2016/07/03 のログ
■陽実 凛 > 向けられた物に目を見開きました。
「エラーの可能性と招待の件は。
幾つかの障害があれども方法を問わずだった筈。
エラーが起きているなら単体でも招待は危険、と?
エラーでなければ発露条件を満たしたまま招待する事はない、と。
私自身にそうした処理がされていた事は初耳でしたけど、工程のミスは無かったと確認された、と。」
革手袋を外すタイミングを無くしてしまった事が厳しいです。
口で先延ばしにするのにも限度がありました。
「失敗作は処理、ですか?」
■陽実 凛 > 返事の代わりに、引き金が引かれ。
そして、抵抗する事なく、意識が闇に落ちていきました。
ご案内:「青垣山の小屋」から陽実 凛さんが去りました。
ご案内:「商店街の一角」に柴木 香さんが現れました。
■柴木 香 > 商店街の一角、待ち合わせ、ということで。
誘った側が待たせるわけにもいかない、と早めに出てきたのだけど。
「うー……」
いつものジャージ……ではなかった。
着ているのは、チャイナドレス軸のワンピース型の、フリルが華美に配置されたもの。
目立つ長く大きい姫袖はかなりの丈余り、スカートはフリルとパニエが組み合わさってふわりと大きく広がる。
いわゆる、中華ロリ、とか呼ばれるもの。
「わふー……」
人待ちではある。だが、当たり前だがすごく目立つ。
部員が『ハウス!ハウス!』言ってたけど、すこしだけ、納得した。目立つ。
尻尾がぱたぱた動いてるけど、そのたびにスカートがふわふわ浮いて危なっかしい。
ご案内:「商店街の一角」に水月エニィさんが現れました。
■水月エニィ >
「――ふぁ?」
柴木クンとのお出かけの日。
小さなカバンにを提げながら歩いて待ち合わせ場所に辿り着いてみれば、とても目を引く装いが視界に入る。
その装いには覚えがあるもので、覚えがあるから誰かも分かるもので。
かわいい。
「んっ……柴木クン、それにしたのね。」
驚き半分・可愛さ半分・嬉しさ半分。
何だかんだで女ものの装いは常識的に考えてやっぱ好まないだろう――
――故に脳の許容量をちょっと超える程度には予想以上だったらしい。
……一方のエニィは白めのワンピースの上から極薄の桃色のブラウスを重ね、靴はかかとの低いヒール。
普段とはだいぶ違う、カジュアルな装いに仕立てている。
■柴木 香 > 「――あ。」
待ち人の気配にぴこん、と耳が立つ。
とてとてと近寄れば、二人の服装の差異が良く目立つだろうか。
問われれば、こくこくと首を縦に振って。
「わふ。これにしたです。
――ぅ?ん?えーと。――おかしいです?」
しっかりと、一式ちゃんと、着れているのは確認したのだけど、と上目遣いに見上げてみたり。
「あ。で、今日は服見て、おやつ食べに行くです。」
とりあえず、ふわっとした予定だけは最初に伝えておく心算。
■水月エニィ > 「ううん。とても好く似合っているわ。
気を遣ってくれたならとても嬉しいわね。でも、無理はしないで良いのよ。」
やや口元が緩む。
妙に似合ってるのが羨ましい。
自分にはない純朴さや初々しさをそれとなく感じ取って、羨む。
「でもこんなに似合うのも羨んじゃうわね……もう。
ふふ。了解。おやつだけだと思っていたからうれしいわね。……ちょっと髪の毛弄ってもいいかしら?」
■柴木 香 > 「おかしくないならいーのです。
ん、んと、こっちのほうが喜ぶ、と思ったですけど。うん、よかったのです。」
待っている間は道行く人がちらちら見ていくのですごく気になってたり。
おかしく見えるのか、ちょっと心配していたのだけど、その心配はなさそう、と。
「うん。エニィさん、服みたい、とか言ってたですし?――わふ?
髪です?うん、大丈夫ですけど。」
生憎とブランドの名前には疎かった。
のでとりあえず服屋さんの集まるところいけばあるだろう、くらいの漠然としたチョイスなのです。
髪を弄る、と言われて首を傾げつつ――弄るなら後ろ向いた方がいいのだろうか、とくるり。
■水月エニィ > 「うん。」
緩んだ笑みを返しつつ、
ゆっくりと髪を触る。
「覚えててくれるのは嬉しいわ。……ん、ちょっと待ってなさい。
三つ編みは時間が掛かるし……前髪を切り揃える訳にもいかないから……。」
ふわふわした前髪を花飾りのついたヘアピンで留めて、
降ろして流されている髪を眉の辺りまで手でまとめて持ってくる。
持ってきた髪の房を、大きなポンポン――ラビットファー付きのヘアゴムでツインテールを作る様に留めた。
「こんな所かしら。
少しは動きやすいし、目にも掛からない筈よ。」
■柴木 香 > 「わふ。
んー……覚えてた方がいいかな、っておもったです。」
尻尾ぱたぱた。
髪を梳かれて、するすると纏められていく――。
ほどなくして。
「ん、ありがとーです?……おおー……」
言われたとおり、ぴょこぴょこ跳ねたり動き回ってみても、目にはかからない。
代わりに、揺れる髪の房が、アクセサリーがなんとも女の子らしさを醸し出すのだがそれはそれ。
「ん、じゃあ行きますです?
……見たいって言いってた服屋さん何処かわからないんですけど。」
で、尻尾パタつかせつつ、本題。
案内できるほど服飾店に造詣の深くないわんこである。
■水月エニィ > 「ええ。行きましょう。
いつものところも見たい気もするけれど――せっかくだし、適当に冷やかそうかしらね。」
はたつかせる尻尾と、尻尾に引っ張られる衣服を見る。
ちょっと見えそうだが、大丈夫だろう。多分。
そのまま手を引いて、店を巡る。
……途中、一際大きな服飾店に辿り着けば、その前に止まる。
「あら、こんな大きな所があったのね。
……入ってみてもいい?」
■柴木 香 > 「ん。
今日はエニィさんのお買い物に付き合うです。わふ。」
こくこくと頷いて――
履きなれないスカート、しかも尻尾は前提としていないのだから、今にも捲れ上がりそうではある。
そんな状態だから、周囲の視線もよく引くが――手を引かれて横についていれば上機嫌で気付いてない。
「わふ?――ん、行くです?」
立ち止まった店を見上げて、おー、と。
勿論、こんなお店に入ったことなんてありません。物珍しそう。
■水月エニィ > 「ええ。」
足を踏み入れる。
――見渡す限りに女性の衣料と下着、水着。利用客も8割は女性。
きわどい衣料や下着などもあるし、付き添いの男性に向けているであろう、申し訳程度の男モノの服もある。
とは言え、概ね女の園だ。空気もどこか甘ったるい。
■柴木 香 > 「ほへー……」
連れられて入った店は、見慣れないモノの見本市。
きょろきょろと、右を見ても左を見ても女性もの――見たことないような服ばかり。
はぐれないように手を握り、ついていく。
場違いな気がする。とか思いつつ――
思っているだけで、実際は服装も相まって、まったく自然に溶け込んでいるのだけれど。
■水月エニィ > 柴木を連れて店内を往く。
装い故にまったく自然に溶け込んでもいるし、
自然に溶け込んでいるからこそ、少女趣味な装いに注目が行く事もしばしば。
「ううん、何を買おうかしら……。
ここまで幅が広いと、悩んじゃう。」
何を買おうか。
カジュアルに寄せたものやフォーマル的なものもあって損はない気がするし、
趣味に走ったものも買いそろえられそうだ。水着の季節でもある。
色々見るのも良いが――。
「折角だから、ちょっとこっちを見てもいい?」
夏物けの特設コーナーを見つければ、そちらへと進む。
ジャンルを問わず、夏物として扱える衣料を纏めて展示しているコーナーだ。
当然和服もあれば、夏にしては暑そうな少女的な服やフォーマルな装のものも置いてある。
とは言え触ってみれば薄手に造られているなど、夏仕様のものであると分かるかもしれない。
■柴木 香 > 店の外とは違う種類の視線はちらほらと、感じる。
けれど、気にしても仕方がない、仕方がない、と言い聞かせて――
「うん、いろいろあるですー……」
独り言のような言動に相槌を打ちつつ、首を傾げる。
普段ジャージばかりの子からすれば、どれもすごいなぁ、くらいの認識にしかならないのだ。
「わふ?
うん、時間はまだまだあるですから、納得いくまでごー、ですっ。」
聞かれた所で答えは一つ。
ちょこちょことついていった先の服は、他とちょっと違う気が、する?
上を見てみれば、夏物衣料がどーたらこーたら、と。納得。
■水月エニィ >
「ここなら手間はないでしょう。」
店舗全体の取り扱いは既に夏物に切り替わつつあるものの、
その中でも選りすぐりのもの――中には売りたいものもあるかもしれないが――どちらにしろ選りすぐりが集められた一角だ。
ワンピースを一つ手に取って、"今着ているものと似てるわね・・・"なんて呟いて戻し、他のを手に取り――
――着くや否や物色を始める。
すこしすると、肩が完全に出る類のフリルブラウスを手に取る。
自分の体の前で合わせて――
「これ、どうかしら?」
■柴木 香 > 「わふー?」
手間がない、と言われてもあんまりよくわかってない様子である。
着くや否や、あれもよさそう、あ、これもいいかも、と選び始めるのを物珍しそうに見て――
うん、楽しそうで何よりです。
そんなことを思うわんこである。
と――
「わふ?」
かくん。まさか聞かれると思ってなかった。
間髪入れずに似合ってる、というのも考えなしに言ってるみたいになりそうだし。
かといって変な事言うとまた怖くなりそうだし――そんな風にちょっと悩んだ素振り。
「――うん。動きやすそうだし、エニィさんだと似合いそうです?
デザインとかは、よくわからないですけど。」
で、結局素直に答えるあたりはわんこである。
■水月エニィ >
――。
「ん。――ありがとね。」
素直な感想には満足そうに目を細めて、その肩の出るフリルブラウスを購入することにきめました。
機嫌良さそうに丁寧に畳んでカゴに入れます。
「……あ、柴木クンも何か買ってみる?」
そう言えば、ナチュラルにいくつかの服を持ってきました。
可愛い感じの和服やら、ブラウスとシャツの合いの子のような薄手でしっかりした衣類とか、
普通の浴衣やら、和ロリやら、その辺りです。
■柴木 香 > 「わふー……」
ありがとう、と言われれば尻尾ぱたぱた。
ちょっとうれしそうでした。
と――
「うん?僕も買うです?」
その発想はなかった様子で、聞かれればきょとんと。
「えっと――?わふー……着れそうなの、あります?
――わー。これとかふりふりしてる……」
とりあえず、エニィさんの選んでくれた奴を見てみたり。
買う発想はなかったけれど、着るのにはなんか抵抗がなくなってるよ、色々と危ないよ。
■水月エニィ > エニィ自身も舞い上がっているのか、
特に倫理で抑制することもなくナチュラルに渡していました。
「多分サイズは大丈夫だと思うけれど……
……と、柴木クンはやっぱり男物の方が良い?
ついつい失念しちゃってたけれど……。」
とは言え、一旦我に返ります。
こてんと小首を傾げ、そのまま尋ね直すでしょう。
■柴木 香 > 「ん、大丈夫ならー……?」
浴衣とか華やかな柄だし、うーん、うーん?
見よう見まねで和ロリを合わせてみたり。
元々中華ロリ着て違和感がないのだから、和ロリもそんなに違和感がない。
「わふ?
ん、えらんでくれたのでだいじょーぶです。」
ちょっと悩んだけれど、大丈夫とこくこく頷く。
浴衣とか着物は尻尾が邪魔になるので、選んだのは和ロリだったけれど。
■水月エニィ > 「そう。……じゃ、厚意に甘えちゃおうかしら。」
倫理的にまずい気もするが、
折角だから厚意に甘える事にする。
お人よし――に隣接するような 誰かに何かをしたい みたいなものもあるのかもしれない。
「とりあえず……今持ってきたの、置いておくわね。試着してみる?」
和ロリと浴衣――浴衣は和服に寄せてはあるが、比較的薄手だ。
軽い和食屋の店員さん、みたいな色は見えるかもしれない。
薄手のブラウスのような衣類は、普段使い向けのカジュアルなものかもしれません。
どことなく先のエニィちゃんのと似てますね。
■柴木 香 > 「わふー。気にしないでいーのです?
あ、でも試着はやめておくのです。うん。」
とりあえずは和ロリを畳ながら。
喜んでくれるならいいかなぁ、くらいのほわほわした思考でした。
試着は――うん、してみたいけど買ってから。
「――こっちも似合いそうです?」
そういえばもう一つ。
ブラウスのような……おそろい?も合わせてみたり。
■水月エニィ > 「そう。」
苦笑してみせる。
薄手や特価品も多いが、それでもお洋服らしい値段である事には違いない。
和ロリとブラウス?以外は戻しました。
「ん、そうね。違和感もないし、似合うと思うわ。
流石に今のと比べると大分おとなしいけれど――。」
中華ロリと比べればそうなる。
とは言え頭の中で妄想を立てて考えて、そのように評価を下した。
■柴木 香 > 「ですです。
じゃあ、これも買うのです。」
何度もこくこくと頷きながら。
尻尾ぱたぱた、和ロリと一緒にブラウスも畳んで抱える。
違和感がないというのにもうちょっと危機感を持ってもいいはずだが。
似合うと言われればちょっとうれしく思ったりもするのです。
「――大人しいというか、これが派手な気がするですし。」
今着ている服をもう一度くるくると見てみれば。
流石にフリルたくさんな服装、っていうのは外ではあんまり見ないのです。
■水月エニィ > 「ふふ。」
――このように楽しく買い物をする と言うことは以前ならば考えられなかった。
こんなに幸せでいいのか、とむずかゆさを覚える所もある。
そんな不安が過ったものの、柴木の声で我に返れば気を取り直す。
「んー……そうかしら?」
こてん、と、不思議そうにフリル沢山の衣装に手を伸ばし、
確かめるようにスカート部分の裾をちょっとつまんでみました。
意識はしていません。他意の無い行動です。
……つまみあげられることで服が張り、フリルが強調されるかもしれません。
■柴木 香 > 「――?」
笑顔と――その裏で少し見えた、不安に首を傾げたが。
見えたのは一瞬だけで、あとはいつもの調子。
つい、と伸びた指を追いかけて――
「わふ、その、めくっちや駄目です――!?」
顔を赤らめ、慌てた様子でスカートをおわえた。
慌てた拍子に尻尾がぱたぱたとせわしなく動くせいで余計に捲れ上がりそうになっている――
■水月エニィ > 「あ……っとと、つい。
ごめんなさいね。柴木クン。」
苦笑気味に笑みを浮かべて誤魔化し――尻尾の辺りを見る。
せわしなく動かしている尻尾は少々危なかっしい――正確には後ろに回ったら色々見えそうだ。
多分男物なのだろうけれど――言及するべきか否か、切り出し方どうするか、悩んでしまう。
故に、視線は強く尻尾に注がれている。
■柴木 香 > 「むー、めくっちゃめー、ですっ」
尻尾ぱたぱた。
とりあえず捲られるのは嫌であるらしい。
とはいえ、それ以上何か言うでもなく――
「ん、とりあえずお会計です――?」
そのまま会計カウンターどこだろう、とくるくる。
尻尾が揺れる上にくるくる回って、少し下から見れば間違いなく見えそうです。
■水月エニィ > めくっちゃめー。
仕草と言葉遣いに本当は女の子だったのかしら、
なんて感想はは呑み込みつつ。
「ええ、そうしましょうか。
――会計はこっちみたいね。」
そのまま先導するように進むでしょう。
流石に狙って見ようとすることはないらしく、何事もなければつつがなく会計も済ませるでしょうか。
「ところで柴木クン、一応お弁当も作ってみたんだけど――
おやつの前に、何処かで食べる?」
もともと持っていたカバンを掲げてみせます。中に御弁当があるのでしょう。
おやつの食べ歩きを鑑みて、量は程ほどですが、それは別のお話し。
■柴木 香 > 「?――あ、そっちです?」
ぱたぱたと後ろを、服を抱えて追いかける。
最初にあった違和感も遠慮ももう何処へ行ったのやら。
買った服の会計を済ませつつ――
「わふ?お弁当!」
きゅぴーん。耳が立ちました。
尻尾がばたばたたと、もう今日一番の振りっぷり。
■水月エニィ >
「もう。お弁当は逃げないわ。
……それに、そんなにはしゃいじゃうと見えちゃし、見られちゃうわよ。
はしゃぎっぷりにつられたような笑みを浮かべつも、
流石にあの揺れっぷりは大変な事になってそうだ――と、苦笑と共に指摘しました。
■柴木 香 > 「わふ。」
ぴた。
止まりました。そわそわ。
「う、だって、楽しみですし。
お弁当なら仕方ないのです。です。」
ちょっと控えめに尻尾がぱたぱたし始めました。
色気より食い気、なあたりまだまだお子様だったりします。
「――お弁当食べるならちょっと、移動しないとです?」
流石にこの辺りで落ち着いてお弁当広げる場所はなさそう。
■水月エニィ >
「ふふ。ありがと。そこまで喜んでもらえるのは冥利に尽きるわ。
――少し行った所に公園がある筈だから、そこで食べましょうか。
今日は天気も良いもの。」
笑いかけた後、手を取って先導しようとします。
――出会った頃に比べれば、随分と丸くなったような。そうでないような。
■柴木 香 > 「とーぜんです。」
こくこく。すごく楽しみにしていたのだから、当然です。
「じゃあ、そこでお弁当です。わっふーv」
手を握られていなければくるくる回ってそうな様子で。
連れだって、店を出ていく。どっちがエスコートしてるのかわかったもんじゃありませんでした。
■水月エニィ > 「もう――」
雪でも振ったのかしら。
微笑ましげにくるくるまわる柴木の手を引きながら、公園へと歩みを進める事でしょう――。
ご案内:「商店街の一角」から水月エニィさんが去りました。
ご案内:「商店街の一角」から柴木 香さんが去りました。