2016/07/28 のログ
ご案内:「路地裏」にスラッシュ!!さんが現れました。
スラッシュ!! > 1年間の休学を経て、ついでの旅行を終えて、ついにヤツが帰ってきた。

わりには全く元気の無さそうな“ヤツ”は、ダルそうにトランクを引いて、深夜の路地裏を行く。

(あ゛~…労働とか…したくない…帰りたい…。)

営業スマイルすら忘れ、適当な場所にどすっと腰を降ろし、トランクを倒す。

(でもナァ・・・夏休みは書き入れ時だし休めネェんだよなぁ・・・。)

いらっしゃいすら言う気にならない様で、人の疎らな大通りをちらりと見やった。

スラッシュ!! > 地べたに胡坐をかいて
紳士が通ったら、こら、そんなはしたない!
とでも言われそうだ。

あと、未成年がタバコを吸うんじゃない!も。
もう一つ、タバコをポイ捨てするな!!も。

大通りからこちらの路地をチラと見る人も居るが、ここの治安を考えれば近づいてくる人など居ないのは当たり前。
煙を吐きながら
「商売ってこんなにメンドウだったっけ・・・」
とポツリ呟く。

ご案内:「路地裏」にリビドーさんが現れました。
スラッシュ!! > 座り込み開始が約30分が経過した頃。

大分感覚を思い出してきた様で、ただひたすらに、ボーっとマヌケ面を晒して、宙を見つめている。

リビドー >  
 通りから靴の音が響く。
 路地裏に面する交差路に接せば一度音が止まる。
 かと思えば再び響き出す。真っ直ぐに路地裏へと向かう。

「こらこら、そんな風に座っているとはしたないよ。淑女らしくない。」

 べたっと胡坐をかいて宙を見る少女(と、リビドーは認識した)を認識すれば、
 からかうように声を掛けた。
 

スラッシュ!! > 近づく足音にも気づかぬほど、彼女の脳みそは完全に関係の無いことを考えていた。
具体的に言えば、もう一度あのお店のたこ焼きが食べたい、とか。

そんなところに急に話しかけられたものだから、びくっと身体を大きく揺らしてから、そちらを見る。

「はーい、こんばんはー...ウチに何か用ですかニャー...?」

しかもその相手はよりによって教師である。
しばらく振りの仕事でいきなり教師に会うとは、大分キモを冷やしたようだ。
きゅっと体操座り(もとい三角座り)に変えてそちらを見上げる。顔は若干引きつっている。

リビドー >  左眼のモノクルを弄りつつ、対照的な気さくな声を返す。
    
「何、暇つぶしだよ。
 故に用は無いんだが――キミは?」

 特に用もなく、見咎める素振りもない。
 大した警戒も見ては取れず、世間話めいた調子で伺った。
 
  

スラッシュ!! > とりあえずは、怒られる様子も無く、どこかから人がついてきて、というのも感じない。気がする。

「アタシはー、その、使わなくなった教科書を売ってるだけですニャー♪」
ちょっとずついつもの調子を取り戻していく。
ニコッと営業用のスマイルをあなたへ向ける。

リビドー >  
 言を聞いて思案する。
 その程度ならばここ以外でも売れそうに思える。
 故にそれ以外も扱っていそうではあるとも考えるが、追求はせず。

「ふむ。使わない か。
 単位を収めたか、中身に飽きたか、究めたか。
 ……まぁ良い。どれ、少し見せて貰おうかな。良いかい?」

 あの中身が商売道具だろうか。
 トランクへ一度視線を移し、不用意に覗く意志もない事を示す為にもスラッシュに戻す。
 
 

スラッシュ!! > 「え゛っ...まぁ、その、あんまり怒らないでほしいニャー・・なんてー・・・」
と、笑顔を再びひきつらせて、隠しボタンを押し、トランクをゆっくりと開く。
(フェイクは1番のボタン…!)
と冷や汗をかきつつ。

はた目から見れば、違法な何かを扱っている後ろめたさから怯えている、という風に見えるはずだ。
少なくとも彼女はそう見えるようにしているし、そう思っているだろうと考え行動している。

トランクを開き終えると、そこにはたくさんの初心者向けの魔道書があるだろう。一部の教科で使用される魔道書の中でも転売が禁止されているタイプのものだ。
が、初心者向けの物は危険度も低く、貧しい学生の小遣い稼ぎとしてある程度見逃されている節があるのだ。

そんな開いたトランクの影から、彼女はそーっと貴方の様子とトランクの中身を伺っている。

リビドー >  
「そうそう怒らんよ。ボクが怒るとすれば、もっとどうしようもない奴だ。
 ――ふむ。諸々の理由から転売してはいけないものだな。」

 不審な素振りは把握しているものの意図的にスルーしている。
 ……ダミーとしての教科書を改めれば、その様に呟くか。

「成る程。確かにこれは此処で売るのがベストか。
 転売が禁止されるような初心者向けの魔導書。この辺の学生なら欲しがるものも多いだろう。」

 本を返す。
 購入の意志は無さそうだ。

スラッシュ!! > ひとまず怒られない、というコトを知って
「あははー、話が解かる先生でよかったのニャー」
額の汗を拭うようなしぐさを見せて、ほっと一息。
安心しきれる状況ではないことは重々承知の上でだが。

「まぁこういうところの方が欲しがる人は多いしニャー。それに、怒るような人が来ることも少ないし、ココしかないって感じかニャー・・・」
とんとん、とぎゅうぎゅうになっている魔道書を押し込み直して呟く。

リビドー > 「こんな小動物みたいに可愛い生徒を怒るだなんてとんでもない。
 可愛げのないやつだったら、数発程殴っているかもしれんが。」

 軽いセクハラめいた言葉と共に首を横に振る。 
 その後に続く言葉も少々バイオレンスなものか。
 
「だろうな。だから買わんよ。
 上手くやるものだ――ああ、最近は校則絶対主義の風紀委員が精力的に活動していると聞く。詳しくは知らん。
 教師としては落第めいた言葉になるが、覚えておくと良い。少なくとも道理としては校則の方が正しいからな。

 ……しかし、随分と無理矢理に詰め込んでいるな。はちきれそうじゃないかい。」
 

スラッシュ!! > 今更言われ慣れている可愛いという言葉だが、やっぱり嬉しいらしい。若干上機嫌になったのが小さなしぐさに現れている。
「センセーもウマくやらないとボクより先に風紀委員に怒られちゃうかもニャー?最近はセクハラと体罰にうるさいって知らないのかニャー?」
なんて冗談を言いつつ、もう必要の無さそうなトランクをバタンと閉める。

「それに、トランクの方も心配なーし!」
ね、とウィンクして見せる。
大分あなたに心を許したようにも見えるだろう。

リビドー >  
「おっと、いくら"歓楽街"と言えセクハラになってしまうか。
 いやはや、残念だ。折角食事でも誘おうかと思ったが、これでは誘えないな。」

 はっきりと歓楽区と言い切った後、わざとらしく手を引っ込める仕草。
 やや大げさに残念そうにしてみせた。

「そうかいそうかい。随分と収納上手なものだ。
 もしかして異能かな?」
 
 

スラッシュ!! > 「は?」

思わずビックリして周りを見渡す。
狐につまままれたかの様な気分だ。

休止期間があったとはいえ、自分はココで何年も仕事をしているのだ。見間違えるはずなど、必ずない。必ず。
それでも、長い休止期間は、一瞬の混乱をもたらした。

やはりここは、自分の見慣れた落第街だ。

やっと“彼女”らしいリアクションをする余裕ができたらしい。からかうのは大好きでも、からかわれるのは大嫌いなのだ。
「もー!一体、何が目的ニャ!!」
頬をぶすーっと膨らませて、わかりやすく拗ねている。

とても、穏やかにトランクの話ができる様子ではない。

リビドー >  
 動転した素振りにはくく、と、軽く笑ってみせる。
 "……違う違う。”そのように首を横に振ってから説明を加えて否定し直した。

「いやはや、教師とはそう言っておくべきでね。
  学園側としては歓楽街の一部であり、落第街やスラムなどは存在していないと。
 ……実際のとしての話は別だが、その方が遊びに繰り出し易いからな。」
 
 さて、と小さく呟く。
 自分の腹部へと手を当てて、空腹を示すような素振りを見せた。

「さて、ボクは小腹が空いたから食事に向かうよ。
 ……そうだな、キミも来るかい。」

スラッシュ!! > 確かに、学園側としては公式には落第街など認めてはいない。
学園側の人間である教師がその言葉を避けるのも一理ある。
なるほど、と頭では理解しても、なんだかお腹の虫がおさまらない感じがする。
うまいこと丸め込まれてしまうことに不快感が残る。

「ふーん...。そんなこと言って私のコト絶対からかっただけでしょ?みーはそういうの嫌いなんだよニャー。」
と言葉にして一回伝えなければ気が済まなかった。
逆を言えば、一回伝えてしまえば十分らしい。
悪戯っぽい笑みを浮かべて
「まぁセンセーがご飯を奢っていうなら、無かったことにー…なんてニャー♪」
と、ゆっくり立ち上がり、スカートをぱっぱっと整える。
答えはイエスらしい。

リビドー > 「さて、どうだろうな。」

 改めてからかうように笑って流す。
 ……真相はこの教師の心の中に。
 
 スカートを整え、ご飯を要求する少女(リビドー視点)。
 真っ向からにねだる仕草もまた好ましかったらしい。愉快そうに口を開く。

「ははっ、セクハラ扱いにはしないでくれよ。
 それで好ければ――ふむ、そうだな。肉か魚ならどっちが良いかい。」


「ともあれ、行こうか。
 一旦は此処を抜けよう。」

 一歩先に踏み出した後に振り返る。
 先導するつもりらしい。
 

スラッシュ!! > 彼女もまた、貰えるものは病気以外なんでも貰いたいタイプの1人だ。
ねだったらご飯を奢ってくれる人に嫌う理由は無い。だいたいの場合。

「わーい!じゃあ肉にするのニャー!」
と飛び跳ねて見せる。
そのキャラで魚好きじゃないんだ、というツッコミはさて置き。

一歩先に踏み出す貴方に遅れないよう、ささっとトランクを立て、ついていく用意をする。

リビドー >  
「おいで、こっちだよ――」

 そのまま落第街を抜け、真っ当な歓楽街へと繰り出せば焼肉屋へと向かう――。
 ――そこそこ良い肉も含めた食べ放題だった。
 

ご案内:「路地裏」からリビドーさんが去りました。
スラッシュ!! > たらふく良い肉を食った後、食べ過ぎで気分の悪くなったとかならなかったとか・・・。
とりあえずしばらくは、とても満足そうな顔をしていたらしい。

ご案内:「路地裏」からスラッシュ!!さんが去りました。