甘さの余韻に浸りながら】
■矛海 遼 > 「試験の代わりに提出物を出させている物でな。暇で暇で仕方がない。」
提出物と授業の参加状態、それで成績を量っているようだ。
ちなみに提出物は【キッチンミトン】である。
「さて………そろそろ暗くなってきた。戻った方が良いのかもしれんな?」
この辺りは物騒だ。と付け足しながら。明らかにこの男自身の方がある意味で物騒ではあるが。
■白崎玲刃 > まあ、そうかもな。
とはいってもだ、俺達の場合、余程の奴が来ない限りはそうそう危ない事にはならないだろう?
【注意をする矛海に、頷いた後、
しかし、冗談めいた苦笑いと共に軽口を言った。】
■メア > 危ない...けど、安心...
【二人がいるおかげで心配はいらない、と思いながらも頷く】
■矛海 遼 > 「その余程、と言うのが何時来るかわからないのがこの学園だ。中に可能性が集まり過ぎたフラスコのような物だからな………用心にし過ぎは無いだろう」
ここ最近は落ち着いているとはいえ、曲がりなりにも落第街である。
油断は命取りだ。
「私はやるべきことは終わったからな…………そろそろ行くが、君たちはどうする?」
■メア > 私は、寮に...帰る..
【ジェラートを買う以外に用事はないのでこのまま別れれば大人しく帰るだろう】
■白崎玲刃 > そうだな、最近は元ロストサインのマスターやグエンなども出没するしな……
【グエンの名を呟くときは、少し悔しそうな表情を浮かべた。】
俺は…どうするかな。適当にもう少し情報収集でもしていくかね…
【情報収集をもう少し続けようかと思う玲刃であった。
試験は大丈夫なのであろうか?】
■矛海 遼 > 「ふむ…………あまり、深入りはしないようにな。見知った顔に次会う時が病院か墓前と言うのは目覚めが悪い」
軽く欠伸を掻くとメアに視線を向けながら手を差しだし。
「では、送って行こう。夜道は足元が悪いからな」
■メア > ん...それじゃ、またね...
【そう言って矛海の方に近づいていき、一緒に歩き出す】
■白崎玲刃 > ああ…気をつけておくさ。
【墓前はともかくとして、
自分の戦闘での負傷率を考えれば、病院でとかはあり得るだろうなと苦笑いした。】
じゃあな、メア、矛海。また会おう。
【去ってゆくメアと矛海に手を振って別れを告げた。】
ご案内:「落第街大通り」からメアさんが去りました。
■矛海 遼 > 「試験、忘れないようにな?」
メアが近付いてくるのを見ると優しく手を握り、
その場に背を向けて歩き始める。
「あぁ、また会おう。白崎玲刃」
ご案内:「落第街大通り」から矛海 遼さんが去りました。
■白崎玲刃 > あ……試験…まあ、いいや。
【矛海に言われたことで試験の事を思い出しながら苦笑いし
しかし、まあいいやと言ってそのまま、落第街で情報収集を続けてゆくでのあった。】
ご案内:「落第街大通り」から白崎玲刃さんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」に鬼道椿さんが現れました。
■鬼道椿 > 落第街を歩く
この大通りも随分歩き慣れてしまったものだ
顔見知りや妖魔から救った人が挨拶をしてくる
軽くお辞儀をして質屋を覗く
掘り出し物の鍔を見つけて購入し大通りへ戻る
「今日はまぁまぁ平和だな…」
頭上でネオンがショートして火花が散った
■鬼道椿 > 行きつけの甘味処の店先で団子と茶を頼み先ほど購入した鍔を眺めた
見事な透かし彫の鍔でうわっと大きく羽を広げた鶴の姿に見惚れていた
うん、これはいい…家に戻ったら付け替えよう
しかし鬼包丁と呼ばれる刀に鶴は雅過ぎるかな・・・?
かと言って蜘蛛の巣や龍もまた違うし花と言うのもしっくりこない
武蔵鍔のようなシンプルな鍔にするか…
自分が今まで集めた鍔を想い返しあれでもない、これでもない
と頭の中で付け替える
そうこうしている間に出された団子を一口食べた
うまい
ご案内:「落第街大通り」に日乃杜 梢さんが現れました。
■日乃杜 梢 > 「あら…? 椿様」
店前に、足を止める影が一つ。
この場にはあまり似つかわしくない、白い外套を身にまとった赤毛の少女が、見知った影を認めて小さく会釈を送った。
「こんにちは、お久しぶりです」
■鬼道椿 > お茶を一口飲み一息ついたところで見知った顔に目が留まる
「日乃杜殿ではないか、こんにちは。例のカジノ以来だな」
「こんな物騒な所でどうしたのだ?」
ぽんぽんと自分の隣に座るようすすめた
■日乃杜 梢 > 「ええ、あの時はお互いお疲れ様でした、と…」
カジノ、の単語を聞くと、少し疲れた表情を覗かせた。嫌なことを思い出したらしい。
小さく首を振ってから、薦めに応じて席をもらう。
現れた店員に、みたらし団子を一つ頼んでから、黒髪の剣士へと向き直った。
「私は、仕事と私事の両面で…ここには何度か、足を運んでいるんですよ」
外套の合わせ目から覗かせるのは、桔梗の印。
『百鬼夜行』のお墨付きである。
「そういう類は、やはり陰気の満ちる場所に多く現れますからね…。椿様もそういう仕事の関係でこちらにいるのでは?」
■鬼道椿 > うんざりとした顔の日乃杜に自分も苦笑いを浮かべた
正直なところ例の写真の拡散はもはや諦めの域に達している
「私たちにとってある意味ここは『穴場』だからな」
妖魔の出現件数が多い、だからこそ良い稼ぎになるのだ
自分も最初はそれが目的でこの街に頻繁に出入りしていたのだ
今は違うが…
「いや、私は今日は放課後を満喫しているだけだよ」
「ガラの悪いところだが歩き慣れれば学生街よりも掘り出し物に出会えるからな」
そう言って先ほどまで眺めていた見事な細工の鍔を日乃杜に見せる
こう言った物の収集は同年代の女子にウケが悪いが見せずにはいられなかった