2016/09/14 のログ
ご案内:「夜の学校・屋上」に水月エニィさんが現れました。
水月エニィ >  
「勢いでやってしまったけれど――」

 夜の校舎、屋上。
 月明りが射し込むその場にて、呪いを以って誘導した黒い塊を見据える。
 上手く行くかどうかは未知数であったが、どうにも上手く行ったらしい。

(これも賭けに勝った事になるのかしら?)

 開けた場所で確かめ直せば意外と大きい。もとい、多い。
 これだけ引き付けられればどうにでもなるだろう。

(問題は勝てるかどうか、だけど。
 ……ま、最悪朝まで嬲られていれば昇天するでしょう。)
 

水月エニィ >  
 
「連勝には期待していないし、聖なるものなんて言えないけれど
 そうね、朝まで付き合ってあげるわよ。」

 長布を取り出して旗のように振るってみせる。
 その後に両の手で槍に見立てて構えを作れば、長布は見立てに叶う程の硬度を持つ。

 ――衝動のままに突進して来た黒い塊を受け止めて弾く。
 間隙を作りだせば薙ぎ払いを返し、衝撃を以って一部を霧消させる。
 
 

ご案内:「夜の学校・屋上」に寄月 秋輝さんが現れました。
寄月 秋輝 >  
学校に妙な魔術反応を覚え、飛翔してくる。
その屋上、大型の妖怪……に、なりそこなったような存在を見つけ、一気に飛び込む。
そこでエニィの姿が目に入った。

「エニィさん……?」

ふわりと降り立つ。
同時に光の防護膜をエニィに纏わせ、防御力の底上げをしておく。

「これは何の騒ぎですか?」

校内にも反応はあるが、こちらのほうが大きい。
優先して対処すべきはこちらだろうか。

水月エニィ >  
 黒い塊は明瞭な激情を示し、剣の様に形を変えた。
 呪い言を与えてしまったせいで、少しばかり強化されてしまったのだろう。
 呪い言に同調した黒い塊が斬撃を以ってエニィに迫る。

 一合、二合、三合、四合――夜の学園に似つかわしくない剣戟の音が響く。

「運動会でもしているんじゃないのかしらッ!」

 光の防護膜が掛かれば、黒い塊が一瞬怯む。
 同調を覚える呪いの源に光が纏わりついた故の反応か。

「たあっ!」

 長布を巻き込む様に叩き付ける。
 剣のカタチをした黒い靄をへし折り、しのぎ切る。
  

 

ご案内:「夜の学校・屋上」から寄月 秋輝さんが去りました。
ご案内:「夜の学校・屋上」に寄月 秋輝さんが現れました。
寄月 秋輝 >  
「せめて墓場でやってほしいものですね……」

軽口を叩く余裕はある。
多分エニィも負けることはないだろう。

刀をぐるぐる回し、魔術を一気にいくつも待機状態にする。
エニィを護る防護術、エニィが落とし損ねる相手を落とす光弾の術、周囲をもう少し見やすくするための光の展開。
あらゆる手段で、エニィを有利にさせる。

水月エニィ >  
「話は後でッ!」

 水月エニィにはあまり余裕がない。
 そう言って会話を切った辺りで黒い塊が姿を変える。
 まるでエニィがするかのように、大斧を形作った。

 ……相性が出ている。
 誘導の際に指向性を与えてしまったが故に成りそこないの集合体に形が与えられている。

「くっ……!」

 連続して応戦を試みるものの、二合辺りで弾き飛ばされる。
 幸い、防護が働いた為にダメージは軽微だが――。
 

寄月 秋輝 >  
「妖怪、のなりそこないが今妖怪になりましたね。
 ちょっと厄介です」

エニィが弾かれたのを見て、エニィの体に浮遊魔法をかける。
背中からぶつかったり、落ちたりしないようにしてさらにダメージを減らす。

「エニィさん、その布に浄化術を仕込みます。
 ただ苦手なので、発動まで時間がかかるんですが……
 もう少しだけ、なんとかしてもらえますか?」

敵の黒い塊をまっすぐ見ながら、エニィに頼む。
もう一度彼女にかけた光の防護膜を新調しておく。
刀をぐるんともう一つ回し、地面を叩く。

「我が血の力、誓いに集え、布都の御霊。
 願わくば、気高き乙女の刃にその意思とお力を与えんことを」

極大魔術に相当する詠唱。
それくらいしないと発動できないくらいに苦手だ。
あとはエニィを頼るしかない。