2018/11/17 のログ
■レイヴン >
未成年が酒なんか買うんじゃねぇ阿呆。
(煙を吐き出す。
しかしつくづく便利な力だ。
これだけの数の異形を自在に操れれば、もっとやれることは増える。
羨ましいが、口には出さない。)
別にお前のためにやったこっちゃねぇしな。
あのままだと少なくねぇ被害が出る。
そいつを避けただけだ。
(それでも多少の怪我人は出ているだろうが、少なくとも死人は出ていないはずだ。
改めて予測してみても、死者が出ている可能性は限りなく低い。
このまま放っておけば死人が出るかもしれないが――)
さ、て。
ちいとばかしボランティアでもしてくるかね。
お前も夜更かしすんじゃねーぞ。
(短くなった煙草を投げ捨て愛車にまたがる。
ヘルメットを被り直し、エンジン音を轟かせ、轟音とともにその場を後に――)
ご案内:「スラム」からレイヴンさんが去りました。
■神代理央 > 「おや、酒はお嫌いでしたか?まあ、過度な謝礼をお渡しする訳にもいきませんので、今度茶菓子でもお持ちしますよ」
と、冗談めかした口調で告げるが、次いで彼の告げた言葉に少し考える様な素振りを見せる。
「少なくない被害、ですか。…やはり、先生は良いお人の様だ」
自分に取って、スラムの住民の損失は被害ではない。
というより、統計上現れない数値等そもそも考慮に値しない。
そこに微妙な認識の差があったのかと、内心納得しつつ――
「……ええ、お気をつけて。今夜は、先生の”邪魔”をする連中も現れないでしょう」
大型バイクに跨り立ち去る彼を見送った後、通信機に手を伸ばす。
「……ああ、神代だ。該当地区の掃除は行わなくて良い。生存者がいれば、他地区への移動も妨げなくて良い。……何、その方が、先輩方にとっても良い結果になるだろう。……ああ、だが、薬物の売人や密輸組織の連中は捕らえておけ。制御薬とやら、サンプルがあれば喜ぶだろうさ」
砲撃を行った後、生き残りを捕縛、或いは処理する為に待機していた部隊に通信を送り、溜息を吐き出す。
本当に宮仕えは面倒だな、と烟らせつつ、待機させていた風紀の連絡車に乗り込みスラムを後にした。
ご案内:「スラム」から神代理央さんが去りました。