常世島内の交通機関には公営、私営の物を含めていくつか存在する。
列車や路面電車、さらには路面バスなども存在する。
それらに乗れば、常世島の様々な地点を素早く移動することが可能である。
●この部屋には固定パスワードが設定されています。
参加者(0):ROM(1)
Time:02:09:53 更新
ご案内:「列車内」から雪城 氷架さんが去りました。
■雪城 氷架 >
なんとなく時間を潰して、気づけばあと一駅
自分の周りにも少しずつ人が増え始めたので座り方を正して──
「さて…降ろさないとな」
再びよいしょっと背伸びして…‥
結局その様子に周りの人が手伝ってくれたりなんかして
その日は特につつがなく、平和な日常として終えたのでした
■雪城 氷架 >
通路座席の隅っこに腰を降ろす
足を組み寛ぎポーズ
通路座席の済なので座席のない方へ足を組めば人の邪魔にもならない
列車内でくつろぐ知恵の一つである、多分
見慣れた景色が窓の外を流れてゆく
真新しいものはない、生活の風景の一部
故に退屈なので、スマホを取り出してぽちぽちやるのである
「(…あ、このゲームのイベ今日までだっけ…報酬コンプしてないや)」
音は切りつつ、アプリなどをぽちぽちしながら暇を潰す
■雪城 氷架 >
「よい…しょおおおおっ……っと、ふぅー…」
列車内に入るなり、両手に下げていた大きな買い物袋を上の荷物置きへと置く
座席を広くとるためやって当然のマナーである、が
いまいち身長が足りずものすごく背伸びしてようやく、荷物を置くことができた
「さすがに買いすぎたかな…まいっか」
歓楽街のブティック、商店街の服屋、と梯子し冬物の服を見て回る
あれもいいな、これもほしいぞ
そんなこんなで買い込んでいるうちに気がつけばなかなかの大荷物になっていた
しかし欲しかったものは仕方ない
ついでにお腹も空いたので買い食いもした
質素倹約とは程遠い散財っぷりである
ご案内:「列車内」に雪城 氷架さんが現れました。
ご案内:「列車内」から神代理央さんが去りました。
■神代理央 > 「余り欲張り過ぎるのもどうかと思うがね。お前には良い能力があるんだ。それを活かす方向で努力すれば良かろう。例え体つきが貧相でもな」
くつくつと、誂うような笑みを浮かべる。
僅かに芽生えた感傷的な思考も、こうやって会話を楽しんでいれば自然と消え失せる。
そうこうしている内に、停車駅を知らせるアナウンス。
自分の家も此の駅だが、残念な事に風紀の本庁で事務仕事が待っている。
社会人になれば毎日こんな感じなのかと、僅かに溜息を吐き出すが―
「…あぁ。またな、アンダーソン」
別れを告げる彼女に、小さく手を振って見送る。
またね、と告げた彼女と再会する場所は、出来れば平和な場所が良いなと思考を烟らせる。
「…まあ、今更な気がしないでも無いが」
戯れの様な日常は、動き出した電車と共に去っていく。
明日もまた、砲火と硝煙の中に自分は立つのだろう。
ご案内:「列車内」からアリスさんが去りました。
■アリス >
家に帰れる。パパとママにはなんていえばいいのだろう。
言いたくないけど、言わなきゃな……そんなことを頭の隅で考えた。
「ええ……まだまだIntもStrもDexも伸ばしたいのにー」
「さ、さすがにマーシャルアーツが似合いそうな感じにはなりたくないかな…」
人差し指を振って器用に片目を瞑る。
「でも拳法には憧れがあるっ」
「八極拳とかね」
一瞬、相手の表情が翳った気がした。
ほんの少しだけど。今は何となく、そのことをツッコむ気にはなれなかった。
学生通り前のアナウンスを聞いてICカードを持つ。
「…またね、神代理央」
またね、ただそれだけの言葉に。全ての感情をこめて。
路面電車を降りていった。
■神代理央 > 涙を拭いつつ、恐怖から開放された様に見える彼女に僅かに笑みを浮かべる。
それは彼女を救えたという傲慢な安堵からきたものか。それとも、もっと他の感情があったのか。自分でも分からなかったけれど。
「パラメータの割り振りは早い内に済ませねば、成長期も終わってしまうぞ?個人的には、SIZ全振りというのは豊満というよりも化物に近い様な気もするが。バスターソード背負ったり、魚人を蹴り殺すゴリラとかそんな類だろう」
軽口の応酬という名の平和な時間。
時折揺れる車内で、多くの学生達に囲まれながらそんな取り留めの無い会話を楽しめるというのは、本来学生という身分が享受すべき時間であり、得難い思い出になるのだろう。
だが、果たして自分にそれが相応しいのだろうか。思考の片隅でふとそんな事を考えると、僅かに表情を暗くして窓の外に視線を移す。そんな感傷的な思考自体が己らしく無いか、と直ぐにその視線は眼前の少女に戻るのだが。
■アリス > 何度も何度も涙を拭いながら。
「…………うん…」
きっとあの時の私は無理やり関係者になりたがっていたヒロイン気取りで。
その心無い言葉をかける相手はこの世界のどこにも存在しなかったんだ。
「貧相な体言うな」
軽口で返せた。ようやくだけど、歯車が噛み合ってきた気がした。
……人間関係は複雑なカラクリで。砂の一粒で簡単にぎこちなくなってしまう。
「ま、今はちんちくりんでもパパとママを見れば将来有望だし?」
「見てなさい、今にSIZのパラメータ振り切るから」
ハンカチを涙ごと分解して口元に手を当てた。
怖かった。けど、今は怖くない。日常とは、なんて得難いものなんだろう。
■神代理央 > ありがとう、と告げる彼女に僅かに首を振る。
言うなればこれは仕事だ。公序良俗を乱す者を裁くのは風紀委員としての業務。己の仕事をこなしただけの自分に、礼の言葉など必要ない。
――と、偉そうに言おうとした口は、次いで彼女から告げられた言葉に半開きのまま停止する事になる。
「………別に、お前が謝る事じゃないだろう。間違った事を言ったのでは無いのだ。頭を下げる必要等無い。…俺の方こそ、あの時は怖がらせて悪かったな」
まさか謝られるなんて露程も思っていなかった。
それ故に、普段の自分とは思えぬ程歯切れの悪い口調で、彼女に答えるだろう。どうにも調子が狂うと言わんばかりに、己の金髪をわしわしと乱暴に梳いた。
「…お前みたいなちんちくりんが大の男を引っ張っていけるとも思えんがな。というよりも、その貧相な身体じゃ二度とこんな事はありえんだろうよ」
気丈な言葉を発する彼女に、少し安心した様に表情を緩める。
その空気に合わせる様に、誂う様な口調と言葉と共に肩を竦めてみせた。
■アリス >
相手もいつもの調子じゃないように感じた。
混乱している。けど、言わなきゃいけないことはきっとあるはず。
「……ありがとう……それと………」
ハンカチを錬成して涙を拭う。
ギリギリ泣き出さなかった。でも今回ばかりはギリギリすぎた。
「ごめんなさい……前のこと…………」
言い過ぎた言葉、言えない言葉に。
無限の後悔と絶対の絶望を感じていたのは。
誰だったのだろう。
「ああもう……次は絶対相手の手を掴んで、鉄道委員会まで引きずっていってやる…」
いつもの調子を取り戻そうとして。
でも次はないほうがいいな……こんな思いはもうたくさん。
■神代理央 > 連行される男を見送って小さく溜息を一つ。
つくづく鉄道委員会は大変だな、と彼等の仕事っぷりに感動を覚える。
そんな取り留めの無い思考が走りかけた時、背後から聞こえる小さな声に気付いて振り向いた。
わたわたと身体を動かしながら此方に言葉を伝えようとする彼女を困った表情で見つめていたが―
「……あー…うん。怖かったな。辛かったな。助けに入るのが遅くてすまなかった。ごめんな」
憎まれ口の一つでも叩いてやろうかと思ったが、流石に彼女の精神状態を鑑みると控えた方が良いだろう。
しかし、誰かを慰めるといった事が絶望的に苦手な自分では、被害にあったばかりの彼女に何と声をかけるべきか全く解らない。まして、最後に彼女と会った時の状況を考えれば、嫌悪感を抱かれている筈であるし。
誰か助けてくれ、と内心悲鳴を上げながらも、彼女を落ち着かせようとその頭を撫でようとして、そんな柄でも無いかと溜息を吐き出してその手を引っ込めた。
■アリス >
神代理央がかばうように移動したので彼の背中に隠れて。
変態おじさんが何かを喚きながら連行される様をじっと見ていた。
後からわかったことだけど、彼は常習犯だったようで。
もう関わりたくないから、これ以上は聞かないことにしようと決めた。
鉄道委員が降りてさぁ大変。彼と二人(いやまぁ周りにいっぱい人いるけど)になった。
以前に割とひどいことを言った手前、とてもやりづらい。
「あ……あの…」
無茶苦茶な身振り手振りで彼に説明を始める。
「あの人ロリコンで……私のお尻を触ってきたぁ…!」
怖い。怖い。性犯罪者というのは初めて見たけど。とんでもなく怖い!
そして前に言ったことをどう謝ろうかと機会を窺う。
ガタンゴトン。電車は揺れるだけ。