2015/06/22 のログ
ご案内:「スラム」にN3001型自動歩兵さんが現れました。
N3001型自動歩兵 > ……。
<対象1:沈黙;無力化>
<対象2:戦闘続行中>

「タタン タン タタン」

【玩具のような軽い銃声

人の少ない、まだ血の臭いがする落第街で小規模戦闘中の少女。
格好はゲームに出てくるようなスーツにアサルトライフル。
ボディラインを強調するかのようなスーツだが、れっきとした防刃防弾スーツである。
スラムの裏路地で声をかけられ、そのまま戦闘になったのだが、通常戦闘であればそれほど遅れを取ることはない
魔術系であればまだしも異能系なら強化型特化でない限りは有利だ】

N3001型自動歩兵 > <対象2:無力化;戦闘終了>
「タン タン」

【無表情のまま、焦れた相手の足を撃ちぬいて腕を撃ちぬく。
……戦闘終了
あの様子なら自爆も考えにくいと判断し命までは奪わない

此処には価値はないが、武器弾薬を補充する

すでに戦闘も出来ないまま呻く連中に何の感慨も抱かないまま、適当に物色する。
特に何もない。目標への手がかりになるようなものはない。】

N3001型自動歩兵 > 【男の眼の前にいくと、撃った腕を踏む。
悲鳴】

……L300-G7を知っているか?

【返事はない。踏んだ足に体重をかける
悲鳴。】

……L300-G7を知っているか?

【返事はない。踏んだ足に体重をかける
悲鳴。】

……L300-G7を知っているか?

【返事はない。踏んだ足にさらに体重をかける
嗚咽。そして失神。

どうやら本当に知らないようだ。】

N3001型自動歩兵 > 【全く同じ行動をもう一人に行った。

本当に知らないようだ】

N3001型自動歩兵 > ……。
<L300-G7の情報なし>

【もともとこの戦闘は本意ではなかったが、戦闘になった以上は対象を聞いてみる必要があった
ロストナンバーの捜索はなかなかうまく行かない
捜索がうまくいかないならこの周囲を調査し訊ねていくしか無い
だが質問してもなかなか答えてもらえないと知った
工夫が必要かもしれない】

N3001型自動歩兵 > ……。
【とりあえず次の現場を探す必要がある。

気絶した連中を放置したまま、建物から出て歩く。】

N3001型自動歩兵 > 【この街で美人といえば通常、割とマズい物件か、他所から迷い込んだかどちらかだが
衣装の組み合わせがずれている場合、大体後者の可能性が高い

もっともそれが前者を兼ねていないとは限らないのだが。
この街での重要度や強さがスゴイかというとそういうわけではないが
それでも一定の戦力は有していた。

路地裏を歩く】

N3001型自動歩兵 > <質問:回答拒否:3件
→対応改善の余地あり>

【あれから3件ほど同じことを繰り返すが、回答が得られない。
どうも、あまり有効な手段ではないようだ
良くは分からないが、改善する必要があるかもしれない。

気絶した男をそのまま路地裏に打ち捨てたまま歩く】

ご案内:「スラム」に瀬田 瑞央さんが現れました。
瀬田 瑞央 > 「……悲鳴らしきものが近づいている気がしますね。あまりいい気配はしません。」

だいぶ前に散布されていた薬物のサンプルを取って歩き回っていたが……そろそろ潮時かもしれない。
所詮ただの一般人たる自分には、危険物の相手は手に余る。

「行きますか」

そう、踵を返そうとした。

N3001型自動歩兵 > <対象1:質問>
【そして新たな対象として女性を発見すれば、銃を構えたまま近づいていく
先ほどまでと違い、相手が何かしらの対応に出る前に発砲はせず、まず質問を試みる】

……L300-G7を知っているか?
【単なる質問なのだが、危険地域のため、自身の安全確保として銃を構えている
さらに無表情で質問するため、美少女ではあるが、純粋に言って脅迫だった】

瀬田 瑞央 > 「……!」

突然現れた女に目を向ける。あれは、見たことがある。
確か、自動歩兵シリーズ……しかし、なぜこんな所に……
記憶のままであれば、アレは如何にもな機械人形であったはず。
対応さえ間違えなければ、危害は受けないだろう。

「L300-G7、ですか。個体識別ナンバーでしょうか。
 残念ながら、私達はあなた方の個体区別がつきませんのでお応えできません。
 なにか、情報のヒントになるようなものがあればまだ良いのですが」

N3001型自動歩兵 > <対象1:解答あり;戦闘前による質問は有効の可能性1
→質問を継続>

…………L300-G7は私達N3001型歩兵のロストナンバーです
私達の元を離れ単独行動を行っています
回収する必要があります
情報はありますか?

【初めて有効回答を得た。
この方法は今までの対応より有効な可能性がある

また質問に対し回答が得られる可能性が高いため、質問を継続する。

探しているのは能見さゆりのことなのだが、元は旧ロストサインで回収され”殺刃鬼”東郷に従っていた機体だ
もし、ロストサインで回収に関わっていれば、当時のことをしっているかもしれない
また、ロストサイン解体後、彼女を確保し、風紀委員として再利用したり、その技術を転用するなど
そういった研究に関係していれば知っているかもしれない】

瀬田 瑞央 > 「自動歩兵のロストナンバー……なるほど、破壊が確認されていない、ということですか。」

ふむ、と考える。確か、マスター東郷に従っていた同機種が学園側に回収されていた覚えがある。
自分のところにも自動歩兵の異能弱化機能の研究が回ってきていた。その成果物の一部も所持している。
となれば、大体の推測は立つ。推測でしか無いが。
とは言ったものの、どこまで話したものか。

「多少の情報はあります。ただし、私の情報は確度は高くとも、やや古いものです。
 ですから……どうでしょう。お互いの利益のために情報の交換をするというのは」

考えてみれば、彼らの生体(?)にもやや謎なところがあった。この機会にもし、何か得られるものがあるなら得てみようか。

N3001型自動歩兵 > 【どういったわけか知らないが、このN3001型歩兵は新しい機体が送り込まれるばかりで
学習能力がしっかりしている割に、特にその結果がケアもされなければ新型が送り込まれるわけでもない。
学習結果や経験も共有されないまま、ひたすら新しい機体が投入されるため、時々問題を起こす。

技術的には可能なことが実行されないことについては全くの謎だ
しかも、個体ごとにだいぶ判断基準が違うようで、強圧的な個体から対応待ちが多い個体まで様々で
まるで何か実験をしているような感じさえする。】

<対象1:交渉>

……情報の交換、ですか?
構いませんが、守秘義務があることは対応できません
よろしいですか?

問題がなければ知ってることを全て話してください
質問には応じます
【言ってることはだいぶ大雑把だが、交換という言葉には応じてくれているようだ。
ただし銃を下ろす様子は相変わらず、無い。】

瀬田 瑞央 > この機体は、対応待ちの性格……もしくは、対応学習中、と言ったあたりでしょうか。
さて、守秘義務、は当然あるでしょうね。では此方の手札をある程度崩していきますか。
交渉事自体は、あまり得意ではないのですが。

「ええ、当然ですね。であれば、此方も守秘義務のあることなのはお忘れなきよう。
 まず、一つ目。此方の時間帯で約二年前。この辺りを中心に活動していた個体がありました。
 そこで、質問があります。この個体が貴方の求めるものである可能性を確認するために、ロストナンバーの正確な定義をご教授願いたいのですが」

意外に雑な扱いをされているこのシリーズが、わざわざロストナンバーといって来ているのだ。
なにか特別な区分けがあるのか……それとも、あの個体に意味があるのか……

N3001型自動歩兵 > ……信号をロストしたまま活動を続ける個体を指します
通常、何らかの理由がない限りそういった個体は破壊されますが、
当該機体に関しては超長期間に渡る行動が確認されているため回収対象に認定されています

また、その情報は当該機体の情報と一致する点が多く確度が高いと思われます
あなたを情報交換に足る相手だと判断します
これでよろしいでしょうか?

【銃を構えたまま淡々と応える
理由は知らないが回収対象だから回収する、ということなのだろう
銃は降ろさないままだが、交渉には応じてくれているようだ】

瀬田 瑞央 > 本来破壊されるはずのものが長期間行動していた。そこが作成者側の興味を引いた、ということか。
してみると、またここで彼女をやり過ごし……もしくは自分には出来ないが、破壊したところでまた同じモノが送られてくると考えたほうがいい。

「はい、結構です。では、続きを。
 その個体は、ある人間個体と行動を共にして戦闘行為を繰り返していました。おそらく、それもそちらの情報通りでしょうね。
 ただ、当該人間個体が戦闘で敗北した結果、其の個体も破壊されたはずです。
 もし、活動しているならば回収、修復されているわけですが……ナンバーを確認する方法などはあるのでしょうか?」

N3001型自動歩兵 > はい、それも正しいと思われます
確認は個体番号が設定されていますから問題ありません
当該機体は現在も活動中であり、存在が確認されています

【方法がある、というより、これは他人が確認する方法はあるのかという言葉がまるで伝わっていないと思っていい
判断が主観的で自分の都合であり、それ以外はどうでもいい……重要度が低いので考慮の必要が薄いのだろう
おそらく話を通すには、主語や目的を明確にしないと伝わりにくいだろう

もっとも、話を聞く限り、質問をぶつければ守秘義務以外はずるずるのようでもある
少なくとも、そういった高度なコミュニケーションは出来ないようなので、うまく話を回せば絡め取れる可能性はある】

瀬田 瑞央 > 「……なるほど」

そういえば、マスター東郷が、話が通じない、と言っていたか。改めて考えると実に機械的だ。
これは私の失敗だろう。もう少し角度を変えて話を進めてみるしかなさそうだ。

「そうですね……一つ、心当たりの話をしましょう。当該個体は、もっと別の場所に居る可能性があります。
 此処よりも少し離れた別の場所です。ただし、そこで貴方が捜索活動をするのは不向きと考えられます。
 なぜなら、貴方と相手では学習度合いが違い、貴方よりも先に相手が貴方の存在を発見する可能性が高いからです。」

ここまではいいですか?と、確認を取る。
あまり迂遠すぎてもダメならば、講義でもするように……話を進める方がいいのだろう。ある意味人間同士の交渉よりは、楽かもしれない。

N3001型自動歩兵 > ……?
心当たりということは当該機体の現在状態を知っているのですか?
発見に関する見解には同意できるところはありますが、前提条件の話を優先し、当該機体の情報を隠す理由がわかりません。
引き続き説明を求めます。

【話の方向を変えてしまえば容易につられてくる。
変な意図がないだけに、必要な情報を追いかけさせるようにしてしまえば
陽動やフェイントに乗ってくるのは学習段階の低い個体にありがちで分かりやすい反応だった。
つまり、戦法、せいぜい戦術での計算はできても、戦略的な話はまだ対応できないのだ】

瀬田 瑞央 > 「そうですね。正確な情報を持っているか、と問われれば、先程よりは確度が落ちる話になります。
 なにしろ、二年の空白、というのは私たち人間には意外と大きい物なのです。
 だからこそ、の話になります。」

さて、ここからだ。此方に有益な話を手に入れつつ、更には此方の手のひらに載せる……あまり得手ではないのだが、研究に必要ともなれば一肌脱がねばなるまい。

「勿論、情報を開示しても構いませんが……仮に貴方が、そこに赴き、探索した場合……
 当該個体が本当に一致していた場合、先に発見されれば警戒をまねき逃走される可能性が高まります。この場合、高度な隠蔽工作もなされるでしょう。
 また、一致していなかった場合、ただの時間の無駄に終わる……いずれにしてもあまり利のない行動となる可能性が高い。」

ここまでは、よろしいですか?と重ねる。
機械的な分、如何にも理論的な話をすればある程度乗せられる……はずだ。

N3001型自動歩兵 > 確度の点については了解です。

……その話はすでに了承しました。
同意すべき点はありますが、学習結果の差異による対応の遅れというすべて同一の可能性の話です。
また無駄かどうかはこちらが判断しますし、確認は必要な行為です。

……話の続きを。

【技術的な話より、行動方針としての意味を重視しているようで、箇条書きのような個別内容には乗ってこない。
もしそういった個別の話しなら行動が決まったあとの話になるのだろう。
そういったところでは判断も早く容赦がない。

もっとも、意味をねじ曲げてしまえば操るのは容易だ。
これは嘘や欺瞞には反応できても、詐欺や誤認には対応できない。
正しいが内容がねじ曲がっていたり、正確な情報を伝える際に意図的に足りないことについて対応できないはずだ

つまり……学習能力の際を煽ったり、行動目的の完遂が不可能な状態を示しそのための対応を示唆すれば
乗ってくる可能性は大いに存在する
これは頭がいいだけの子供のような玩具にすぎない】

瀬田 瑞央 > 「ふむ……そうですね。では、少し単純な話です。
 ロストナンバーの回収については、破壊された状態が望ましいのでしょうか?
 それとも、破壊されていない状態のほうが望ましいのでしょうか?」

御し難い、というわけでもないがなるほど、ややこしい……此処は手探りしかない。
欲しい情報は決まっているが、切りだすタイミングを図らなければ、この話は此処でおしまいだ。

「必要であれば、無傷で捕らえる方が良いのではないか、と思うのですが如何でしょうか。
 その為に必要な話なのです。」

N3001型自動歩兵 > ……了解です
メモリーさえ無事なら構いませんが、可能なら中破以下が望ましいです
その提案による話の続きを望みます。

【乗ってくる。
要は、短絡的故に目的に関係するかどうかをいちいち探り来るので、こういった看板を掲げてしまうのは有効だ
何しろ都合のいい話を一方的に聞かせることになるし、関係があるかどうかにかかわらず、すべて聞かせるコトができるからだ
全て聞いてからでないと判断出来ない話にしてしまえば、あとは随分楽になるだろう】

瀬田 瑞央 > 「とすると、貴方が赴けば戦闘になるでしょう。現在推測される可能性として、彼女側に援助者があることも考えられます。
 首尾よくいったとしても無傷で捕らえられる可能性は少ない。
 であれば、第三者が知らぬ顔で捕獲に向かい、奇襲を行った方がより成功率は高い。
 故に、私自身が個体種別出来る方法及び、制圧に有用な手段を確認する必要があります。其の方が、確実に目的を達成できるはずです」

さて……結構なこと打ち上げてしまったが、どこまで乗ってくるだろうか……
しかし、おおよそ嘘は言っていない。私自身に制圧力があるか、という問題は棚上げだが。

N3001型自動歩兵 > ……守秘義務には抵触しないと判断します
当該機体の認識番号を教えるぶんには構いませんが、協力の信用がまだありません
信用に足ると判断すれば、その提案には考慮の余地があります

【協力するための信用が足りないということだが、逆に言えば信用させることができればどうにでもなるという意味でもある
銃を構えたまま無表情で淡々と話す少女は、徐々に乗せられていることには全く理解できていないようだ】

瀬田 瑞央 > 「そうですね……では私の過去を。
 問題の自動歩兵、及びそれと行動を共にしていた人間には縁がありまして……二年前の当時は、それなりに迷惑を被ったものです。
 なにしろ、破壊されては何度も戻ってくるので非常に面倒でした。
 証拠といえば……これは破壊を確認したつもりだった、当時の写真です。」

差し出した写真は、確かに同型機種の破壊された過去の写真だった。
ただし、修理する側である自分が回収時に撮った写真であり、立場としては味方だったわけだが、そんなことは分かるはずがない。

「ですので、正直、私はアレが此方に残ったままなのは気に入らない。
 といっても、わざわざ手を出すには理由が必要なのです。
 ……それでは、ダメでしょうか?」

N3001型自動歩兵 > この世界ではN3001型は技術再現ができなかったと判断しますので、この写真は証拠として認めます

……当該機体に対し一定の因果関係があり、それを解消したい、ということでよろしいですか?
気に入らない感情的理由の提示と、根拠の説明を願います
一般的に、感情の継続には理由が必要と推測します

【厳密には、現在はN3001型は施設を研究区にまるごと移設したため、メンテナンス、修復、ボディのコピーなど可能になっている。
さゆりもそのうちの一体でしかない。
学園にどれだけ自身を人間だと信じこんだままのスリーパーがいるのか厳密には不明だが、学園の管理には都合がいい機種でもある。

もっとも、これよりもっと高コストだが高度な機種が現状で稼働しているため、N3001は便利な道具として数打ちに都合がいいともいえる
さゆりなどはいい例だ、N3001としては高度に発達しており、非常にフレキシブルかつ都合のいい道具として踊ってくれる

だがこの目の前の少女は、そういった情報は持ち合わせていないようだ
情報に差異があるのならどうとでも押せるだろう】

瀬田 瑞央 > 「それは非常に単純な話です。先程も申し上げたように、当時、何度もかの機体には迷惑をかけられました。
 そのためご覧のように破壊行為も何度も行われましたが、未だにアレは稼働を続けている。
 過去に返しきれなかった代償の解消、というのは、貴方の認識の中ではおかしなことでしょうか?
 正直なところどこか別のところに引き取っていただけるなら、とても有難いのです。」

言っている事自体にほぼ嘘はない。なにしろ何度も壊れては回収、修理にまわされたのは、まあ、迷惑といえば迷惑だった。
勿論、それは利用価値があるから……ではあるが、そんなことは言えない。
回収して欲しいか、と言われればそこについては割とどちらでもいいのだが……まあ、それもこういう言い方のほうがいいだろう。

N3001型自動歩兵 > ……旧ロストサインの件はこちらでも知っています
東郷月新と因縁があると考えてよろしいですか?
……そのためには今のあなたの所属と敵対関係を知る必要があります
個人的関係はともかく、所属とその説明をお願いします。

【つまり所属を知らなければ個人的利用の可能性を拭えない、ということだ。
もっとも、これについてはN3001に確かめるすべもない関係性の話を持ちだした時点で、人形側の詰みだ。
ここだけ信用させれば銃を下ろすだろうし、その時点で話の上でもどうとでもなる】

瀬田 瑞央 > 「ご存知でしたか。それなら話は早い。私の所属は、学園です。旧ロストサインの騒動には大分手を焼かされたものです。
 なにしろこの学園そのものをひっくり返すような隠蔽を行い、更には不当行為を咎めた所、抵抗までしたのですから。
 身分の証拠であれば、こちらのIDでもよろしいでしょうか?」

提示するのは、今の身分証。間違いなく、純正の学園側のIDだ。
"今の所属"に嘘はない。ただし過去の所属はそれでは測れないし、たとえ調べてもそれは抹消されている。
此方を疑う余地はないはずだ。

N3001型自動歩兵 > ……了解しました、あなたを信用するに足ると判断します
L300-G7に対する共同作戦を許可します
当機体はAS1064-L2です、必要な呼称があれば設定してください

【落ちた
彼女は銃を下ろし、味方として判断する

つまり、あとは……好きに料理するだけだ
これで、敵として判断し直すには、逆にその根拠が必要になったからだ】

瀬田 瑞央 > 「なるほど、AS1064-L2……ですか。人間では呼びにくいですね。
 ……では……イオ、と。」

少し、考えて……そう告げる。
なんとはなし、だ。単純では有るが、まあいいだろう。

「それでは、協力体制をとりましょう。
 まずは、必要な情報の収拾から、となりますか。」

N3001型自動歩兵 > イオ……了解しました、当機体は呼称を認識します

……はい。お願いします。
まず、あなたの呼称の指定をお願いします

【イオは、相変わらず無表情だが従う姿勢を見せる
どうも、こうなるとだいぶ信用度が変わるらしい。
東郷の時はどういう手順だったのだろうか】

瀬田 瑞央 > 「私は……瀬田瑞央。セタ、でも、ミオ、でも。どちらでも好きな様に」

……なるほど、あの懐いたかのような従順さに疑問を感じてはいたが……こういうことか。
そもそも、彼女たちの性質がそういうものなのだろう。
作成者は、このことを想定していたのだろうか……いや、わからないはずがない、が。
一体、なにを考えているのか。まあ、今はその詮索は必要ないだろう。

N3001型自動歩兵 > では、ミオと。
よろしくお願いします、ミオ。

なお、呼称の相互設定により、一時的に外部協力員として認識します。
この認識は協力関係が続く限りは解消しません

協力員にはいくつかの権限が与えられます。
一部情報の開示、自動歩兵に対するフォロー、つまり2人体制行動の指示、緊急時の協力行動要請など
詳しい説明を聞きたければ説明しますが主に活用するのはその3つと考えます

【少なくとも、協力関係にある間は一定の情報と保護などをしてくれるようだ。
その代わりに出すものを出さなければいけないような気もするが、この程度のままであれば操るのはたやすいともいえる】

瀬田 瑞央 > 「はい。よろしくお願いします、イオ」

ふむ、と考える。逆に考えれば協力体制が維持できなければ、おしまい、といわけだ。
あの人斬り、マスター東郷は一体どういう協力関係を結んだのか……
いや……ひょっとすれば、其の時点で機能不全を起こしていたのかもしれない。

「なるほど、大体把握しました。では、幾つか質問を。
 まず、連絡を取り合う手段の確保。それと、互いに別行動を取る事自体は問題ありませんか?
 あと……そうですね、あなた自身にカムフラージュ性能はどこまであるのか、聞いておきたいですね」

N3001型自動歩兵 > 電話なり、遠隔の電波送受信機があれば周波数を合わせることが可能です
また、必要があれば文字、映像などによる通信も可能です
別行動は問題ありません、むしろ一部こちらには開示できないこともあります

カムフラージュに関して、どこまで、とはどういった意味でしょうか?
【そもそも何の機能のことを言っているのかわからないといった感じだ。
前提を説明しないと察するという対応が苦手らしい】

瀬田 瑞央 > 「なるほど、それくらいの機能は所持している、と……ふむ」

ああ、しまった、と考える。そういえば、説明は詳しくしなければ彼女には通じないのだ。

「潜伏行為や偽装行為ですね。外面を変更することが可能か、また、貴方自身の信号を誤魔化すことが可能か。
 作戦を行うにあたって、これは重要な事です。もし可能ではないようであれば、役割が大分変わります。」

N3001型自動歩兵 > ……基本装備および基本システムでは、骨格、外見の変更などは行えません
それらは私には装備されていません。
基本的に服装などの外装の変更にとどまります

ただし隠密行動における消音、光学偏向システムがあります
また、髪、瞳の色は視認性が上がることがあるため変更が可能です。
もっとも戦闘時の瞳の色は経験がレベル3以下の場合、赤色が推奨設定となります

信号に関しては個体識別信号の偽装は不可能です。

【大体予想通りであるが、髪と目の色の変更は便利かもしれない。
迷彩としての反射避けなのだろうが、眼の色や髪の色は判別をごまかしやすい

もっとも、気になるのは変装や偽装のシステム自体の存在があるということかもしれない】

瀬田 瑞央 > 「なるほど……其の程度の偽装となるとやはり、相手側からの発見は容易ですね。
 現状で、貴方の存在を察知されている可能性も否定できなくなりましたか……一番確実なのは、隠蔽が確実な場所に潜伏して頂いて様子を見る、ことですが……ふむ」

そこで幾つか思考を動かす。能見さゆり自身がどう思っているかは知らないが、流石に捕獲される側となれば抵抗もするだろう。
ということは、おそらくはまだこのことは知らないはず、であるが……そこは伏せる。
…さて

「私から提案できるのは、私が最も信頼できる隠蔽施設に案内すること、ですね。
 あとは……そう。私が主だって動いたほうが良さそうですが、彼女の隙をついて無力化するのに有効な方法があるか、ですね。
 なければ、捕縛装置でも作る必要があります。」

N3001型自動歩兵 > 信号を失ったものがロストですから、信号に関しては私達に権利はありません
無力化方法ですが、高圧電流による回路保護のためのシャットダウンが有効かと思われます
もっとも、戦闘時、緊急時には防ぐ機能がありますので、平時に限ります

……隠蔽施設、ですか?
構いませんが、その際、24時間信号が復帰しない場合には私がロストしたとして、ミオが敵と認定される可能性があります
【情報の開示もだいぶ行われる
先ほどまでの態度からはここまで教えてくれなかっただろう
弱点から時限まで晒すあたり、いくらでも聞き出せるしだいぶやりたい放題だといえる】

瀬田 瑞央 > 「なるほど、やはり平時を狙っての奇襲が有効そうですね。
 ですが、シャットダウン時は当然復帰機構がありますよね。復帰までの時間はどのくらいかかりますか?場合によっては、捕縛から引き渡しまでの対策もねらなければいけません。」

この情報は、いうなれば喋る相手自身の弱点、であるわけだが、ロストナンバーを捕獲するという上では必要な条項だ。
いっそ、シャットダウン時にマスター権限の書き換えでも出来ればいいのだが……この場合、信号を失ったりするのか、そこが問題ではある。

「24時間……微妙な時間ですね。なるほど、その場合、私が破壊をした、と認識されるわけですか……
 やってもいない濡れ衣を着せられては困りますね……
 ん……?それは、あなたに敵として認定される、ということですか?」

N3001型自動歩兵 > 復帰に関しては電撃や状態にもよるので一概には不明ですが、システム確認が終了すれば復帰しますから
正常であれば数十秒~数分以内、損傷があれば5分以内です
ナタや斧でもあれば、その間に十分な損害を与えられますし、シャットダウン時には対異能システムも停止します

信号のロストに関しては私は認識できませんから、その事実により敵対を認識するまで私は変更されません
私が信号を発するだけでエコーを受け取るわけではないので、そもそもロストした事自体を認識できませんから
その時の情報、認識次第となります

また、ロスト後再登録されれば敵対ではなくなります

【要は何らかの方法で機能停止した時にアクセスするなり物理破壊ということだ。
また、敵の認定はごまかす方法もありそうだ。
対異能システムもとまるということなら、十分に書き換えもできるかもしれない
少なくとも能見さゆりは炎の巨人事件の時に西園寺に書き換えられたのだから方法はあって当然と言える】

瀬田 瑞央 > 「なるほど、よくわかりました。それでは捕獲に可能な策はいくらかありそうですね。」

全くもって欺瞞な発現では有るが、嘘ではない。ナニを捕獲しようとしているか、は限定されていないわけだが。

「認定に対しても、理解いたしました。確かに、貴方の方で認識はできないのは当然ですか……
 では、隠蔽施設に入って頂いても再登録が出来れば問題なさそうですね。制限前に外出していただくなど、簡単な対策もありますし……」

N3001型自動歩兵 > その場合、おそらく15時間ほどで信号を復帰させるほうがよろしいかと思います。
それを超えますと、信号のロスト自体を怪しまれる可能性がないとはいえません。

【もっとも15時間といえば生活の活動時間のほとんどだ
適度な対応などあるだろう

しかし、これだけ従順となると、イオのように、さゆりが捕獲されたのも機体の個性からだったのかもしれない
フォローを宣言し、隠蔽施設に連れ込んでしまえばあとは自由だ】

瀬田 瑞央 > 「アドバイス、ありがとうございます。それを念頭に、行動するとしましょう。
 それでは……此処で話し続けても目立ってしまうかもしれません。
 あとは施設の方で細かく打ち合わせをいたしましょう。それでよろしいでしょうか。」

そう、施設に入ってしまえばハッキング等はいくらでも出来る。
西園寺の手管も多少のデータは入手しているのだ。
不具合があれば、最悪破壊するしか無いだろうが……まあ、なんとかなるだろう。

N3001型自動歩兵 > 了解です、ミオ
それでは案内してください
ミオとフォローを組みますので行動指示を下さい

【「味方」であるため、その提案を疑うこともない。
むしろ戦闘力があまり高くなさそうに思えるミオをガードするように行動するだろう】

瀬田 瑞央 > 「今は、とりあえず共に行動してくだされば、それで……
 大丈夫、本格的な行動はこの後、話し合いのあと、ですから……」

探究心のためならば、なんであろうとする。道徳心など持ち合わせもしない。
ただ一個の機械のように……と、考えると私とこのイオではさして違いはないのではないか。ふと、そんなことを考える。
まあそれでいい。お互い使われてこそ価値があるもの、なのだから。

「ええ、じっくりと話し合いをしましょう。」

そういって研究区へと歩み始める。

N3001型自動歩兵 > はい、では作戦についてミーティングを行うということで。

【むしろ案内されるというよりかはガードするような態度で付き従った
自身がどうされるかということには、味方から危害を加えられると考えることは出来なかった】

瀬田 瑞央 > 「……ふむ」

西園寺のように……自分用にカスタマイズするのもいいかもしれない。
味方は多い方がいいし、そう。同類なのだから、面倒を見る、というのも悪くはない。
といっても、自分も一般的には面白みにかける人間であるのは自覚している。
まあどうするかはおいおい考えよう。

ご案内:「スラム」からN3001型自動歩兵さんが去りました。
ご案内:「スラム」から瀬田 瑞央さんが去りました。
ご案内:「スラム」に隼人さんが現れました。
隼人 > 「ほぉ。
落第街で大規模戦闘、なぁ」

スマートフォンを片手に、壁に寄りかかって【とこニュ~】というサイトを覗いている。
このサイトがどれほど信用していいかはわからない。
が、隼人にとってはこれも貴重な情報源だった。
後は、どう取捨選択するか。
隼人次第でしかない。

隼人 > 「そういや、この前なんや凄い爆発があったような気がしたが」

もしかしたらそれだったのだろうか。
としたら、祭りに乗り損ねた

「……と、いいたいところやけど、流石にあかんか」

大規模戦闘だ。
これが、小規模かつニュースにならないものなら全然いいが。
もし例の風紀委員が出てきたらめんどうなのは確実だ。

隼人 > (これがホンマとして、5対1で逃げ切る、か。
相当慣れとるってことか、運がええのか……。
いや、ちゃうな。
慣れとるな、こいつ)

この5人側が戦闘に慣れていないかつ連携が取れていないのだとしても、
逃げるにはこういう場面を何度も経験していないと出来ないだろう。

(ワシよりでかいんちゃうか?こいつ。
190……2m……は無いと思いたいが)

もはや巨人だろう、そこまでくると。

隼人 > 「……どっかで武器を調達せんとな」

最悪ナイフ。良ければ銃。一番いいのは刀だが、そこまでは望むまい。
とりあえず銃があればどうにかなるだろう。
周りを少し見渡し、何か店らしい店があるかと探す。

隼人 > が、そんな店は見当たらない。
普通に考えれば堂々とそんな店を構えているやつはほとんどいないだろうが。

「蛇の道はなんちゃら、やったか。
ここらに詳しい奴でもおれば別やけど」

少し歩きだして周りを見る。
やはり、それらしい店は見当たらない。

ご案内:「スラム」に白崎玲刃さんが現れました。
ご案内:「スラム」にジブリールさんが現れました。
白崎玲刃 > …………ふむ
【スラムへと歩いてくる人影がある、それは玲刃であった。
あの後、病院を脱走した玲刃は、痛む体を押さえながら、
こうして落第街へと情報収集に来たのであった。
そして、スラムで情報収集をしてると、何やら何かを探している様な男性を見かけ、
声をかけるべきか思案し首を傾げた。】

ジブリール > 「お困りでございましょうか、大きなお方」
【カツ――カツ。
固い地面を杖で突く音がした。サングラスをした厳つい殿方の後方より。
後をつけていたというわけではないけれど、偶然通りがかっただけ。
そこに別の包帯マンが存在がいることは、把握しているのかいないのか。
先んじて娘が声をかけていた。】

隼人 > (あかんな、やっぱこういうんは苦手やな。
客を探すんは得意やねんけどなぁ)

まいった、とため息をつきながら再び周りを見渡す。
周りをみても、変わらぬ光景。
どこかで見たような光景。
気分が下がりそうになりつつも、見つけた、声をかけやすそうなフランケンに声をかけようと手をあげ――。

「んぉっ?」

あげた手は途中で止まり、後ろを見る。
そこにはやはり包帯だが、飼われていそうな少女がいた。

「お、おう。
ちょっと探し物しててな。
お前さん、このあたりで銃とか売っとるところしらんか?」

白崎玲刃 > (む、もう一人現れたか…
ここは、聞きに徹するべきか…)
【男性に、声をかける目に包帯を巻いた少女の様子を見ながら、
ここは、自身は物陰に隠れて盗み聞きして情報を集めるべきかと、
思案し始める。】

銃か……
【銃は持っていないなと、
男が少女に話しかけは声を聞き、
武器を探しているのだろうと推測し呟いた。】

ジブリール > 【変わらない風景をバッグに、真っ暗闇に立ち尽くす場違いな様相を醸し出す娘。静かに微笑んでみせた。】

「まぁ、銃ですか。それでしたら"あちら"のほうにございますよ」

【あちら、といって指を指す。路地の奥まったところを指差す。 「よろしければご案内しますよ」 娘はそう続けた。
物陰に隠れる存在も、こちらは察知するほど何かが長けているというわけでもない。故に杖を突きながら、そのまま彼を案内しようと歩き始めた。】

隼人 > その笑顔に、此方も笑顔を見せる。
「おお、助かる。
そんじゃぁ悪いが案内頼む――が、ちょい待っとってくれ」

先を歩く少女にはそのように声をかけ、近くにあった空き缶を拾う。
そのまま大きく振りかぶり、

「そらっ」

物陰に隠れているであろう少年へと投げてみる。
当然だが、当たっても大して痛くないだろう。

白崎玲刃 > ふむ…あっちに銃が撃ってる所なんてあったか…?
【裏路地の奥まった所へと二人が歩いて行くのを確認し、
玲刃は、呟きながらこっそりとつける。
玲刃は、銃火器を使用しない為、銃を撃ってる店の位置などに関しては詳しく無いのであった。】

………っ!
【空き缶が投げられ、自分の存在が察知されている事に気付き眉を顰める、、
そして、当然、投げられた空き缶には気付き掴みとると、
そのまま、その程度なら見切れるぞという意図を込めながら、
投げて来た相手に傷つけない程度の強さで缶を投げ返す、
特に敵意を感じた訳では無かった為、相手を傷つけるべきでは無いと判断したためだ。】

隼人 > 「よっと」

返って来た空き缶を手首のスナップを利かせて弾く。
やっぱりいた、と内心で呟きつつ。

(でてくる気配は、ないか。
まぁええけど)
「さて、悪かったな嬢ちゃん。
案内してくれるか」

ケラケラと笑って、銀髪の少女の背を追う。

ジブリール > 【空き缶特有の高い音は耳にしなかったものの、何かがキャッチする音。缶特有の凹み。
 目を塞いでいる状況では敏感に察知される五感以外のもの。歩き出した歩みを止めて、後ろを振り返った。
 ちょうど、包帯マン(仮)が缶を投げ返した動作と同時。】

「まぁ、喧嘩でございますか?」

【それともじゃれあいだろうか。
 杖に両の手を添えながら軽く手を組んだ。暢気なのは素なのか、単に慣れているだけか。】

ジブリール > 「――さようですか」

【彼女は口元を緩ませると、案内してくれというサングラスの長躯の言葉に従う。
 "問題が無い"ならそれで構わない。案内をするために歩みを再開した。】

【――歩いて5分もしない頃に、小さな店へとたどり着いた。名無しの看板のかかった、静かな明かりが灯るその場所。】

隼人 > 「せやな、ちょっとした遊びや。
山から叫べば声が返って来るように、スラムで空き缶を投げれば返って来るんやぞ」

覚えとき、と笑う。
その笑顔が凶悪なものか、普通のおっさんの笑顔かは受け取る人によるだろうが。

隼人 > 「ほぉ、ここか」

特に構えてはおらず、まるで常連のように見せ前に佇む。
その灯りが逆に不気味さを醸し出しているように思えるが。

白崎玲刃 > ふむ…ここか…
【物陰から、二人が辿り着いた店を見ながら呟き記憶に留める。
昨日のグエンとの戦闘での敗北などから、
自分のやり方にはあわないものの、もしかしたら今後銃火器を使用する必要もあるかも知れないと考えた為だ。】

ジブリール > 「投げた空き缶は帰ってこないものだと思いましたが、面白いことを聞きましたわ」

【先を歩く姿。横顔から戯れた笑み。流し目で長躯を見つめていた。
 その笑顔を認識しているかのように。「怖いですわ」そう呟いていた。】

【まるで行きつけの酒場を案内するかのように気軽な対応。どうぞこちらへ。彼女は店の扉を規則的に数回叩いた。
 数秒して、中から扉を開かれる。10代後半と思われる男性が、隼人とジブリールをそれぞれ見て店内に促した。
 『……あと、そっちにいるオトモダチはイイのか? 締め出すぞ』影にいる玲刃へと視線のみを向けた。潜められた声はよほど耳がいいか特殊能力でもなければ届きはしないだろうが。】

隼人 > 少女の呟きは聞こえてはいないのだろう。
その笑みがなくなることはなく、銀髪の少女を見ていた。

少女に店内へと促されれば、やはり当たり前のように入っていく。

白崎玲刃 > ああ、気付かれてるか…
【視線を向けられ、気付かれていると悟りながらも、
声は聞こえず、口の動きのみしか見てとれなかった。】

ふむ…武器屋を見つけられただけでも収穫だろう。
それに、あの二人も武器を買うならば、襲われる心配もないだろうな
【そう呟くと、玲刃は二人が武器屋へと入ってゆく様子を見ながら、
落第街へと情報収集へ戻って行った。】

ご案内:「スラム」から白崎玲刃さんが去りました。
ジブリール > 【彼の言葉には特に気にした風でもなく、長躯もまた当たり前のように入るものだから、男は肩を竦めた。
 2人を入れた後に見ていた彼の人がいないと分かれば、特に気にした様子もなく扉を閉めた。ガチャリ。】

「このお方が銃を所望されているのですが」

【『フーン、でカタチはどんなの? RPGとか架空ゲームに出てくる夢の武器以外なら何でもあるけど』道化た口調で男はデカい体の男を見上げた。】

隼人 > 後ろをついて着ていた人が店内に入らず、遠ざかっていくのを感じつつ店主に目を向ける。

「何でもええ……とはいいたいが、何でもあるといわれたらこっちから指定したほうが早い、か」

少しだけ店内を見渡し、考える素振りを見せてから。

「デザートイーグルは?
カスタムしていない純正品の」

と、挙げてみる。

ジブリール > 【男は髪をかきながら店の奥へと入る。不思議な明かりの灯る一室。見てくれは宝石店のようなガラスケースが並べられているが、その中には何も無

「……」

【彼女は店内を静かに見渡した後、ガラスケースに手を添えていた。銃の内容までは詳しくないから少し静かにすることにした。
 『あるぞ。ただの人間相手じゃ過剰戦力だが……場所が場所だしな』カウンターのほうへと入ると、棚の上から箱を取り出した。デザートイーグル。特にカスタマイズされていない正規品。】

【『ちと値は張るぞ。さらっぴんだし。弾くらいなら初回サービスでくれてやれるが、そっちは入るか? 中には能力で弾はいらないなんてのもいるからな』】

隼人 > 「ほんまに。
タダの人間相手ならこんなんやなくてもええねんけどな」

出された銃を見つつ懐にしまっていた金をドン、と置く。

「金なら無駄にあるから気にせんでええ。
ついでに、弾も何百発か一緒に買う。
せやからマガジンを何個かサービスしてくれんか?
6個ぐらいあれば助かるが」

暇そうにしている少女を置き去りにしつつ、店主と交渉する。

ジブリール > 【『気前イイ男は好きだぜ。映画の登場人物みたいでカッコいいからな』戯言を抜かしながら何百、という彼。次いでマガジンをサービスでと仰る。】

「……まぁ豪勢。入用なのはワケありでも?」

【暇そうにしている故に、好奇で問いかけてみた。合間に男はカウンターの下にもぐると、マガジン6つと弾薬の入った入れ物をどっさりと置いた。『よしイイだろう。それくらいならくれてやる。
 『アフターサービスがほしけりゃいつでも請け負う。あんまデコったりやゴテゴテに改造されたものだと値段はさらにかかるがな。』】

隼人 > 「はっ。
ワシが映画の登場人物やったら濡れ場ありの映画になるけどな」

店主にはそんな軽口を叩きつつ、さんきゅー、と声をかける。
声をかけてきた少女には

「いや、別に訳なんざないけどな。
最近なにかと物騒やろ。
護身用の武器はもっとくべきや。
使おうが使わなかろうがな」

銃をもちながら、そんな風に返し。

「ちゅーか、お前さんこんなところにいてええんか?
一応ここら、危ない場所のはずやねんけど?」

と一応注意してみる。

ジブリール > 【『ますますカッケーじゃん』線の無い会話を重ねながら、金をまた棚の中に置いた。無用心そうではあるが、彼なりのやり方らしい。】

「そうですわね。路地近くでも最近"乱闘騒ぎ"があったと聞き及んでおりますわ。
 わたくし、銃も剣術もからっきしですから。自衛手段をもてるのは羨ましいですわ」

【両手を合わせて嗤った。唇からふ、と零れる吐息。】

「まぁ心配してくださるのですか? ですがご心配は無用です。わたくしは彼らの界隈の資金援助をしているものですから。
 それにこういった世界を眺めるのも"社会勉強"ですわ。だってたくさんの色が見えて面白いんですもの」

【子供のように純真に嗤っていた。】