2015/06/15 のログ
薄野ツヅラ > (黒の学ランに時代錯誤な黒外套)
(振り向いて見えた眼鏡のフレームも黒)
(気にすることなく少女も中へ分け入る)

野次馬ですかァ?
いい趣味してるわねェ、お兄さん

(口を開けば皮肉を一つ)
(目を合わせることもなく、焼け焦げた其れに目を寄せる)
(所々燃えきらずに形を残していた)

(相変わらず慣れないわぁ───……)

(ふと目を遣れば杭の刺さった其れがある)
(地面に八つ当たりをするように杖の先を叩きつけた)

ご案内:「焼け焦げた雑居ビル前にて」に槙壌 結雅さんが現れました。
志葉恭介 > 他人事だと枕を高くして眠れる程大人物ではないのでね。
恐ろしいから、傾向と対策というのが欲しいのさ。学生らしいだろう?

【皮肉には皮肉で返答し、特に少女の行いを咎めるという事もない】
【だが、苛立たしげに杭の突き刺さった其れを打擲する彼女の行いには少々興味を惹かれたのか膝を払い、立ち上げって尋ねる】

失礼。……お知り合いであったかな、かのホトケは。

薄野ツヅラ > 傾向も対策もないわぁ、ずっと同じじゃない
学生はこんな時間にこんなところに居るものじゃあないと思うのだけれどぉ────……

(吐き捨てるように、一つ)
(知り合いか、と問われれば「違うわぁ」、と不機嫌そうに)

───生憎誰が死んでるかなんてどうでもいいけどぉ……
杭の方がちょっとボクには重要でぇ……☆

(自分の最も身近にいる人間の異能と同じ其れを目の前にして、叫ぶように)

────ッ、あンのクソ野郎ッッ───……!!

(深く、息を吐いた)

槙壌 結雅 > (時間は、何時の事だろうか?神出鬼没。それが己の在り方で、そうである限り、己は何処にでも現れる。野次馬に混じって、その光景を見てみる。何やら、違反部活動がへの焼き討ちを行っている同僚の所為だろうか。"まっかっか"。そんな言葉をこの地に馳せよう。暫く見ていようと思った…のだが。)

ああ、失礼いたしますわ。探偵の御主人様…とー…私の間違いでなければ感応能力の御嬢様、でしょうかしら。御機嫌よう。仮に夜だとすれば、こんばんは。とでも御挨拶させて頂きますわね。
…それで、少々問いたいのですけれど…炭と焦土を眺めることに趣でも御座いますの?
こんな所では満足に御紅茶も頂けませんわよ。
(眼鏡を掛けた知った顔、そして、杖を突いた、ヘッドフォンが目立つ、多分…知らぬ顔。二人の人物に目を馳せながら、ぺこりと慇懃に、深々と頭を下げて、挨拶を遣って。そうして、少女の方の大きな声が吐きだされた頃合いに、強引に会話に割って入ろうと、野次馬の中から一歩踏み出して、試みた。)

志葉恭介 > お互いに、言えた義理ではなかろうさ。

【不機嫌そうに吐き捨てる少女の様を見やりつつ、再び遺体の傷口を検める】

大ぶりの刃物……剣ではない……なんだ、これは。
……っと。

【肺腑から呪詛を吐き出すかのような少女の声に僅かに片眉を上げ、首を傾げ】

……成程? 下手人側がお知り合いという訳だろうかね。

志葉恭介 > 【と、不意に聞こえた聞き覚えのある声。面倒くさいのが来たと言わんばかりの表情で、野次馬の方へと視線を向ける】

女中のあんたか。
別にこんなものに趣などはない。手掛かりにはなるが結果でしかない。

で、あんたはまた紅茶かね。本当に勤勉な事だな。

薄野ツヅラ > ……はァ?
感応、ってのがボクのことならボクで合ってるけどぉ……?
ご機嫌に見えるならおめでたいアタマしてるわねェ

(突然掛けられた声に、不機嫌を前面に押し出した皮肉で返す)
(知り合いかよ、と云わんばかりに青年を見遣る)

ええ、推測が合っていれば。
知り合いと云えば知り合いかもしれないわァ──……?

(再度、舌を打つ)

ご案内:「焼け焦げた雑居ビル前にて」に井戸木さいこさんが現れました。
井戸木さいこ >  何かの帰り道、
 ぼうっと歩いてると、騒がしい一団を見つけた。

(……あ、ツヅラちゃん。と、誰だっけ……
 またトラブル起こしてるのかなあ……)

 視線を別に移せば焼け焦げたビルが見えた。
 此れが関係しているのか、たまたまこの場所なのか、思案した。

槙壌 結雅 > (きょうもきょうとて、胡散臭いメイド服だった。緑色の単発を一薙ぎすれば、屈託のない笑顔を浮かべて。そのまま、拒まれる事もなければ二人の会話に押し入った。)

…ふぅん。それで?
アナタは一体何の手がかりを探しに来たのでしょうかしら。
私としては、平和を好むのですけれど、何か変なものを探しているんじゃあないでしょうね。んん?
(訝しく、覗き込むように眼鏡の彼に視線を馳せる。或いは、皮肉。或いは戦意のような物を向けて。けれど、表情はにこやかと言う奇妙で器用な事をやってのけた。)

紅茶の旨みも分からないのなら愚かとしか言いようがありませんわ。
(ぼそっと呟いた。聞こえるか聞こえないか微妙な声量で。)


そうそう、アナタですわね。
あらあら、人間短い人生ですもの、御機嫌で居なければ損では御座いませんか?
そ・れ・と・も。そーんな不機嫌で居て得なことでも御座いますの?くすくす。
(皮肉には、皮肉にて返す。それも、己の慇懃無礼な在り方で。す、と片手の人差し指を向ければ、もう片手で口元を抑えて、小さく笑った。)

…いえいえ、知り合いと言っても精々1度2度あったくらいですもの。なんてことはありませんわよ。
(ついでに、補足しておこう。舌打ちにも、全く気を悪くした様子なく、にっこりと。)

志葉恭介 > 【ツヅラからの恨めしげな視線は知らぬ振りをする。自分とて胸を張って知己などと言うつもりもないのだ】
【赤い瞳がレンズ越しにメイドの其れを見返す。覗われた所で出るものなど、それこそ皮肉しか無い訳だが】

片端からこの辺りに火を着けて回っているのが居るようでね。何も知らん内に巻き込まれてお陀仏なんてのは御免だ、だから調べていた。
面倒な事情ならすごすご退散するがね。あんたらのご同輩に目をつけられちゃあ、あとが怖い。特に、首輪が着いてないようなのは。

【故に冷笑めいた笑いを向け、挑むような気配に応える】

そちらの御嬢さんに関しては知らんよ。たまさか出会ったというだけだ。

井戸木さいこ > (何か口論しているみたいだね。
 あのメイドさんが主に絡んでいるみたいだけど……)

 軽い刺々しい空気を感じる。
 足を止めて見ているが、この場はそっとしておいた方が良いかもしれない。
 そんな思案も始めるだろうか。

薄野ツヅラ > 空気の読めない奴は落第街じゃあ
何時撃たれたって文句云えませんよぉ──……?
人死にが出てる状況でそんなにのんべんだらりとしてたら
同じような状態になっても文句言えないんだゾ──……☆

(暗にお前も死にたいか、と)
(不機嫌極まりない少女はゆらり、幽鬼のように声の主に振り返る)
(ご同輩、と聞けばこの莫迦は風紀か、それとも公安かと思考を巡らせる)

面倒な事情よぉ、下手に深追いすれば自分が死ぬんじゃないかしらぁ?

(煽るように青年に笑みを向けた)

槙壌 結雅 > (眼鏡の彼に向き直って。)
ああ、あの人ねぇ。やっぱりこれってあれの原因なのかしら。
(むむ、と顎に手を宛がい、焦土となった辺りを見まわした。)
…んふふ、私は首輪が付いていない者の一人ですけれど、実際私の御同輩なんて、誰一人として首輪が付いておりませんことよ?
…だって…。
(死屍累々とでも言うべき、惨状、その内の焼死体とでも見るべき様な物を指差して。「ねぇ?」と目配せした。要は、首輪が付いていない事の実証で。然し、特別に妨害をする気はない様子で。それでも、本心では一戦を馳せたい衝動があるのだが。少なくとも、この場では、無意味に他ならないか。)

(忙しなく、次は杖を突く少女に向き直って。)
んふふふ、あらあら。聞きしにも勝るおっそろしいばしょですわね。
御心配ありがとうございますわ、御嬢様♪
ですけれど、私メイドですもの。空気が読めないのがメイドで御座いますし、撃たれたくらいではこのメイド、そうそう死にませんことよ。
(不敵ともいえる様な、笑顔と言葉だった。だが、発足ではなく、何一つ誇張のない事実を述べたまでと、少なくとも本人は思っている様で。眼前の少女の不気味な…それこそ、何処か死人を思わせる様に揺らめく様と、同じく不気味で死を思わせる様な暗喩に怖じる様もなければ、相も変らぬにっこり笑顔を向けた。)
―――ばぁーん。
(そうして、意味もなく右手で拳銃の形を作って。先程の彼女の言葉を皮肉るかのように、片目を閉じて、拳銃を撃つ真似事でもしてみた。しかし何も起こらない。意味はない。強いて言うなら、揶揄。)

薄野ツヅラ > (正直今すぐにでもドアタマブチ抜いてやりたいくらい気に入らないけどぉ……)
(───こういうタイプは触れちゃいけない)
(一向に話がめんどくさくなるだけなんだからぁ──……)

(暫し瞑目した上での思案。幾回の深呼吸)
(ふう、と4度目に息を吐き出した後、極めて冷静に呟いた)

あっは、暫く黙っててもらえませんかねェ……?
ちょっとばかし機嫌が悪いもので気が立ってるのよねェ……

(ぎろり、睨みつける)
(青年の方にちらと目を遣れば、一言)

犯人は公安の人間なのは確実なんだゾ──……☆
命が惜しかったら早めに手を引くのをお勧めするわぁ

(果たして其れは忠告か、其れとも嘘か)

志葉恭介 > 【目配せには、嫌悪を含んだ声。生殺与奪すら遊興、些事と嘯かれるのは、例え犠牲者が関わり合いの無い他人であったとしても苛立たしい。或いはこれが組織へ転嫁された怒りであり、眼前のメイドを嘯く女を責めたとて詮無い事であったとしても】

……野良犬が。
放埒のツケを支払う時には、覚悟をしておくが良かろうさ。

【だが、斯様な挑発に乗る事の不毛を理解せぬ志葉ではない。引き続き冷笑を投げかけ、踵を返す】

其れは怖い。ならば退散しておこう。
俺の領分ではないようだから。
……ま、依頼が在れば話は別であろうが、ね。

【すれ違いざまにツヅラの笑みに肩を竦め、応え。逡巡するさいこに視線を留め】

……? 

【やっぱり、首を傾げる】

井戸木さいこ > 「あっ……」

 どうしたらいいか分からなかったので、
 とりあえず、ぺこり、と頭を下げる。

(とりあえず、変に入っても拗れそうだし、そっとしておた方が良さそうだねえ……
 私もさっきので背中が痛むし、退散しよっと。)

志葉恭介 > 【脱帽して一礼。何方かの知り合いかなと推測し】

……お知り合いなら、もう暫く後の方が宜しいかと。
それでは。

【外套を翻し、その場を立ち去った】

井戸木さいこ > 「う、うん。そうだよね、これ……」

 同意を示す頷きを以って、志葉恭介を見送る。
 そして、その場をこっそり退散するだろうか。

ご案内:「焼け焦げた雑居ビル前にて」から井戸木さいこさんが去りました。
ご案内:「焼け焦げた雑居ビル前にて」から志葉恭介さんが去りました。
薄野ツヅラ > (去る青年を横目に少女を見遣る)
(……自分一人で彼女と会話するのは不可能だろう、と判断する)
(明らかに相性が悪い。有利不利でなく純粋に気に入らない)

この場は退散するのが正解みたいねェ……
見たいものは見られたしぃ……

(かつり、杖を鳴らしてゆっくりと立ち上がる)

それじゃああとはお任せするわぁ、首輪のないお嬢さん

(去るさいこと志葉同様に踵を返そうとするか)

槙壌 結雅 > …黙れ。と。ほう、私にそんな事を仰るなんて、御嬢様は残酷でございますわね!
メイドが喋らないのであればそれはもはやメイドとは言えませんわよ。
それでも尚、黙れと、そう、仰るのですの?
先程も申し上げましたけれども、
人間短い人生ですもの、御機嫌で居なければ損では御座いませんか?
そうやって機嫌が悪いなんて言っていたら益々機嫌が悪くなるばかりですわよ。
…あ、もういいですか。そうですか。
(何となく、察した。このままぺらぺらとアホみたいなメイドを演じて揶揄を続けるのも一興だったが、このままなら、ずけずけと話しかけに行った意味もないので、咳払いを一つ。)
…それで?アナタは何をしにこちらへ?
(首を傾げる事もせず、真っ直ぐと彼女を見据えれば、真打の問。思った通り、公安が絡んでる事だろうし、同じく公安の身としては一応聞いておくべきだろう。)

んふふ。
怖いですわね。えぇえぇ、存分に覚悟しておきますわよ。御主人様。
(戦いにはもってこいの場所だと思ったが、それでもこのばで挑発に乗らないのは、聡明と評するべきだろう。)

…ああ、御疲れ様ですわ。
(なんて、去り行く影に声を遣って。)

…二人っきりですわね?
(気付けば、そんな状況だった。くすくすと、口元を抑えて笑いながら。何となしに呟いて。)
あら。残念ですわね…御話して下さってもいいのに。今なら紅茶2杯まで無料でサービスさせて頂きますわよ。
(踵を返す彼女の背に、引き留められそうもない様な餌を吊り下げた言葉を遣って。)
因みに、私は何もしませんわよ。野次馬ですもの。
(悪びれない。彼女がそのまま踵を返すなら、己もまた、別方向に去っていくだろう。)

薄野ツヅラ > 口は災いの元、なんて諺知らないかしらぁ……?

(厭そうに、極めて厭そうに溜息を二、三)
(真っ直ぐと見据えられればわざとらしくふい、と目を逸らす)

散歩よぉ、それ以下でもそれ以上でもないわぁ──…☆

(散歩に戻るわぁ、と小さく呟いて杖を片手にゆらり、歩む)

ご案内:「焼け焦げた雑居ビル前にて」から薄野ツヅラさんが去りました。
槙壌 結雅 > 沈黙は金雄弁は銀、と言う言葉もございます。
しかしながら、対義語に値する言葉は存在しないんだとか。
であれば、私はこの辺で口を紡良いだ方が宜しいんでしょうかしら。
(ようやっと、ごちゃごちゃと五月蠅いメイドは口を閉じた。)

然様で御座いましたか。…お疲れ様でございますわ。
(深々と一礼をして、その後ろ姿を見遣った後。)

このやりとり…。
…殆ど誰も御紅茶に触れてくださらなかったのですが。
そんなに御紅茶嫌いなんでしょうかしらね。
(くるりと、別方向に歩き出した。焦土に吹く、夜の風は…何となく、冷たかった。いや、普通は冷たくて当たり前なのだろうけれど。鬱陶しがられる自覚はあると言えど、この点だけは、何か寂しい。)

ご案内:「焼け焦げた雑居ビル前にて」から槙壌 結雅さんが去りました。
ご案内:「とある違反部活の前」に害来腫さんが現れました。
ご案内:「とある違反部活の前」に調慄者さんが現れました。
害来腫 > はぁ、はぁ…何だったんだあいつ等…!!
【それは、遠条寺菖蒲を捕獲し、ようやく準備が整った矢先の出来事であった】
【あの直後、捉えたはずの女…遠条寺菖蒲は突如、影も形も消えてなくなり】
【儀式は不完全に終わり、目的のものの起動は果たせず】
【代わりに突撃してきた公安の手のものらしき謎の部隊により】
【工房は敢無く壊滅、人柱の女性達も奪われ】
【とうとう完全に、全てを無くした状態となった。】
あいつ等…俺の異能に対してほぼ完璧に対策してやがった…やはり公安が…
【何もかも無くした、公安の庇護も、蓄えてきた蟲も、魔術士としての工房も…】
…は、冗談じゃねえ、この程度で諦めるかよ…!!
【足を向けたのは、かつて女達を貢がせた違反部活のアジト】
【外へ通じる手段との伝手があるここで、男は脱出の手段を考える気でいた】
【無論、逆らえば皆虫の餌にした上で、後はばれる前に強引に逃げる気だ。】
もう四の五の言ってられねえ…さて、ここ奴らのアジトだが…

調慄者 > 「お久しぶり……かな害来腫くん。 いや、ブラッタくんと呼ぶべきかな?
 わかるかな、わかるかな? 僕のことわかるかなぁー?」

怪人が扉の前に居た。
抉れた体の穴、ファントムマスク。
見覚えのないその怪人はご機嫌そうに挨拶をする。
記憶を探ってもこのような男は存在しない。

「やっぱりそうだよねぇ……あは、はははひひひふふふひゃはははっ!
 僕だよ……※検閲済み※だよ♪」

耳打ちで名を告げる。
その名はかつて調慄者《ネゴシエイター》と呼ばれた男。
ロストサインのマスターの名であった。