2018/09/16 のログ
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に神代理央さんが現れました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」から神代理央さんが去りました。
ご案内:「密輸組織の拠点」に神代理央さんが現れました。
神代理央 > 久し振りの大規模な殲滅戦だった。
多くの構成員と無数の兵器。合成獣から魔獣の類まで、現れる敵には困らない。
築かれたバリケードから無数の弾丸と魔術が放たれ、異能と魔法と銃弾が飛び交う。

鋼鉄の異形が背負う砲塔が轟音と共に建物を吹き飛ばし、構成員を踏み潰す。
と思えば、その異形が接近した異能持ちの構成員に寄ってひしゃげた様に叩き潰される。
そうして異形を倒した構成員に、別の異形が雨霰と機関砲を浴びせ、肉塊へと変える。

そんな地獄絵図の様な戦地から少し離れた場所。既に戦火の遠い拠点入り口近くにて、異形達に囲まれながら指示に専念する少年の姿があった。

「…倉庫地区の損耗が激しいな。一時撤退し、再召喚された連中と合流するまで戦線維持に努めろ。居住区は間もなく制圧出来そうだな。そのまま、拠点中枢に圧力をかけて倉庫地区の敵を誘引しろ」

別段声に出す必要は無いのだが、思念でばかり指示を出すのも味気ない。
淡々と無感情に、火焔の地獄を造り続ける異形達に指示を出し続けていた。

神代理央 > 大量に召喚した異形による準備砲撃の後、敵拠点に突入。
本陣となる場所を確保し、拠点内に異形達が雪崩込んで制圧。
敵の抵抗も激しく次々と異形は倒されていくが、倒される側から次の異形を召喚し続けているので数は一向に減る様子は無い。
尤も、召喚のペースに比べて数が増えないのは流石だと褒め称えるべきかも知れないが。

「……っと。流石に此処を襲撃されるのは良くないからな。指揮に集中させてくれなきゃ、楽しく戦えないだろう?」

ぼろぼろになった一人の構成員が、異形達を突破して此方へ駆ける。しかし、その刃が此方へ届く前に、魔力を充填した異形がレーザーの様な魔力の光条を放ち敵を消滅させる。
異形に充填する魔力は、収奪の魔術によってその辺りの草木や海辺の生物、果ては落第街の住民から毟り取っている。

「画面さえついていれば、さながらSLGといったところか」

持ち込んだ缶コーヒーで糖分を補給しつつ、砲声と怒声が響く戦場でのんびりと呟いた。

神代理央 > 激しい抵抗も少しずつ止みつつあり、響き渡る砲声や銃声も徐々に少なくなっていく。
一体の異形が放った砲弾はそのまま【商品】が詰め込まれた倉庫へと吸い込まれて―

「…成る程。売り物に手を出さない程度の理性は残っていたか。個人的には、それを使ってでも私の侵入を伏せ振べきだったと思うが…」

砲弾の直撃を受けて燃え盛る倉庫の中には、何処から調達したのか装甲車の類が店隠れしている。
そろそろ締めに入るか、と缶コーヒーで喉を潤しながら僅かに逡巡した。

ご案内:「密輸組織の拠点」に國宏一実さんが現れました。
國宏一実 > 「あァァァッ?!まだまだいんだろう?!カス共がァッ!!」

赤黒く変色し、半身がゲル状の物質に覆われた彼は姿を現す。
半身は人間、もう半身は人とは呼べない異形の形状。最早人と呼ぶには抵抗のあるそれは、付近にいた魔獣に対してそのゲル状の腕を伸ばし。

「知らない味...知らない知識...最高の餌場だここはッッ!!」

ゲル状のそれはいともたやすく魔獣を飲み込み、吸収する。
それに合わせて左半身の体積は増していく。
今回の戦闘に参加してはいたが、度重なる能力の使用による弊害だった。

「あぁぁ?神代...?いや...どうでもいい、お前はどんな知識を持ってるんだァ?」

ご案内:「密輸組織の拠点」から國宏一実さんが去りました。
ご案内:「密輸組織の拠点」から神代理央さんが去りました。