2015/08/18 のログ
ご案内:「天界」にミウさんが現れました。
ご案内:「天界」に白崎玲刃さんが現れました。
ご案内:「天界」に嶋野陽子さんが現れました。
白崎玲刃 > 【PL:再開】
白崎玲刃 > ああ、それに関しては同意だ、だから、あの時に殺した事を間違ってるとは思わないさ
だが、事情を知らない奴が見れば、ただの大量殺人の現場だろう?
それを正当防衛だなんて言われても普通は信じられないさ
故にだ、そういう事もあるからこそ、目をつけられてる可能性は十分にあるって訳だ
そうだろう?
【先日の路地裏の件に関しては、それ以外選択肢は無かったとして肯定しつつ
そういう事があったりしたからこそ、自分の場合は目をつけられてる可能性があると言うのであった。
事件に巻き込まれる事に関しては否定できない様子のミウに対し頷くのであった】
ああ、俺は自分の生きて来た道を、綺麗な部分だけ見て肯定なんて出来ないさ
それに、汚い部分がある事を忘れてはいけないしな
【相変わらず、玲刃は自罰的な所があるようで
自身の生きて来た道を綺麗な感じに語るという事はしない様であった】
ははは、そうか。なら勘違いかもな
【意地を張って否定するミウの微笑ましい様子を眺めつつ、
暗い雰囲気の話の合間の憩いとして、癒しの様に見つめつつ軽い調子で言葉を返すのであった。】
今すぐじゃなくてもって言うがな……
先日に襲撃なんて起こしてる手前、こっちが社会で生活するなら、法に迎合させようとするだろう?
それで途中まで法に迎合する様な態度取ってて、いきなり無法者になっても向こうも困惑するだろう?
それなら、早いうちに無法者となった方が、治安機構も納得というか諦めを付けてくれそうだしな
すまないな……ただ、今生の別れって訳でも無いから、そう悲観しないでくれ…
【申し訳無さそうにミウの頭を撫でながら言葉を返す、
早いうちが良いだろうというのは、
あくまで自分の都合では無く、治安機構へのけじめという面があるが故の判断であった。
不法入島者になるという事自体、自ずから学籍を放棄する事でけじめを付けるという方法でしか無かった】

そう言われてもな……
折角、不法入島者になるって事ならミウの責任も背負って減らした方が良いだろう?
【玲刃としては、別段これに関しては自己犠牲というつもりも無く
折角、不法入島者になるなら、その時にミウの責任も減らせれば、一石二鳥で丁度良いというくらいであった。】
確かにそればっかり言ってたな
こればかりは譲れないな、俺の責任にしておけばそれで済む話だろう?
それに優しさを押しとどめるのはミウの方だろ?俺は別に優しくしてるつもりは無いぞ?
【ミウも、と言葉を返してばかりだった事を指摘されれば苦笑いを浮かべるも
譲るつもりは全く無い様であり、全く議論の終りが見えなかった。】


ふむ、あの時はそんな思惑があった訳か…
それは、すまなかった…
とはいえ、病院に移送なんて言われたら、
脱走したばかりの病院に連れ戻されると思って、そりゃあ拒否するにきまってるだろう?
【以前の取調室での事について言われれば、すまなかったと素直に謝りつつも、
勘違いしたのも仕方がない事だろうと、苦笑い混じりに言うのであった
そうしてその後、風紀委員会襲撃から後についての事などにの説明についても
頷きながら静かに聞くのであった】
確かに、音音の不安を減らす為に手を尽くすべきではあるが……
そもそも、緊急連絡なんてそんなの知らなかったぞ?
【緊急連絡か…と初めてした様に呟きながら、
陽子の言葉に頷きながらも、
速度が遅いとはいえ再生の異能がある玲刃としては、
元々、病院に入院する事自体の想定が最近まで無く、
緊急連絡というもの事態、初めて知った様に苦笑いしながら言葉を返すのであった。】

嶋野陽子 > 「まあ、緊急連絡は、あくまでの保険課
内の連絡網ですから、保険課以外の人は知らないと思い
ます」と、緊急連絡について補足する陽子。

(ちょっと待って・・退学して不法入島者になる!?)
ミウさんの口から出た言葉に衝撃を受ける陽子。

(白崎先輩は、正気!?そんなことしたらば、綾瀬さん
 が公安に目をつけられて・・・て、そんなこと全く考
 えてないのかしら・・・)
白崎先輩がやろうとしている事に気付き、呆れたり怒っ
たりしながらも、この二人では、委員会の法的な立場と
か、不法入島者の恋人という立場がいかに危険なのかと
か理解できないだろうと思い、一から説明しようと心を
落ち着ける陽子。

「ちょっと待って下さい。今、『不法入島者になる』と
いう言葉が聞こえましたが、まさか白崎先輩が退学する
話になっちゃってるのですか?綾瀬さんが死にますよ、
そんなことしたら!」と話の流れをまず切る陽子。

「順を追って説明しますので、ちょっと頭の中の整理を
させて下さい。まず、二人の理解を確認しますけど、先
日、白崎先輩が綾瀬さんと一緒に風紀委員会に出頭した
事で、ミウさんのことを除けば、風紀委員会本部襲撃の
件は決着したという理解は、みんな共有していますね?
でもその前提は、白崎先輩と綾瀬さんがこの学園の生徒
でい続ける事なんですよ。不法入島者になるという事は、
常世財団を敵に回すという事。それは、白崎先輩が風紀
案件から公安案件になるという事です。」
ここで一息つくと、
「白崎先輩が退学して落第街での活動を再開した場合、
学生である綾瀬さんに公安や風紀が直接手を出す事はで
きません。しかし、落第街の白崎さんの敵に、綾瀬さん
の情報を意図的に漏らす事はできます。それが何を意味
するかわかりますよね?この間の路地裏の襲撃と同じよ
うな襲撃が、今度は綾瀬さんを目標として行われるんで
すよ。それも恐らく別な場所での白崎先輩自身への襲撃
と平行して。そうなったらば、先輩は綾瀬さんを守りき
れますか?」そう問いかける陽子。

「これからは、先輩を傷つけようと思う人たちは、先輩
を直接狙わなくても、綾瀬さんを殺せば良いと遅かれ早
かれ知る事になるのです。その事実が広まる前に、どう
やって綾瀬さんを守るか相談するのかと思ったら、その
反対に綾瀬さんを早死にさせるような事をしてどうする
んですか!?」とあきれる陽子。

ミウ > 「事情を知らない人から見れば、確かにそうかもしれないわね……」
正当防衛が毎回通るとも、考えづらいものがある。
実際にミウも、落第街で殺人現場に出くわしてしまった時、その殺人犯から『正当防衛』と弁明されて訝しんだ経験もある。
「そんな事は、落第街ではよくある事よね」
だからこそ、行かないように忠告されるわけだ。
「わたしでは、あなたの生き様を真に知る事は出来ないかもしれない……。
 だけど、汚い部分があるからこそ、成し得る事ができる時もあるわ。
 確かに汚い部分がある事を忘れてはいけないかもしれないけれど、そこにはきっと誇れる所もあるはずなのよ」
綺麗な所と汚い所、両方合わせもった玲刃君の人生。
ミウには、それを想像する事しか出来ない。
「わ、分かればいいのよ」
なんだか、軽く子供扱いされた気がしなくもない……。
ミウが、泣きそうな顔をしていたなんて……そんな弱々しい事をしてしまったなんて、認めたくない。
ある事を決心した殿方を止めるのは、やっぱり無理なのかな。
「あなたがそこまで言うのなら、
 今のこの状況が“あの時”と違って何の過ちもなく、悲しい事も起きないと……そう信じるしかないとう事かしら?
 “あの時”と同じように、あなたを信じればいいという事ね?」
頭を撫でられて、心が和んでいきながらも、真剣な眼差しを向ける。
話していく内にだんだん、ミウでは玲刃君を止める事ができないと感じ始めている。
元々、誰かが決断した事を止めようとするなんて、気が引けていたところもある。

「不法入島者になるなら尚更、責任を背負えば余計に住み辛くなるのではないかしら?」
一石二鳥……効率で言えば、その通りなのかもしれない。
だけどそうすると、ミウは一方的に玲刃君に救われる事になる。
玲刃君に救われる事、それ自体はとても嬉しい。
だけど、ミウだけが救われて、玲刃君だけが救われないのは、嫌だ。
「玲刃君の責任にしておけば、何が済むというの?
 あなたがまた汚い部分を背負って、それで解決?
 嘘。優しくしているわ。
 わ、わたしは……わたしこそ、優しくしているつもりなんてないわ。
 盛大な勘違いね!」
やや顔を背けながら言う。
だがだんだん、玲刃君に押し負けそうな雰囲気を漂わせつつあった。

そんな時、陽子ちゃんがミウの説得に加担してくれる。
これはとてもありがたい事だ。
陽子ちゃんに、風紀委員襲撃の件で問われた時、
「多分、それで共有していると思うわ」
と返した。
陽子ちゃんの言う通り、玲刃君が不法入島者になれば音音ちゃんの身の安全も保障しかねる部分がある。
「陽子ちゃんの言う通りよ。
 これは、あなた一人の問題ではないと言えるわね。
 音音ちゃんにも身の危険が及ぶ事も考えられるわ。
 あなたはその事について、どう思っているの?」

白崎玲刃 > ああ、良くある事だが…規模が規模だしな……
【落第街では良くあることではあるだろうが、
その規模と、そして、その後にやらかしている為、
自身の場合は、目をつけられて、落第街に行く事は無理かもしえないと告げるのであった。】
誇れる所……か…いや、誇っちゃいけないさ…
どれだけ綺麗なところがあったとしても、血濡れの道には変わりないしな
それに誇って無いからこそ、反対する意見も認められる訳だしな…
【玲刃は自身の生きて来た道を誇らない
自身の道が血濡れの独善であるが故に、
それを誇って是としてしまえば、ただ自身に歯向っているだけの悪ですら無い者すらも、殺す対象としてしまう可能性もあるが故に
玲刃は決して自分の道を誇る事は無かった】
ああ、信じて欲しいがな…
あの時と同じように…か……そうならない様にはするつもりなんだがな……
そんなに俺に思いとどまって欲しいのか?
【ミウの頭を撫でながら、真剣な眼差しを真っ向から受け止める
あの時と、襲撃を決めた時と同じようにといわれれば、流石に自分でも不安にはなる
しかし、今回は大丈夫な筈だと、何も何処にも被害を出さない様にする筈だと自身の心の中に呟きながら
しかし、それでも引き留めようとするミウに問うのであった。】

まあ、普通はそうだが……俺の取る手段的にいけば上手く行く可能性もある
【ただ不法入島者になるだけでは、責任を負っていればきつい事もあるだろう
しかし、玲刃はその際の手段として思いついている事により、そこも上手くいかせる方法も考えてはいた。】
ああ、俺は汚く生きて来た訳だしな、今更、背負う汚いものが増えたって変わりやしないさ
それよりも、ミウの方が神様なんだし、余計なもの背負わない方が良いだろう?
いやいや、こんな俺の先の事を気にしてる時点で十分優しいだろうさ
俺に関してはこれが普通だから優しくはしてないぞ
【顔を背けながら言うミウの様子に苦笑いしながら言い返す
玲刃自身、自分よりもいろいろと大変な事も多いだろう、神様にこれ以上背負わせるのもいけないとも思っている様だ。
故に、今回の責任を負うのは自分だけで良いと思っている様だ】


ああ、なるほどな。
そりゃあ知らなかったのも当然だろう?
【それは、緊急連絡に関して仕方無かったのは仕方ないだろうと、
陽子の説明を聞きながら苦笑いで言うのであった。】

いや、まあ、退学という形では無いがな……
というか、いきなりそこから、音音の死に行くのは話が飛び過ぎじゃあ無いか?
【自分の異能の真実の一端に薄々気づいている玲刃は、
それを確かめる事も含めて、賭けとして、"白崎玲刃の死"という形で手を打って貰おうかと考えていたのであった。
そして、そのまま音音が死ぬと言った陽子には、話しが飛び過ぎだとつっこみを入れる】

決着したとは言えるがな、そもそも、襲撃犯である俺が現状罰を受けていないってのがあるわけだ
そうなると、納得できない奴も居るだろう?
だったら、ここは俺の学籍自体無くしてしまえば、相応の罰としても扱えるだろう?
【襲撃の件に関しては、
事件自体は決着したが、その主犯に対しての扱いには納得してない者も居るだろうと玲刃は告げる
その上で、自身が無法を貫くまま、報いを受けるならこれが妥当だと、判断した上でのものでもあった。】

それとだ、別に不法入島者が常世財団を敵に回すって事は無いと思うぞ
これは噂だが、不法入島者に関して常世財団は沈黙したままらしいぞ。
だから、風紀案件という事はありえても、公安案件って事は無いと思うぞ
【そうして、不法入島者の事に関して言われれば、
以前聞いた噂を思い出しながら、財団を敵に回すという事は無いだろうと
淡々とした態度で告げるのであった。】

音音が標的にされる可能性か……
それは不味いな……
ならば俺は去るべきか…いや、でもそれなら、音音を悲しませてしまうか…
【陽子から聞いた話に驚き、ぅ……と呻きを漏らしながら額に手を当て苦々しい表情を浮かべる
玲刃自身も音音に被害が加わる事はまだ考えてはいなかった為、
その考えの元に、音音の元を離れるべきかと悩むも、
それでは音音を悲しませるという事実に悩み、詰んでいる現状に頭を悩ませるのであった。】

いや、それでもだ…
わざわざ、そんな早死する様な事を連中は選ぶか?
例え音音を殺したとしても、その場合、怒り狂った俺に殺されるだろうから結局無意味だと思うがね……
多分、可能性があるとすれば人質じゃないか?
【そうして、悩んでる中、一つ疑問が浮かび陽子に問う
例え、音音を殺したとしても、その後自分達が殺されるという悪手を果たして選ぶのかという疑問を述べる
可能性としてあり得るのは、人質だろうと、冷静に言うのであった。
それでも、音音に危険が迫る可能性がある以上避けたい事ではあったが】


そうだな……その事についての考えは薄かったな…
いや、無論考えが無いという訳でも無いがな…
【ミウに陽子と同じような事を問われそれにも、俯きながら言葉を返す
しかし、玲刃が考えている、不法入島者になる際の手段でいけば問題無い可能性もありはした。】

嶋野陽子 > 白崎先輩の反論に、
「確かに、具体的な手段については誘拐とか脅迫とか多
くのシナリオが考えられます。しかし、白崎先輩がその
可能性を考えておられなかったのは事実のようですね」
と返す陽子。続けて、
「もし退学ではなく、ご自分の死を自作自演されるつも
りでしたら、今度は綾瀬さんに対しても死んだ事にしな
ければ、綾瀬さんを守れなくなりますが、それだと綾瀬
さんが悲しむでしょうね」と、退学以外の手段について
の感想を述べる陽子。 さらに、

「あまり時間もありませんので、私なりに考えた現状の
評価と、今後の方針について提案させてもらいます。ま
ず、ミウさんの出頭の件ですが、ミウさんに多くかぶっ
てもらう案の方が綾瀬さんを守るには好都合です。ミウ
さんにどのような処分が下るのか、事前に風紀と相談で
きると良いのですが、あいにくと私は風紀委員会とのル
ートは持ち合わせていません。この間白崎先輩が出頭し
た時に付き添って下さった方に、私を引き合わせて頂け
れば、私がミウさんに付き添って出頭するという相談を
したいと思います。」
と陽子自身の案の提案を始める。

「次に、今後の白崎先輩の身の振り方ですが、一週間位
綾瀬さんと2人で休暇を取って、今後の事も忘れて、2
人で水入らずの生活を楽しんでみてはどうでしょう?白
崎先輩が退学しない限り、向こう1週間以内での襲撃は、
風紀委員会の監視もあってまず不可能でしょう。綾瀬さ
んと一緒の時間をたっぷり取って、一先ず安心させてあ
げても罰は当たらないと思いますよ。その上で、改めて
今後の身の振り方を相談しても良いかと思います」
と、まずは綾瀬さんとの時間を持つことを薦める陽子。

「その後のことについては、先ほどの風紀委員の方との
相談次第ですが、本来風紀委員会としても、表立って動
けない事態に対して白崎先輩みたいにフリーで動ける人
がいることは悪くない話なので、動く際の約束事さえき
ちんと合意できれば、表立っては無関係でも裏で連携す
る動きとかできておかしくありません。今回綾瀬さんに
連絡した風紀委員さんは、その辺を考えられていると思
うので、彼の構想を聞いてみたいと思います。うまくす
れば、風紀委員会に綾瀬さんの安全に責任を持たせるや
り方もできると思います」と陽子なりの今後の見通しを
提示する。

「今まで何事もその場で即断即決してきた白崎先輩には
もどかしい話ばかりだと思いますが、時間をかけないと
解決できない問題なんて、この世にはたくさん存在しま
す。私だって、この学園で元の世界に戻る方法を調査す
るために、恋人と2年間の音信不通を受け入れているの
です。万が一にも財団に彼の居所を知られないために。
あ、無論今の話はこの場限りでお願いします」と、自分
も学園に隠し事のある身だということを示す陽子。

「あと、ささやかな工夫ですが、綾瀬さんが一人の時に
安全を守るお守りを用意しました」といって手首にはめ
る腕輪を取り出す陽子。同時に、亜空間ストレージから
直径120cm程度の円形のシートを取り出して、床に
置く。
「これは、綾瀬さんが襲われた時に、このシートにテレ
ポートするお守りです。綾瀬さんが3回腕輪を叩くか、
気絶して5秒間動かなくなった場合に発動します。この
シートを天界の部屋に置けば、いざと言う時は綾瀬さん
をここに脱出させる事ができます。同時に私にもその連
絡が行くので、綾瀬さんがシートからどき次第、私も同
じ場所にテレポートできるので、万が一の時の手当ても
可能です。ミウさんは、私のテレポートをご覧になられ
ましたよね?」と詳しく説明する陽子。

ご案内:「天界」に嶋野陽子さんが現れました。
ご案内:「天界」に嶋野陽子さんが現れました。
ご案内:「天界」に嶋野陽子さんが現れました。
ミウ > 「規模と言うならば、落第街では違法組織がまるまるひとつ滅びてしまうなんて事も、よくあるものよね」
これもまた、ミウは落第街においてとあるアンドロイドが実際に違法組織を滅ぼした光景を見た事がある。
相変わらず、色んな事がよく起こる場所だ。
自分の生きてきた道を誇らない。
それは、例えどんな事があっても自分が神である事を誇りに思っているミウとは、正反対な考え方だと言える。
その生き方は、きっと茨の道だったはず。
「そう……。誇ってはいけないのね。
 誇りを持てない生き方をこれからも続けていく……という事なのね。
 そうやって、自分を痛めつけていくのね……」
誇ってはいけないと思うのなら、それでもいいとは思う。
誇れない事を無理に誇ろうとするのは、むしろ逆効果になるだろう。
「思いとどまって欲しいから言っているのよ。
 あなたが決断した事なのだから、わたしも信じたいと思うわ。
 だけど、わたしが不安に思うのは分かるわね?
 あの時と同じようにならない様にするのは、当然の事よ」
今回は大丈夫……なのだろうか。
いや、やはり不安である事は変わらない。
どれだけ考えても、繰り返される事を危惧してしまう。

「玲刃君には、なにかしらの考えがあるのね?」
彼がそう言うなら、きっと大丈夫なのだろう。
逆に、ミウは責任を負ったとしても何の策もないと言える立場である。
だけど……。
「今まで汚く生きてきたなら、尚更これから幸せに暮らせばいいと思うわ。
 わたしは、あなた程汚い事は知らないのかもしれないけれど、それでもきっと平気よ。
 気にするわよ、あなたは卑下しすぎているのではないかしら?
 それは、あなたは普通にしていても優しいという事ね」
玲刃君がミウの事を気にしてくれている事は嬉しい。
ミウの方が先に折れてしまうかもしれない……。

陽子ちゃんの提案を聞き、
「分かったわ。
 もとより、実際に襲撃したわたしの方が多く被る方が自然よね。
 陽子ちゃんに付き添ってもらえるのは、とても助かるわね」
と返す。
陽子ちゃんの提案を頷きながら聞く。
「そうね、それなら音音ちゃんの安全も確保できそうだわ。
 天界にさえ転移させてもらえるなら、後はわたしや天使達が音音ちゃんを守る事ができるもの。
 それにそもそも、この場所は辿り着くのも容易ではないわ。
 だから、天界においての音音ちゃんの安全は保障できるわね。
 陽子ちゃんのテレポートは、見させてもらったわ」
そして、玲刃君に向き直る。
「わたしも陽子ちゃんの提案に異議はないわね。
 むしろ、とてもよく考えられた、素晴らしい提案だと思うわ。
 それで、玲刃君はどうするの?」