2015/06/07 のログ
ご案内:「路地裏」に薄野ツヅラさんが現れました。
薄野ツヅラ > (深夜の路地裏。其処に)

────赤ジャージにヘッドフォンの薄野ツヅラ。
風紀委員は「見つけ次第事情聴取の必要が」、ねェ……──

(夕方。風紀委員の少年から聞いた情報はなんとも耳寄りな話であった)

(風紀委員の中にも裏切り者が居るなんて誰も知らないんでしょうねぇ…)

薄野ツヅラ > (猫のように笑う風紀委員の少年)
(放し飼いの猫のように屹度あちらこちらで機密情報を漏洩しているのであろう)

(あ゛──……どうしたものかしらァ……)

(ふわ、と小さく欠伸を一つ)
(少年の漏らした情報は彼女の手の内の巷で話題の薬の話もあった)

(まァ、大きい組織なら裏切るも裏切らないも屹度あるんでしょうしィ)

(……ボクには与り知らぬところの話は別にどうでもいいけどぉ)

薄野ツヅラ > あ、風紀委員に漏らした裏切者がいるって伝えれば────……

(云いかけた言葉は徐に呑みこまれる)

(……そう云えば事情聴取だかなんだか云ってたわねェ)

(裏切者がいると伝えたいのは風紀委員。自身が追われるのもまた風紀委員)

(難儀なことねェ…)

(少女は、今日も夜の落第街を往く)

ご案内:「路地裏」から薄野ツヅラさんが去りました。
ご案内:「路地裏」にchita 135さんが現れました。
chita 135 > (寝床を探してたらこんな所まで来てしまった)
chita 135 >  
 チタは現在、住所不定無職である。眠りたければスラムの少し人が
入りにくい所を選んで寝床としていた。

chita 135 > (どうしようかな…)
chita 135 >  
 しばらく寝床だった場所が、跡形もなく粉砕されてしまったのだ。
異能者同士の喧嘩のせいらしい、この街では稀によくあることだ。

chita 135 >  
 ちょっとした洞窟みたいな空間をビルの谷間の中に見つけた。
 その、建物にできた凹み部分がなんのための空間かは知らないが、
雨風を凌ぐのによさそうだから、ちょっと除いてみた。

chita 135 > ……ごめんなさい。
chita 135 >  
 先客がおられて、ダンボールとか新聞とかビニールシートのミノムシ
となって眠っておられて。
 覗きこんだチタを、まったく苛立たしそうに睨んだので、チタは大
人しく引き下がる。

ご案内:「路地裏」に四ノ宮 雪路さんが現れました。
chita 135 > どうしよう……。
chita 135 >  夜の路地裏で彼女はつぶやく。
四ノ宮 雪路 > (たまたま、そういう気分であっただけだ。今日はせんべいが売れて気分が良くて、たまにはちょっとした"善行"を積むことも悪くはないのではないか。いつもより、ほんのちょっと違うことをしてみるのも悪くない)
「いやあ、今日は良い日だ。明日は晴れに違いないね」
(だから、普段通らぬ道を通っていた。白衣のポケットに手を突っ込んで、上機嫌に歩いて行く。そして――彼女がいた)
「おや」
(相手の風体を見て、その身分に当たりをつける。ふむ、と心のなかでは思案しながらも)
「こんな夜更けに夜歩きとは。いくらなんでも最近は物騒じゃないかな?」
(などと、口火を切った。そう、今日は少し違うことをしてみたかっただけ)

ご案内:「路地裏」にクオンさんが現れました。
ご案内:「路地裏」にクオンさんが現れました。
chita 135 >  チタは、まったく動かずに、耳と鼻で周囲を探った。
 狭い路地に、男の声が反響するのを聞いて。声の主と、さっきの浮浪者の
放つ生物の臭い以外が周囲に無いのを知覚した。
 (間違いなく、私に話しかけてる)
 そもそも、思いっきりこっちを見ながら言ってるのだから。自明であるが。
勘違いで合ってくれた方が嬉しかったので、人間以上の知覚を動員して確か
めたのだ。

chita 135 > ……。
ご案内:「路地裏」にクオンさんが現れました。
chita 135 >  
 その上で、あえて無視して、細身で白衣の男の横を通りすぎようとした。
 (知らない相手に、気軽に話しかける人間には裏がある)
 それが、チタの経験から学習している生存術である。

ご案内:「路地裏」にクオンさんが現れました。
ご案内:「路地裏」にクオンさんが現れました。
ご案内:「路地裏」にクオンさんが現れました。
四ノ宮 雪路 > 「……おや。無視されてしまった。つれないなあ。いや、別にいいんだけど、ただ気になっただけだから」
(大きくため息をついて、しかし余裕そうな表情は変わらなかった。ただひたすらに喋りたてるのは彼の性か。
「随分と警戒しているみたいだけれども、別段このシチュエーションで話しかけるのはそんなにおかしいことじゃないんじゃないかな?」

chita 135 >  
 夜の危ない路地に、うら若い女の子が一人ぶらついているのだから。
親切心から声をかけたとして、おかしくないし、下心があってもまったくお
かしくないのである。
 しかし、並の女の子でも、並の人間でもないチタにとって、そんな親切も
下心も不要ではあるが。
 なぜだろうか、ただのちょっかいならば、すぐに無視して立ち去るだけな
のに。白衣の男の言葉が、妙にチタの頭の中にひっかかる。
 男は、チタを呼び止めようとしている。
 その意思が、まるで見えない手となって、腕を掴むようにチタの体を重く
する。
 イラッとした。
 というか、チタはいつだって不機嫌なのである。
 自分の行動を、邪魔する意図が相手にあったのかどうか。そんなのは知ら
ないが。
 (邪魔をされた)
 そう思った瞬間に、彼女は、足を止めて振り向いた。

四ノ宮 雪路 > (極力争い事は避ける。それが男の信条だ。しかし、今日という日は気分が高揚していたといっても過言ではなかった。いつも通り、用心深さはそのままに。ただ、喋る。ただ喋るというだけで彼の異能は力を溜める故に)
「どうやら聞こえないというわけじゃなかったらしい。機嫌でも損ねていたのかな? なに、会話のきっかけが欲しかっただけさ。ここは狭いだろう? 通り過ぎるにも声をかけたほうが事故は少ない」
(半分冗談で半分は本当だ。確かに路地裏は狭いし、会話のきっかけがほしかったのは間違いない。ただ、その二つの言葉が、互いに関わりあっては居なかっただけ)

chita 135 > 「何か、用ですか」
chita 135 >  
 チタがこの島に来てから、彼女に、声を掛けてきたのは、物売りかあるいは
邪な考えを持つ人間だけである。
 白衣のポケットに手を突っ込んだままの男を、この間合と彼我の体制から
どう襲撃して、無力化させるか。
 それを、考えながらチタは言った。。

四ノ宮 雪路 > 「大きな用があったわけじゃないさ。別にね」
(伊達に今までこの学園都市を生きてきたわけではない。戦いを避けてきた彼は、相手が自分の両の手に一瞬意識が向けたことは理解しているようであり)
「この辺りは物騒だし、声ぐらいはかけておいたほうがいいかと思っただけだよ。言っただろう? 会話のきっかけがほしかっただけだってさ」
(自然な仕草で両手をポケットから出す。肩をすくめようにして、柔和な笑みを浮かべた)

chita 135 >  
 笑みに対して、会釈を返すという程の愛想を、チタは持ちあわせていない。

chita 135 > 「わかりました。
話しを聞きます、どうぞ」。

四ノ宮 雪路 > 「なるほど。いや、ただ興味が湧いた、というのが率直な感想でね。君はあれだろう、真っ当な学生ではないよね?」
(そこまでいうと、おっと! と大仰に後ろにのけぞると)
「だからといって仕掛けないでくれよ。僕は争い事が苦手でさ。単に話死相手が欲しいだけなんだ。ここじゃ、君みたいな手合は珍しくはないしね。僕の住まいだって落第街、スラムも同然の場所さ」
(ただ言葉をまくしたてる。よく回る舌だ。それは彼にとって意識的なものでもあるが、ある種の癖のようなものでもある。会話が好きだという言葉に嘘偽りはない。今回だってただの気まぐれだ)
「君がそんなところでホームレスの寝床を覗いてるものだから、何をしているのか気になっただけなんだよ」

chita 135 > 「寝床を探していました」
chita 135 >  
 よく喋る男に対して、チタは端的に答える。
 簡潔に、短く。それが、彼女に染み付いた会話の癖である。
 しかし、普段の彼女からすれば、この返答も喋り過ぎである。何故、今声を
かけられただけの見知らぬ男に、自分が何をしているのか報告せねばならぬ
のか?
 そんな疑問は、チタの中に無い。。

四ノ宮 雪路 > 「なるほど。寝床を探して。女子寮にも登録できていないのかな」
(相手の言葉を受け止めると、指を立てて)
「もしかして、学生証も持っていないのかな」
(学生証。それさえあればここで暮らすには最低限、困ることはあるまい。なにせ、多くの違法学生には"親"がいる。奴隷のような扱いを耐えれば、屋根の下で眠ることぐらいはできるだろう)
「それとも、逃げてきたのかな」

chita 135 >  
 逃げてきたのか。男の言葉に、チタはギリッ、と歯を噛んだ。
 そして、答えた。

chita 135 > 「学生証は所持していません。……はい、私は逃げたのです」
chita 135 >  
 何故、こんな事まで答えてしまっているのだろうか。チタの中で、記憶と
後悔が、ごちゃまぜになって渦を巻く。
 チタはいつだって不機嫌なのだ。
 その苛立ちがさらに、身の内を焦がすように高まっていく。。
 

四ノ宮 雪路 > 「なるほどね。それじゃあ風紀にも頼れないわけだ」
(事情は概ね理解してきた。なおも彼の舌は回る。不穏当な、望まぬ事態が起きても対処出来る程度には"温まってきた)"
「ここじゃ学生証がなければ始まらないな。そのカッコじゃあお金も持ってないだろうしね。あ。安心して欲しいのは、別に僕は君を売ったりしないってことかな。ははは、なんの得もないしね」
(笑いつつ、思いついたように紙袋を取り出した。こういったことは信条ではないのだが、まあ捨てたりするよりは幾分かマシだ)
「お腹、減っているだろう? それは既に冷めてしまったけど、この学園で一番おいしかった食べ物だ。焼きたてでないのがショック死してしまいそうだけど」
(紙袋に入っているのはせんべいであった。それを、彼女に向かって放り投げた)

chita 135 >  
 放られた紙袋を、チタは受け止めはせず。ザッ、と一歩引いて身構えた。
 しかし、中身はせんべいなのだから、爆発するはずもなく、危険な臭いなど
もしないのだから。
 彼女は、袋を拾い上げた。
 そして、中身を取り出して、臭いを嗅いで一口かじり。

chita 135 > 「目的が、わかりません。
 何がしたいのですか」

chita 135 >  
 紙袋を抱えて、そう言った。。

四ノ宮 雪路 > 「さて。さっきも言ったとおり僕は会話が好きなだけ。君を見かけて話しかけただけ。それだけさ」
(ひらり、と手を振って。男は笑みを崩さぬままに背を向ける。今日はよく喋った。幸いにしてせんべいの引き取りても見つかったことだし、実に楽しいことばかりであった)
「まあ、強いていうなら打算かな。君の懐が潤った頃、ぼくのせんべいの美味しさに心打たれて常連になってくれたら僕が幸せだ」
(言いながら、ゆっくりとそちらへ向かっていく。だが、それはあくまでも彼女とすれ違い、向こうの道へと出るための)
「落第街三番区、壊れた雀荘の看板が三階についている五階建てのビル。あそこの一階は今テナント募集中。裏から入れば風雨ぐらいはしのげるよ。信じるか信じないかは君の好きにするといい」

chita 135 > 「私の質問への解答は、不明瞭です」
chita 135 >  
 そう、チタは言った。
 男の背中は、すでに路地の出口、明るいネオン看板と街頭の近くにある。。

四ノ宮 雪路 > 「損にならないのなら、得にならないことをしたっていいと思わないかい?」
(そんな話が通じる相手だとは思ってはいない。だが、男は心の底からそう思っている。そうでなければ、手焼きせんべい屋などやってはいない)
「まあ、思わないだろうね。なら、」
(一拍、間をおいた。顔だけで振り返り、)
「目的はこう。未来の投資だ。長期的な得があるのさ。そのために、君へ声をかけた。なぜ得になるのかは企業秘密。こうして話すのも、その布石さ」
(そういって、ネオンの光に紛れて、白衣がどこかへ消えていく――)

ご案内:「路地裏」から四ノ宮 雪路さんが去りました。
ご案内:「路地裏」にchita 135さんが現れました。
chita 135 >  チタは、立ち止まったまま、去っていく男の後ろ姿を睨んでいた。
ご案内:「路地裏」に川添 孝一さんが現れました。
川添 孝一 > (路地裏で川添が二級学生たちの前に立っている)
(カツアゲ―――――ではないようだった)

……すまねぇ、今まで金を巻き上げたり、恫喝したりして。
(川添が二級学生たちに頭を下げる)
更正……してぇんだ…悪かった。
(二級学生たちが顔を見合わせる)

川添 孝一 > 「更正……? 一体なんで急に…」

(その問いに頭を下げたまま答える)
……不良をやめたい、ただそれだけだ………

(二級学生の一人である少女が涙を流した)
「……けないでよ……」
(少女が顔を上げる)
「ふざけないでよ!! 私たちがお金を取られてどんな気持ちになったと思っているの!?」
「いまさら頭を下げて善人ぶりたいだなんて、頭おかしくなったの、川添孝一!!」

(少女が近くにあった、赤錆びた鉄パイプを振り上げる)

川添 孝一 > ……すまねぇ………今まで取った金は働いて返す、それに…
(顔を上げた)殴りたいなら好きなだけ殴って構わねぇ。
俺はそれだけのことをしてきた。当然の報いだ。

(鉄パイプを振り上げたまま話を聞いていた少女が)
「ふざけるなああああああああああぁぁぁぁ!!!」
(そのまま川添の頭に振り下ろした)

(血が吹き出て、川添が後ずさり、そのまま尻餅をつくように倒れこむ)

「ふざけるな! ふざけるな! ふざけるな!!」
「あんたがニヤニヤ笑いながら私たちを恫喝して!!」
「そのたびにどれだけプライドが傷ついたと思ってるの!!」
「あんたにお金を取られた帰りにどんなに惨めな気持ちになったと思ってるの!!」
「死んで! 死んでよ!! 謝るんだったら今すぐ死んでよ!!」

(少女は何度も何度も鉄パイプを倒れた川添に振り下ろす)
(他の二級学生たちも顔を見合わせながら、それを止めようとはしなかった)

川添 孝一 > (声も上げず、何度も鉄パイプで殴打される川添孝一)
(それを見ながら残った二級学生たちが声をかけた)

「今更、そんなこと言われても……俺たちだって感情の整理がつかない」
「僕は……今君を殴っている女の子と同じ気持ちだよ…?」

(何度も何度も殴られる)
(川添孝一の罪は重く、深い)

ご案内:「路地裏」にエンガさんが現れました。
エンガ > (路地裏……そこには初めて来た。
今まで来なかったのはエンガに恐れがあったのかもしれない。
路地裏で一つ事件を収めたところで何になるのかと
そういう恐れだ。だが何もしないということは
やはりひっかかるものがあった。故に来た。
そこで目にしたのは川添が鉄パイプで殴られている姿。
風紀委員でも良く聞いたワルだ。その川添が無抵抗に殴られている
おそらく被害者が川添に復讐心から暴行を加え
川添は良心の呵責から無抵抗なのだと推測した。
エンガはライターを取り出す。そして火を灯すと
その火が縄のように変形し殴っている女の子の周りを
縛るように取り囲もうとする。拘束のための技だ)

川添 孝一 > 「!!」
(川添を殴っている二級学生の少女が周囲を火で取り囲まれ)
「だ、誰よ……邪魔しないでよ!!」

(二級学生たちが色めき立つ)

エンガ > 鉄パイプで殴られている現場を看過しろというのか?
例えどんな事情があろうとも……"番人"となる決意をした
私にそれはできない
(コツコツと路地裏に足音を響かせ歩いて集団に近づく
その口調は淡々としているが強い意志をこめたものだった)
風紀委員……といっても君たちには恨まれる対象でしかないだろう
(エンガの表情からは読み取れないが悲しい気持ちだった)

川添 孝一 > 「………っ!!」
(エンガの言葉に少女は鉄パイプを投げ捨てて逃げ出そうとして)

待ってくれ!!(ただ無言で殴られていた、ボロボロの川添が声をかけて)
こ、これ……今までお前たちからとってた金の、今月の返済分…
(血塗れの手で懐から金の入った封筒を取り出し、這ったまま差し出す)
受け取って………くれ……

(複雑な表情を浮かべていた二級学生の少女が、川添からその金をひったくるように受け取り)
(そのまま二級学生たちは逃げ散るように立ち去っていった)

う………(その辺に血を吐き捨てて)
わ、悪かった……助けてもらっちまったな……
風紀委員、か?(男に声をかけながら何とか壁に背をもたれて座る)
俺は川添孝一だ………ただの、元・不良の…

エンガ > 礼はいらない。そしてやはりあの集団はお前の被害者か……
(一連の流れを見て淡々と言う)
川添孝一……風紀委員なら知っている。
札付きの不良あると聞いているが……本当に更正したのか?
(傷口をえぐるように疑問をいう)
そもそも更正の前に償いも必要ではないのか?
一応言っておくがさっきの鉄パイプで殴られるようなことは償いとは
思っていないからな私は
(川添を助けたがそれはあくまで自分の覚悟と使命に従っただけであり
川添に肩入れしているわけではない。そのため容赦の無い言葉を言う)

川添 孝一 > そうだ………俺がカツアゲのカモにしてた奴らさ…
(力なく笑い)ヘヘッ……そうだな…
償うべきだ、俺は……でも、どうしたらいいのかわかんねぇ…
今まで壊すことしかしてこなかったから、どうしても思い浮かばねぇんだ……
(男の言葉に反抗したり言い返すこともしない)
あいつらの心を傷つけたのは俺だ。
心のキズは取り返しがつかない……なら…どうすりゃいいんだろううなぁ…

エンガ > 法的には刑事的には刑事罰を、民法的には損害賠償を払えば
カタがつくだろう。だけどそんなことをしても傷跡は癒えない
(淡々と現実を述べる)
壊すことしか能がないのは私とて同じ。戦闘の能しかない。
だが……日常を壊すものを壊すことができる……
そう思い剣と炎を取った。
(自分の境遇について話す)
償いをしたければ……自分が善いと思う行動を起こすしかないだろう
それは間違っているかもしれない。後悔するかもしれん。
辛いこともあるだろう。
けれど行動を起こさずに償っています……というのは笑い話にもならん

川添 孝一 > ………ああ、ああ。
(壁に手をついて何とか立ち上がる)
そこまで言われりゃいくらバカな俺だってわかるよ。
(ハンカチを取り出して顔の血を拭う)
これからの学園生活をかけて怪異と戦う。
そのための組織を作るぜ………二度と、怪異なんかに人間が負けないように。
傷つけた以上に、人を守るんだ。それしかない。
……あんた、名前は?(男に名前を聞く)

エンガ > エンガだ。風紀委員に所属しているしがない一委員。
偉そうな事を言っておきながら、この学園の闇をどうにもできない……
そんな力のない人間だ
(自嘲気味に力なく言う)
だが
(さっきとはうってかわって強い口調で)
諦めるつもりはない……そんな不器用な人間だ

川添 孝一 > エンガ。風紀委員のエンガか。
はは……そうだな、弱い人間が諦めたら弱いままだ。
強く。強くならなきゃな。
(それは誰にでも勝つための力を言っているのではない)
(誰をも守れるための力のこと―――――川添は誓う)
(誰かのために手を差し出し続けようと)

……じゃあな、エンガ。次に会う時は甘いモンでも奢らせてくれや。
(そのまましっかりとした足取りで路地裏を後にした)

(この後、川添孝一は私設組織である怪異対策室三課を立ち上げることになる)
(このことがどのような影響を学園に与えるかは、まだ誰も知らない)

ご案内:「路地裏」から川添 孝一さんが去りました。
エンガ > 甘いモノは別に好きではないのだが……
(困惑気味に言う。そしてその場を去った)

ご案内:「路地裏」からエンガさんが去りました。
ご案内:「路地裏」に一樺 千夏さんが現れました。
一樺 千夏 > 「今日はやたらと賑やかよねぇ……なんか祭りでもあったのかしら?」
右手でタバコに火を点けながら近くにいる人間に問いかける。
返答の代わりに呻き声が聞こえてくる。

「あー……ちょっと強くやりすぎた?
 一応手加減してたんだけど。
 問答無用って良くないと思うのよねー。ターゲットが明確な場合はともかくとしてさ」

一樺 千夏 > 「何処の誰が騒ぎを起こそうと、間抜けが死のうとアタシには関係ないんだけどさぁ……ほら、厄ネタに巻き込まれても困るでしょ?
 誰をぶん殴ればいいかわかんないから」
ふぅーと煙を吐き出す。

「で、その顔に消えない火傷残すのと……素直に喋るの、どっちが好み?」

一樺 千夏 > 「辛そうだから、5分くらいは待ったげる。
 ああ、一応三つ目の選択肢は用意しとくわね?
 金目のもの、全部置いてって。

 やだ、カツアゲじゃないわよ?
 いきなり襲われたんだもの、迷惑料だとか慰謝料だとか? まぁそういう類よ。
 ……命の値段って考えたら、安っい出費でしょ?」

一樺 千夏 > タバコを吸いながら考える。
(学生の自治都市だとばっかり思ってたけど、武力もってる勢力ってのがいるのよねぇ。
 問答無用で襲ってくる程度の過激派も。

 ……だとすると、早めにどこかの勢力とコンタクトして状況把握するのが安全かしらねぇ?
 信頼できる情報屋が見つかれば、それに越したことはないんだけど。

 んー……どっちみち、先立つものが必要か。
 来訪者は、ソコが辛いわねぇ)

一樺 千夏 > 「さて、五分くらい経ったけど 結論出たかしら?」
左手で新しいタバコを取り出し、"赤熱した右手"で改めて火をつける。

「ああ、三つ目?
 はいはいそれじゃあチャッチャと出してねー」

一樺 千夏 > 煙を吸い込んでから、吐き出す。
「ふーん、硬貨と紙か。クレジットスティックとかなら持ち運び楽なのに。
 まぁ、物価はわかんないけどご飯くらいは食べられるか」
元手が尽きる前に、どうにか稼がないとなぁとボヤく。

「はい、ごくろうさん。
 用が終わったからどっか行っていいわよ」
シッシッと手を振り興味なくなった とばかりに視線をはずした。

ご案内:「路地裏」に万車堂さささんが現れました。
万車堂ささ > 『何、してるの』
その声は唐突に、どこからともなく
前からでも横からでも後からでもなく、一樺千夏の意識の中に突然に響いた