2016/07/24 のログ
ご案内:「遺跡群」にリビドーさんが現れました。
リビドー >  
「ふむ……。」

 朽ちて乾いたビルのような建物が並ぶ遺跡群の一角。
 刺し込む黄昏は退廃的な空気を醸し出す。

 花壇だったようなものの縁に腰を預け、瞑目している。
 足元のそれも、後ろにあるそれも、路として舗装されている。
 
 

ご案内:「遺跡群」に蕎麦屋さんが現れました。
蕎麦屋 > ぼへぼへ、と気の抜けたエンジン音が寂れた街に響いていく。
出前の注文先は確かこの辺りだが――

「……あれー?」

罅割れた舗装路を通り抜けて――何やら瞑目する像の横を通り過ぎた。
いや、像じゃない。客だ。慌てて引き返す。

リビドー >  
「やあ。天そばを持ってきてくれたかな。
 本当ならば天丼を頼みたかったが、蕎麦屋に頼むものでもあるまい。。」

 音を認めれば軽く手を挙げる。ゆっくりと近寄る。
 これまでかけていなかったモノクルを左眼に掛けている。
 どうにも曇っているのか、モノクルの奥を伺う事は出来ない。

「ここはお気に入りの場所でね。
 何時でも夕焼けが見れるってのも乙なものだ。
 ……こんばんわ。あるいはこんにちは。
 何か変わった事はあったかい。」