2016/10/27 のログ
ご案内:「転移荒野」にルベールさんが現れました。
ルベール > 元四属性煉獄部隊部隊長、紅のルベール。
現学園所属一年生、ルベールは頭があまり良くない。

ただ、身体能力だけは抜群にある。
自分の身体をイメージ通りに動かすセンスはもちろんのこと、
パワー、タフネス、そして回復能力。

更に、炎を生み出し武器を具現化する能力も戦闘力に拍車をかける。
頭が悪いのに部隊長を任されていただけはある。
愚連隊のリーダーのようなものだ。


「っとぉ…」

ずしん、っと拳が地面にめり込むのをバックステップで避け、金色の髪が揺れる。
滑らかな金属光沢のあるゴーレムは、会話する気配も無さそうだ。
関節の継ぎ目も無い相手を前に、女は口をゆがめて笑う。

拳はまだちょっと痛い。

ルベール > 「そぃっ、やぁっ!!」

一気にジャンプして、拳を地面から抜き取る前に、屈んだ体勢の相手の顔面にドロップキックを打ち込む。
屈んだ状態とはいえ、2m以上もある巨体の顔面に捻じ込まれる両足。
打点の高い見事な蹴りで、相手の身体が揺れ、バランスを崩して倒れる。

どしゃ、っと両者倒れつつも、素早く起き上がって。
今日は殴る、蹴るはメインではない。
グラップリングで何とかしよう、という小目標。
っつーかプロレス見てやりたくなっただけの本音。

怪我が完璧に癒えるまで待つ? そんなことできるかい!

ご案内:「転移荒野」に東雲七生さんが現れました。
東雲七生 > 「うっわー……何だアレ。」

恒例の転移荒野近くの森に棲む魔獣との手合わせの帰り。
ふと地鳴りがすると思って様子を見に来た七生は、謎のゴーレムと戦う女性の姿を見つけた。
手頃な岩の上に乗っかって、巻き込まれないギリギリの線でその戦闘を眺める。

ゴーレムの方は何だかべらぼうに硬そうだし、だのに女性の戦い方はパワフルだ。
何かの参考になるかもしれない、と期待の篭る視線を両社へ向ける。

ルベール > 起き上がろうとしたところで、ゴーレムのバックを取る。
結構身体が分厚いから、がっちりロックはできないけれど、だからどうした。

「ふんだらっ……っ!!」

足腰の力を全力で入れて、金属製のゴーレムを持ち上げんとする。
ずしり、っと込めた力で地面にヒビが入り。
気合が入り過ぎてそのヒビから炎が吹き上がる。

「ど………っせぇぃっ!!」

全力全開のジャーマンスープレックス。
ゴーレムの顔面らしき場所を荒地に地響きがするほどに叩きつける。

Tシャツでブリッジなんかするのでいろいろ見えるけど、本人は気にしていない。

ちなみに胸用の下着はつけていなかった。

東雲七生 > プロレス、という格闘技だかスポーツだかがあるのは知っている。
以前プロレスの部活動か何かの勧誘を受けた事もあった。小柄で腕力に乏しかった頃だったので断ったけれど。
しかし、全く関心も興味も無い訳ではなく、その後プロレスとは何ぞや、と映像資料などで学んではいたのである。

「おお、後ろ取った!
 ……で、そのまま持ち上げ……持ち上がるのアレ!?」

映像資料では散々見たが、実際に生で観戦するのは初めてだった。
実況も解説も、他の観客すら居ないがそれでも臨場感というのは段違いである。
子供の様に──実際子供だけど──目を輝かせながら、ロープで区切られても居ないリングの上を見つめて、歓声を上げる。

「そのまま……投げ──ッ!?」

……ゴーレムが地面に叩きつけられた衝撃が少し離れた七生まで届く。
おおっ、と戸惑いながらも改めて二人、一体と一人を見て──

なんか見ちゃいけないものまで見えてる気がして頬が赤く染まる。