2016/07/03 のログ
レイチェル > 「妖精の湖ってだけあって、結構神秘的な所だな……門があるからか、まぁ
 他にも理由があるのかしらねーが、この場に漂ってる『力』を感じるぜ。
 何かこうピリピリするっつーか――」
そんなことを言いながら、馬を乗りこなして森を抜けた先にある湖を
見やる。

「――成程、後ろか!」
派手な登場をかました飛竜に乗った黒騎士。
木々がなぎ倒され、バキバキと凄まじい音が辺りに鳴り響けば、
その音にびっくりした馬は驚き、足を止めてしまう。

「……任された。楽しそうじゃねぇか!」
ふぅ、と一つ深く息を吸い、大きく吐く。
思考は残し、心は殺す。
レイチェルの色濃い気配が、すぅ、と消えていく。
前を見据えて、魔剣を構える。その手に、力を込める。

ふと、綾瀬の様子をちらりと窺う。
やってみます、というその言葉は震えているようであった。

「……良い構えじゃねぇか」
少しばかり心配になるレイチェルであったが、その構えを見れば、
ふっと微笑み目を閉じた。

レイチェルも、魔剣を下、後方へ振り。
疾駆。地を蹴る。跳躍。黒騎士へと斬りかかる――!

五代 基一郎 > 綾瀬音音は落ち着いていた。
それはどこか自分を当事者ではない外へ置いている……というわけではない。
未だ慣れる、順応するという言葉で簡略化出来ているが……
おそらく綾瀬音音は非常に現実的に対処できる人間なのだと推察できる。
何に対して、とするならば……生きることに対して現実的に向き合うことができる。
綾瀬音音がどう思っているかは知らないが、この先に常世島に帰れなくても……という可能性があるにしろ
落ち着き払っているのはそうであっても生きるために、であろう。
だからこそ手を差出し黄昏時へとしたときにこちらへ来たし……その順応性というよりも
生きるという根源的なものが一致したこともありここでも……そう、普通の通りではない
異質な世界であっても平素に近い所にいる。
この、戦わなければ奪われるという単純な世界で……

精神性は、とても我々に近い場所にいる。
それが原始や根源に近いところにあるがためか恐ろしいほどに……否定する材料がないほどに。

だから、あとはたった一つの転機。
それが場所としてこうなることを予想できなかったのかはさておいて……
こうしてその機会は訪れた。
非日常できな……一番単純で、原始的な、根源にも近いそれは暴力。
力を行使すること。
それはここに、今綾瀬音音の目の前にあり隣にもある。
それらの先にある人間二人と共に。


レイチェルの順応性というより成長は五代が思っているより速かった。
気配を殺す、存在を消す術を教えてから少しで既に思考を残し、心を殺すようできるようになっている。
つまり、その希薄になった気配のまま動けるということ。
闇の中に住む、闇の権化の配下である黒騎士と飛竜はレイチェルを見失いつつある。
闇の中にありその暴力を隠そうともしない黒騎士らは、レイチェルから見れば闇の中でも
存在が光のようにはっきり見えるかもしれない。
その戸惑いも。もちろんその姿を見れば目で我々を見ていることではないことなどわかる。
目があるかもわからないその姿であるからして。
突如消えゆくレイチェルの気配に戸惑いつつ、体を動かして警戒はしているが……
レイチェルから見れば、もう自らの掌中にあるも同然だろうか。


一方綾瀬の方へ、とであれば骸骨兵がカラカラと音を立てながら走りよってくる。
動きは熟練の兵士に比べられば、統率は取れているが意思なきものの動き。
五代が小ぶりに長槍を突きだすと一騎の首が跳ねられて髑髏が飛んだ。

「綾瀬、異能を使ったその刀ならこいつらでもバターのように切れるはずだ。
 叩くような、ではなく撫でて切るように落ち着いて振ればいい。
 行使することを怖れなくていい。負ける要素なんてないんだからさ。」

綾瀬音音 > (良い構えじゃねぇか。

その言葉が聞こえれば、幾らかの緊張は抜ける。
頷く余裕すらないが、その声は、幾分心を軽くしてくれた。

それ以降はレイチェルを気にかけている余裕は、ない。
自分なんかよりもずっと腕の立つ彼女だ、気にかける必要はないだろう。
それよりも。
今は。

前を、

向いて、)

(思ったい以上に、思考はクリアだ。
緊張。
恐怖。
――僅かな高揚感。

それらを引っくるめて表す感情は知らないし、知る意味もないのだろう。
ただ、解っているのは――このままでは踏みにじられるということ。
力なくば、踏みにじられるしかない。
だが、自分には“力”がある。



ならば。
力で、捩じ伏せるしかない。

――生きるために)

(それでも幾らかの躊躇いが残った自身に近づいてくる骸骨兵、その一騎の首が飛んだ。
視線は五代を見なかったが、声は聞こえた。

落ち着けばいいと。
撫でるように、バターを切るように。
――怖れるな、と。

そうだ。
怖れる必要はない。
先を歩く二人がいる。
自分はそこを目指して踏み込めばいい。
到達は出来なくても、後を追うことならば。


それくらいなら、きっと、出来る――!!)


――――――ッ!!

(一歩大き踏み込んで、一番近くにいた骸骨兵を薙ぐ。
呼気を吐き出し無駄な緊張を逃がすように、熟練されたものではない、言ってしまえば非常に雑な動き。
それでも。


威圧するかのように。
瞳はまっすぐに顎骨兵たちを見据え。

触れれば、焼き落とす。
否、触れなくとも――。
虚勢と本気を混ぜ込んだそんな気配を滲ませる。
異能の出力はコントロールギリギリのラインだ。
余り長い行使は、出来ない)

レイチェル > 心を殺す。何も感じないままに。
金の髪とクロークを風に靡かせながら、レイチェルは駆けた。

相手は完全にこちらを見失っている。
何処から現れるかわからない脅威に対して抱いている彼らの動揺が、
手に取るように分かる。こうなってしまえば彼らは、まな板の鯉に過ぎない。
全力で以て、一瞬の内に彼らを斬り捨てるまでだ。


跳躍。
勢いよく、剣を振り上げる。
袈裟斬りの形で、まずは飛竜を。
続く逆袈裟の斬りで黒騎士を、魔剣を思い切り叩きつける形で
斬りつけた。

着地。
砂が、石が、レイチェルの滑る軌跡を追うように四方八方へ飛び散る。
着地をしながら。
既にレイチェルの意識は、綾瀬達の方へ向けられていた――。

五代 基一郎 > 溶断。

その言葉以外見つからないだろうか。
綾瀬音音の、異能と共に用いた斬撃……まだ、それこそレイチェルと比べるまでもないものだが
異界の骸骨兵を溶断するには十分であり、武装ごと撫で切られた骸骨兵は
そのまま溶断された切り口から燃えて灰になっていく。

その近くで、綾瀬の放つ熱を感じながら五代はまた一体。
剣を弾く様に長槍をしならせ叩き落としてから、骸骨兵の背骨を砕く。
やはりと言うしかない。精神がこちらであるのも幸いといっていいのもだが非常に向いている。
戦闘能力と言うのもだが……かなり、高い部類に昇華できるレベルであり
何より初めてではあるが、もう既にこの場で十分戦力になっている。
冷静に考えれば、恐ろしい才でもあるのだろうが……

その、そう。
綾瀬が正しくその異能の力がより戦闘的に発揮されて実態として現れている同じ空間で

レイチェル・ラムレイは飛竜と黒騎士とをそこらの有象無象と同じく
一撃ずつ……一瞬のうちに切り伏せる。
それこそ、レイチェルがそれらの流れの後に着地した先で……砂が舞い上がるのと同時に
黒騎士は黒い霧になって霧散し、飛竜は悲鳴を上げながら息絶える中でのである。

綾瀬からすれば、それこそ意識の外のことであり何が起きたかわからないほどのところで
事は終わり……そも全力で意識を骸骨兵に向けているのだから感知できないところだろうが。

骸骨兵が率いる頭を失い、唐突を失う姿から異変と気づくかはさておいて。
五代はまたもう一体の骸骨兵を長槍で袈裟に斬りつつ破壊し
レイチェルがあれらを撃破したことを理解する。

「思っていたより速かったな……後少しなんだ。
 こっちの残りも頼むぞレイチェル。」

それこそレイチェルにとってはもう統率を失っている骸骨兵など
物の数でもないし、どうにでもできるのだが。
それはそれであり、綾瀬には手を止めないように指示する。
まだ残っているのもは残っているのだ。
ただこれらを排除するのにそう時間などかからないだろう。

綾瀬音音 > (――――――ゾクリと。
思った以上に手応えが軽く、それこそ熱したナイフでバターを切るかのような手応えで、骸骨兵を溶断する。
鳥肌が立つ感覚がある。
異能の代償と違う所で身体が冷えていく。

それでも、歯を鳴らしたのはただの一度。
前を向く。
前を、ひたすら前を。
力でねじ伏せようとされる側から、捩じ伏せる側へ。
自身のしていることから目を背けぬように。

相変わらず身体の動きは雑で洗練とは程遠い。
隙だらけであったし、呼吸も乱れがちで、安定していると言えない状況下の異能の行使でいつもより体温の低下が激しい。
それでも。

逃げ出すという選択はしない。
五代とレイチェルの後を追うように、その背中を見据えるように、異能と刀を振るう。
切り伏せ、灰燼へと。
焼き伏せる。

意識はそちらへと向けられ、レイチェルがこの世界で黒騎士と恐れられた存在をねじ伏せたことに気づく余裕などなかったが、
目の前の骸骨兵達の動きが変わったことには気がついた。
五代に言われなくとも、手を止める気配は無い。
そもそも今はそこまでの余裕もない。
動きを止めれば――そのまま動けなくなることは自分が一番解っていた。
ならば、動くしか無い。
届かなければ踏み込み、多少なら切られても気にしはしない。

レイチェルがこちら、骸骨兵の掃討に加わるなら完全決着もすぐだろうか)

レイチェル > 「……了解だぜ」
血振りの形で魔剣を振るい、再び構える。
すぐさま骸骨兵へと弾け飛ぶ、一つの影が生まれる。
影は疾風の如く、残った骸骨兵の目前へと迫る。


豪速で振るわれた漆黒の剣が、骸骨兵の頭蓋を砕いたのは数瞬後のことであった。
続き、背後から迫る骸骨兵に、左足を軸に回転しながら足払いを仕掛け。
がらり、と倒れたその生きる死骸を両断するように、剣を振り下ろした。

「あの黒騎士相手は、まともにやり合ってたら手を焼いてたかも知れねぇが……
 この戦い方だったからこそ、こうも速く仕留められた」
五代との修行の成果は確実に出ていた。
これまでの戦い方であれば、黒騎士や飛竜、骸骨兵に気配を察知され、
それこそ混沌とした戦場になっていたことであろう。
しかしながら、此度は違った。
自らの色を消し、世界と同化する。
彼女の中でそのプロセスが、少しずつ自然なものとなっていっているのは、
確かなことであった。

五代 基一郎 > 実感。
綾瀬は異能を使い戦う実感を今身を以って感じ、それがどうであるかを経験し
レイチェルは先に教えた気配と存在のコントロール法を今回如何なく発揮し
程度の差はさておいて、ここで確かなものを得ていただろう。


故に、そうしてすぐ。
レイチェルの介入があれば骸骨兵は文字通り蹴散らされてここで蠢くものなどおらず
生きるものはここにいる三名となっていた。

静かになればひと息。また霊的な気配が濃厚となる湖……
妖精の湖と呼ばれる門がある場所、であることが確かにわかる。

「なんとかなったな……」

魔術師が言っていたことを思い出し、馬から落とした荷物の中から杖を拾い上げ
手近なところの地面に差し込めば、すぐさま体で感じるほどに何かの衝撃が走り
この場所に結界を拡げて行った。
残りかすのようにまだ残っていた骸骨兵の骸などはじき出されるように霧散していった。

「……あとは、この世界の人達に任せて俺達はこの門。湖の中に飛び込んで帰れればというところだけど」

ようだが、ここにあまり長居も出来ない。
ひと息つきたいところだが……
また他の闇の軍勢が襲ってくるかもしれない。その場合、レイチェルがいればと思うが
綾瀬もだいぶ消耗するだろうし自分自身そもこれ以上は何かをとしたくはない。

「綾瀬は消耗しているし俺が抱えて行こう。まぁ、なんというか元の場所に帰れるよ。たぶん。」

そうしてまぁ、たぶん何事かいうだろう綾瀬を抱えてから……
刀の温度は、まぁ下げてもらっているだろうからであるのだろうが。
と……お先に、とレイチェルを促しつつ湖に飛び込んでいった。


湖に飛び込めば、水に浸かるという感じではなく
最初にこの世界に来たときのようなぐにゃりと音が出そうな歪みの中に体が浸されるも
どこかに流れていくような……水の流れに身を任せるような感覚が付きまとい

そして、気が付けば常世島の転移荒野であった。
場所は三日前ここに来た場所、五代の車が置いてあるところであり……
五代の三つの護衛のうちの一体、怪鳥のサマエルが待っていた。
鶏のような、でもそうでもないしわがれた鳴き声を上げて

■サマエル>「お早いお帰りお疲れ様諸君。こちらの世界時間で六時間程で済んで良かったな。」

綾瀬音音 > (―――静かになった。
その瞬間気が抜けたようにその場に座り込む。
体が冷えて冷たいが、どうにかこうにか刀への異能のベクトルを上昇から下降――元の温度へと刀を戻す。
それから綺麗なままの刀身を見てから、鞘へと戻した。

なんとかなったな、との言葉に頷くだけで答えると、その座り込んだままの姿勢で五代の行動を見てた。
清浄な空気、と言うのだろうか、そういったものが広がっていき、辺りを包み込んでいく。
それに漸く、本当に漸く大きく息を吐き出した)

まあ。そうですね……。
帰れますかね、帰りたいな……

って、言うか先輩!?
歩けますから!! 歩くくらいは出来ますから!!!
(座り込んでる挙句に低体温でふらっふらな癖に喚く声はそこそこ元気であるが、言葉で言うほど抵抗はなく抱えられて――と言うか身体で抵抗できるほどは元気ではない――そのまま湖へと五代へと抱えられて入り込む。
強烈な違和感と、川を流れていくような感覚――2回めだが慣れる感覚ではない――に身を包まれて、目を閉じた。

目を開ければ、知った空気の匂い。
見慣れた光景、とまでは行かなくとも察する。
ここは自分のいた世界だと)

――――あ、お疲れ様です……?
(自身は初対面である怪鳥にそんな挨拶をしつつ。
そしてろくじかん……と鸚鵡返しに呟いた。だが、自身には3日の時間である。
不思議な感じがした。
それからレイチェルの姿を探してくるりと辺りを見渡して)

レイチェル > 「……ったく、どうなることかと思ったぜ。
 帝国兵の奴ら、無事だといいがな」
ふと後ろを振り返りながら、ぽつりとそう口にするレイチェル。
ほんの短い間の交流であったが、それでも共に行動した者達だ。
少しくらい振り向いたって、罰は当たらないだろう。
魔剣切札《イレギュラー》をクロークの内に仕舞いこみ、
この世界と別れる為に、前を向く。


「さて、元の世界に戻れるといいな。もし行き着く先が知らない世界だとしても、
 せめてシャワーとバイクくらいは存在してる世界であることを願いたいぜ」
五代に抱えられる綾瀬を横目で見ながら、そんなことを口にしつつ飛び込んで。

流れ。
流れて。
世界を繋ぐ道の、その先へ。

何を間違えたか、レイチェルはどさり、と投げ捨てられるように
元いた場所へ転がり落ちる。
そうして。
「……あー、そのうざったい声。今だけは感謝するぜ。帰ってきたってことが
 よーく分かるからよ……」
サマエルの声を聞きながら、やれやれふぅ、と。
何だかんだで安堵の息を吐くレイチェルであった――。

五代 基一郎 > 綾瀬を抱えていたが、転移の影響か
出た先のここで離れたのか、今は抱えてはいないが。
実際どこに行くかわからなかったのもありこうする形となった。
レイチェルの場合離れ離れになってもどうにかできるだろうが、流石に綾瀬にそれを求めるのは厳しい。
勿論体力的な問題もなったのだろうが……

「三日が六時間か……」

■サマエル>「左様。まぁそれ以上いたようには思えるがこちらでは六時間だ。よかったな出席日数の心配は不要だぞ。」

こちらの世界での経過時間が少なければそれは助かる。
流石に三日開けていれば何かと言われてもおかしくない者であるから。
此方の世界でいえば完全に日没後なのでそれもまた、何かと言われればそうなのだが……

「色々話すことはまだあったけど、そうだな……うん
 次はこう、食事しながらにしよう。スイーツバイキングとかでも構わないから……」

そうして車のキーを押せば、ロックが解除されドアを開ける。
若干どころではなく疲労感があるが速めにここを出たかった……
というよりゆっくり寝たい。

「もうとりあえずになるけどさ。帰ろうか……送っていくよ」

それともうちに一度寄ってからにするか、とも聞きつつ。
とにかく休みたいと思いながらエンジンを掛けた。
だいぶ飛ばすだろうから、学生街の方向までなら本当にすぐにつくだろう……

綾瀬音音 > (出た先で抱えられていないことに安堵しつつ――また座り込んでいた事に気づいて何とか立ち上がって息を吐く。
元の世界に帰ってこれたと思うと、すこしばかり元気が出る。

怪鳥と五代のやり取りを聞きつつ、はー、と息を漏らした。
確かに出席日数の心配が要らないのはいいことだ。
でも、流石に明日は一日中清潔なベッドで惰眠を貪りたい気分だ)

うーん……どちらにしても今は思考が全然追いつきません。
そうしましょう、甘いもの……そうじゃなくても何か美味しいもの……
(譫言の様に呟くと、はー、ともう一度深く息を吐く。
送っていくよ、の声には素直にお願いします、と頭を下げて車へと乗り込もう。
女子寮でお願いします、とお願いしつつ。
息まで冷えるほど身体が冷えているから、熱い風呂にでも浸かりたい気分であった。
そして眠りたい。泥のように眠りたい。

そして乗り込んだ後、疲労感でウトウトしながらあの異界で掴んだものを――反芻していた)

レイチェル > 「やれやれ、疲れたのは確かだぜ……あー、ボディソープで身体洗いてぇ……」
車の中へ乗り込み、ふぅ、と一息。
ようやく帰ってきたのだと実感する。

「……オレも女子寮で」
車の中で、再び両の腕に後頭部を乗せて、軽く手を振ってそう口にする。
ふわぁ、と。大きな欠伸をすれば、少し大きい八重歯のような、牙がちらりと
口から覗く。

リラックスした姿勢で、レイチェルは窓の外を眺める。
そう。今日からまた、波乱と日常の、常世での生活が戻ってくるのだ――。

ご案内:「転移荒野その先」から五代 基一郎さんが去りました。
ご案内:「転移荒野その先」から綾瀬音音さんが去りました。
ご案内:「転移荒野その先」からレイチェルさんが去りました。