2017/01/25 のログ
ご案内:「演習施設」に三谷 彰さんが現れました。
■三谷 彰 > 「さてと」
コンソールを操作し状況を指定する。ホログラムは彼を取り囲むように円盤を撃ち出す機械を作り出した。目を閉じ軽く息を吐くとゆっくりと口を開いた
「……スタート」
その発言と同時に目を開く。その目は彼の本来の黒から能力発動を意味する紅へと染まっていた。直後。スコン!という音と共に彼を取り囲む6の機械から円盤が撃ちだされる。しかし……
「レベル2」
1度目は全てをあっさりと回避しレベル2へと段階を引き上げる。さっきより複雑かつ複数が飛来するがそれを全て見切り回避できるものは回避し仕切れないものは棒で叩き落す。
そうしてレベル7まで上げた所で回避しきれず。ホログラムの円盤は命中。ビー!という甲高いブザーと共にホログラムは消滅した。
■三谷 彰 > 「やっぱりこの辺か……セット、リトライ、レベル7」
少し息を整え再度機械が撃ちだすのを待つ。ガガガ、といった音を発するとスコン、スコンと連続した音と共に機械から円盤が放たれる。
ひとつの機械から7枚。42枚の円盤彼に迫る。それは速度、回転全てがバラバラで円盤同士が激突し様々な角度と速度で襲い掛かってくる。
「まずは右、0,2秒後胸部弾着、回避不可迎撃」
しかし、発射された直後にブツブツと呟くとその言葉の通りに動きを先読みし動き始める。
言った通り初めに右側から迫ってきた円盤を回避すると棒を即座に振り上げる。そこも宣言どおり彼の胸部に向かって円盤が飛来。それを打ち落とす。
「ダミー3発4発目は左側頭部。5,6発目は迎撃……!」
次々と宣言通りに円盤が飛来する。人によっては彼が言葉で円盤を操っているようにも見えるかもしれない。
しかし、29発目。再び処理しきれず命中。2度目のブザーが鳴り響く。
「はぁはぁ……一応少しは伸びたか……?」
部屋の隅に移動しメモに記録を書き込む。そしてそれを鞄へしまい、入れ替えるようにお茶を取り出し飲みながら少しだけ休みを取る。
ご案内:「演習施設」に高梨由佳さんが現れました。
■高梨由佳 > 「あら……」
担当していた魔導学の座学の講義を終えた後演習施設に何となく立ち寄ってみると、先客が訓練を行っており、
邪魔にならないように、その様子を暫し眺め……。
その表情は穏やかな笑顔で、邪魔にならないよう声も立てずその一挙一動を眺めている。
そして、休憩に入ったその先客に声をかけようと思案しているが、声をかけることなくいて……。
■三谷 彰 > 「ふぅ……」
軽く体を休め、息が落ち着くと再び立ち上がる。棒を軽く振り、再び立とうとして。ふと視界の端に居る人物に気がついた。
本来なら見落としていたかもしれないが今の彼の目には一瞬でも視界の端に入ったのは十分すぎたのだ。少しだけかんがえて。
「ええっと、すみません。もしかして待ってますか?」
見たところ年上……というより先生なので敬語でそう応える。見に来ただけという可能性もあるかもしれないがもし待っているとしたらまた自分が始めてしまうわけにもいかない。
「もしそうなら退きますよ。結構長いこと使ってしまっていますので」
能力を解除し話しかけた人物へと向き直る。その瞳は紅から元の黒へと戻り、今では普通の瞳と成ってしまっている。
能力をといた直後だからか特別目が悪くなったような気分さえしている。
■高梨由佳 >
「いいえ、たまたま立ち寄っただけですから、お気遣いなさらないでください」
声をかけた相手に、優しげな笑顔を向けながら近づく。
「頑張ってらっしゃいますね。よろしかったらどうぞ」
トートバッグに密閉容器に入っているクッキーを取り出す。
手作りだが形が整っている、シンプルなクッキー。
そこまではまだ至って普通なのだが
その密閉容器は割と大きく、数人分以上は入っている
「今日の私のおやつに作ったもので申し訳ないですが……」
……一人でこの量を食うつもりなのか、
トートバッグから密閉容器を取り出した際先端に虹色の石の埋め込まれたワンドがちらりと見える。
■三谷 彰 > 相手が待っていないとしって少しだけ胸をなでおろす。まだ練習が足りないから可能ならもっとやっていきたかったからだ。
「アハハ、ありがとうございます。少し練習しないといけない理由がありまして」
がんばっていると言えばそうだろうし否定する理由もないのでありがたくその言葉を受け取っておく。
「先生方で食べるものを貰ってしまうのもなんか申し訳ないですが。ありがたくいただきます」
まさか一人で食べるとは思っておらず、1枚2枚程度だけ貰い後は返した。
疲れた体に甘いものは効くというのは本当なのだろうか。などと考えながらそれを食べる。
「あ、おいしいですね」
そう素直に思ったことを告げた。
■高梨由佳 >
素直に答える相手に、かるく笑いをこぼしながら
「ふふ、目的を持つことはとても大事なことですから、その目的を見失わないようにしてくださいね
偉そうに言って申し訳ありませんが」
そして、先生方、という言葉に軽く首を傾げると、改めて容器を差し出す。
「先生方にお配りしたのはすでに職員室に置いてきました。
こちらは私のおやつですので、遠慮なさらなくてもいいですよ。」
……やはり、本当に一人で食べるつもりだったようだが、当の本人は大食いを自覚していてかつ、
自分にとっては普通のことと言う認識だが、それを知らぬ人間にとってはやはりおかしい……。
そして、『先生方の分』とやらをどれだけ作ったのか想像もできなくなりそうで。
美味しいと言ってくれたことに、嬉しそうに目を細めて
「ありがとうございます。 お菓子作りは私の数少ない取り柄でして……、素直に嬉しいです」
そして、ふと気づいたように
「わたくしの事は気にされなくていいので、練習の続きをなさるのであればどうぞ、
私はもう少々見させていただいてから失礼致しますので」
気遣うように笑みをむける