2015/06/15 のログ
ご案内:「スラム」に隼人さんが現れました。
隼人 > 「っらぁ!」
掛け声とともに蹴り飛ばす。
蹴られた物体はそのエネルギーに逆らうことなく吹っ飛ぶ。
ちょうど積まれていたゴミの中にゴールインだ。

「なぁおい、それで仕舞いか?
イノーがどうの言うてたわりにゃぁ大したことないやないか。
イノーやなくてムノーか!」
ゴミにつっこんだ物体に追い討ちをかけるよう、足をおもいっきりつっこむ。
両腕にはナイフが数本刺さっているが、まるで何も無いように隼人は動いている。

隼人 > ぐり、と足をひねって踏み潰してみるが、抵抗する力を感じない。
怪訝な顔をしながら足をあげてみれば、そこには潰れた顔しかなかった。

「おー、さっきよりゃハンサム……いや、横顔新幹線やな」
鼻血を出しながら倒れている男の胸倉をつかみ顔をマジマジとみる。
潰れる前の顔がよりハンサムになったかとおもったが、そうでもないようだ。
「電車が参ります。黄色い線の内側までお下がりください、っと」
飽きたかのように、男を再度ゴミ山に投げ捨てる。

隼人 > 「終点常世島にご到着や。
起きたら折り返しの電車で地元に帰ることを勧めとくわ」
んじゃな、と物言わぬ男から遠ざかる。

別に自分から仕掛けたわけじゃない。
ただあっちが絡んできたので遊んであげたらこうなっただけで。

進み続ければまた何人か倒れている。
これも、隼人のしわざだった。

隼人 > 倒れている人たちの横を通るさいに、両腕に刺さったナイフを抜き取って男たちになげつける。
刺さるように投げたわけではなく、捨てるかのように。

(さて、と。これからどうすっか)
当然といえば当然だが、こんな場所で情報収集なんてできるわけもなく。
だが前みたいに、表に出れば風紀委員とやらに目をつけられる。
(こう、大人しくて会話のできるやつとかおらんのかいなここは)
あきれたようなため息を吐く。

ご案内:「スラム」に”マネキン”さんが現れました。
”マネキン” > …何をしている。暴力行為だぞ。
生徒か?まさか教師じゃないだろうな。

【制服姿が物陰から現れて、隼人の様子を見咎める。
フードを深く被っていて、顔つきはよくわからない。口元からタバコが覗いている。】

ご案内:「スラム」にソラさんが現れました。
隼人 > 「んぁ?」
声のほうを見てみれば、フードで顔を隠した…男だろうか。
あきれたような目で男をみつつ。

「ワシかて暴力ちゅうんはわかっとるわ。
ただ、あっちが襲ってきたんやからしゃあないやろ」
勘弁してくれ、とでもいいたげに肩をすくめる。

ソラ > きょとん、とした様子で惨状を除く少女が一人。
白いワンピースに金色の髪。赤色の瞳。

片手には求人のアルバイトのチラシを持ち、
もう片手で歩行の補助器具のようなものにもたれかかっている。

”マネキン” > 正当防衛だろうが、暴力は暴力だろう?
…学生証を見せてもらおうか。二級学生だったり…不法入島者だったりはしないだろうな?

【口元を歪めて、隼人に対し学生証を出せと言うように手を差し出した。
もう一人の少女にはまだ気づいていないのか、反応する様子は無い。】

隼人 > >マネキン
「そら、そうやけど……。
せやったらワシに黙って殴られてろいうんかい。
まさかお前さんも風紀委員とかいう連中の……お?」
苦々しい顔をしつつ口先でなんとかしようとしていたところに、金髪の少女をみつける。
ここにはそぐわない、深窓の令嬢のような子だ。

>ソラ
「おーい、お前さん。
こんなところいたらかんぞー。
怖いおにーさんたちにへんなことされるぞー」
男――マネキン――から目を離し、女の子へと目をむけてそんな注意をする。

ソラ > ぱちぱちと瞬きして倒れた人を見渡す。
それから、声をかけられたのに気づくと笑顔になり、
チラシを持ったほうの手を振って挨拶をした。

無邪気な笑顔を見せながら、大柄な男とフードの人物を見ている。
やはり、スラムにはおおよそ似つかわしくないように見える。

”マネキン” > まともな学生はまずこんなところには入り込まないから、問題あるまい。
それに逃げればすむ話だ、だろう?

【風紀委員の、と呼ばれれば口元の笑みと共に意味深に首をゆらりと動かして見せる。
その様子は頷いたように見えるかもしれない…そうミスリードする欺瞞ではあるが。】

…で、学生証はだせないんだな?
いくら正当防衛とはいえ、不法入島者が暴力を振るっても校則はまもってくれんぞ。
九九九…。

【奇妙な笑い声と共に、相手を追い詰める。
その途中で視線をさらされたのに気づき、ソラのほうをこちらも向いた。
ほう、と言うようなため息をもらして興味を持ったようだ。】

「そこの少女も、大人しくしているといい。
なに、痛いことはしないぞ。……九九九。」

隼人 > >ソラ
こちらに手を振ったソラに、隼人も手を振り返す。
「って、ちゃうちゃうちゃうちゃう。
嬢ちゃん、こっちは危ないぞ。
お母さんとはぐれたか?」
ちょいちょい、と手招きをしてみる。
子供には優しいのか、特になにかしようとする気はみられない。

>マネキン
「そらま、逃げればええし学生証もだせへんけどな。
……お前さん、何が言いたいんや」
どうにも、風紀委員という感じではなさそうだ。
まだ一人しかあったことがないが、こいつはどちらかというと、ここら辺の人間のようにみえるが。

ソラ > 手招きされれば、何の疑いも持たずに隼人さんに寄ってくる。
補助器具を使わないと歩けないようで、
器具の車輪がスラムの地面に当たってからからと音を立てる。

フードの人物に対しても特に警戒する様子は見せない。
ただ屈託なく笑うだけ。

”マネキン” > 通常なら取り締まり…ということになるが。
条件を聞くなら学生証をやるし、見逃してやらんことも無い、ということだ。

【隼人に対して見破られているか否かに関係なく、風紀委員の振りを続ける。
上から目線で、堂々とした発言だ。】

【一方、少女が動く様子には目線がそちらを追っていることが分かる。
特に警戒を持っていない様子にどう引き込むか頭を捻った。】

…聞こえているのか?少女よ。
大人しくしているといいといったのだがな。

【とりあえず近寄られると面倒なので、制止だけする。】

ソラ > 少女は二人のちょうど中間あたりで足を止める。
片方は手招きをしているし、もう片方は近づくなという。

ちょっぴり困ったような、それでいてやはり笑顔のまま
二人の顔を交互に見ると、倒れた人の山の上に座った。

隼人 > >ソラ
「お母さんとかはどこにおんねんな。
一人でここにいたらあかんやろ。
お兄さんがさがしたろか?」
ちょいちょい、とまるで子猫に手招きするように。
が、男が静止させようとすれば少々睨み。

>マネキン
「あ?なんや、見逃すいうたか。
しかも学生証を?
……一応、きくだけ聞いたろか」
そりゃもらえるならありがたいことこの上ない。
が、あまりにも怪しすぎる。
警戒をしつつも、一応聞く姿勢。

”マネキン” > 何、簡単な条件だ。
……そこの少女のような怪しい少女を見つけたらここにつれてくる、それだけでいい。
手始めに、その少女を引き渡してもらおう。そちらもおそらく不法入島者だろうからな?
大丈夫だ、悪いようにはしないぞ。………九九九九九。

【厭らしい笑い声がスラムに響く。
少女のほうにこちらもいざなう様に手を差し出すが、もう片手はいつでも動けるようリラックスさせている。】

…あと、その少女への発言は貴様の面も相まって幼女誘拐の現場のように見えるな。

隼人 > >マネキン
眉をひそめる。
どういうつもりだろうか。
ただ目の前の少女を引き渡すだけで、学生証がもらえる。
言っていることはわかるが、やっていることがわからない。
「おいおい、ワシがいくらダンディでチョイ悪な男やからて幼女誘拐はないやろ。
それはま、ええとして。ほんまにそこの子を渡すだけで、学生証をもらえるんやな?」

”マネキン” > ああ、そのあとも自主的に不法入島者の回収は続けてもらうことになるがな。
少女を優先的に、だ。
そうすれば謝礼もくれてやろう。

【眉をひそめた様子を見て、悪徳より建前を優先して説得内容を修正する。
懐から、ブランクな学生証をちらつかせて…もちろん、二級学生証ではあるが。】

【少女のほうに視線は向けるものの、いまは隼人と交渉中だ。
黙って少女が持っていたアルバイトのチラシにだけ視線を向けている。】

隼人 > >マネキン
「……しゃあないのぉ」
ふぅ、とため息をついて、少女のほうをむく。

>ソラ
「おーい、嬢ちゃん。
こっちおいでおいで。
飴ちゃんいらんか?」
懐から飴をとりだしつつ、ソラに手招きをする。

ソラ > 飴を差し出されれば、嬉しそうに寄っていく。
もっとも、器具のせいかその歩みは遅い。

手に持っているチラシは明らかに給料だけ見て
持ってきたもののようだ。

確かに自給は高いが、
力仕事に深夜アルバイト、
挙句の果てに夜の仕事や違法部活のものなど、
危険なものまで混ざっている。

隼人 > >ソラ
歩いてくるソラに、こちらからも歩み寄る。
「よっと」
ソラが抵抗しなければ、そのまま抱っこする形で抱き上げ、飴を渡すだろう。

”マネキン” > 納得したか?

【少女が隼人に近づいていく様子をみて、そっと片手を懐に忍ばせる。
何かを即座に引き抜けるような姿勢だ。】

ソラ > 特に抵抗することも無く抱き上げられる。
飴をもらってご満悦の様子だ。

フードの男の動きには気づいているが、
何かする様子は見られない。
嬉しそうに飴を舐めている。

隼人 > >マネキン
「おう、納得したした。
っと、そうや。
お前さんにもお礼しとこか。
ほれ、受け取れ」
片腕で少女を抱きつつ、ポケットからナイフを取り出して男へと投擲。
その腕に突き刺さるように、勢い良く投げる。

>ソラ
「逃げっぞ嬢ちゃん!
しがみついとけ!」
選択するのは逃走。
男に少女を引き渡すことはせず、少女を抱きつつ一目散ににげようとする。

”マネキン” > そうか…少女よ!アルバイトを探しているなら、割のいい仕事を紹介できるぞ。
数日で100万だ。
事情は分からんが、金が…必要なのだろう?

【逃げようとする二人にかける声と共に、懐から引き抜かれ突き出されたものは、分厚い札束であった。
よれたところの無い、綺麗な新札である。】

そして男。貴様は暴力行為、及び幼女誘拐の現行犯だ。
言い逃れはあるか?

【口元を厭らしく歪ませて、笑いながら尋ねた。】

ソラ > 少女はそのまま抱えられている。
危機感などない。

まるで遊園地のアトラクションでも楽しむかのように
飛ぶナイフを見つめ、走る男の顔を見つめ、
そして札束を見つめる。

お金が必要なのは間違いない。
だが、少女はそれ以前に知らないことが多すぎた。

小銭しか知らない少女は、お札をお金だと気づかなかったのである。

”マネキン” > …ちっ。やはりそういう存在か。
マークはしておくべきだな。

【少女が札束に興味を持たない様子を見て、もう片方の手でデジカメを取り出す。
以前犬飼を撮影したときにも使ったものだ。
そのカメラのファインダーを逃走する二人に向け、シャッターを切ろうとした。】

【特にとめるような行動が無ければ、背後からシャッター音が聞こえるだろう。】

隼人 > >マネキン
「はぁ!?おま、そこはハジキちゃうんかい!
くそっ!
幼女誘拐でもなんにでもしやがれ!アホボケカスがぁ!」
どうみてもあの動作は銃を抜く動作だったが。
慌てていたかカンが鈍ったか。
あらぬ誤解をうけつつも、仕方なくその場を逃走する。

シャッターの音に、更に事態が悪化したことを心中嘆きつつ。

ご案内:「スラム」から隼人さんが去りました。
ご案内:「スラム」からソラさんが去りました。
”マネキン” > …躊躇容赦なくナイフを投げるか。
面倒な荒事に慣れた男だ。妙な情報を流してもいいが…。

【隼人の投げたナイフは、掲げた札束に突き刺さっていた。
せっかくの新札だったのに、これでは表で使うには少々支障があるだろう。】

…しかし折角の物証だ。大事に扱わせてもらうとするか。

【そのナイフを札束ごと大事そうにジッパーつきの袋にしまう。
そして、胸元からあらためて抜いたスチェッキン自動拳銃の調子を確かめると、再び懐に直しつつ何処かへ歩いて去っていった。】

(九九九…だが指名手配はまだせん。
落第街にああいう厄介なのがこれ以上いつかれても困るからな。)

ご案内:「スラム」から”マネキン”さんが去りました。