2016/09/19 のログ
■リビドー > 「御苦労様、いや、お疲れ様なことだ。
……あぁ、講義は代理の者を立てているよ。」
眉を顰め、疲れた声でそのように応える。
少しずつずるずると蕎麦を啜る。
「……しかし、終わったのか。
その様子なら、後は再び常世島を満喫するだけかい。」
■蕎麦屋 > 「いや、本人は何でここでサボってるのか、という話なんですけど。」
まぁ、見るからに病んでる、って感じの雰囲気はしますけど。
「いえいえ、色々とやることも増えたので。
いい加減にこの辺りに一度腰据えようかとは思いますけど。
出ていったほうがよろしいです?」
首を傾げた。
■リビドー >
「不貞寝だ不貞寝。
それ以上の理由はない。」
仕方ない、と言わんばかりに息を吐けば姿が変わる。
普段通りのリビドーの姿だ。
「腹立たしいが其処まで出来ん。力もない。
ああ、腰を据えるか。……と言うことは、契約主件拾い子1号が手を回す目途が立ったのかい。」
「後、先月の端末代金の支払いがやけに多かったんだが。」
■蕎麦屋 > 「ふて寝にしては一寸気合入りすぎの気もしますけどね。さて。
――突っ込まれるのとそういうことにしておくのとどちらがよろしいですかね?」
ふーむ、と。
「ああ、いえ。別件で。
流石に子連れ狼やれるほどの余力はありませんし。
――ナンノコトデスカ」
修理した子――ロトのほうの話である。
流石にそれなりの華僑は用意したいところで――
代金の話には露骨に視線が逸れた
■リビドー > 「突っ込むのなら構わんが、
聞いた所でどうこう出来るものかは知らんよ。」
頬杖を付き、溜息。
蕎麦はつゆまで完食済み。
「まあ、良い。
……で、別件?」
さらりと流し、零した別件の句を拾えば効き直す。
■蕎麦屋 > 「や、まぁたまにはばーっとぶちまけてみるのもよろしいかと?
聞くだけですけど、基本的に。
どうせ色々うっ憤溜め込んでいそうですしねー?」
何がそんなに気に入らないのかはわからないが。
一人で抱えるよりはましですよ、たぶん、と付け加え。
「ん、別件。
修理したのは良いのですけど真っ白で。おかげで面白いこともわかりましたけど。
そういうわけで、ちょっと独り立ちさせるまでは目が離せません。修理自体も応急処置レベルのものですし。」
促されれば、特に隠すことでもなし、続けた。
■リビドー > 「お前にぶちまけた所でどうにもならん。
……何も考えずに馬鹿やれる、広義の意味での化物が妬ましく疎ましいだけの話だ。
掘り下げればややこしく、公私が混ざっている事は否定せんがな」
空になった器を箸で回しつつ愚痴を零す。
やや行儀が悪いと言えば行儀が悪い、子供じみた素行か。
「真っ白? 面白い事についてはともかくとして、
目が離せないならついていれば良いだろうに。
ボクだって昔取った杵柄程度だ。二人で作業してどうにかなるかならないか程度だろうな。
それ以上となると伝手を探す必要がある。とは言えルギウスには頼りたくないからな……」
思案そのままに言葉を流す。
要するに独り立ちできる程度に落ち着かせたい・落ち着くまでどうにかしたいのだろう。
その様に推察を付けた上での思索だ。
■蕎麦屋 > 「いやいや、何がどう転がるか、なんてものは案外世の中分かりませんからね。
ほら、おねーさんに相談してみなさい。」
腕まくりのポーズ。Tシャツだからまくる袖もあまりないが。
化け物扱いされているのはさらりと流しておく。
「修理した子もそうですけどね?ほかの子も含めてですよ。
あれは何処かで横から殴っておかないといつか暴発する類のシロモノです。
――人間、作ったら次は使いたくなりますからね。
極小規模とはいえ、ブラックホール生成できるモノが一般社会に紛れ込んでます、って割と笑えない。
……あ、お前も似たようなものじゃないか、っていうツッコミはなしの方向で。」
あー、あの黒眼鏡ですかー。そのうち聞きにでも行ってみますかねー、などと。
相手ほど、あの眼鏡には悪印象は抱いていない。
■リビドー >
「……いや、含みはあるが今ので概ね全てだよ。
漠然としている故に、Howもどうしようもない。
それともアレか、ひと時の伴侶が欲しいとでも言えば良いか。」
しかし、何処かで見た様なポーズだ。
彼女にしては珍しく可愛げのある口ぶりと仕草だが、心が跳ねたりはしない。
「おねーさん、なあ。
……って言うかよもやと思ったがそんな厄いものを持ち込んで来たのかお前。
表に出てないだけでゴロゴロ転がっている話と云えばそうでもあるが、厄介にゃ変わりないか、全く。」
目の前の蕎麦屋が似た様なものであるとは言わないが、
拮抗を乗り越えるような隠し玉の一つや二つは誰もが持っている。
あのアンドロイドのメイドもその例に過ぎないと言えばそうなのだが、
「いかんせん出所が不明、且つ大量に設置されているとなると危険だな。
鎮圧は出来れど傷跡は残すし、鎮圧する側としてもオーバーパワーだろうな。
全く、何処の誰が作ったのやら。……ああ、聞きに行くのか。それならば止めはせん。
言い換えればもう知らん、とも言えるな。」
■蕎麦屋 > 「ほうれん草があれば完璧でした。
――え、何ですか?そのくらいならお付き合いしましょうか?」
ぶんぶん、腕を回せば往年の名作のアレである。パイプも必要ですね。
で、付き合えと言えば――そんなわかったのかわかってないのか、な反応である。
「いやぁ、サイバーパンクな感じの兵装でしたから、万が一はあるかなぁ、とか思ってましたけど。
ちょっと予想の斜め上でしたよ。アレで小隊組まれたら私でも一寸危ない感じです。」
技術水準が斜め上でしたねぇ、などと一人ごちた。
「まぁ、なんか知らないですけど、一般に紛れ込んでいる以外にも居そうですし。
衛星私有化できるだけの組織なのも間違いなさそうですけど。
――まぁ、紛れ込んでるだけなら別に良いのですけどね。
あの子らが不本意な事させられるようなら何とか位はしてあげた方がいいでしょう。
私の客にも結構入れ込んでる方いらっしゃいますし。
鎮圧するだけなら島のその辺の暇人集めればなとかなるとは思いますけどね。」
もしも、の話であるからあまり真面目に考えている様子でもないが。
どうにかしないとなーというのは、本心。
「ん、まぁ面白い御仁ではありますよね。
――近寄るとやけどする類の。」
■リビドー >
「本気で受けるぞ。
当然、魂もくれてやらんがな。」
ジト目を浮かべ、訴える。
呆れと諦観の交ざったものような紫の瞳か。
「……だろうな。
キミの場合大局や秩序はどうでもいい、その中の一人をどうにかしたい。
その為に秩序を踏み荒らすような奴だよな。キミが今の様な質の暴力性を備えていなければ好ましかったんだが、な。
キミの性質ではやれば出来てしまうからな。どうにも反転してしまう。全く。
……ルギウスについては何も言わん。」
■蕎麦屋 > 「え、どうぞ?
魂とか貰っても今日のご飯にもなりゃしないじゃないですか。此方から願い下げです、そんなもの。」
腕捲りはとりあえず止めた。ツッコミまちだったのに。
魂に関しては――まぁ、在るものからわざわざ貰おうとか言う発想がまずなかった。
「盤面はひっくり返せませんし。
質としては――私がやれる『程度』ならこの島結構やれる人多いかと思いますけど。
まぁ、そういう話でもありませんか。
大丈夫ですって、教育の手前もありますし。そうそう酷い真似はしませんので。
――嫌われてますねぇ、あの黒眼鏡。
男に好かれるのなんて御免蒙りますとか言いそうですけど。」
哀れ黒眼鏡。なむさん。
■リビドー >
「終わった後に持っていかれても困るからな。」
平然とした素振りの彼女をにらみ、口を尖らせる。
そのまま少しだけ溜息を吐き出した。
「……舐めているのか何も考えていないのかは分からないが、
受託と見做してそう言う事にするぞ。あまり期待は出来ないが、殴りつけるよりはまだ意味がありそうだ。」
座ったままに見上げ直す。
……警告めいたものはあれど、冗句の類ではなさそうだ。
「とは言え、キミの基準だからな。不安は覚える。
付き合うのならば見張れるがね――ああだが、いい加減身分を握って貰わねばなるまいか。
「 ……嫌っておくべき相手だからな。少なくとも、それを前提にしておかねばならないものだ。」
■蕎麦屋 > 「悪魔か何かと勘違いしてません?
ちょっとそれは失礼極まると思うのですけど。こんなに善良なのに。ねぇ?」
にらまれてもどこ吹く風である。
「首輪をつけたいのなら素直にそういえばよろしい。
納得しうる対価と滞りのない履行が成されるなら、ですが。
――で、いつも言いますけど、私、この島に来て私が直接的な原因の騒動ってロト拾った一度だけですよ?
あとは巻き込まれ―の濡れ衣きせられーのの、で黙ってるだけ穏便に済ませてるつもりですけれど。」
そんなに見張りたくなるものか。この子の思考の向く先が分からない。
が、まぁ分かったつもりになったところで意味もなし。
「まぁ、嫌っておかないとあれはそういう種類のモノでしょうしね。――あ、人間でした。」
■リビドー > 「まあ良い。そう言うものでないなら何も言わんよ。」
埒が明かないと見れば打ち切る。
本質的には別とは言え、その様な系譜のガワで有ったと認識している。
腹芸か伝え方が悪いのか、あるいは理解を間違えているのか、変質しているのか。
いずれにしても詮無き事となれば追求はせず。
「そっちについても言いたい事があるが1号の絡む話でもあるから置いておく。
それで首輪を付けたいのなら素直にそう言う。
……寂しがり屋として、弱った所にぶら下げられて食いつかずに居られるか。」
観念しつつ自白する。
それはそれ、これはこれ。見張るに至るルーチンと食いつくルーチンは別個であり、
その癖建前上は見張るものと被せて口にしていたものの、じれったさに負けたような告白をする。
■蕎麦屋 > 「そう云うモノじゃないのです。」
頷いた。
変質というよりも、本来の権能は既に行きつく先がない。それだけのことなのだが。
「一号には頑張ってほしいところですが。
ありゃー、無理ですね。うん、しばらくは無理です。
――おや、本音。
では、食いつかせた側としては誠心誠意おもてなししないとですか。
……あれ、最近の若い子はカラオケとかボーリングとか行くのでしたっけ?」
そもそも最近顔も合わせていないので如何なっていることやら。
そちらの方は情報流すだけで全くのノータッチだったりするのだし。
で、本音を聞ければぱん、と手を合わせて。
まずは――この雰囲気がしけった場所から引きずり出す算段です。
■リビドー > 「そうなると困った話だな。
教育にも悪い、が……追々考えるとしよう。
勝手に身分を捏ねてしまいたい所ではあるのだが。」
彼女の仕草は真面目に受け取ったような仕草に見える。
やや測りかねる所もあるが、愉悦を好む性質ではない。騙して遊ぶ腹積もりでないことだけは分かる。
「……そのような趣味も嗜まなくもない。
まあいい、今は自棄に浸っていたから頭を回していない。
一旦出るから、出てから考えさせてくれ。」
■蕎麦屋 > 「まぁ、素直に申請出してきてもいいんですけどね、真正面から。」
諦めたら諦めたで行動自体は早かったりする。
のだが、それは今は置いといて。
「おや、私は行ったことないですけどね、そういう所も嗜みますか。
――まぁ、出てからといわず、まず身支度整えてからのほうが宜しいでしょう。
その間くらいはお待ちしますし?」
引きこもる、とか言われたらまた難儀しそうなものだったが――外に出る方向に思考が向いたのならよし。
考えるくらいの間はいくらでも待つつもりで。
■リビドー > 「出して来いと思わなくもない。
話も収まっている内にやっておくことを勧めておく。」
大きな溜息。
諦めてくれれば最初から話の早いものはある。
「飢えていれば触れるさ。
……既に十分な身支度を整えていたつもりだが、どの道これ以上は家に戻る必要がある。
どの道、このまま戻るよ。別の出入り口を使えば私邸まで真っ直ぐ行ける。」
書斎をそのままに標識を立て直す。
「先に行っている。
ついて来ても構わないし、待っていても構わない。
……取り敢えず、また後で会おうか。逃げるのならば今のうちだが、嘘でない事を期待しよう。」
そのまま登り階段まで歩き、登り始める。
一旦、この場を後にするだろう。
ご案内:「地下図書館」からリビドーさんが去りました。
■蕎麦屋 > 「あ、では家の前の方で待ってましょうか。」
身支度を整えに戻るというのなら見送る心算。
やーですねー、逃げやしませんよー、とひらひら手など振りつつ。
流石に家にまで上がりこむのも問題なので、いったん元来た道を引き返す。
―――契約を持ち出す人種が違えるはずもなく。
本当に家の前で、出てくるまで待つのは別の話。
ご案内:「地下図書館」から蕎麦屋さんが去りました。