2015/07/09 のログ
ご案内:「青垣山」に綾瀬音音さんが現れました。
ご案内:「青垣山」に阿東衛さんが現れました。
綾瀬音音 > (同級生の彼に特訓というか修行を付けてもらうようになってから、ちょっとばかりは体力がついてきた。
山に登るのも比較的ゆるやかな中腹位までなら、動けなかったり馬鹿みたいに疲れることもない。
それに案外身体を動かすって楽しいのだ)

じゃあ、今日もよろしくお願いします
(と、頭を下げるのは最早恒例とも言える。
最終的には単位が取れたとはいえ、格闘技のテストが再試だったのは密かに悔しかったし申し訳なくも思っているので、いつもより表情は真剣だ)

阿東衛 > (その彼女よりさらに軽快な動きで山へ登っていくこの青年は、息一つ乱れずに山を駆け上がっていっていた。修行の時意外だって、この青年は山に1人で登ったり降りたりくらいなら平気で行っているのだから)

こちらこそ……と、今日は何からする?
(同じように頭を下げ返してから、尋ねた。そろそろ、自分のやりたい事が見えてきているだろうかと少しそんなものをみたい気持ちもある。基本は結構、教えてきたつもりだけれども)

綾瀬音音 > (当然ながら男子の、しかも身体を鍛えているような少年に適う体力はない。
駆け上がるのを後から追いかけるのが精一杯というか、遅れ気味である。
息が上がるのはまだ仕方なしか)

んー……この前の格闘技のテストの時、猫騙しでやられたんだよね……。
こう、予想もしていない事態にはやっぱり弱いんだなーって実感したんだ。レベルとしては低いんだけどね、凄く。
ちょっと予想外の動きに対応する、って事やってみたい、かも……
(早いかな、と伺うような視線。
テストについては好評化を貰えたものの、所詮は初等クラスだ。
基本は大分覚えてきたが、実践レベルとは言いがたいのが現状だろう。
自分が彼に対して最終目標に掲げたのは「落第街でもある程度自衛が出来る事」
態度は至極まじめに教えを請う姿勢である)

阿東衛 > んー……、所謂牽制とかにも落ち着いて対処するって事でええかな?
(少女の言葉を受け取って少し考えるように腕を組む。確かに、基本から実践に進むにあたって大事な部分だというのは理解している。実際誰かと拳を交えるなんてことをすれば不測の事態だらけなのだから)

……んー、じゃあ、古典的やけど、今から音音ちゃんに目ぇつぶってもらって、そいで俺が隠れて、で、いきなり襲いかかってみるっていうのはどうかな?もちろん、寸止めするけど

綾瀬音音 > うん。
ちゃんと対応できないと、結局危ない羽目になっちゃうんだよね。
礼儀正しい敵なんて居るなんて思わない方がいいし。
(礼に始まり礼に終わる、なんてこと喧嘩やら戦闘ではあり得ないのは理解している。
考える動作をじっと見つつ。
まだ早いのか、基本も漸く身についてきたかな、ってとこだしなぁと此方も考える)

うん、それでお願いします。
気配とかなんやらとかも探らないとダメな奴だね、それ。
あははは、阿東君が本気で打ち込んで来るなんて思ってないよー
(と冗談めかして言うと、頷いて肩より少し足を開いて半歩右足を前に出す。腕を上げて構えを取り。
言われたとおり目を閉じた)

阿東衛 > まー、たまにいるけどな、バカ正直なヤツも
(ははは、と笑いながらそんな事を言ってそれから目をつぶる様子を見ればうんうん、と頷いた)

気配はじゃあ、あんまり消さないようにするから……10数えたら目あけていいよ
(そう告げて、す、と音音の前から離れていった。草をかき分ける音が遠のいていく)

綾瀬音音 > そういう人はそもそもあんまり大して強くもない女の子襲ってこないと思うんだよね……
(多分だけど。イメージだけど。
バカ正直と正々堂々は別だろうけれど)

はい。
ええと、1、2、3………
(構えたまま数をゆっくりと数える。
同級生が遠のいていく方向に意識を向けそうになるが、流石にそこからは出てくるまい。
10を数えると目を開けた。
辺りには誰も居ない。少し生ぬるい風が吹いている)

………
(全方向に意識を集中させる、なんてことは出来ない。
探るのは、物音、それだけだ。いつでも身体は反応できるように意識しつつ)

阿東衛 > ……ふぅ
(少し離れた木の上で身を隠しながら、小さく息を吐いた。簡単に言ってはみたものの、どうやるのがいいのやらと少し考えてしまう。とりあえずは、小手調べをしてみようか、と近場の小さい枝をぽきっ、とひとつ折って)

おりゃっ
(音音の横のあたりに行くように木の上から枝を放り投げてみせる。がさがさ、と音がしたのは音音の背後からのように聞こえるだろう)

綾瀬音音 > (まさかこの短時間で木に登っているとは思わず。
あまり上の方は見てない、というか視線をあまり揺らさずに、神経を肌と耳に集中していた。
小さい枝の折れた音は小さすぎて聞こえず、気づいたのは自分の横に枝を投げられてからだ)

――――!?

(音に対する、反応は悪くない。
視界の端だけで枝を捉えて、すぐに背後に軸足で身体を回して構え直す。

――然し、そこで思う。
いきなり襲い掛かるといった少年が、果たしてそう簡単に、自分の所在を明らかにするだろうか――)

阿東衛 > (枝に対する反応は悪くない。よく集中している証拠だろうとはすぐに見て取れた。背後を向いて構え直すのを見てから、もう一つ枝を投げつける。と、今度はその隙に別の木に飛び移ろうとする。枝は先ほどとは反対側に投げ込まれ、その少し後に投げ込まれた方の反対側の木を飛び移るがさがさ、という音と揺れる枝が確認できるだろうか)
綾瀬音音 > ―――!
(枝が此方に一本降ってくる。
それに思わず意識が向くし、視線の先は枝ではなく枝が飛んできた方向に向けられる。
がさ、という音と見えた揺れる枝。
そちらに動いた? それもそこから動いた?
そこまでの判断はつかない。

山の中、当然木の数は多いのだ。
彼の身体能力であれば、どこにだって飛び移れるだろう。

そして、師である少年は、そこまで意地悪ではないが、適当な人間でもないだろう。そう簡単に見つけられるような、事はしないと思う。)

――――。

(そう判断すると、目を細めて少し上に視線を向ける、枝が木の上から飛んできたのは確実だ。
そして、さっき動いた枝は彼が動いた後、と判断する。
身体の向きを変える。
視線は少年を捉えてはいないが、首さえ回せば視界では彼を認識できる向き。
ただ、その癖認識はできていないようで、視線が探るように動いている)

阿東衛 > (木に移りながら反応を見る。やや判断を決めるまでに思考がかかりすぎている様子が見えている。今はこうして自分が反応を見ているからいいとしても、その隙を突かれる可能性があるのは言わないとダメだな、と一つ覚えて)

…………
(こちらを向いた少女の一挙手一投足をつぶさに見つめる。木の上からでは正確に判断出来ないとはいえ、その隙を突くのもできなくはない。彼女があたりを探るようにした、その視線が僅かに自分のいる木から外れた瞬間――ガサガサガ!!!っという音をわざと立てながら、それでも素早いスピードで木の上から彼女の目の前まで飛び降りる。反応しきれなければそのまま顔面ギリギリに拳が伸びるだろう)

綾瀬音音 > (一度だけ、実際に襲われたこともあるがその時は現在の彼氏がいたし、守られながらの状態、しかも相手は暴走状態だったために、駆け引きや気配を探る、なんて事は必要なかったのだ。
だから、こう言う駆け引きは初めてで、故に判断に迷う。
実戦であれば致命的なものである。
――要するにまだまだだ)

――――――!!?!?!?!

(視線を外した瞬間、その方向から大きな音がする、慌ててそちらに視線というか体ごと向き直り、それが自分の前に飛び降りてくる、と分かっても下がれたのは半歩だけだ。
素早いスピードに身体は上手く追いつかない、ただ反射的に身体を少しのけぞらせて、利き腕ではない左腕を顔の前に持ってこようとしたが、遅れた。
彼の手首と肘の間の上を滑って空振る)

―――――あ、

(間近に見えた拳に汗が垂れる。
暑さのせいじゃない、風圧すら、感じるような拳が目の前にあればそうなるのだ。まだ)

阿東衛 > ……と、ちょっと脅かしすぎた?
(あまりにも驚いた、というか緊迫したように見えた音音の反応に苦笑を浮かべながら拳を下ろした。ごめんごめん、と大した悪びれずに謝りながらこちらから一歩下がって、上から下まで相手を見る)

うん、結構いい感じに集中してたんじゃない?ただ、悩みすぎかなあ……まあ、この辺はなれたりしていかないと予測もクソもあったもんじゃないとは思うから、まあ、まあ
(それはおいおい、と言いながらも表情はどちらかといえば明るい。なんというか、思った以上にいい感じだと彼自体が感じているからだろう)

綾瀬音音 > ――――は―――ぁ。
(拳を降ろされれば思わず全身から力が抜けて詰めていた呼気が抜ける。
大して動いたわけでもないのに心拍数が上がっていて、思った以上に緊張していたのだと知った)

や、大丈夫。
襲ってくるって解っててどこに居るのかわからないって結構緊張するね
(距離をとってくれた彼にそう笑いながら言うと、こわばった身体をほぐすように肩を回し。
上から下まで見られてちょっとシャキーンとしつつ)

う、うん。
こうね、見えない分気配とか音とかで探るしか無いのは解ってるんだけど、こう、どう判断していいのかがね、やっぱり。
慣れしか無いのかなぁ、やっぱり
(ううん、と悩みつつ。
とは言え、少年というか師というか、兎も角彼が明るい様子なので安堵して。
自分で思った程悪い出来ではないらしい)

阿東衛 > ……まあ、でもはじめてにしてはすごい頑張ったと思うよ。そりゃあまあ、実践するにはまだまだではあるのは確かだけど
(そこははっきりと伝えた。多分最初の隙を見せた時点で腕の立つ相手なら間違いなく狙ってくるだろう。とはいえ、少し前まで全然そんな事とは無縁だった子なのだからそれを考えれば十分と言えるのではないだろうか)

うん、まあ、あとは慣れやね。ちょっとずつ数こなしていったり……あとは実践も数こなしてナンボではあるけど
(流石にそれはまだちょっとはやいかなあ、とぼやきつつ)

綾瀬音音 > ありがとう、そう言ってくれると頑張ったかいあるよー。
うん……まあ、そこは本当に気長にやるしか無いなーって思うよ、本当にね。
まだ危ない場所には行けないよねー……自分から行く機会は無いんだけどね、一応
(伝えられた内容には確りと頷いた。
自分の未熟さは彼ほどじゃないにしても解っているつもりだ。
それでも、来ないかもしれない、来るかもしれないの機会のために頑張っている。
それに付き合ってくれる彼には本当に頭が上がらない)

ううん、他にも付き合ってもらったほうがいいかなぁ。
……実戦はきついから、模擬戦あたりがいいかな……
(流石に適当に落第街で襲われたりしたら、なんとかなる気はしない。
だから付き合って貰える人に付き合って貰うのが一番かな、と)

阿東衛 > まあ、危ないところいかなくても危ない目に遭うかもしれないから頑張ってるワケでしょ?……だから、納得行くまで俺も付き合うよそこはちゃんと
(こっくりと頷いてみせる。何度も言っている気もするけども、彼女がこうやって真剣だからこそ自分もそうしていかなければと気を引き締めるのだ)

あー、まあ、俺はいつでもええけど、他にもやってくれる人っていないかなあ?……俺とばっかりじゃ俺のクセだけ覚えちゃったりするかもしれないじゃん?
(こういうのは色々な人間とやったほうがいいんだけど、と思案顔をする。流石に女の子と模擬戦を快く引き受けてくれるような相手はあまり思い当たらない)

綾瀬音音 > うーん、場合によっては行っちゃうかもしれないしね……。
そうならないことを祈ってるけれど。
なんだかんだで、足引っ張る訳にはいかないし。
……うん、ありがとう。今度学食奢るよー
(彼氏が色々危ないことに首を突っ込むタイプだと、雑談程度に告げたことはあるかもしれない。
納得行くまで付き合ってくれる、と言う友人には、本当に頭が上がらなくて、感謝するしか無い。
取り敢えずそれは学食なり他の食べ処で辺りで恩を返そうと思う)

それこそ玲刃君(彼氏)とか……。
後焔ちゃん、この前知り合った子とかもお願いしたらしてくれそうな気がする……。
格闘家なんだけどね、教えてくれる人いるんだーって話したら手合わせしたそうにしてたよ
(と、ちょっと考えながら言う。
自分とて、そうそう戦闘技術を持っている人と知り合う機会はない。
いや、あるのかもしれないけれど、気づいていないだけで)

阿東衛 > あはは、ええってええって。別になにかして欲しくて俺もやってるわけじゃないし、まあ、こんどタイミングあったらデザートぐらい頼もうかなあ
(学食奢る、にはからからと笑って見せて。危ない事にあうかもしれないからこそ一生懸命なのもよくわかる。自分はたまたま家がそういう事をしているところだったからこういう立場になれただけで、ようはまあ、運がよかった……とは少し違うけれどそういう事なのだという事にする)

へー……ぶっちゃけ俺も最近他人となんだかんだしてたワケじゃないからそういうのはちょっとのっかりたくもあるなあ、なんて
(手合わせしたそうにしてた、といわれればちょっとうずうずとしたような仕草を見せて)
まあ、もし可能だったら俺いがいのひとともそういう機会つくるとええと思うよ

綾瀬音音 > まあ、それも解ってるんだけどね。
でもやっぱりお礼したいじゃない。
了解、デザートなら学食よりもカフェテラスのほうが種類も豊富で美味しいよ
(等と此方も笑いながら。こう時間を割いて教えてもらっているのだし、お礼くらいはしたいのだ。
なのでデザートといえば快諾する。
彼の家の事情は良くは知らないけれど、強くなるためにひたむきだったんだろうな、と教えてもらっている立場から思うのだ)

了解了解。
じゃあ今度焔ちゃんにあったらそう伝えてみるよー……って、連絡先も知らないと出来ないのか……
(自分も彼女の連絡先は知らない。ウズウズとする様子に今度会ったら連絡先教えてもいい? と訊ねつつ)
そうだね、今度探して頼んでみるよ。
質も大事だけど、量も大事だよね、経験って

阿東衛 > あー、うん、デザート楽しみにしてる
(にっと笑ってみせて頷いた。まあ、そこまでいうなら断るのも悪いだろうな、と思ったりもしたんだけど)

あー、うん、連絡先教えても構わないよ。ありがと
(尋ねられればこちらも素直に頷いた。そういう機会がもらえるならばこちらとしてもありがたいのだ)
そういう事。両方ともいい感じに経験値貯められたら一番だからねえ……と、今日はちょっと短いけどここまでかな。あっついからあんまり無理しても体力もたなくなっちゃうし
(ね、言いながら改めて確認するように音音を見る)

綾瀬音音 > うん、何か好きそうなの探しておかないと……
(とか何とか考えつつ。
まあ、そういうことをするのが基本的に好きな性分なのだ)

解ったよー、あっちからもOK貰えたらそうするね。
凄く気持ちのいい子だよ。焔ちゃん。
(今度いつ会えるかなぁ、と考えはしたけれど、急ぐことでもあるまい)
うんうん、まあ、今の私じゃ相手、手加減の練習くらいしかならないと思うけど。
はい、ありがとうございました、阿東君。
私も夕飯作らないとね、そろそろ
(緊張状態が結構続いたので、それなりに疲れても居る。
なので、ありがたく本日の特訓は終了で、と頷いてお礼を言うと頭を下げた)
じゃあ、行こうか。取り敢えず山降りないとだし――
(と、言いながら歩き出そう。
道中、分からないことや先日のテストの結果などの話もしつつ)

阿東衛 > 足元、気をつけてね、こんなでも案外疲れてたりするから
(山は降りる方が大変だしね、などと言いつつ少女と二人ゆっくりと山を降りていくのだった)

ご案内:「青垣山」から阿東衛さんが去りました。
ご案内:「青垣山」から綾瀬音音さんが去りました。