2016/06/11 のログ
ご案内:「常世大ホール」に来島さいこさんが現れました。
■来島さいこ >
時は昼過ぎ。
会場の入り口には常世学園・教師生徒交流会の横断幕が張られており、
ホール内に設置されたテーブルには数々の食事と飲物が並んでいて、分かりやすい立食パーティであることは見て伺える。
壇上ではオッドアイの少女――少しだけ華やかなブラウスとタイトスカートで装いを整えた少女が開幕の挨拶を述べている所だ。
緊張し時折つっかえながらも、しっかりと挨拶を行い――
「――これより、常世学園・教師生徒交流会を開催を宣言いたします。
短い時間ではありますが、皆様の親睦を深めて頂きたいと思います。それではよろしくお願いいたします。」
壇上で主催(幹事)として始まりの挨拶を終えれば、
大きな礼の後にゆっくりと会場へと降りて大きく息を吐く。
始まりの挨拶が終われば、皆が皆、思い思いに動き始める。
早速話す者もいれば、食べる者もいる。
「うぅ、緊張したかも……」
つつがなくパーティが始まったことを確かめれば、大きく安堵してみせた。
ご案内:「常世大ホール」に佐伯貴子さんが現れました。
■佐伯貴子 > (風紀委員会から、警備っぽい名目で送られたのが一人。
壁の花となっている。
スピーチが終われば拍手をし、
なんとはなしに会場を見渡した)
ご案内:「常世大ホール」に雨宮 雫さんが現れました。
ご案内:「常世大ホール」にルギウスさんが現れました。
ご案内:「常世大ホール」に風花雪月さんが現れました。
■雨宮 雫 > 親睦会では美味しいご飯が出そうな気配だったので、参加することにした。
決して、寮にいてメイドさんのことを聞かれるのが面倒だったわけではない。
というわけで、さいこ先生のスピーチには適当な拍手を。
そんでもって、一番最初に料理を取りに行って、遠慮という文字を忘れ去って山盛りにしてー。
「いただきますかな、かな。」
人込みを避けた場所で、いただきますと手を合わせて もっしゃもっしゃ 食べ始めた。
「うまー。」
ご案内:「常世大ホール」に四十万 静歌さんが現れました。
ご案内:「常世大ホール」に鈴音 春さんが現れました。
■四十万 静歌 > 人多いなーと、ぼんやり思いつつ、隅の方でスピーチに向けて拍手をしたところで――
来てみたはいいけどいかんせん人が予想以上に多くて冷や汗が止まらない。
どうしよう。と笑顔を張りつけたまま、
硬直し――
「な、何か凄いところに来てしまったような……」
などと思わずつぶやいた
ご案内:「常世大ホール」に那岐夜車丸汀さんが現れました。
■ルギウス > 「ははは、盛況ですねぇ。
これも人徳 といったところですか。
当面は壁の華でもしておきましょうか ねぇ?」
相変わらずの笑みを貼り付けながら、チーズを肴にワインを嗜む。
ちゃっかりと肉やらなにやらをキープ済み。
■風花雪月 > 「へー、やっぱり人が多いなぁ……」
スピーチに対して拍手をしながら、感心したように周りを見渡す
白髪紫目の少女。
名を、風花雪月《かざばなゆづき》という。探偵研究会のペット探偵である。
その拍手一つにも、甘ったるいというか、ぽわぽわしているというか。
何とも言い表しがたいゆるい雰囲気が漂っている。
覗いてみれば、美味しそうな料理が沢山あるではないか。
思わずほわほわとした笑顔を浮かべる雪月。
「……これどんどん勝手に食べちゃっていいのかな?」
どうやら立食形式のパーティーは初めてのことらしい。
小首を傾げている。
■来島さいこ > 「あ、ありがとうございます。
ルギウスさん。こんなに賑わうは思わなかったので、びっくりかも……です。」
見覚えのある面々を認識すれば会釈を返しつつ、声が掛かればルギウスへと頭を下げてアイサツする。
■鈴音 春 > これまた別のテーブルで料理にがつがつありついている顔が一つ
「かーっこれ美味いな!ぺっびんもようけやし、ここが天国ってやつやな!」
スピーチなんてお構いなしに我を行く感じ。
めっちゃ嬉しそうに食べている。
そして今この会場には美女、美少女、いろんな属性の女がわんさかといる。
そのことに関しても彼のテンションを上げる一要因となっていた……
■那岐夜車丸汀 > 僅かに舌打ちをせざる得なかった。…異能で視る事から始めてしまった
人は多そうにして 何とも賑やかな場です。…さっとざっくりと場を確認した処でゆっくりと
移動をし始めた白銀髪紅眼のアルビノ少女は、舌打ちを使わない異能でふらふら 食事を…始めたり。
来島先生のご挨拶には拍手をしておく。
「…舌打ちをしたら 浮きますよね… どうしたらよいのやら」
至極悩んでいる顔には見えない無表情さで片隅でもそもそ食事している。
■ルギウス > 「賑わっているなら結構な事ですよ。
ついでに一夜限りの恋人でも探していかれてはいかがでしょう?
ほら、あちらにいる猫しっぽの少年とか、白髪ロングヘアーの彼とか」
するわけないのをわかっていて薦めるあたり確信犯である。
「主催者は色々と気苦労もあるでしょうが、お気軽にどうぞ」
■雨宮 雫 > 「おいひい、 さすがー、学園側が主催するといい料理出て来るかなー、かなー。」
もっぐもっぐ。
取りにいってもっぐもっぐ。
もっぐもっぐ。
取りにいってもっぐもっぐ。
良く食べる。
交流はまぁ、顔見知りが入れば挨拶するんだが、とりあえず、食欲を満足させるのである。
いい肉や魚はとっとと無くなるから、最初が肝心なのである。
飲み物?
一応、ジュースです。未成年じゃないけど、見た目でツッコミを貰いそうなので。
先生とか風紀とか怖いのである。
ちょっと見回すと、なんか隅っこで食う集団ができてないか?
いや自分もそうだが。
■佐伯貴子 > (さいこ先生もリビドー先生も頑張っているなあ。
あれは四十万、雨宮も来ているのか…
那岐夜車丸…だったかな、あれは。
結構見知った顔があるな…)
(さて、どうしよう。
仕事という仕事はない。
交流を広げようか、
それとも深めようか)
■四十万 静歌 > 「――」
しかし、こんなけ人がいるのだ、
――周囲を見ると、何かものすごく気後れしそうな人たち。
「……まさか……謀られた……」
そんなわけないとは思いつつ、思わず声に出た
■来島さいこ > (わ、凄い人数かも……ええっとぉ……)
予想以上の盛況。大分混雑が見受けられる。
壇上に上がって確認してみれば場所の偏りも見受けられる。
一部の委員や教師に空きテーブルへの誘導をお願いしてから、
少々混乱しながらも、マイクを持ってアナウンス。
「えっと……皆さま、会場は大分混雑しておりますので、
各々気を付けて交流をお願い致しまーすっ!」
ご案内:「常世大ホール」からルギウスさんが去りました。
ご案内:「常世大ホール」に漣 鴎さんが現れました。
■四十万 静歌 > 「と、とりあえず……もっと隅の方に、落ち着いて……
あ。」
丁度いいスペースを見つけ、そこに歩いて移動するようだ。
ご案内:「常世大ホール」から四十万 静歌さんが去りました。
■漣 鴎 > 「……どうすっかな、これ……」
壁際でジュースを飲みながらため息をつく少女が一人。
気づけば昨年は勉強とバイトばかり。
部活にも入ろうかと思ったもののずるずると時間だけが過ぎていき、
結局ロクに遊ぶこともなく一年が終わってしまった。
交友関係も落第街でばか騒ぎする仲間ばかり。
今年こそは、と決意を固めて交流会に参加してみたものの……
「人、多っ……」
落第街のような無秩序な喧噪ではない。
人も多く、騒がしさもあるものの、彼女の慣れた喧騒とは違う騒がしさ。
……つまるところ、完全に委縮してしまっているのだった。
■雨宮 雫 > 「時間で何かステージで出し物とかやるのかな、かな。
軽音楽部の演奏とか。」
そんな予定は無い(多分)
知ってる顔はー 佐伯くらい、か? 見える範囲だが。
交流……交流……食べ過ぎて動けなくなった生徒がいたら、胃薬でも差し入れて回るか?
もっぐもっぐ。ごくん。
空の皿を埋めるべく、取りに行く。
近くの生徒に お前何回目だよ!? と言われたが、そんなクレームもなんのそのだ。
■風花雪月 > 「よし、大丈夫みたいだし、食べちゃおっと~」
スピーチが終わってから、食べ始めるまでに結構な時間がかかった。
何ともまぁマイペースなものである。
結構他の様子を探り探りであったので仕方ないと言えば仕方ないのであるが。
「お話とかしに行った方が良いのかな~? っていうか今こそ探偵研究会の
名を世に知らしめるいいチャンスだよね、うん!」
と。一旦食事を止めて、猫が描かれた名刺ケースを手に探索を始める雪月。
■那岐夜車丸汀 > 異能が満足に使えないと ほぼ動けない何かです。
人が多すぎて移動するチャンスを逃してしまったので、今いる場所から移動も侭ならず
もそもそと食事を続行せざる得ない状況。交流?…したいと思って来たものの。
「………おいしい 」
ステージが空いてますが ちらっと見た 何か催し無いのでしょうか?
飛び込みで演奏してもいいのなら してみたいが 迷惑かと思って黙ってる。
ちらっと異能でわずかに舌打ちをした 佐伯先輩しか分かりません。
…もう一寸観察あるのみです。
■鈴音 春 > 「お、かいらしいおねーさんちゃんがあっちゃん方いかはったな、ちょいお近づきになってこよ」
何かの電波をキャッチしたのか、隅の方へと移動していった黒髪の美少女の後を追いかけていく
ご案内:「常世大ホール」から鈴音 春さんが去りました。
■漣 鴎 > 「……さすがにどうにもならないな、こりゃ……」
少し迷った末に、やや人の少ない方へと向かう。
逃げたわけではない。
人が多すぎて声をかけられないよりは少なくても話せた方がいいのだ。
などと心の内で言い訳をしつつ、ジュース片手に移動を始めた。
ご案内:「常世大ホール」から漣 鴎さんが去りました。
■来島さいこ >
尚イベントごとはないものの、
壇上の傍に受付があり、アピールしたい猛者がいればそこで申請すれば使用できるらしい。
5~20分で、先着式。
「大分落ち着いた、かなぁ……?」
誰かに声を掛けてみようか、と、さいこ自身も移動と探索を開始した。
■佐伯貴子 > (どこを見ても、見知った顔と見知らぬ顔がある。
早めに切り上げる予定であるし、
少しだけ動くことにした。
那岐夜車丸の方へ近づいていく)
おい、那岐夜車丸。
なにか不便はないか。
(相手は盲目だったはず。
少なくとも雨宮雫よりは、
困っている確率が高そうだ)
■雨宮 雫 > 料理を取りに行く途中で、なんか動きが取れなくなってる感じの子が目に付いた。
人込みが苦手なのか?頑張って来た系なのか?
ので、まぁ 交流 という二文字の名の下に声でもかけてみるかと。
早く行かないと、料理は無くなるのだから。
「そこの人、どうかしたのかなーかなー。
気分が悪いなら保険課、何か落としたのなら生活課呼ぶ?呼ぶ?」
那岐夜車丸汀 へ、近づいて声をかけてみた。
困ってなかったら?そしたら帰るんだよ!
■風花雪月 > 「はっ、ステージ……?」
名刺ケースを手に歩き始めていた雪月であったが、
受付を目にしてその足を止める。
手品の用意はしてきてある。
歩きまわって名刺を渡すよりも、もしかしたらステージに行って
手品を披露した方が注目を集められるのでは、と。
そう思った雪月は受付へ走っていく。
「すみませーん、手品ってやってもいいですか~? あと探偵研究会の宣伝
したいんですけど~」
■来島さいこ >
ステージの受付には年若き風貌の教師(副幹事リビドー、以下受付)が居る。
受付は風花雪月の申請に問題ないと応え受理した上で、目安でも構わないから使用時間を記入してほしいと返す。
当のさいこはひとだかりを見つけ、何かあったのかなと近寄った。
「あ、雨宮さん、佐伯さん。なにかあったの?」
■那岐夜車丸汀 > 食べるスピードは遅かった寧ろもそもそ食べている様は小動物。
近づいてくる気配と足音 そして声質 ひっくるめて異能を使わなくてもわかる これは佐伯先輩。
「…お気遣い有難うございます。
…特に不便は…無いと思いますが 異能が使えることが侭ならず、
ステージが空いているように思えて 飛び込みで演奏をしようかと思案しておりましたが。」
全盲にしても異能で補っているという少女はそう佐伯に答えよう。
困っていると言えば困っているのは ステージの方を視る様に視線を?向けて、そこまで移動できないと。>佐伯先輩
…見知らぬ気配がもう一つお越しになられている。足音 振る舞い 声全て該当せず。
恐らくこれはお初の方ではと思案した、恐らくではないと。
雨宮さんの方へと何となくだが 食べるのをやめ体の向きを変えて応対したい。
「…はい? 何か御用でしょうか??
気分は平穏 落としたりは…無い筈です。お気遣い有難うございます。」
会釈程度に頭を下げて挨拶の代わりとしたい。>雨宮様
■佐伯貴子 > (雨宮まで来た。
こいつの場合親切心なのか、
面白半分なのか掴みかねる。
特に対立するほどではないが)
ステージはもうすぐ何か始まりそうだ。
その次なら空くんじゃないかな?
何か演奏したいのであれば、私が代わりに受付しておこう。
(そう、那岐夜車丸に声をかけた)
■佐伯貴子 > い…さいこ先生、大丈夫です。
先生はもう少しゆったり構えていてください。
(なんだか緊張していそうなさいこに
そんなことを言った)
■雨宮 雫 > 「んー、何か動き辛そうだったから、保険課A的な感じで声をかけた次第だったかな、かな。
なので、問題なければボクの用事は終わりましたーだね、だね。
って、佐伯の知り合いだったのか、じゃあ大丈夫かな、かな。
あ、折角だからこうりゅーする?する?」
那岐夜車丸汀は特に、何かあるわけではなかった、かな?
同時に近づいてきた佐伯に、にこやかに笑いながら手を振って、挨拶しておく。
「あら、さいこ先生。
スピーチお疲れ様ー。 ボクはなーにも問題ないかな、かな。
この料理美味しいね、美味しいね、ひひ。」
なぁんにもないよー と、へらへら笑って返した。
■風花雪月 > 「んー、そう長くかけるつもりはないし、5分くらいかな~」
そう口にしながら、さらさらと必要事項を記入する。
手にしていた鞄の中身を確認。
こくりと頷き、ホールを改めて見やった。かなり大勢の人間が居る。
これは、アピールには持ってこいだろう。
「じゃあ行ってきますね~、わーい!」
マイクを手に、ステージへ上がっていく雪月。
「えー、こほん。マイクテステス、本日は晴天なり?
皆さん初めまして! 2年生の風花雪月って言いまーっす!
探偵研究会で、お仕事頑張ってまーっす!
どういうお仕事をしてるかって言いますとですねー」
マイクを通じて何とも元気な……そして、何とも甘ったるい声が
ホールに響き渡る。
ごそごそと、持ってきた鞄の中を探って一冊のスケッチブックを取り出す
雪月。
それをバッと、集まっている人々がよく見えるように前へ向けて見せる。
そこには、下手くそな鳩の絵が描かれており、
『いなくなったハト 探しています』と書かれている。
■来島さいこ >
「ふふ。ありがとね。雨宮さん。佐伯さん。
教師生活も一年過ぎたから慣れてきた、と思ったけれど全然そんな事無かったみたい……。」
二人からねぎらいの言葉を頂ければ、気を抜いた調子で微笑む。
二人の視線の先を追うと白い髪の少女を見つける。
具合が悪いようには見えない事と、声を掛けないのも寂しいと思ったのか、挨拶だけしていくことにした。
「こんにちは。ええっと、良かったら楽しんでいってね。」 >那岐夜車丸汀 さん
■佐伯貴子 > (ステージが始まった)
探偵研究会?
(初めて聞く名前である。
違法部活ではないようなので、
仕事にはならない)
■那岐夜車丸汀 > 来島先生らしい 方までお越しになられたらしい。
声の質は…先生だったら憶えている。然し ここまで近い距離は初めて。
そちらの方へと恐らくだが会釈をしておきたい。>来島先生
「そうでしたか、では 待機を致しましょう。
有難う御座います 佐伯先輩。何かリクエストあります?5分から20分の間でしたら 幾らでも曲は選び放題ですが。」
佐伯先輩に教えられて 代わりに受付をして下さるというのであれば
深々と頭を下げておきたい。>佐伯先輩
「保健課…ですか。医療の手助けをしたりするというアノ。
交流で御座いますか? 私の様な小物でも宜しければ 是非?」
雨宮先輩だと思う気配と声、立ち振る舞いは覚えた 忘却していいまでは覚えてしまう。
無表情だが 僅かに微笑んでみたという>雨宮先輩
「ごきげ……こんにちはです。此方こそこのような立場設けて下さった事に感謝いたします。」
挨拶言いかけたそして訂正した。感謝と挨拶をしてから頭を下げたい>来島先生
■佐伯貴子 > 雨宮は神経図太そうだから安心だな。
(大変失礼なことを平気で言う。
挨拶の代わりに)
こういう場合は…流れに身を任せると楽ですよ…
(さいこには、
神妙な面持ちでそういうのであった)
■那岐夜車丸汀 > (ステージが始まりましたか)
探偵研究会 記憶が正しければ存ぜぬ。
そしてその名―風花先輩も分からない初耳だった。
眼は生憎視えないので 異能と耳で視ることに致そう。>風花先輩
■雨宮 雫 > 「探偵研究会とかあるのだね。
ハトとか探せるんだ…… 模様で見分けるのかな、かな。
猫とかより100倍くらい探しにくそうだね、だね。」
ステージに上がった生徒のアピールをざーっと聞く。
探偵はやっぱりペット探しなのか?浮気調査とか面白そうなのだが。
生徒同士とか生徒教師とか、最低の発想だが。
■佐伯貴子 > リクエスト…リクエストねえ…
クラシックがいいかな。
あんまり盛り上げると問題が起きそうだから、
落ち着く雰囲気のやつ頼む。
(那岐夜車丸にはそう告げ)
私は長居するつもりはないから、
聞けないかもしれない
他のみんなのために演奏してくれよ。
(と付け加えた)
■風花雪月 > 「皆さんペットを飼われていませんか? 可愛いペットが居なくなって、
困った時は……」
にこにことした表情のまま、彼女は下手くそな鳩の描かれたスケッチブックを
一旦ぱたりと閉じる。
「はいそれではみなさんご注目、1、2の……ぽーん!」
そして、次に雪月がスケッチブックを開けば、そこには絵に描かれた鳩が
あるのではなく、本物の、生きた鳩がちょこんと乗っかっているのだった。
鳩はびっくりしたように羽根をばさばさと動かして……飛び立った!
「探偵研究会にお任せくださいっ! 貴方のペット、鳩でも猫ちゃんでも
わんちゃんでも鯨ちゃんでも、ばっちり飼い主さんの所に返してあげま~っす!
あとペット探しだけじゃなくて、浮気調査とかも……って、あれ、
鳩さーん? 鳩さーーーん!?」
マイクを持って呼びかける雪月。
鳩は我自由を得たり、と言わんばかりにホール中を飛び巡っている!
ばさばさと音を立てながらあっちのテーブルへ行ったりこっちのテーブルへ行ったり。
ご案内:「常世大ホール」に四季夢子さんが現れました。
■雨宮 雫 > 「そうそう、怪我とか病気とかになったらいつでも頼っていい系の人を助けるお仕事なのだね、だね。
小物とかあんまり関係ないというか、大物とかむしろ、この辺でウロウロしてたら逆に引くというか……
まぁ、じゃあ名前とかボクから。
あまみや しずく なのだね、割と長い間島にいるから、何かあったら頼っていいからね?だね。
…………?」
なんか那岐夜車丸汀の視線とかに違和感があるような、無いような。
ちょっと首を傾げそうになるが、まぁ、ここでいうコトでもないか。
「さいこ先生は何かステージでやんないのかな、かな。
部活とか担当授業とかのを面白おかしく宣伝とかしないのかな、かな。」
緊張してるっぽいさいこ先生の気をほぐすべく、酷いことを言ってみた。
■佐伯貴子 > 探偵研究会…
探偵は昔からペット探しに始まり、
浮気調査に終わるというが、
そのまんまだな…
(そんな格言はない。
風花雪月の宣伝にはそんな感想を漏らすのであった)
■四季夢子 > 理路整然と雑然し真っ直ぐに道に迷う。
懇親会の会場に訪いを入れて想起されたのは規則性のある無規則な――自由って感じの何かだった。
特に、壇上の催し物が。
「………いや、あれ手品って言うんじゃ。」
テーブルに何故か並んでいる色とりどりのマカロンを更に盛りながら鳩を見た。
なんていうか鳩である。他の鳩と混ざったら区別が付かなさそうな感じだけれど
壇上の彼女はつくのかしら?と首を傾いでしまった。
■来島さいこ > 「ううん。こちらこそだよ。
困った事があったら、何か言ってね。
演奏もするのかな? 楽しみにしちゃうかも。」>ナギサさん
にっこり笑ってみせてから、視線を貴子へ。
神妙な、経験ありげな面持ちには何かを察した。
「……貴子ちゃんも大変だったんだねぇ……
手品も始まったみたいだしそうするかも……って、わっ!?」
その辺りで気を取り直し、始まった
スケッチブックからハトが一斉に飛び出す。
どのようなトリックかは分からないが、とてもびっくりした。
自由が侭にハトが飛び回っているものの、
怪我や食事に影響がでないよう委員や教師がそれとなく立ち回ってくれているので平気そうだ。
トークの引き込みも良かったことがあり、少なくともさいこは好感を覚えている。
■那岐夜車丸汀 > 畏まりました。私、技巧曲を幾らか十八番として保有しております故、
クラシック系で落ち着いた音色を持つ曲を弾く事に致します。
盛り上がる曲と致しましては 「シューベルト『魔王』による大奇想曲」辺りでしょうか。
…やめにしておきます。
(その曲名は 悪魔に魂を売っているのではと思われても不思議ではない超絶技巧曲の一つと言われる曲。
盛り上がるのはだめらしいので 再び考え始めた。記憶にある膨大な持ち曲から選ぶつもりらしい)>佐伯先輩
「左様ですか、何か御座いましたら 頼る事と致しましょう。
…私の名は なぎやしゃまる なぎさと申します。以後良しなに」
違和感はあって当然 見ているようで視ていないその視線。
僅かに口が開いてまた閉じたー異能を使っていて 顔立ち確認。>雨宮先輩
■雨宮 雫 > 「あぁ、浮気調査もやっぱりするんだ……って、ちょっと、仕込が最後に。あはは、あはははー!」
飛び立った鳩と、それを追いかける風花の姿に大ウケであった。
■那岐夜車丸汀 > (…小さな気配は 鳩ですか。そしてそれを追いかけるのは風花先輩と)
異能を使って把握した、鳩は捕まえるのが少しコツがいる鳥です。どう捕まえるのかをそれも一寸観察?
■風花雪月 > 「も、もう! いつもはちゃんと大人しくしてくれてるのに~!
戻ってこないと今日のご飯あげないぞ! ……って、わ、まだマイク
入ってた!
あ、えと、ごめんなさい終わりでーす! それでは改めまして、
探偵研究会をよろしくお願いしまーす! 風花雪月でしたーっ!」
マイクを手にホール中をぐるっと周り追い掛け回していた雪月だったが、
ハッと気がついたようにステージへ戻ってくれば、それだけ口にした。
ちょっとばかり疲れも浮かんでいるが、笑顔のままに手を振って
マイクを受付に返し、ハト達の追跡を再開するのであった……。
■佐伯貴子 > 大変な分、充実感はあると思いますので。
もう流れができたみたいですから、気負わずにいてください。
(あたりを見回しながら、
さいこにそう言った)
そんな深く考えなくていいよ…
なんか有名なやつでいい、書店でかかってるような奴。
(那岐夜車丸にはそう答えた。
先に「演奏」とだけ申請してしまっておこう。
ということで、
受付に次のステージを予約してきた。
いつのまにか)
■四季夢子 > 飛び立つ鳩に追いかける人
それらを一瞥二瞥と眺めながら足を運んでいるとふと視界に入る本日の幹事の姿。
来島先生、こっそり子供先生と渾名していたので勝手に見知っているのだけど、
そんな様子はおくびにも出さずに挨拶しましょうっと、内申点は大事。
「今晩和、来島先生。とっても盛況で何より……でいいのかは一寸判らないけど。」
生徒と歓談中のところ、先生の背後よりするりと声をかけて柔和に作り笑顔。
■雨宮 雫 > 「あんまり細かいこと考えないで、見かけたら声かけてもらっていいからね。
ボクもかけるし。
なぎやしゃまる カッコイイ名前だね、だね。」
随分大仰な名前な気がしたが、逆に憶えられそうだった。
どっかいいトコロのお嬢様なのだろうか?
何か、視線以外で周囲を把握しているのか……とはいえ、ここで何かするには人目がありすぎてとても無理である。
「おつかれさまー、がんばれー……探偵研究会ー。」
鳩を追い掛け回す姿が妙にウケるのか、ちょっと声を大きくして声援を送っておいた。
何か思いついたら依頼してみよう、と思うくらいに。
■佐伯貴子 > 探偵研究会というより、
手品同好会という感じだったが…
あれでペット探しが出来るのだろうか…?
(とはいえ、異能を知らなければ何も知らないのと同じである。
風花という生徒には隠された能力があるのかもしれない。
名前だけは絶対忘れないだろう。
探偵研究会。
探偵を研究しているのではない探偵研究会)
■来島さいこ >
「って、私はしないよぉ!?
さっきので挨拶で精一杯かも……あ、ちょっと様子を見てくるね。」 >雨宮さん
気を取り直して念のためハトの行く先へと足を運ぶ。
貴子へも頷いてみせている。
受付はマイクを受け取り、必要ならば道具も用意すると貴子に伝えていたので、言っていれば不自由はない。
「あ、こんにちは、四季さん。
うん、大分盛況でびっくりしちゃったかも。みんなのおかげで何とか回っているみたいだから、安心かなぁ……?
四季さんも、楽しんでいってね。うふふ。さっきの手品……じゃなくて探偵研究会も、びっくりかも。」
声が掛かれば足を止め、柔らかい表情で挨拶を返す。
先ほどのステージの感想を交えつつ。
ご案内:「常世大ホール」から風花雪月さんが去りました。
■那岐夜車丸汀 > 書店…そもそも店とかに余り赴かないのですが。
クラシック初心者的な曲よりも…何が宜しいでしょうか。
…ステージが終わったようですね。それでは御前失礼致します。
(佐伯先輩より 有名なモノより書店とか出かかっているものと言われてどう答えたらいいか迷ってしまった。
店とかそもそも赴かない。…しばし考えてしまったが ステージが終わってしまった 次であるのなら もうすぐではないか!
そう気づくと 佐伯先輩へと会釈をして 何となくだがステージの方へと歩んでいく。)>佐伯先輩
「偽名 に近いですけどね…名前に関して思い出せませんので。」
お嬢様ではないと思うが 何せ 思い出せない。本名。ステージが空いたようなので、
そちらの方へと移動し始めた。>雨宮先輩
■雨宮 雫 > 「それは偽名じゃなくて、仮名じゃないかな、かな。
まぁ、とりあえずステージ頑張ってねーだね、だね。」
なぎやしゃまる の背中には応援は飛ばしておく。
「一芸しない、さいこ先生、その人は誰かな、かな。」
折角だから、料理はちょっと置いて交流に回ろう。
既にめっちゃ知ってる顔の佐伯は兎も角、 さいこ先生に話しかけてきた四季の紹介でも頼んでみよう。
■佐伯貴子 > すまん!がんばってくれ!
(目の見えないだろう那岐夜車丸に、
書店は致命的ミスであった。
これで失った信頼は、
かなり大きいだろう。
フォローさせてしまったのも痛い。
ステージが成功することを祈るのみである。
ということで、
少しずつ出口の方へ向かっていく)
雨宮、さいこ先生、また。
(聞こえないだろう大きさの声でそう言うと、
消えていくのであった)
■四季夢子 > 慌しく鳩を追いかけながら忙しなく駆ける来島先生の様子に、危うく作り笑いではない笑いが出そうになって堪える。
やっぱり子供先生だなって思っていると綺麗な髪色をした、昨年何度か見たような誰かの姿。
……進級、しそびれたのかしら?と与太が思うも不躾に過ぎるから思うだけ。……確か名前はー……
「こーんばんわ。あ、私四季夢子っていうの。貴方は確か……雨宮君。だったっけ?」
生徒数の多いマンモス校と言っても良い所だもの。名前、尋ねてしまうのは不躾じゃあないはず。
ご案内:「常世大ホール」から佐伯貴子さんが去りました。
■来島さいこ >
行って戻ってまた行って。
少しだけ息を上がらせて戻ってきました。
「あ、うん。夢子さん……って、自己紹介しちゃってるかも。」
それはそれでよし、と、軽く笑ってみせた。
■雨宮 雫 > 「あ、佐伯おつかれー。
ああ、ボクのコト知ってるのかな、かな。
雨宮 雫 だね、あってるのだね。
どこかの授業で一緒だったかな?ごめん、あんまり憶えてないのだね、だね。」
四季はこっちを知ってたらしい。
手当てでもしたか、同じ授業を受けたか、位か?
患者だったら覚えてるはずなので、後者かな?
「四季夢子さん、だね。
じゃあ四季って呼ばせてもらうのだね、だね。
さいこ先生も紹介ありがとうなのだね、だね。」
■那岐夜車丸汀 > 受付のいるステージまでやっとたどり着いた。受付には先程佐伯先輩がして下さった筈。
であると踏まえて、マイクを受け取ると 受付から『楽器は?演奏と聞いている』と至極、
まともな事を言われたが、それに対して「ステージ上で召喚しますから」と答えたという。 ステージに上がると スイッチを入れ)
『マイク テス。飛び入りで申し訳御座いません。
わたくし 那岐夜車丸 汀と申します、若輩の一年でありこの様なステージの上で演奏を致します。
5分から20分の間ですが 立食パーティの背景音楽として御聞き頂ければ幸いに御座います。
…では 《召喚》「 」。』
ステージ上で無詠唱で魔法陣を構成させるとその中からヴァイオリンと弓を召喚して見せた。
ふわりと中空に浮かぶそれを手に取ると 僅かな調弦を終えると
プロ並みの超絶技巧演奏による一曲を紡ぎ始めたという。
クラシック風に仕立てたという即興にしては音の運びは慣れたもので楽譜はない。
■四季夢子 > 息を切らせる来島先生に飲物でも差し出そう。
……お酒か、ジュースか、暫し逡巡をしオレンジジュースの入った紙コップを選んだけれど他意は無い。
「あ、よかった合ってた。そうそう何度か授業で……と言っても憶えて無くても無理ないわ?
だって席は私の方が後ろだったし、私も髪の綺麗な男子だなーって感じで憶えてたくらいだもの。
呼び方はお好きにね。四季《ひととせ》って呼び辛い人もいるみたいだから。」
主に「と」が増えたり減ったりする。と渋面を作りながらも、少しカタコトのように喋る雨宮君に相好を崩した。
■来島さいこ > 「ぁ、ありがとね。四季さん。
スピーチからの動きっぱなしでのどからから……。」
先生故にとが増える事も減る事もなく、確かにお礼を言ってジュースを口にしのどを潤す。
喋りっぱなし動きっぱなしだったので身体に染みわたったのか、気の抜けた吐息が漏れた。
愛嬌と少々の落ち着きのなさは流石の子供先生か。
「うふふ。生徒同士が仲良くしているのは嬉しいかも。
……ぁ、演奏も始まるみたい。」
そう言って、ステージへと視線を移す。
――知識や造詣はないが、それがとても良いものであることは分かる。
言葉を止めて、聞き惚れているだろうか。
ご案内:「常世大ホール」にヨキさんが現れました。
■雨宮 雫 > 「あはは、髪の毛を褒められるのはちょっと嬉しいかな、かな。
手入れが大変だからね、コレ。
ひととせ ひととせ、大丈夫、ちゃんと憶えたのだね、だね。
さっきの子が演奏始めるみたいだし、ちょっと聴いてみようだね、だね。」
四季にはにこやかな、愛想のいい笑みを浮かべて歓談に応じる。
綺麗な笑顔と、声は、まぁ、男というのが微妙なラインかもしれない。
「ぉう…… アレは魔術かな、かな。
お取り寄せと…… え、なにあれ、上手い。」
楽器を宙に呼んだ手並みと。
演奏が始まると、なんというかちゃんと表現できないが 上手い のに驚愕した。
那岐夜車丸、全然小物じゃないじゃん。
超すごい子じゃん。
■四季夢子 > 歓談の折、壇上からの力強い宣言に目を向けると
それこそ目を奪うような、或いは大穴をあけるような演奏が始まる。
宙に煌きを規則正しく散らす陣円より取り出だされる楽器。
その奏者は、まるで魔法使いのよう。
「……むう、戦国武将みたいな名前なのに綺麗ね……。ああいう煌びやかなこと、出来るって一寸羨ましいかも。」
ご案内:「常世大ホール」に松渓つばめさんが現れました。
■ヨキ > 「ほう、これはまた」
やって来た美術教師が、受付のリビドーに四本指でピースサイン。
「すごいのが居るな。那岐夜車丸?大したものだ」
行き交う顔なじみと挨拶を交わしながら、受け取った烏龍茶のグラス片手に、会場内をぐるりと見渡した。
■松渓つばめ > 巨大な皿を3つ、フレンチかなんかのフロア係のノリで持ってくる兎さん。
「トコヨオオエビのフライお待ち様っ!」
会が始まった瞬間には制服だったのだが……テンションって怖い。
■来島さいこ >
受付(リビドー)はどこか得意げな顔でピースサインを返した後、
名簿を見せて支障のない範囲で肯定と演奏者の紹介をしつつ、業務へと戻りました。
いわく、今は裏方に徹するとのこと。
後は、先の手品も見事であったことも軽く語ったでしょうか。
■那岐夜車丸汀 > 序に言えば即興の曲の効果は…立食にありがちな食べ過ぎによる 腹下しなどを緩和するものを盛り込んでみた。
耳を塞いでいない限り 効果はある筈だ。癒しの効果位は盛り込んでいたいと
ステージで飛び込みしたいという目的はこれだったという。
弾く事で即というか終わった後に効果が発揮されるといいな具合。
即興にしては一定の規則がありがちで ない。
20分は弾き乍らだが頭の隅で数えていた、そろそろ来ると。
20分丁度に音の余韻を残して勢いよく弦から弓を離して演奏は終了させてみた。
『御清聴有難うございました。
即興による食べ過ぎによる腹壊しを防ぐための回復促進曲で御座いました。
効果はすぐには出ませんので、この催しが終わった頃に発揮される事でしょう。
それでは 失礼致します』
バイオリンと弓を持ったままマイクをオフすると、受付にはマイクを返しステージから降りて行こう。
■松渓つばめ > 「ふう。それにしてもさっきから流れてるガチな音楽はあの子だったのね。すっげ」
額を拭う。自分で勝手に申し出た手伝いとは言え投げ出すのはダメ。
何箇所か料理出して回って、ゆっくりする時間があまりなかったのだった。
当然のように辺りを見て……
■雨宮 雫 > 演奏に聞き惚れてしまって、 はっと気づいたら終わっていた。
会場の何割かはそうなんじゃないかと思われる。
「おおー…… すごーい、なぎやしゃまるスゴーイ。」
ステージから降りる那岐夜車丸に盛大に拍手しておく。
曲に何かの効果を乗せられるらしいが、それよりも演奏が凄かった。
子供みたいな感想だが、凄かったんだ。
拍手のあと、丁度、エビフライが来たらしいので、スススっと歩いているのに走っているような速度で料理を取りにいった。
「エビフラーイ。」
■来島さいこ > 「すごい……」
魔術や異能の行使はパフォーマンスは基本認められており、
悪いものでなければ好意的に受け入れられているだろう。
紹介された効果を良い事に、もっと食べるように動く生徒もいるかもしれない。
当のさいこ自身も、感極まった声を零しながら拍手を行う。
湧きあがった拍手の1となるだろうか。
曲に特別な力が無くとも、すごい、と思えるものとして贈る。
■ヨキ > 顔見知りらしいリビドーといくつかの会話を交わしてから、人波の中へ。
バニー姿のつばめがやって来るのを見るなり、グラスを口に付けたままふっと吹き出す。
「つばめ君?またハデな格好を」
いいテンションだな、と笑いながら大きなエビフライを一匹拝借。
これまた大きな口でフライを咥えて齧ると、ステージを降りる汀に向けて大きく拍手した。
■四季夢子 > 「それだけ伸ばしていると大変でしょうねー……私なんか癖っ毛だから羨ましいわ。何かコツとかあるのかしら。」
雨宮君の柔和な笑顔は何処か、人懐っこい猫を想起させるようなものだ。
ともすれば、危うく手を伸ばして顎下を撫でそうになる。だって肌も綺麗なんだもの。
でも流石に堪えた。ぐっと。
その代わりに手持ち無沙汰を誤魔化すように、見事な演奏でしぃんと静かになった館内を見回す。
先程の鳩はどうなったのだろうと見回して、大柄な美術教師の姿を視止め、少しだけ固まる。
一寸だけ怖いのだ。一寸だけ。だから拍手をする動きも手を叩く猿の玩具みたいにぎこちないかも。
■松渓つばめ > なお、エビフライはビールの中瓶くらいはある代物。身だけで。
見覚えのある二人。止まった所がココで良かったと思えた。
「ヨキせんせーにさいこせんせー!お元気?食べてるっ?」
ウサギさんは軽いスキップで二人と同じくらいの距離の所まで。
こういう場では、一番アホで朗らかなのです、この娘。
■那岐夜車丸汀 > ステージを降りてしまうと 楽器を手にしており―それを魔法陣を使わない手段で しゅっとどこかにしまい込むと
手ぶら?になってしまうと 拍手を…こんなに拍手を受けるのは慣れていないのか びくっと反応したという。
「………ど、どうも。」
喋り慣れていないらしい。元居たところに戻るべきだろうかと思案。
…まぁ それしか…異能を使ってまた場の更新 把握。
人が増えている…けど こそこそと雨宮のいる方へと歩いていこう。
■来島さいこ >
「あ、こんにちは。つばめさん。
さっき落ち着いたばかりだけど……ってあれ、さっきもそんな服だっけ?」
きょとん、と小首を傾げてみせる。
何時の間にやらバニー服だ。
「ヨキさんも、こんにちは。来てくれて嬉しいです。」
体躯や雰囲気もあってか、怯えている訳でこそないものの丁寧な物腰だ。
■雨宮 雫 > あのバニー姿はきっと学園側の手配だろう、エキストラというか料理手配係的な。
エビフライを更にごそっと持って、元の場所へと戻る。
四季のところかな、かな。
エビフライ満載の皿で喜ぶ顔は子供のそれであった。
「えびふらーい、美味しいよ、これ。四季も食べるといいよ、うん。
ええとなんだっけ、髪の毛?
相性のいいシャンプーとリンスで丁寧にお手入れかなーかなー。
専門の人に相談するといいかな、かな。
癖っ毛でも案外、綺麗に纏まったりするものなのだねー。」
フォークに刺したエビフライを持った手で、那岐夜車丸が帰ってくると おいでおいでー と招いた。
■ヨキ > 「うん?」
不意に視線を感じて、夢子の方を見下ろす。
目が合うと、にっこりと笑う。ローブを縁取る鋲と飾りとが、涼やかに鳴った。
「やあ、凄かったな、今の演奏」
ちょっと怖い、と思われているとも知らず、まるで顔見知りみたいな気楽さで喋り掛ける。
■ヨキ > 「ははは。もちろん元気元気。このために腹を減らしてきたからな」
つばめににんまりと笑い掛ける。
食べても食べても空腹で居るところが多いのがこのヨキであるのだが。
取り皿に乗せたでかいエビフライをもしゃもしゃと齧る姿は、いかにも大食らいだ。
さいこへ振り返ると、やあ、と小首を傾げて挨拶する。
「こんにちは、来島。掲示板を見てね。それからリビドーもえらいやる気だったようだから。
大盛況ではないか、驚いたよ。君らの手腕と、みなの親しさのお陰だな」
■那岐夜車丸汀 > (バニーが居ります…)
思わず異能の誤作動か?と思ったが間違いではなかった!
ちらっと視た やはり 間違いはない。然し初見であるのでこれ以上観察するのはやめよう。
「ただいま戻りましたが、…増えておりますね、お人。」
ステージ上ではよく喋った方だが 素は恐らく無言もしくは言葉足らずが露呈する。
雨宮の近くまで寄れば 大きくはない声でこそこそと言葉を返したい>雨宮先輩
■四季夢子 > 拍手をしていると武者みたいな名前の奏者が近付いてくる。
直前までの様子からして、雨宮君の知り合いなのかしらと予想とて出来た。
しかしお知り合い?と訊ねようとすると、彼はエビフライに御満悦で、折角だから一匹貰っておこうと思った。
「今晩和初めましてっ。素敵な演奏だったけれど、あれって魔法だったりするの?」
ともあれ好都合というか、折角だからと近付いて武者みたいな名前の彼女にご挨拶の一つもしてみましょうっと。
拒まれないなら不躾に手とかも握ってしまうかも。
そしてそんな折にヨキ先生に声をかけられたから、手を握っていたら力が篭ってしまったかも。
「えっ、ええ……その、綺麗、でした、はいっ。」
屈託を微塵も見せずに笑顔を向けられると、剣のように居並ぶ歯列がよくみえて、やっぱちょっと、こわい。
■松渓つばめ > 「へっへ、服飾関係の部活に頼んだら倉庫の奥から貸してくれたの。タダでいいって!」
くるんくるんと健康な肩甲骨と背筋をアピールするように回っていますが、タダより高いものはのパターンです。
「ぉぉ、とっても好評?うれしー、それあたしが選別やったのよ、港で。
おっちゃんと料理長にはウケたって言っておくわ。
そうそう。あの演奏?ちらっと見たけど芸術超えてたわね。おっどろいた」
のです。
■雨宮 雫 > 四季にはエビフライを提供する。
まだまだ一杯あったし、足りなくなったら取りに行けばいいのである。
演奏のお陰か、なんかたくさん食べられる。もぐもぐ。
「おかえりーなぎやしゃまる。
演奏ちょー素敵だったのだね、だね。ファンになるのだね、だね。
あ、エビフライ食べる?」
戻ってきた那岐夜車丸には惜しみのない、キラキラした尊敬の目を向ける。
ちょっとやり辛そうにしてるのは、ステージと素は分けられる子なんだろうか?
まぁ、お疲れ様ってことでエビフライどう?とフォークに刺したヤツを那岐夜車丸に差し出した。
■来島さいこ >
「うふふ。ありがとうございます。細かい手配はリビドー先生なんですけれど。
ボクよりもキミが主催の方が良いだろうから、って主催の打診があって……
生徒のみんなが楽しんでくれればいいなと思って、私も張り切っちゃいました。
うん。上手く行って良かったです。」
褒められれば素直に喜び、表情を緩ませる。
段々と語調も柔らかくなり、素の彼女が伺えるだろうか。
「つばめさん、エビフライってまだある?」
……そろそろお腹も空いて来たので、ちょっと尋ねてみせました。
■ヨキ > 汀に声を掛ける様子を見ながら、自分へ向けて畏まる夢子の様子に笑う。
低く声量のある明るさで、何てことのないように。
「はは。ヨキのこの大きさでは、間近で見ると少々怖いかな。
でも大丈夫、君のことを齧ったりはしないよ。今は丁度、エビフライを食べているところだからな」
冗句を飛ばしながら、またフライを齧る。
齧っても齧ってもまだ身がある。すばらしい。
■那岐夜車丸汀 > 声 振る舞い …頭の記録から 近づいてきた方は該当しない。
四季さんらしい気配は近づいてきてくださった時点で覚えた、もう忘れない。
そちらの方へと 深々と手を揃えて会釈をしてからのち
「ごきげんよう …癒しの魔法術式を密かに盛り込みました
即興による20分ぎりぎりソナタ曲に御座います。効果はパーティが終わり、
丁度お部屋に戻ってから 食べ過ぎと後悔される頃合いに効力を発揮されるようにしております。
要は腹下しをしないように消化促進を図ったもので…失礼 喋りすぎました」
て、手を握られました え、え、と戸惑って動きが一瞬停止した、がすぐに再起動した。
「私は なぎやしゃまる なぎさと申します。以後良しなに」
四季様にはそう挨拶をして会釈もしておきたい>四季様
「ど、どうも… まだまだ若輩者に御座いましては」
いっぱいいっぱいだった…其れ位しか言えていない>松渓様
「エビフライ?頂きますが… 聊か大きくありません??」
異能を使っても大きさが大きすぎる。これ普通のエビではないのでは??
戸惑いながらも フォークに刺さったエビフライを受け取って もそもそと食べ始めよう>雨宮先輩
■松渓つばめ > 何か滅茶苦茶評判が良い。自分自身が褒められているようでくすぐったい。
「んー、多分そろそろできるわっ、おーだー、トコヨオオエビテーブル数っ」
そんなにあるのか在庫。
ちょっと待っててっと一つ言うと、ウサギさんジャンプ。魔術の力を完全に制御して厨房の扉横の、壁にふわっと着地。
………数分後には皿の上のビール瓶サイズが、もう、いっぱい。「お残しはゆるしまへんでーっ」語尾にハートをつけると実に似合いません。
■ヨキ > さいこの様子に、こちらもまた穏やかに微笑む。
「近ごろあまり姿を見かけなかったから、催しの知らせを見て、おっ、と思ってな。
リビドーも大したやり手だが、君の人柄もあってこそさ。お疲れさま」
エビフライを貰いに行くさいこの後ろで、両手で持ったエビを真剣に齧る。明らかに餌付けに弱いタイプだ。
大皿のケチャップやマヨネーズやらを付けて食べ比べている。
■那岐夜車丸汀 > (大きい方が居りますが。…ヨキ先生でしょうか??)
異能を使って 再び場の更新。把握。挨拶は叶わなくても 会釈位はしておこう>ヨキ様
■四季夢子 > 「え"っ……あ、いや……そんなことは……」
ヨキ先生の声は落ち着いた、余裕のある大人の声だった。
それだけに誤魔化す自分が恥ずかしくって、誤魔化すようにフライを頬張る。
折り良く那岐夜車丸さんや来島先生にヨキ先生。皆フライに興味津々なようで、私も海老の目利きが得意らしい給仕さんを一瞥。
飛び跳ねていた。思わず目を瞬かせて二度視だってしちゃう。
ご案内:「常世大ホール」に山吹 冠木さんが現れました。
■ヨキ > 「やあ、那岐夜車丸君だね。ヨキというよ。
先ほどの演奏、素晴らしかった。楽しませてもらったよ。
握手、させてもらってもいいかね?」
汀の視線の動きで、汀が健常者の視力とは異なる見方をしていることに気付く。
歩み寄り、相手の顔を見ながらゆっくりと言葉を発して、前置きしてから握手の手を差し出す。
■松渓つばめ > ミニトマトじゃなくて、トマトが付け合わせです。ごゆるりとどうぞ。
「ん、ヨキせんせー怖いかなあ。親切だし優しいし、変に包み隠したりしないし胡散臭くないし、良い先生じゃん?」あれ?とも思うが、帰ってきたら偶然近くにいるだろう夢子に声を。顔見知りというわけでは無いが、同じ学年の顔は大体一度づつチラ見している娘。
■雨宮 雫 > 「トコヨオオエビのフライらしいかな、かな。
多分、近くの海で獲れたヤツ? まぁ、大きいエビフライは子供が大好きだからかな、かな。
折角なんだし、なぎやしゃまるも、一杯食べるといいかな、かな。」
確かにデカいエビフライだが、美味ければ何でもいいのである。
演奏して疲れただろうし、たくさんお食べ、と那岐夜車丸に料理と飲み物を勧める。
先輩っぽい自分なりのムーブであった。
て、なんか近づいてきたヨキとかいう先生?デカ!
■来島さいこ > 跳んで跳んで跳ねて跳ねて。
料理を運ぶ人々も各々のスキルを活かし、混雑の中上手くやっている。
その様子にも良い感情を覚えながら、届いたエビフライを食べる。
「んく……つばめさん、ありがとねぇ。」
はむはむ、はむはむと食べ進める。
ある程度食べてから、
「まだまだ若いし教えるのもやっとだけれど、受け入れられて貰ってて……
……うふふ、とてもうれしいなって思います。ありがとうございます。
労らわれればやはり嬉しそうで、隠しきれぬ喜びが顔に浮かぶ。
全体を見渡せば賑やかさは増していて、皆が思い思いに楽しんでいる。
落ち着いて食事をしながら、その光景を眺めています。
■那岐夜車丸汀 > 「お気遣い有り難き。…握手。、有難う御座います
お気づきになられるのがお早い。流石教卓につかれている方々は目敏く」
視線は何となく健常者なみにしているとはいえ 如何せん異能と感覚と経験に頼っている。
それは視線のズレは致し方ないのだ。 ゆっくりと握手を求められれば
そっと彼の差し出す手を感覚でとらえると
こちらの手を重ねて握手の形を取りたい。>ヨキ先生
■四季夢子 > 「ぶふっ!?」
フライを食べてお茶を飲み。危うく吹き出しそうになって咽て堪えて傍らの兎さんを見た。
よくよく視ると何処かでみたことあるような……ええと。
「ど、読心!?じゃなくて、ち、ちょっと貴方いきなり何を……いえ、良い先生だっていうのは知ってるし?」
名前を思い出す所じゃあなかった。よもやこの兎めいた彼女ったら人の心が読めるのか!?としどろもどろに一歩後退し、弁明を。
■山吹 冠木 > 「……盛り上がってるな」
人が多く、ワイワイと賑やかな会場の様子を見ながら、小さく息をつく。
生徒と先生の交流会があるということでこっそりと覗いてみるつもりだったが……予想以上の規模に、少々気後れしてしまう。
(……まあ、枯れ木も山って言うしな)
きてしまったからにはしょうがない。
どの道普段は山に篭ってばかりいるのだ、少しは人に慣れないと仙人にでもなってしまう。
そんなことを思いながら、折角なので普段は食べないものを食べようとテーブルに向かう。パーティー料理は華やかでいいものだ。
■ヨキ > 言葉に詰まる夢子にくすくす笑う。
やって来たつばめの言葉に、そうそう、と尤もらしく頷いてみせる。
「つばめ君、良いことを言ってくれる。
でも確かに、これだけ身長があってこの歯並びでは、慣れぬ者はドキドキしてしまうやも知らんな。
女子ならば、のちのち知らしめた魅力で、違う意味でドキドキさせてやるがな。ふはは」
綺麗さっぱりフライを一尾完食して、机上のオードブルやらお菓子をのんびりと抓む。
■那岐夜車丸汀 > 「トコヨオオエビ? でありましたら 大きい、と。色々と頂ます」
もそもそと食べるスピードは相変わらず遅かった、食べるのも遅いが飲むのも如何せん遅い。
急ぐ必要が無かったら急がないのがこの子>雨宮先輩
(…知らぬ気配 増加…立食交流パーティ恐るべし…)異能で場の更新 把握…ぅ。
■来島さいこ >
「こんにちはっ。来てくれてありがとね。
こっちに大きなエビフライあるけれど、食べる?」
新しい来場者が視界に入る。
近くのテーブルに来たと察せば、少しだけ離れて山吹へと声を掛けるだろうか。
胸以外は少女らしい身体と顔つきだが、装いや振る舞い、
あるいは学園で見かけた記憶があるならば教師と認識出来るかもしれない。
■ヨキ > 雫と目が合うと、左手の箸を止めて笑い掛ける。
「む?君、確か保健室に居るところを見かけたことがあったな。
保険課の子かね?
金工を教えているヨキと言うよ。ふふ、よろしく」
小柄な雫を見下ろして、穏やかに会釈する。
ご案内:「常世大ホール」に風花雪月さんが現れました。
■雨宮 雫 > 「四季はどうしたのかな、かな。」
突然、咳き込んだ?のか、の四季に怪訝そうな顔を向けた。
料理でも掻き込み過ぎたのかな?やれやれ、しょうがないなあ という勘違いの気遣いであった。
「あんまり細かいことを気にせず、美味しいければ何でもいいんだよ、だね、だね。
なぎやしゃまるはゆっくりお食べだね、だね。」
早食いではないのだし、好きなペースで食べればいいので。
何かこう、小動物にゴハンを渡しているような気持ちと優しい顔で世話を焼くのであった。
「むぐ?
保険課の あまみや しずく というのだね、だね。
ヨキ先生だね、よろしくお願いします だけど、首が痛くなりそうだね、だね、ひひひっ。」
見上げないと顔が見えない高さにあるヨキに軽く、頭を下げる。
真横に居たら、マジで真上に向かないと視線が合わないと思う。
大人と子供というレベルじゃねえぞコレ。
■風花雪月 > 『ぽっぽぽぽっぽ! くるっぽー! くるっぽっぽぽー!』
先のマジックで逃げ出した鳩が一羽、この辺りを自由気ままに飛び回っている!
「あ、あと一羽! こら~、降りてこーい! ハトポッポ3号~!」
などと声高に叫びながら、雪月はそれを追いかけている。
両脇には二羽の鳩。捕まえるべきはあと一羽らしい。
■山吹 冠木 > 「あ、ど、どうもご丁寧にありがとうござい、ます」
突然の言葉に、一瞬とまどう。敬語はこれであっていただろうか。
声をかけた相手へと視線を向ければ……年のころは自分と同じくらいだろうか?
随分と若く見える、胸が恐ろしく豊かな女性がいた。
記憶は薄ぼんやりとしているが、確か教師として学園で見たことがあるような……
「えっと、はじめまして……? 山吹 冠木です。
エビフライってパーティーの定番ですよね……うわでかっ」
エビってこんな大きい生き物だったろうか、などと呟きつつ、さらにエビフライを取ろうとするだろう
■松渓つばめ > そうそう。と頷いた。トコヨオオエビは大きくても意外と大味じゃないし、ヨキせんせーは良き先生なのだ。
「ん、まあビビるよーな人じゃないわ。今度講義見てみようって――」
先ほど見てきた厨房はマグマ溜まりの様相であった。
当然のことながら、彼女が居ていい時間は、そう長くない。
「あちゃあ。お仕事だって。また話しましょ!」
今度は数分後、ローストビーフか何かを辺りに配りだすだろうか。
■松渓つばめ > 「へへっ、常世、港の名産のひとつ。食べてってねっ」ぴょいんこ
ご案内:「常世大ホール」から松渓つばめさんが去りました。
■四季夢子 > 「な、慣れれば平気なんだから……。」
取り繕う暇も……あったかもしれないけど、やめた。
ぷー、と頬を風船のように膨らませてヨキ先生にそっぽを向いてみせるのは
兎さんこと、つばめさんの言葉に納得したからでもあって言外の首頷という奴。
「ん、ちょっとこう……大人の余裕をみたというか……。」
夜道に不審人物でも見たかのような顔をする雨宮君には苦笑を返す。
自分の調子が保てないと、何処か俯瞰し感じもするけれど、不快には感じなかった。
■那岐夜車丸汀 > 異能による場の更新はやめよう 場が変化していないのだ。
変化しているのは人の流れだ この空間にいる人の気配はほぼ覚えた。
周りの会話から大体の人の気配と名前は繋がった 問題あるまい。
喋る事もあまり得意ではないので こくりと頷くと もそもそとやっとエビフライを食べ終えた。次はジュースをどうにか。
小動物というか魔術で猫にもなった何かです、間違っておりません>雨宮先輩
■ヨキ > さいこの隣で、取り分けた料理を食べながら楽しげに話す。
「やればやるだけ、実績は重なってゆくものさ。
自分で思う以上に、みんな来島のことを見ているとも。
ふふ。ヨキもこの場を借りて、みなと親交を深めてくるよ」
言って、汀の方へ。
「ああ、目聡いのはこうやって、人の顔を見る仕事をしている所為やも知れん。
君の身振りで何となくそう思ったんだが――失礼がなくてよかった。
ヨキは歌うことは好きだが、楽器の才がなくてな。巧みな腕の持ち主は尊敬してしまうよ」
差し出された汀の手を取り、握手する。しっかりと力の籠もった獣人の手。
するりと触れた指は四本で、欠けた訳ではなく、はじめからそうした形の。
■来島さいこ >
「うん、はじめましてかも。山吹君って言うんだね。
私は来島さいこ。保険や体育と、レンジャーやスカウトに準ずる講義を教えているよ。」
補助の事も多いけれど、と、笑いながら自己紹介をしてから捕捉を入れる。
「ほんとにおっきいし、太いよねぇ。ついしゃぶりつきたくなっちゃうかも。
ソースも色々あるみたい? うふふ、どんどん食べていってね。」
更なるヨキの言葉を受ければ、今度は胸に手を当てて思い返す。
感慨深い何かを感じれば、確かな自信が芽生えたような気がした。
「そっか……はい。行ってらっしゃいです。ヨキさん。」
■風花雪月 > 「よいしょっと……はぁ、これで全部……まだ何も食べてないのに、
結構時間経っちゃったなぁ……」
ぴょんぴょんと飛び跳ねて、何とか最後の一羽を捕まえる。
ふぅ、と一息。
さて、余った料理は、と見渡しながら。
■ヨキ > 「首が痛くなるって?よく言われるよ。
そうしたら、少し離れて話したっていい。
ヨキの声はよく通るから、隣にいるように喋れるよ」
雫に会釈を返す。
近付けば、雫の頭はちょうど自分の胸元辺り。
頬を膨らます夢子に、笑って肩を竦める。
「ヨキが大人に見えるなら、それはヨキがこの学園に大人にしてもらったからさ。
ここでヨキのように過ごすうち、君もきっといい女になるとも」
■那岐夜車丸汀 > 「隠してもおりません。私はほぼ全盲に御座いますれば。
歌ですか、長年 楽器しか趣味にしているものがありませんで。
異能に合い 魔術もそれ用に作りましては 楽器も使える道具に御座いまして」
手の指の数は四つ。欠けていないとすればそれはそれで。
特に何か言う事無く 握手が終われば 見上げる形をして
「大きいヨキ先生 また機会がありましたら 歌とバイオリンによるセッションをいつか。
行ってらっしゃいませ?」
深々と頭を下げて 移動していくだろうヨキ先生を見送ろうと>ヨキ先生
■雨宮 雫 > 「なぎやしゃまるって、もしかしてトーク苦手かな、かな?
ステージだとあんなに綺麗に喋ってたのに、ふふふ。
すごい目立ってたからコレから色んな子に声かけられるかもだよ、だね。」
あれだけの演奏だ、多くの人の記憶に残っただろう。
はい と飲み物を出しつつ、 がんばれ、がんばれ と励ます。
「そりゃ大人はよゆーもあるだろうけど…… まぁ、ムセたんじゃないならいいかな、かな。
何だか分からないけど、ドンマイだね、だね。」
四季に首をかしげ 傾げながら、さいこ先生の呼んだ名前に
ぐりん! っと目線が 山吹 と呼ばれた生徒に向いた。
山吹?
今、山吹つった?ねえ、山吹って言った?
■山吹 冠木 > 「ど、どうもです。保険のさいこ先生ですね。
俺は生活委員で……普段は、山仕事してます」
目上の相手に緊張するのは何時ものことだが、こういう場だとさらに気後れしてしまいそうになる。
歳は若く見えるが、流石は常世学園というべきか……
教科を四つも教えているなんて、相当なことではないだろうか。
「レンジャーに、スカウト……講義がある時は、よろしくお願いします。色々と勉強しておきたいです」
詳しい内容は分からないが……山に入るなら、そういった技能も覚えておいて損はないはずだ。どういう講義になるかは想像しづらいが、そこは学生の特権、教師の胸を借りるとしよう。
「……むしゃぶりつくっていうか、一口では食べれ無さそうですよね。あ、ほんとだ色々なソース……」
子どもの夢にでも出てきそうな大きさだ。
そんなことを思いながらエビフライをひとつ、口に運ぶ。
サクサクとした衣の食感に、ぷりぷりとしたエビの食感。
程よい揚げ油の香ばしさの後に続く、エビ特有のじんわりと染み出るような旨み。
通常ならこれ1つで随分とおなかが膨れそうだが、そこに添えられたソースが全体をさっぱりとまとめ、胃にもたれさせない。
「……旨いですね、これ」
口にほおばりながら、思わずそう呟いた
■ヨキ > 鳩と格闘する雪月の姿に、新しい皿へオードブルを取り分けて歩み寄る。
「こんにちは。さっき、手品で鳩を逃がしたって聞いてね。
あれ、君のことだったのかね?ふふふ、お疲れ様だ」
いかが?と、雪月へ皿を差し出す。
■四季夢子 > 「……ヨキ先生。そーゆー時は嘘でも今、綺麗とか可愛いとか言ってくださーい」
肩を竦める先生を見上げて言葉だけの悪罵を放り投げるのは、一寸慣れた所為か、或いは強がりかも。
単に雨宮君に励まされたのが何となく癪になっただけ、かはちょっと判らないし、解らない。
程無くして、皿も空になれば面々に挨拶をして会場の何処かに歩いて消えて行くのは確かは確か。
幹事の来島先生を始めとし、居合わせた皆にご挨拶をして私は御暇するのでした。
■山吹 冠木 > 「……ッ!?」
口にエビを含んだまま、背筋に走った寒気に一瞬硬直する。
今、何処かから冷気を感じた!!!
エビをくわえたまま、右や左をキョロキョロと見回す。
もしかしたら、特徴的な手ぬぐいと作務衣姿が見えるかもしれないだろう
ご案内:「常世大ホール」から四季夢子さんが去りました。
■来島さいこ > 「うん。私も教えるにあたって覚え直したから、
ちゃんと教えられると思うよ。鹿やクマの解体とかって平気?
そういうのにでなくても単位を取れるようにはしてるけれど……」
どうだろう?と、小首を傾げつつアピールして。
――その辺りで雨宮の視線を感じ取って向き直れば、こちらに視線?
「あれ?雨宮君どうしたの? 山吹君とお友達?
……あ、山吹君。あっちにお友達がいるみたいかも。」
友達かなと思い込めば、はっきりした声で、そう告げる。
■那岐夜車丸汀 > 「話は得意ではありません。…素は大人しい方と思います。
…其れも致し方なし。暫くは普通に過ごす事と致します。」
特に見えますか?いやいやいや、全然全く喋らないこともざら。
人前で弾く事は この島に来てからは数える位。
注目されたのは 如何せん慣れていないのはこのせいなのだが…。>雨宮先輩
(さて。そろそろ河岸を変えると致しますか。)
皆様方に深々と頭を下げると 異能と感覚を駆使して会場をいつの間にか去っていくのでした。
ご案内:「常世大ホール」から那岐夜車丸汀さんが去りました。
■風花雪月 > 「あ、どもども! そうです、探偵研究会やってる2年生の風花雪月って言います!
お騒がせしちゃいました……」
鳩を全て鞄の中の鳥かごにしまった後、話しかけてくる男性に対して
ぺこり、とお辞儀をする。
「わー、ありがとうございます! 見れば見るほどおいしそ~な料理ですねぇ……」
にこにこと柔らかく微笑みながら、渡された皿を受け取り、再びぺこりとお辞儀する
雪月であった。
■ヨキ > 汀から手を離し、頭を掻いて笑う。
「あはは、君の演奏にヨキの歌は勿体ないよ。
歌と言っても、ほら、カラオケとかあるだろう?料理をしながら口ずさんだり、そんな程度さ。
異能があって、日頃の鍛錬があってのあの音色なのだろうな?
いや、畏れ入ったよ。君の名前、きっと少なくない者らが覚えてゆくだろうさ」
会場を後にする汀に向けて、労いの言葉を掛けて見送る。
■来島さいこ > 受けた会釈や挨拶には確かに返しつつ――
「あっ、さっきの手品の人だね。風花さんだよね。うふふ、こんにちは。
うん、このエビもおっきいし、さっきはローストビーフも来たみたい。食べる?」
くすっと笑って、該当の料理に視線を促しつつ。
■雨宮 雫 > そっかー、あれが山吹生徒かー。
男子寮にメイドを連れ込んで目立った不届きものかー。
(※:自分は棚に上げています。)
お陰でえらい目に合って更にえらい目に合うところだったじゃよ。
許せない、絶対に許せナイン。
「え?
ああうん、山吹っていう生徒は男子寮だと有名っぽいからね、うん。
顔見知りじゃないけど、名前は知ってたかな、かな。」
さいこ先生、ナイスである。
お陰で確信が持てたので、外見を完璧に記憶した。
ここが、人目の多い場所でよかったな、山吹ぃ!
「あぁ、それじゃあまたねぇ 四季ー。
って。
なぎやしゃまるも何時の間にか居ない、かな、かな?
料理とか取りに行ったかな、かな。」
四季が去っていったのは分かったが、那岐夜車丸は分からなかった。
きっと、さいこ先生の紹介に気を取られていたせいかな。
■山吹 冠木 > 「え、あ、はい。大丈夫です。鹿とか猪の解体はしたことありますから……」
先日も、罠にかかった猪を解体したばかりだ。
……というかこの島やっぱり熊が出るのか。
そして熊を解体できるのかこの先生。
此処で教師になるのって大変なんだなと思いつつ、視線を巡らせる。
物凄く背が高くがっしりした人もいれば、小柄で人形のような人もいる。
あの人たちも誰かは教師で、誰かは同級生だったりするのか。
「……え? 友達?」
その言葉に首をめぐらせ……そして、こちらに向けられた視線に気づく。
いや、先生。あれは友達に向ける視線じゃないです。
見た目可愛い――男子生徒だよな。多分――が向けてくるあの目は知ってます。
あれ猟犬とかが見つけた獲物を歯軋りしながら見送る目だわ。
■ヨキ > 「あれ、改めて言わなくてはいけなかったかね?
ヨキにとって君が可愛い生徒であることは、あまりにも当たり前のことだったから」
夢子の言葉に、悪びれもせずに笑う。
「ではね、またゆっくり話そう」
教師というより、同年代のような親しさで笑い掛けて見送った。
■ヨキ > 「探偵研究会か。探偵の手品となると、タネも仕掛けもなさそうだな。
鳩の方に先に見破られてしまったようだが」
軽い調子で笑い掛けながら、雪月に向かって一礼。
「そういえば、ペット探しの名探偵というのを小耳に挟んだことがあったが、あれってもしや君のことか?
ぽわぽわの、名探偵ポワポワ」
スナック菓子を頬張りながら、雪月を見遣る。
■雨宮 雫 > 「初めましてだね、だね。
ボクは あまみや しずく というのだね、山吹。
同じ寮に入っている生徒だよ、よろしくなのだね、だね。
名前はよーく知ってたのだね、名前は。」
顔も姿勢もフレンドリーこの上ない、愛想の良さ。
しかし、目はどろりと濁った、一点の光の無い淀んだ眼だった。
そんな目が、山吹の顔を じーーー っと見つめていた。
■来島さいこ >
「そうなんだ……うふふ、男子寮も楽しそうだね。」
何かを想起、具体的には自宅の子供――性格には宗仁が面倒を見ている家のない子供やけが人病人を思い返し、
あんな感じなのかな、と想起しました。
一方の山吹が固まってる事に気付くと、
どうにもぎこちないと言うか、蛇に睨まれたと言うか、
「そっか、なら安心かも。
私以外に出来る生徒さんが居るとやっぱりみんなも見習い安いと思うし、
よかったら後期でも……って、どうかしたの?」
■山吹 冠木 > 「ど、どうも、ハジメマシテ。
え、えーっと、ご存知のとおり、山吹冠木、です。
あまみやしずく……さん、ですね。よろしくお願い、シマス」
目の前にいるのは可憐ともいえる容姿の少年。
身につけているのは中華服で、不思議と警戒心を解いてしまうような気さくな態度。
ああ、そういえば生活委員の先輩にそんな名前を聞いたことがあるなあ――
――などという現実逃避の全てを正面から粉砕するのが、視線。
怖い。正直言って怖い。
人間はここまで淀んだなんか闇のサラダボウルみたいな瞳を向けることが出来るのか!!
ここがパーティー会場でなければ背を向けて逃げたいところだ。この視線なら虎にでも勝てる気がする。迫力で。
「え、えーと……タスケ大丈夫です、はい」
さいこ先生にそう応えるしかない。だって怖いんですもの