2016/06/27 のログ
ご案内:「青垣山近くの病院 個室」に伊都波 悠薇さんが現れました。
■伊都波 悠薇 > あと、退院までもう少し。
しかし、また学校から遠ざかってしまって。
メールも少しするけれど、やはり友達と会えないのは不安でもあり寂しい。
また、気後れするものもある。
そんな嫌な妄想を振り払いながら、ちょっと隠れて運動。
かるく、腹筋。
ふるっと、胸が揺れる
(……やっぱちょっと、大きくなった?)
むぅっとしながら、看護師にばれないように。
ぎしぎしっと、ベッドが音を立てて――
ご案内:「青垣山近くの病院 個室」に”マネキン”さんが現れました。
■”マネキン” > 運動をするのは、生活上の癖かい?
【静かに開けられた扉に白衣姿の青年がいる。目元にはサングラスをかけていた。
声をかけて、個室の中へと入る。扉は自重でゆっくりと閉じた。】
伊都波 悠薇…さん、であっていたかな。
私は研究区のほうから来た。
【両手をゆっくりと広げる。武器のようなものは持っていない。】
■伊都波 悠薇 >
「―――――……」
さて、予想できたろうか。
見ず知らずの人が、個室に入ってくる。
今日の検診は終わったし、先生が来ないことは確認済み。
家族なら別に来てもいいし、友人なら牽制はしてある――
見られた、馬パジャマ。
しかも、fancy&fancyの、超レアもの。
とび切きりの、お気に入り。
だけど、あまりにかわいすぎるので、たぶん似合ってないと自負するゆえに。
見られるのは――
「~~~~~~っ」
何事よりも恥ずかしい。
ベッドにもぐりこんで、顔だけひょこっと。
まるでウサギのような速さだった。
「なななななななな、なんで―――けけけけ、けんけんきゅう、きゅうくから……?」
■”マネキン” > 【グラスの中央を指で押さえる。顔を少し伏せた。】
…吃驚させたかな。
まだやっと退院できる程度だろう、無茶はしないほうがいい。
私は君の姉とも知り合いでね。
妹が原因不明の病に悩んでいると聞いて、ちょっとした用事で来てみたんだ。
そういえば、伊都波凛霞は今頃どうしているのかな。
【革靴の足音が響く。ゆっくりと彼女へ近づく。】
■伊都波 悠薇 >
「――?」
なにやら不思議の人だと思った。
なにか、似たような前にもあった気がする。
そう、烏丸との出会いに似ていた。
「原因不明の病? 私が、ですか?」
不安が表に出れば、すぅっとほてりはどこかに消えていく。
とても、嫌な感じがした。
「姉は、今学校だと思いますよ?」
多分終わったらよってくれると思うのだが――
「姉に用事、ですか?」
■”マネキン” > (警戒されたか?不快な思考をされているようだ。)
【足を止める。
胸元の身分証を指で摘み、見えるようにした。】
私は西架という。財団所属の研究員をしていてね。
(これも軽く調べられても問題はない身分だ。かつて確かに存在したのだから。)
おや、ちがったかい?患者の取り違えはまずい、確認しよう。
君は確かに伊都波悠薇であっているよね。原因不明の頭痛と鼻血があるという。
今回の入院理由は違うようだが、命に別状がなくとも病は病だ。
いや、姉に用事と言うわけではないんだが。
そうだったら彼女の元に直接向かうよ。共通の話題で世間話というやつだ。
確かに今の時間は学校だけど、そういうことじゃなくてね…。
【フードを被ったままの後頭部に手を載せた。肩を少し落とす。】
■伊都波 悠薇 >
財団所属の研究員。
それだけで圧倒される。
「財団――姉が、なにかしたんでしょうか?」
そんな”雲の上のような存在”を示唆されても
正直、ピンとこない。それと、姉がコネクト、していることも。
もしかしたら、姉が知らないところで大活躍! ひょーしょーじょーって、感じになってるのかもしれないが。
『そんなお偉いさんが、なんのようだ? まどろっこしいのはなしにしようぜ、にっしー』
携帯ストラップが、声を上げて――
「はい、私は伊都波悠薇、ですけれど――」
続いた質問に、答えて。
――あまりに突拍子がなさ過ぎて、ついていけそうになかった。
「――えっと……」
コミュ障、爆発の瞬間である。
空 気 が 読 め な い