2015/06/04 のログ
ご案内:「路地裏」に朝霧保健医さんが現れました。
■朝霧保健医 > 面白そうなネタがどこかに落ちてないかしら~・・・
アレなお薬の売人でもいれば風紀委員に突き出してやるのに~・・・
■朝霧保健医 > 女性がこんなところを独りで歩いてるのに変質者の一人も出ないなんてどういうことかしら~・・・
■朝霧保健医 > あっさりーしっじみーれーんこーんさーん・・・・あれ?(妙な歌を歌いながら去っていった・・・)
ご案内:「路地裏」から朝霧保健医さんが去りました。
ご案内:「路地裏」に鈴鳴トバリさんが現れました。
■鈴鳴トバリ > (ひた、ひた)(ぽた、ぽた)
(ちいさなちいさな音が、路地裏の薄暗い闇に反響し残響する)
……あァ、
(そこを緩やかに引き裂くのは、低く這いずる不機嫌の音の端)
手間かけさせやがッて、……まぁ良いんだけどねェ、
拾い物にしちゃァ上出来の暇潰しにゃァなったさ……あッは!
(くしゃくしゃの髪を更にくしゃりと掻いて、けたけた笑いを溢す少年がひとり)
(その様は路地の不気味さを更に引き立たせる。君は彼に話しかけても良いし、或いは)
ご案内:「路地裏」に薄野ツヅラさんが現れました。
■薄野ツヅラ > (小さな小さな音を掻き分けて歩むは赤ジャージにヘッドフォン)
(それから───夜の落第街にそぐわぬ小さな体躯)
厭な音。耳を塞いでも聞こえてしまうし、どうしたものかねぇ。
日ごろの行いは、善い心算だったのだけど
(なにより、何処か遠い記憶を想起させられる)
(息を殺して、一歩、また一歩と進んで往く)
■鈴鳴トバリ > ンーー~~?
(くるゥりと芝居がかった調子で声の方を見遣る)
(口元は、自然と半月を描いて)
……ク、はは
あぁ、……なんて言うんだったァ? キソーホンノーってかァ?
しかしま、ヒナなんてカワイイもんでも無ェよなァ……ひゃはッ
(ごとん、ごとん、重々しくブーツの音を踏み鳴らして)
(ふらりと、其の目の前へ躍り出る)
……よォ、生憎と見世物は終わっちまったぜ
――廿楽ァ
■薄野ツヅラ > ────ヤァ、飛燐。
(昼の、夜のペテン師じみた笑顔は何処へやら)
(其処に在ったのは、余裕のない少女が一人)
見世物なんて相変わらず悪趣味だねェ。
そんなんだから悪趣味な女の子に好かれちゃうんだゾ、なんて
(ひゅうひゅうと息が喉を鳴らす)
(目前の"脅威"の前で精一杯の虚勢を張った)
■鈴鳴トバリ > あッは! 理解ってるんじゃねェか、鏡も要らねェや
(破顔。半ば怯えているようにも見える少女の前で、彼は余裕そのものだった)
(まるで不可視の焔が全身から立ち上っているよう。異様な気配が充満していた)
(其処に、迷い込んだように流れ込んでくるものは――鉄の香り)
仕方ねェだろう、このぼくに因縁をつけてきやがったんだ――
ンッンー、芸術の授業なんてロクに受けたこともねェが、なかなかの力作だと思うね。
なんなら観るかい? それとも、もう「聴こえ」てるかァ?
(――付け加えよう)
(“生きた”鉄の香りがする)
■薄野ツヅラ > あっは……相も変わらず"聞きたくない話"だねェ
(ゆらり、と揺らめく少年の影と重なるはヘッドフォンを必死に抑える自分の影)
(落第街を根城としている少女には嗅ぎ慣れた鉄の香り)
(鉄の香りは間違いなく自分の意識を締め付ける)
そりゃあ正当防衛だねェ…飛燐は悪くないよ
(揺らぐ電燈の灯りに照らされるは視慣れたシルエット)
(心の内を"視せて"くれない少年の姿)
(ぎこちない笑みを浮かべながら少女はポシェットのキャンディに手を伸ばす)
■鈴鳴トバリ > 当たり前だろォ?
この街でぼくが悪いコトってのァなァ、……ンーーー……
……ッはっはァ、思いつかねェなァ
(指揮者のように両手を広げ、ご機嫌にくるり踵を返す)
(路地裏の、奥の壁面に描かれた「作品」をちらと一瞥して)
(――にたり、笑う)
いいかァ? 風紀だか公安だか知らねェがだ。
ここでモノを言うのは「カネ」と「チカラ」だ。
勿論、フザけた力を持つ異邦人どもにゃァ自分からフッかけない「ココ」は必要だが――
(とんとん、こめかみを叩いて)
アタマさえ回れば……なんとでもならァな
その上で!
(ぐるん、振り向く)
(瞳には、ぎらぎらとしたどす黒いものが渦巻いている)
「ぼく」と「おまえ」が組めば“なんだってできる”
えェ、そうだろォ? ……期待してるぜ、廿楽ちゃんよぉ
■薄野ツヅラ > (───やっぱり狂ってるのよねェ)
(嗤う少年を他所目に少女は軽く思案する)
(壁面の哀れな杭の刺さった"エキストラ"をちらと見遣って、深い溜息を一つ)
(ふんわりと、笑顔を浮かべる)
風紀だか公安だかも、碌に此処───落第街には手を出せない。
厭、出さないだけかもしれないけれど──
(ポシェットから白い粉末を手に取って)
こんなものの取引すら取り締まれないんだゾ☆
(軽いウインク。口調と相まって先刻よりは何処か安心した様子で)
(あっは、と少年の笑い声を模した)
ねェ飛燐。ボクをあんたの傍に置いてくれるんでしょ───
小さい頃みたいに仲良くしてくれるんでしょ?だったら、いいよ、
……存分にボクを使えばいいさ。
この街を手籠めにしてしまえばいい。
ボクは、あんたの有用な駒だ
■鈴鳴トバリ > (少女がポケットから取り出したるものを見遣れば、珍しく一瞬目を丸くした)
(それは一刹那。すぐに表情は狂気じみて歪んで解けて)
(路地裏の狭い通路に、哄笑が反響する)
(その最後に、あッは、と似たような笑い声が交響した)
なァんだ、オイオイオイ……
手前ェ、百に一ツくらいは面白ェじゃねェか
好いねェ……それにしてもだ……
ンッンー……手前ェ、そんなにタノシイお利口サンだったかァ?
それともなンだ……構ってほしい餓鬼ッてオトシゴロかァ?
ひゃっは!!
良いぜ、良いよ。何にもしねェよか万倍良い。
おまえはやっぱりぼくの愉しませ方ってヤツを分かってるよ、廿楽。
ただ――
(かつ、こつ、歩んで寄る)
(至近の距離。囁くように、)
……駒なんて上等なモンじゃねェよ
手前はぼくの*****だ
死んでも使ってやるよ、廿楽ァ
(――それは呪詛。呪詛にして鎖)
(雁字搦めにするのは――)
■薄野ツヅラ > (少年の表情が一瞬揺らぐのを見れば口元をさらに緩めた)
(其れは親に褒められた子供のような、純真な笑み)
(独特な笑い声をあげる少年に、少女は既に絆されていたのかもしれない)
あは、少しは面白かった、かな……?
飛燐の好きそうなことはボクも嫌いじゃあないんだゾ☆
……餓鬼だなんて酷いなァ。別にお利口さんをしたい気分のときだってあるかもよ?
まァ、
(構ってくれるなら餓鬼でもなんでも構わないんだけれどねェ、と)
嗚呼、こんなところで会えるとは思いもしなかったし、あんたが居るなんて"聞いて"なかったから
でも"聞こえない"のが一人いたから飛燐かなァとは思ったゾ☆
(歩み寄られれば、小さな体躯を丸めて)
(文字通り、少年と少女は目と鼻の先)
あッは───
好きになってもらうまではうかうか死んでられないしぃ……
思いっきり、使い倒していいんだゾ☆
(――それは鎖にして首輪。首輪にして枷)
(少女は、少年の世界に溺れていく)
■鈴鳴トバリ > ……かッ、はははは
手前ェ、莫迦だろ
(まるで人間のような表情をして、その人は哂った)
あァ?
よく切れるハサミッてなァ、誰だって好きになるモンだろォ?
ッヒ、はは……
まァいいさ。さァて、ぼくは意外とイイヒトでねェ
(ずる、と右の手を持ち上げる)
(愉しくて面白くて仕方がない童のような表情で、ぺたりとコンクリートの壁面に触れた)
(――ばぢり。空気が灼ける)
(ぞる)
(ぞる、ぞる、ぞるぞるぞるぞる)
ッは……
ははっ、ははははハハハハハハハハハハハハハハッッ!!!!
(――ごォん、と鉛をぶちまけたような異音が響いた)
(『壁』が。少年の触れた『壁』が、まるでコンピュータ・グラフィクスのような滑らかさで)
(ぐぅんと円錐状の『杭』と化し、夜闇を掻ッ捌いて彼の後背へと一直線に疾駆した)
(それは最奥の壁に「磔られていた」「エキストラ」の腹部を容赦なく抉り突き刺す)
(回転。流転。意識が沼底から急転に剛速で引き摺りあげられれば)
(月夜の幕下を満たすのは――)
(絶叫) (鮮血) (絶叫) (飛沫)
(絶叫)(絶叫)(絶叫絶叫絶叫絶叫絶叫絶叫絶叫絶叫絶叫)
(それはまるで)(ああ、まるで)
(極上のオーケストラが奏でるシンフォニィのような甘美)
(恍惚をとろりと滲ませて、少年は)
……ンッンーーーーー
さァ、これで表の鈍間どもも気付くだろォ
はっはァ……良い人だねェ、参っちまうなァ
(からり、わらう)
■薄野ツヅラ > (莫迦、と云われれば当然だと云わんばかりに)
莫迦でも構わないわぁ?
だァって。何時まで経っても自分の正当性を主張し続けられるもの
(よく切れるハサミ、とはなんと皮肉な表現か)
(其れでも少女は心の読めない少年の内心を伺い続ける)
あっは──ボクをしっかり解ってくれるのは何時だって飛燐だけだったからねェ
先ず解っていたかどうかは大した問題じゃあないし…
(少女は楽しげにニイ、と顔を歪めた)
(轟音が響けば一瞬だけ驚いたような表情を浮かべる)
イイヒト…ってぇ。そんなことしないと思うんだけれどぉ
(エキストラの奏でるオーケストラは、少女の脳をかき乱すのには十分だった)
(ヘッドフォン越しの悲鳴。痛覚。余りにも単調な感情の渦に呑まれる)
(月下、咲き誇るは何の花か)
(目に余るほどの、どす黒い赤)
飛燐ァ、イイヒトって云うのは───周りにも気を遣える莫迦のことを云うんだゾ☆
ボクの異能は制御不能☆
周りの感情も、音も声も何もかも頭の中に垂れ流しってぇ……
(知っていたでしょ?)
(満面の笑みを浮かべる少年とは対照的に少女は顔を苦痛で歪めた)
(自身のヘッドフォンを、ぎゅうと押し付ける)
気づいたところでぇ。飛燐の傍にボクが居る限りは
"普通の人間"なら太刀打ちできないと思うけどぉ?
(間延びした語尾は震えて、未だ顔は苦痛に歪む)
■鈴鳴トバリ > ひゃッは! 言ったろォ、アタマを使えよ廿楽ちゃんよォ。
このまんま放っといたらアイツはまァまァオダブツだが――
ご丁寧に奏でてやったんだ……アイツを見つけた5人に1人くらいは救急くらい呼んでやるだろうさ。
まァ5人のうち3人は身包みを剥ぐだろうがねェ
(くつくつ喉を打ち鳴らす。眼前の少女が苦しみ顔をゆがめる様さえ彼にはたのしくてたのしくて仕方がない)
ちなみに残りの1人はトドメを刺す
( ――――ひゅッ)
(『杭』が。もう一本)
(どず、ん)
――ッヒ、
ひゃはッ、ははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!
(笑う。わらう。笑う嗤う哂うわらうワラウわらう)
(おもしろくて仕方がないのだ。たのしくて仕方がないのだ)
(この絶叫交響曲を奏でる己はまるで路地裏のオーケストラ・ピットを統べる指揮者だ)
(それを目の前で聴いて感じて脳味噌で味わえるこの少女はきっと最高の観客)
(その力は制御不能。共鳴しすぎれば痛覚さえ音を通じて侵蝕してくる)
(勿論知っている。分かっている。だからそうした)
(なにせ、あァ、手前の苦痛に歪むそのツラは――)
……最ッッ高だよなァ
(ちらり。ここでようやっと串刺しと成った名前も知らない誰かを見遣る)
(演奏は停まってしまった。壊れた玩具のようにふらりぶらりと動きはしない)
(――くつり。喉をもう一度鳴らす)
まァ、どうだろうなァ、100に1ツくらいは生きてるンじゃねェのかなァ!!
ッはっはっは……良いねェ、好いよ。もう少し近くで咲かせてやりゃァよかったかなァ
さぁて、こわれちまった楽器にキョーミは無ェや
フーキだかコーアンだか駆けつけてくりゃァ少しはオモシロかったが、
……まァいいさ。今日は手前で遊んでやるよ、廿楽
(こつ。靴音打ち鳴らし、惨状劇場に背を向ける)
■薄野ツヅラ > あっは──、惚れ惚れするほど悪趣味ねェ…
どっちにしろ救急を呼んだところでお陀仏でしょうしィ。
先ず"落第街"の生徒が碌な治療なんて受けられる筈がないんだゾ☆
(苦痛に顔を歪めながら、必死で気を紛らわせる為に棒付きキャンディを口に放る)
(飛ぶ杭を見れば──襲い来る痛みをキャンディを噛むことでなんとか凌ぐ)
ほんっと、頭イっちゃってるんじゃないのぉ…?
(愉悦で顔を歪める少年と、苦痛で顔を歪める少女)
(華々しい学園の裏の───どす黒い赤色をした現実)
(誰よりも、世界の誰よりも此の少年の演奏を一番近くで感じて居られて)
(少年の傍に居たい。居たい。痛い)
……ええ、最ッッ低よぉ?
(音が止むと少女に聞こえていた"声"も一つ減る)
(束の間の安寧に胸を撫で下ろした)
生きてるわけないじゃない、もう声は───
(聞こえないんだゾ☆)
まァ──風紀も公安も街を守るエリートさん
エリートさんがこんな裏路地にこんな時間にいる生徒に気づく訳がないんじゃなぁい?
……悪くない誘いだけれどぉ
生憎ボクの能力は戦闘向きじゃないわけでぇ……
(下げたポシェットから拳銃を取る)
(黒光りする其れを、少年に突き付けた)
■鈴鳴トバリ > あッは!! 惚れてくれていいぜ?
ヒヒ、……なんだよ、くたばったか。根性無ェなァ
(ああ、床に落としたコップが割れた)
(まるでそんな調子で、彼は舌を打った)
(その程度だ。命の価値なんて天秤に掛ける間でもない)
(そこいらに腐るほどいる人間なんて、そこいらに腐るほど売っている大量生産品と同じ)
(意思。個人。人生。過去。未来。そんなくだらないものに興味は無い)
(鈴鳴飛燐にとって、街路にひしめく有象無象は有象無象でしかない)
(基準は幾らかあるが、「使えるか?」「使えないか?」 価値とはそれだ)
(そういう意味では――廿楽は彼にとって、きっと一定の価値を有していた)
……くははッ
(――「道具」の域を出るか否かは、さておき)
……ンン?
なァんだ、面白いモンを見つけたねぇ
ああ、似合いだ、丁度良いよ
手前みてェなどォしよおもねェ奴にゃァな
指先一つで人を殺せるくらいの価値観が丁度良い
(黒く濡れたように光るそれは、彼の興味を再び引いた)
(銃口は深淵のようにくろく口を開けて呼吸を待っているように見える)
(――ぬ、と手が少女に伸びる)
(がしり)
(銃を握る手を鷲掴む)
(有無を言わせぬ。拒否させぬ絶対)
(人形のように操る。ぐいと腕を上に向けさせる)
……えェ、
(ごり、)
(その銃口を、自らの額に、こすり付けるように押し当てた)
……紙屑みてェだろ
これはそういう玩具だぜ、廿楽よォ
(――笑う)
(飛燐の能力は――その隠された真価でさえも――この距離で眉間を撃ち抜かれれば即ち死)
……ハジいてみるかァ?
かッはは、それも悪かねェなァ?
(その心は、やはり、ああ、読めない)
■薄野ツヅラ > ───惚れてる、って何回云わす訳ぇ?
(軽口を叩きながらも少女の精神は既にボロボロ)
(度重なる人間の死ぬ間際の声、其れは少女の精神を追い詰める最適解だった)
(学生地区を外れ、歓楽区を外れた其の先に広がる落第街)
(其処では人間は等しく無価値で無意味であった)
(──【精神掌握】。薄野廿楽の本質であり奥の手)
(其れも耐性がある少年の前ではエキストラと寸分違わぬ無価値な個性)
あっは──、楽しいねェ、飛燐
(そんな無価値な自分を"使って"繰れる)
(少女が依存するのにそう時間は掛からなかった)
(笑いと共に掴まれる少女の華奢な腕)
(文字通り子供のような少女の腕を操るのは少年にとっては赤子の手を捻る以上に容易い)
ええ───あんたを一瞬で葬れるような玩具は
こんなつまらないボクにぴったりなんだゾ☆
(面白い話を求める少女は、何の面白みもない鉄屑を握る)
(やがて、少年の顔を満足したように眺めれば)
要らないわァ。別にぃ、もっと面白い手段はある訳だしぃ
───鈴鳴飛燐の精神は、心はぁ。"未だ"見えないしぃ
(間延びした語尾。特徴的なその喋り方にも)
(些か疲労の色を滲ませた)
■鈴鳴トバリ > あッは、興味無ェよ
(哂って流す。興味が無い。本当にそうなのだろう)
(言ったばかりだ。価値とは「使えるか?」「使えないか?」それだけだ)
(ひとは扱いやすくて便利な道具を愛するのかもしれない)
(だがその便利な道具が自分を愛しているかどうかなんて全く気にもかけないだろう)
(何故なら道具だからだ。そこに意志は介在せず介在させない)
(故にその想いの螺旋は底知れぬ暗闇の中へと墜落していく他に、ない)
――あァ、そうだなァ
じゃあ、もっと面白くしてみようかァ?
(――ぎり、と。突如、握る力を強める)
(もしも、一瞬でも、廿楽がそれに怯んで銃を握る手を緩めたなら)
(一瞬刹那。彼は、その手から黒鉛を奪い取るだろう)
(否。奪い取れる。分かっている。なぜなら彼女は彼の道具だから)
(思う侭。成すが儘。――そしてその銃口を、笑いながら少女の頬に突き付ける)
(――……つめたい)
……頬を横から抜かれた程度じゃァ死なないらしいぜェ?
ッてことはだ……分かってるよなァ、ぼくが「やる」奴だってことくらいなァ
(ああ、……たのしいなぁ)
■薄野ツヅラ > 其れも知ってるわぁ───
(少年の本心は能力では窺い知れない)
(しかし唯一わかるのは、自分に興味なぞさらさらないと云うことだけ)
(少女は、其れが解っただけでも気分を高揚させた)
あっは、
(本日数回目の特徴的な笑い声)
(少女は緩やかに手を離す)
(───……ひんやりとした其れが少女の頬に触れる)
(直接その大きな手を、自分の頬に触れてほしい……そんな方向違いの思案を重ねて)
死ななくてもぉ。暫くお荷物で使えないかもしれないゾ☆
わざわざ切れ味のいい鋏を鈍にするつもりぃ?
(挑発するように言葉を吐き出す)
(少年の気分次第では自分の頬が今直ぐにでも撃ち抜かれるかもしれない)
(そんなスリルを全身で感じて───少女は表情を緩めた)
(嗚呼、最高で最低な時間。)
(自分を見ることのない少年の目が自分に向いている)
(あァ、───……狂おしいほど、愛しい時間ねェ)
■鈴鳴トバリ > ……ヒ、は、はは
いいんだぜ、ぼくは。手前のアタマと胴体さえ残ってりゃァなァ
いっそ口をぶちぬいてやったほうが静かで良いかもしれねェな?
(平常の感覚であれば、それはたちの悪い冗句以外の何ものでもないのだろう)
(然し彼女は識っている。それは冗談でもないんでもないということ)
(“気分次第で”――頬を抜かれる、手を穿たれる、唇を抉られる)
(彼は“やる”。そういう人物だ。ああ、イカれている。狂っている)
(――それをなによりもしっている)
……まァ――
(視線が交錯する)
(その瞳の奥にあるのは、果たして恐怖だろうか? ……いや――)
あッは、
(……――ぼくがイカれてるって?)
(あァ、そうだろうさ)
(けどなァ、手前も――)
(――銃口を下せば、乱雑に少女のポケットに突っ込んで)
……言ったろォ、今日は手前で遊んでやるよ
行くぞ廿楽ァ。少し賑やかになってきたしなァ
(……人の気配がする。絶叫を聴き付けたろうか)
(そんなことはどうでもいいといった風に、彼は背を向けゆっくりと歩きだした)
■薄野ツヅラ > 冗句も向いてないみたいねぇ?
(自分の命そのものを相手に握られる感覚)
(其れは異様な高揚感と悦楽を感じられた)
(平常の感覚なんて、既に彼女は喪った)
(だからこその────……愛情。)
(少年が狂っているように、少女もまた同様に狂っていく)
ねェ、飛燐────
(愛してるわぁ?)
(狂った少女は狂った歯車を求め続ける)
(一度狂ってしまえば元の───日常を生きる歯車には混ざれない)
(だからこそ、少年を求めた)
こんなの見たらボクじゃなくても精神病んじゃうんだゾ☆
(哀れ、この光景を見ることになるのは少年か、其れとも少女か)
(公安か、其れとも風紀か────)
(第一発見者となる人物に少しの哀悼を込め)
────……置いていかないでよぉ
(少女は、何事もなかったかのように少年の背を追った)
ご案内:「路地裏」から鈴鳴トバリさんが去りました。
ご案内:「路地裏」から薄野ツヅラさんが去りました。
ご案内:「路地裏」にルナさんが現れました。
■ルナ > 【一歩一歩前に足を踏み出す。首筋に冷や汗が浮かぶのが感じられる。だが、歩みは止めない。】
■ルナ > 【今までもたびたびスラムや路地裏に立ち寄ったことはあった。……主に付き添いでだが。】
■ルナ > 【今日はなんとなく嫌な感じがする。よくない雰囲気が感じられる】
■ルナ > 【目を閉じて、呼吸を整える。余計な考えを頭から追い出す。】
■ルナ > 【思考を空っぽにして路地裏を進む。白い服に銀の髪。およそ暗い路地に似つかわしくない少女の姿。】
■ルナ > 【ふぅ と小さくため息。手近にあったゴミ箱に座り込んだ】
■ルナ > 【時々人が通りがかるたびに視線を向ける。が、すぐに興味を失う。むしろ、路地裏に似つかわしくない外見に奇異の視線を向けられていることに気づいているのか、いないのか。】
ご案内:「路地裏」にリリアさんが現れました。
■ルナ > 【ゴミ箱の上で微動だにせずに周囲を見ている】
■リリア > 「ふー……あーれじゃ迂闊に出れないじゃんって……」
大通りから閃光が煌き慌てて路地裏に逃げ込んだものの、未だあちらは騒がしく、帰るに帰れない。
強引に抜けるのも手ではあるが、殺伐とした落第街でそれを行うのは些かリスクが強く悩んでいた。
「せっかく報酬沢山貰ったのに生きて帰れなきゃねー。」
端末の時計は間もなく七時を差す。さっさと帰って眠りたい気分であった。
■ルナ > 【ちらり と新しく現れた人影に視線を送る。が、やはりすぐに興味を失ったように見える】
■リリア > (徹夜明けに運び屋なんてするんじゃなかったなぁ。ま、これで暫くゲーセン籠もれるなら安いか。ふふふ。)
時間を潰すアテもなく路地裏の汚い壁を眺めたり、端末を弄っていたり。
ちら、とゴミ箱に座る銀髪の少女と目が合ったかもしれない。
■ルナ > 【目が合う。顔色はひどく青く、目の下に濃いくまができている】
■リリア > 目が合い無意識に微笑む。その後、ポシェットの中を漁りながら徐ろに近づいていく。
「……食べる?」
差し出したのはブロック状の栄養食。昼食べ損ねたお昼ごはん(兼おやつ)の余り。
■ルナ > 【少し迷うような素振りを見せ、栄養食を受け取る。が、それを食べることなく持っているだけ。】
■リリア > 「それ、栄養なんちゃら?って奴なんだけどー……意外と美味しいんだよね。
ちょっと湿気ちゃってるけど、良かったら食べて?」
にっこりと微笑む。
■ルナ > 【感謝の意を示すように頭を下げる。が、やはりそれを食べることなくしまいこんだ。】
■リリア > 「あっ賞味期限今日まで……ま、いっか。」
少女から目を離し、そっと大通りの方を伺う。まだドンパチやっているようだ。
一つ大きな欠伸をし、何かを探すようにうろつき始めた。
■ルナ > 【少し疲れたように息を吐くと、少女の動きを観察し始める】
ご案内:「路地裏」に紙コップさんが現れました。
■紙コップ > *カラン*
紙コップが転がってきた。
■ルナ > 【ちらりと紙コップに目をやった】
■紙コップ > *カラカラカラ*
辺りに風は無いようだが…
一定の速度でルナに向け転がってきている
■ルナ > ……?【怪訝そうな顔でそれを拾い上げた。視線はうろつく少女に向けたままだが。】
■リリア > 「んー……何か跨がれそうな長物でもあればいーんだけどー……ん?」
廃棄された何かの用具を漁っていると、カラン、と軽い音が聞こえる。
振り向いた先には先程の少女と今朝方見かけたような紙コップが運命(?)の出会いをしているようだ。
■紙コップ > * … … … *
それは何の変哲も無いただの紙コップのようだが…
■ルナ > 【ゴミ箱から降りると、ごみのそこに埋まっていた鉄パイプを引っ張り出す。まるでそれがそこにあることを知っていたかのように。】
■リリア > 鉄パイプを引きずる音が裏路地に響く。少女が紙コップを片手に鉄パイプを引っ張り出していた。
「お、ちょーどピッタリの……あれ、わざわざ探してくれたの?」
やや粗雑に扱われている紙コップには敢えて言及しない。
■ルナ > 【無言で鉄パイプをわたし、何の気なしに紙コップを覗き込んでいる】
■紙コップ > * … … … *
内側に飲料の付着は無い。
まだ使われていないようだが地面を転がってきたので使う気にはならない…
■ルナ > 【使われていない紙コップがこんなところに落ちていたことにわずかに疑問を抱く……が、気にする必要もないと考えたのか、それを安定した場所に立てておいた】
■リリア > 「ありがとね! 用が済んだらまた返しに来なきゃ。」
にっこりと微笑んで鉄パイプを受け取る。
ポシェットから使い捨てのウェットティッシュを出し、鼻歌交じりにパイプを軽く拭いたりしている。
■ルナ > 【じっとその様子を眺めている。少しして、立ちくらみを起こしたように再びゴミ箱に座り込んだ】
■紙コップ > * … … … *
土ぼこりが付いた"それ"はどことなく哀愁を漂わせている…そんな気がする
■ルナ > ……?【再び紙コップを持ち上げる。なんとなく、その紙コップの「情報」を読んでみようとする】
■紙コップ > 【パルプ80% 再生紙20% ○○社 ○○工場】
主に原材料や生産場所の「情報」を読み取る事が出来た…が
【ばいく きらい】
…ノイズのようなものも混ざっていた。
■リリア > 「さってと……私はこれにてお暇。また会おう、ね?」
そっと鉄パイプに跨り深呼吸を一つ。
地を蹴ると共に衝撃を後方に放ち、少女は"離陸"する。
■ルナ > ……。【ほんの少し気になって紙コップを手に取り、つぶさないように気をつけて、服の中にそれをしまいこんだ。】
■ルナ > 【鉄パイプに乗って飛んでいく少女を見送る。再び立ち上がると、再びゆるゆると歩き始めた】
■紙コップ > *カタカタカタ*
服の中で紙コップがもがくように震えている…
■リリア > 去り際に少女へ小さく手を振り、張り巡らされた電線を器用に避けつつ暗い空へと旅立っていった。
■ルナ > ……?【少し不思議そう。だが特に気にすることなく路地裏のさらに奥まで進んでいく】
ご案内:「路地裏」からリリアさんが去りました。
■紙コップ > *ペコン*
服の中の"それ"が一瞬輝いたような気がしたが、その後震えは無くなった…
■ルナ > ……?【服の中の紙コップをのぞく】
■紙コップ > *キラン*
いつの間にか紙コップが新品になっていた。
別のものと摩り替えられれば自分は気付くはず…
つまり持ち帰ろうとした"それ"そのものがまるで買った直後のようになっていたのだ。
■ルナ > ……。【すこし紙コップに興味を持ち、じっとそれを見つめる。が、突然ふらりと体勢を崩すとそのまま汚れた地面に倒れこんだ】
■紙コップ > *カタ! カタカタカタ!!*
するりと服から抜け出し宙に浮いた紙コップ
突然倒れた彼女を心配するように周囲をフラフラと忙しなく浮遊している…
■ルナ > 【じっとしたまま動かない。眠り込んでいるようだ】
■紙コップ > *コトリ*
彼女を助ける術を持たない"それ"は近くにあった木箱の上に着地し、
見守るようにその動きを止めた…
■ルナ > 【そのまましばらくは眠り込んだまま目を覚まさない様子。顔色はよくないまま眠り続ける】
ご案内:「路地裏」からルナさんが去りました。
■紙コップ > *…カタッ!*
ハッと何か思いついたように紙コップは震えた。 そして…
*ベコッ! ベコベコッ! ベコッ!!*
眠る彼女を起こさないよう少し離れた所で、
表通りに向けて底部の紙を大きく震わせ乾いた音を発し始めた。
「ここに誰かいる」と知らせるように…
ご案内:「路地裏」から紙コップさんが去りました。
ご案内:「路地裏」に翔さんが現れました。
■翔 > 「何だこりゃ」
路地裏にあるまじき平和な音に導かれてきてみりゃ地面に倒れた少女?と音が鳴ってる紙コップ?
思わずその場に立ち止まって周囲を見渡す
いやそりゃこんなのがこんな場所で見たら普通罠としか思えねぇんだが
しかも紙コップは音鳴り止んでるし
ご案内:「路地裏」にルナさんが現れました。
■ルナ > 【地面に倒れたままぴくりとも動かない。】
■翔 > 暫くじっと立ち止まって周囲の音を探るが、いつもどおりの路地裏
つまりは遠くから色々詳しく聞かないほうがよさそうな音ばかりだ
「好奇心に負けなけりゃよかったな」
思わず頭を掻かずにはいられない
理性は見なかったことにして逃げろっていってんだけど、なぁ
「ま、罠にしちゃ少々不思議な光景すぎんだろ」
そうそう、罠なわけねーよっと
軽く深呼吸してゆっくりと近づいていく
■ルナ > 【近づいてもやはり動く様子は見られない】
■翔 > とりあえず、先程まで震えて音を鳴らしていた紙コップに近づく
恐る恐る周りの空間を手でチョップするが特に反応がない
そっと手に取ると普通に取れた
中身を見ると、空だ
底を見ると、空だ
「いやいやまてまて」
もう一度同じように中身も底も外回りも全部みて触ってみるが、自分の理性はどう見てもただの紙コップと告げている
「本当、不思議すぎんだろ」
軽く力を入れると、ペコっとさっきまで聞き慣れた音が手の中でなった
ご案内:「路地裏」に紙コップさんが現れました。
■翔 > ひとまずわかったことは一応罠、ではないらしい
なんか仕掛けるなら今頃何か起こってるだろうしな
とりあえずこの紙コップは同じ場所に置き直す
多分こいつを媒介にしたなんかしらの能力でコレ自体にはなんもなさそうだ
先程よりは幾分早く倒れた少女?の元まで歩み寄る
■ルナ > 【ぴくりとも動く気配はない。ただ地面に倒れている。眠っているのかもしれない】
■翔 > 「おーい、お前大丈夫か」
腰をかがめて倒れてる子の肩を揺する
揺すりながらなにやってんだと呆れている自分が居るが無視無視
■ルナ > 【若干体温が高く感じられ、首のあたりには冷や汗が浮き出ている】
■紙コップ > *コトリ*
先ほど紙コップが置いてあった場所から音がした。
よく見るといつの間にか冷えて綺麗な水が汲まれていた…
■翔 > 返事がない
ただの屍のようだ
「ってわけじゃねーみてーだな」
首筋に手を当てるとしっかりと熱を持ってるのがわかる
額にそのまま手を当てると冷たく感じない
つーことは少し熱が出てるってことだろ
「んで、どうするよ」
1・やっぱりみなかったことにする…のは流石に無しか
2・助ける YesYesYes
ま、そーなるよ
背後から聞こえた音に右拳を引きながら立ち上がる
今一瞬なんか音が、とそちらに視線を寄越すと先ほどの紙コップ
■翔 > 嫌な予感を覚えつつ近づいて中を覗くと何故か水が
「オー・マイ・ゴッド」
なにがなんだが流石に出来過ぎじゃねーのか?
そうは思うも今更後には引けねーのも事実だし
紙コップを手にとって子供の身体を起こす
「おい、おーい、大丈夫か」
声をかけながら揺する
■ルナ > ……ぅ【ほんの少し身じろぎする。まだ目は開かない】
■翔 > お、反応あり
「起きろー、無理ならとりあえず口だけでも開けてくれ」
先程よりも強く揺する
■ルナ > 【わずかに目が開く。ちらりと不良らしき青年の姿を見上げ……ちょっと警戒したらしく口は開けなかった。】
■翔 > 「やっと起きたな…ったく、もし起きなかったらどうしようかと思ったぜ」
思わずため息を漏らしながら
「ほれ、飲め。喉乾いてるだろ」
と先程まで持っていた紙コップを口元に持っていく
ずっと持ってたからぬるくなっちまったかな、失敗だ
■ルナ > 【警戒してしばらく口を開かなかった、が、紙コップに目を向けるとおそるおそる口を開けた。】
■翔 > えっ、俺がそのまま飲ますのか
子供に飲ませたことなんてねーぞ
と、とりあえず紙コップをそのまま口につけて、ゆっくりと傾ける
超性能紙コップ(仮称)なら多分自動で飲ませる量とか調整してくれんだろ
いや、無理か
■ルナ > 【少しずつ水を飲む。多少むせたが問題は特になさそうだ】
■翔 > そのまま飲んでくれたみたいでとりあえず一安心、だな
意思の疎通も取れてるみたいだし、このままこっから抜け出すか
子供の膝裏に手を入れてそのまま担ぎ上げる
「迷子かなんかしらねーが、体調悪いのにこんなところにくんじゃねーよ
俺以外だったらどうなってたかわからねーぜ」
そのまま抵抗がなければ路地裏を戻ろうとするだろう
■ルナ > ……。【特に抵抗する様子はない。むしろ抵抗する力が残っていないように見える】
■紙コップ > *スゥッ*
二人を見守るかのように"それ"は周囲を浮遊している…
■ルナ > ……………………。【なんともいえない表情で紙コップを見ている】
■翔 > 歩き続けながら何から聞こうか考える
とりあえず、まぁ
「お前、名前は?
俺は荒木(アラキ) 翔(ショウ)」
そう言いながら抱いている少女のを見ると、先程まで保たせていた紙コップが無い
一瞬視界にちらついた何かを見ると、思わず歩みが止まった
「悲鳴が出そうになったぞ…お前何なんだ」
とりあえず神コップ脳内で呼ぼう、そう決めて歩き続ける
■ルナ > ……。【無言。話を聞いていないわけではなさそうだが、何も言わない。】
■紙コップ > *キラン*
"それ"は一瞬輝き新品になった。
その後も鳥のヒナが親を追いかけるようにフワフワと付いてくる
■ルナ > 【じっと瞳だけ動かして紙コップを目で追っている】
■翔 > 根本的な質問を無視されると流石に少し傷つくな
昔は子供受けもよかったんだがなぁ
「家や親は?」
なんか光ったがもうしらねーぞ
実は監視システムで何かしようとしたら天罰落ちるとかじゃねーだろーな
■ルナ > 【小さく首を横に振った。視線は紙コップに固定されている】
■紙コップ > *コトッ*
"それ"は翔の頭の上にそっと着地した
どことなく遊んでいる感じがする
■翔 > 一応、俺に対しての返事だよ、な?
ん?家がない?
「一応、学生街の方へ行こうと思ってるんだが
マジで家無し?んじゃお前普段どうしてんだ?」
頭の上の音には首を振って答えた
■ルナ > ……。【黙り込んで答えない。ほんの一瞬躊躇うような素振りが見えた気がする】
■紙コップ > *スゥッ*
首を振られ慌てて浮き上がる。
反省したのかもう頭の上には乗ってこないようだ…
■翔 > 家無し、名無し(仮称)、親なし
んで普段どうしてるのかも答えない
ってなると、まぁ、自ずと答えは出る
が、その答えを知って俺にどうしろっていうんだ
「どっか連れて行って欲しい所、あるか?
一応は、頼ってる人とかいんだろ」
じゃねーと流石にいきてはいけねーはずだ
■ルナ > 【無言で首を横に振った。】
ご案内:「路地裏」にソラさんが現れました。
■翔 > 「んじゃずっと一人か」
なんか目的はあるんだろう
だがそれは聞かなくてもいいことだ
不法侵入者は学園のサービスは受けられねぇ
ってなると、自分でどうにかするっきゃねーか
そこまで考えて、足音に歩みを止める
■ルナ > ……。【身を起こして振り向いた……が、いると思った人影はそこにはなく。少し落胆した様子で再び脱力】
■翔 > 振り向いて後ろを確認するが、人影は無い
今確かに足音が聞こえたと思ったんだが
胸元の子供見ると、何処か落ち込んだように見える
「あー、その、なんだ
大変、だったろ」
こういう時にどんな言葉をかければいいのかよくわかんねぇ
■紙コップ > *クルクル*
紙コップはのんきにきりもみ回転している
■ルナ > ……ごめんなさい。【小さく、自分を抱える青年に謝罪の言葉を述べて目を閉じる。少し熱が上がっているようだ】
■翔 > お前もちょっとはなんか考えるなりしてくれ
手始めに偽証学生証からな、と半眼でのんきに跳ぶアレを睨みつける
■ルナ > 【くたりとした様子で再び眠りに落ちた。しばらくは目を覚まさないだろう】
■翔 > 「責めてるわけじゃねーよ
とりあえず、俺が信頼出来る人の所連れて行くからな」
と伝えて子供を見ると、聞いてるか聞いてないか瞳を閉じている
第一声がごめんなさい、か
手を伸ばして額に触れると、先程よりも熱くなっている
抱えている重さも少し増えたようだし、とりあえず師匠に頼るか
ご案内:「路地裏」からルナさんが去りました。
■紙コップ > * … … … *
心配そうに見守っている
■翔 > ポケットから携帯を取り出して、師匠に電話をかける
コール待の間に
「心配ならこいつのポケットの中でも入ってろ」
と近くを飛んでいるかみこっぷに声をかけて
「あぁ、もしもし師匠?
ちょっと子供一人匿って欲しいんだけど
あ?隠し子?何言ってってまた飲んでるだろあんた!
ったく、まぁいいや空家使うぞ。後で顔出してくれ口頭で説明すっから
はぁ?新人教師?どうせ振られるからさっさとこい!」
■翔 > 数分怒鳴るように話し、通話ボタンを切ってため息
また伝授遅れるんだろうなぁと思いながらも、路地裏を抜けていった
【お疲れ様でした】
■紙コップ > *♪*
コクリと頷くような仕草をした後そっとポケットに入り込む
ご案内:「路地裏」から翔さんが去りました。
■紙コップ > *ベコッ*
暫くの後、このままの状態だとポケットが膨らみ邪魔になると気付いた"それ"は、
自らを平たく潰したのであった…
【お疲れ様でした】
ご案内:「路地裏」から紙コップさんが去りました。
ご案内:「路地裏」に朝霧保健医さんが現れました。
ご案内:「路地裏」から朝霧保健医さんが去りました。
ご案内:「路地裏」にレイチェルさんが現れました。
ご案内:「路地裏」に朝霧保健医さんが現れました。
■朝霧保健医 > この辺でどかーんと騒動が起これば調査もはかどるはずなのに~・・・
■レイチェル > 「強行捜査か……」
もし本当に行われるとすれば、公安と風紀の激戦になるだろう。
その結末はどちらに転ぶのか――。
学園の中でも権力を持った2大組織の激突。
どう転んでも、ただ事では済まないだろう。
それでも。
「譲れないもんがあるぜ……」
風紀委員として、無鉄砲な行動をしているのは
自分が一番よく分かっている。
それでも、知性のその奥、心の奥底にあるレイチェル自身は、
ただただ傍観することを拒否していた。
だからこそ、レイチェルは動く。動き続ける。
こうして今も。
「さて、面倒事は起きてなさそー、かな……」
■朝霧保健医 > (血塗れの女性はふらふらと辺りを見回しながら歩いている・・・)
■朝霧保健医 > それに~・・・運が良ければ二大組織のデータも得られるかも~♪
■レイチェル > 目の前から現れるのは、風紀委員の腕章をつけた
金髪眼帯の少女だ。
「ん? あんた……その血、どうした? すげー血だぜ」
暗がりで血塗れの女性を見て、すぐさま駆け寄る。
クロークに手を潜めながら。
■朝霧保健医 > ・・・あら~♪心配してくれてありがと~♪
でもこれ血じゃないから大丈夫よ~♪"コレ"は異能のせいで垂れ流しになってるだけだから~♪
■レイチェル > 「あ~……そうなのか? 勘違いしちまったぜ」
そう言われれば、腰に手をやり。
「こんな路地裏を血塗れで歩いてるとなりゃ……なぁ?」
■朝霧保健医 > お仕事ですからね~♪
でも、路地裏を歩いてても何故か怖い人が近寄らないから楽ですよ~?
■レイチェル > 「そりゃ、大体の奴らが逃げると思うぜ……」
頭に手をやり。
「で、仕事? ってーと……?」
■朝霧保健医 > 悪い人からよろしくないお薬を没収して~、調査して対策法を考えるのよ~♪
最近は異能の力をブーストするような薬も出回ってるらしいのよね~・・・
そんなものを使って異能が暴走されたら困るでしょ~?
■レイチェル > 「変革剤……ってやつか」
真面目な顔になり。
「あの薬……一体何なんだ? 異能を強めるってーのは分かったが……
あんたの知ってることを教えてくれよ」
■朝霧保健医 > たぶん体内の特殊な細胞を活性化させて~、異能に強い影響を与えてる感じかしらね~♪
ただ出力が上がるだけじゃなくて異能のランクも引き上げてるみたいなのよね~・・・
肉体強化型の異能力者が服用すれば身体から触手のようなものを生やしたり、身体を伸ばしたり変型させたりできるようにもなるみたいよ~?
ただ副作用も酷くて~・・・
この前は火炎操作型の異能力者の死体が皮膚が焼け爛れた状態で見つかったのよ~・・・
ご案内:「路地裏」にメアさんが現れました。
ご案内:「路地裏」にソラさんが現れました。
■メア > ルナ……(足取り重く、路地裏を進む)
■ソラ > 【ぴくりと何かに反応したように走り出す。途中で柄の悪い男に声をかけられ、殴り飛ばしたのが見えた。】
■レイチェル > 「出力だけじゃねぇ、か……」
所々軽い保険医に対して、レイチェルは真剣な表情で腕組みをしつつ。
「……下手すりゃ命を奪う。そんな薬が、出回っていい訳がねぇ。
それで、対処法ってのは見つかりそうなのか?」
■メア > っ、ソラ…待って……(必死にソラに着いて行く。
足取りは重い上に動きもいつもよりさらに遅いが。)
■ソラ > 【ある程度のところまでいくと、地面に這い蹲るようにしてにおいをかぎながら移動し始める。まるで犬か何かのように。】
■メア > ソ、ソラ…?(先ほどまで動きが遅くなっていったのに今はこうして元気に動いている事に首をかしげ)
それ、で…分かる…の?(地面を這うソラに尋ねる)
■ソラ > あっち!【商店街のほうを指差し、メアさんの手をとった】
■メア > え、う…うん…(引っ張られるようにソラの後に続く)
ご案内:「路地裏」からメアさんが去りました。
■朝霧保健医 > 対処法・・・う~ん・・・その異能を司ってる細胞を一時的だけどほぼ完全に鎮静化させる薬ならあるから~・・・
ガス状にして暴走してる対象に噴霧する・・・とかならどうかしら~?
ご案内:「路地裏」からソラさんが去りました。
■レイチェル > 「なるほど、異能を司る細胞を鎮静化……な。オレの方でも一応、元の世界の
装備でな、魔術とか、異能とか、そういうもんを抑える装備が無い訳じゃ
ねーんだが……数がなくてな」
そう言って、頬を掻き。
「一応聞いとくがその薬、簡単に手に入るのか?」
■朝霧保健医 > なかなか難しいわね~・・・
やっぱり~・・・お薬の出所を叩く方が確実かもしれないわね~
■レイチェル > 「結局はそこか……ま、そんなこったろうとは思ってたぜ。
何にしたって物事、そうスムーズに上手くいくわけじゃねぇよな」
ふぅ、と小さく溜息をつき。
「薬の調査の現状は把握できた。感謝するぜ」
■朝霧保健医 > いえいえ~♪それではまた~
(後ろに倒れ込んで、赤黒い液体へと沈んでいった・・・)
(赤黒い液体も跡形もなく消え去った・・・)
ご案内:「路地裏」から朝霧保健医さんが去りました。