2017/08/13 のログ
ご案内:「落第街大通り」に神代 理央さんが現れました。
神代 理央 > 学園都市の暗部である通称「落第街」
公式には存在しない事になっていると言っても、此の場所が治安維持の妨げになっている事もまた事実。
個人的には、必要悪としてこういった場所も必要であるとは思うが、仕事となれば役目を果たさねばならない。

「とはいえ、流石に風紀委員に表立って喧嘩を売る阿呆はいない、か」

万が一に備え、既に従僕である異形を3体召喚し、ソレを引き連れての視察任務。醜悪な金属の異形の身体から針鼠の様に生えている砲塔が周囲を威圧し、鈍足な異形達が一歩歩みを進める度に金属音が響き渡る。
路地裏や物陰から此方を伺うような視線を感じつつ、小さく息を吐き出した。

神代 理央 > それまで怪しげな店の軒先で諍いを起こしていたゴロツキ達も、重量感のある金属音に気が付けば蜘蛛の子を散らす様に立ち去っていくだろう。
路地裏やスラム街なら兎も角、落第街の表通りともいえる此の場所では、ある程度の秩序も保てているのだろうか。

「…ともすれば、秩序を形成している勢力がある筈だな。一つくらい、潰してしまいたいところだが…」

アウトローにはアウトローなりの秩序と正義がある。無法地帯とはいえ、己の利を守る為に落第街なりの規律は確かに存在しているらしい。ならば、その規律を守らせている組織、勢力、グループ。どれか一つくらいは、潰してしまっても構わないのではないか。
…と物騒な事を考えつつも視察そのものは大人しく、滞りなく進んでいる。些か肩透かしな思いを感じる程、裏社会の住人は生き残る術に長けている様だ。

神代 理央 > とはいえ、風紀委員が巡察している間は無用の諍いが怒らない―というのは重要な事だろう。
治安の良い学生街等は兎も角、こういった場所は学園都市の制御が及ばない場所。それはそれで色々と使い道もあるのだが、少なくとも自分の実績作りの為には諍いなど無い方が良い。

「問題が起こったとしても、その都度区画ごと灰燼にしてしまえば良い。…ふむ、中々に見回り甲斐のある場所だな、此処は」

平和でも平和じゃなくても自分にとっては好都合。すっかり機嫌を良くしてしまえば、鼻歌交じりに巡回を続ける有様。
金属の異形を引き連れて、風紀委員の腕章を身に着けた金髪赤目の少年が落第街を鼻歌交じりに歩いている。ゴロツキ達は、何かの催し物だろうかと首を傾げつつ遠巻きに見守るばかりであった。

ご案内:「落第街大通り」に龍宮 鋼さんが現れました。
ご案内:「落第街大通り」にHMT-15さんが現れました。
龍宮 鋼 >  
こんなとこまで見回りたぁ、ご苦労なこったな。

(そんな彼に横合いから声を掛ける。
 通りの隅で、丼にサイコロを投げ入れながら。)

――おっしゃージゴロォ!
おら二倍付けだ。
さっさと出せオマエら。

(そりゃ無いっすよ姐さん、なんて、丼を囲む男共が悲鳴を上げる。
 彼らからクシャクシャの札を奪い取り、もう一度彼に目を向けて。)

オウ、テメェもやってくか。
もっとも身包み剥がされても責任は取れねーがよ?

(ニヤニヤと楽しそうに笑いながら。
 風紀は嫌いだが、今は機嫌が良い。)

神代 理央 > 投げかけられた声に視線を向ければ、路上で賭事に興じる集団の中に彼女は居た。
つい先日、商店街で己の異形を殴り飛ばした女。再び荒事かと身構えるが――

「……風紀委員を賭博に誘うな、馬鹿者が。先日と違って今日は機嫌が良さそうだな。其処の男共から小銭を巻き上げたところだったか?」

彼女の戦闘力は未だ記憶に新しい。今回は既に3体の異形を召喚済みではあるが、再び接近戦に持ち込まれても厄介。
取り敢えず、些か呆れた様な溜息を吐き出しながら世間話をするような体で言葉を返す。無論、警戒は怠らないが。

HMT-15 > 「パトロールルート50%を消化。」

公式が認めぬ薄汚れた地域。
それゆえ危険度も高いこの場所に
風紀の戦車がパトロールにやってきた。
しかし今日は何やら雰囲気が違う。
いつもならガラの悪い生徒が
陰から厄介そうに見てくるが
今日は変に人が少ない。

『何か向こうで面白そうな事起こってるぜ。』

見るからに二級学生と思われる生徒二人が
そんな会話をしていた。その言葉を受け
奇妙な多脚戦車もまたその方角へ。